超昂大戦SS さらばエスカレイヤー! 胸の鼓動は不協和音?! 〜レジェンド戦士よ、また逢う日まで〜 作:環 藍河
【それじゃあ、行ってみよう! D2エナジー供給テスト、テイク2!】
「『はいっ、行きます!』」
改めて、ダイビート基地・トレーニングルーム。さやかのGOサインを受けて、エンジェリック・エスカレイヤー、エスカルビー・アステライズの二人が再実験に臨む。
シュウウウ…ッ…
(あっ…!)
(くうっ…ま、前より、凄いパワー…!)
沙由香とアカリは、共に守り抜いた閂市を眼下に望みながら、様々な思いの丈を語り尽くした。
この1年、格闘や戦闘の訓練は何度も交わし、師匠と弟子の関係のような絆は揺るぎないものとなっていた2人。しかし、先輩としての遠慮、後輩としての謙虚が、胸の内を言葉にするコミュニケーションを阻害していたのかもしれない。
今は。
素敵なお姉さんとして。
かわいい妹分として。
新たな関係性を築き上げ、お互いを再発見することができた。
胸の内を語り明かし、わだかまりや躊躇いを克服したルビーは、自信をもってエナジーをエスカレイヤーに託す。
(エスカレイヤーさん…、これが、あなたにもらった力…、いまの私の、全部です…!)
(ふう…うっ…!)
膨大なエナジーに驚き、一瞬、制御を失いかけるエスカレイヤー。
だが、深呼吸を一つ、嵐はさざ波のように収まる。
「ハイパー・ビートエンド…!」
「スターバースト…!」
「『エスカレーション!』」
じゃきいいん! ごおおおおっ!
ずばっ! どごおおおっっ!
ごとごとごとっ。がしゃがしゃっ。
エンジェリック・エスカレイヤーの究極奥義は、特殊合金のダミーを発泡スチロールのごとく切り裂き、輪切りの残骸へ変えた。その威力は過去最大。
そして、エスカレイヤーを支えるエナジーを供与して余りある、ルビーの絶大なエナジー。その全力で放つ新必殺技も、先輩に比肩する破壊力で超合金ダミーを穿ち抜いた。
【オッケーっ! 実験大成功、2人ともお疲れさまっ!】
(ふう…!)
「ありがとうございましたっ!」
ルビーがエスカレイヤーに一礼すると、エスカレイヤーは微笑み、パルシオンを収め、そのまま右手の拳を軽く突き出す。
(あっ…!)
こつん。
意図を察したルビーが、グータッチで返す。
「ふふっ、最高よ。」
「ときどき電話をくれると嬉しいな。もちろん、この力が必要になったときは、いつでも帰ってくるからね。」
「はい! でも、そうならないよう、自分たちでなるべく頑張ります!」
アカリが平和を維持すると、沙由香と再会できる日が遠ざかる…そんなジレンマに苦笑いしながら、2つそれぞれの世界で最強の超昂戦士たちは、未来のお互いの健闘を誓い合った。
お読みいただき、ありがとうございました。作者の環 藍河(たまき あいか)より御礼申し上げます。前作から3週間のブランクですが、その分推敲ができました。
普段の連載SSでは3日ごとに次の章を投稿するスタイルでしたが、今回は序章+本編4章+エピローグまで一挙掲載です。後から前の章を手直ししたくなって、さかのぼれなくて悔やむことも時々ありましたもので…。
エスカルビーにハートわしづかみにされて、ジェネリックSS書きに身を投じたこの作者。自分のいちばん書きたいエスカレイヤーとルビーの関係式を描いたSSなので、独りよがりで読者にドン引きされないことが特に心配です…よろしければご感想や評価で叱咤激励をいただければ。
心配の一つは、タイミングもめっちゃ悪いことでしょうか。
前作も、原作がランスコラボでユーザー激アツの時期に、イノリやライカの第2部コンビ主役SS投下。今回は逆に、イノリ活躍回の第2部6章で盛り上がる最中にルビー主役SS投下…。
あ、ユーザー登録50万人達成…素晴らしい! 環も今年5月登録の新人トキサダですが、2周年、3周年、5周年と続くよう楽しみにしています。
…課金? 環は「スキン1500円主体のライト課金ユーザーでもいいですか…?」と思っていた時代がありました。
現在、VIPランク7(累計70000円~)…なんでこうなった。
さて、次回作も準備中ですが、うちの名物企画「○○化計画」…ギャグ方面になりそうです。今しばしお待ちを。
またお読みいただけましたら幸いです。