アブソリュート・ソロ やりすぎて組めなかった男 作:人見知り
筆者が恋心どころか人の心の理解すら怪しいので、強引かもしれない。
今日は学校でなんかあるそうだ。警備に駆り出された。
正直、こんな事より訓練させて欲しいと思っていた。
そんな事を考えていたからか、襲撃を受けた。
お馴染みのパワードスーツ軍団とみやびだった。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「私、強くなったんだよ、迅くん。」
そうだな。
「見て、これが生まれ変わった私だよ」
違う。
「見てくれた?迅くん。私こんなに強くなったんだよ」
………。
「みやびに何をした?」
「与えただけですよ。天を穿つ神殺しの力をね」
力を与えただけだと? ふざけるな
「あの男に脅されているのだろう?だが案ずるな、我々が君を守る。」
あれは、脅されている人間の言動じゃない。
「守る…?」
やはり。
「避けろ!巴!」
「なんで守るなんて言えちゃうの?巴ちゃんはこんなに弱いのに。
あのお爺さんが力をくれたの。弱い私がこんなに強くなっちゃった。」
お爺さん? ソイツのせいか。
「自分を袖にした男のために力を求める少女…けなげとは思いませんか?
あれは愉快でした。まるで青春映画のワンシーンを見ているよう」
「ふざけるな」
【インフェルノウイング!♪〜】
【バーニングラッシュ!】
「驚きました。が、手品に付き合う程暇ではありませんので。
君の相手は彼女がしてくれますよ」
「くすっ、やっとだね。やっと迅くんに、見せてあげられる。いっぱいいっぱい”力”を見せて、
強くなったことを信じて貰えたら――これからは、わたしが迅くんを護ってあげるんだから」
クソ!
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(こんな時に向き合えずして何がデュオか!)
「見て、見て、見て! 私の力!」
力は強いが、油断しなければ凌げる。けど、どうすれば……
「努力し、困難を乗り越え、その果てに得る物。それが本当の強さだ!
それに気づいたからキミも頑張ってきたのだろう!?」
「何がデュオよ…」
「私はそんな立派な理由で頑張ったんじゃない。迅くんに…好きな人に見てもらいたかっただけ。ただ、それだけなの…」
俺のせいなのか。
「私は何もわかっていなかった…それでもみやび、君のその力は間違っている!」
「一つ聞かせて欲しい。キミは自分の想いを…迅に告げたのか?」
「言ったよ。でもフラれちゃった。私が弱いから。」
「それは違う!俺に覚悟がなかったからだ!君と共に歩む自信がなかったからだ!」
「ならばみやび、やはり君にその力は必要ないな」
「「何故なら君はもう十分に強い!」」
「私は初恋とてしたこともない。だがこんな私でも想いを告げることがどれほど困難であるかはわかるつもりだ!
君を支えていたつもりだった自分が恥ずかしい。
だからこそ誤った力に溺れるみやびを見ていられない!」
「うるさいうるさい!」
「この力がないと私は迅くんの前に立てないの!」
「諦めるな!その強さを何度だってぶつけてみろ!」
「そんなの絶対無理だよ。
あんなに辛くて苦しい思いはもう嫌なの…」
「私がいる!君が辛いときは支えよう。苦しいときは隣を歩こう。
私と共に強くなろう。今度こそ本当のデュオとして。」
「俺ももう絶対に逃げない!」
武器は俺が抑える!
「先に謝っておくよみやび。君の目を覚まさせるのにこのような方法しか思いつかぬ。」
「歯を食いしばれ!!」
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「大丈夫か?みやび。」
「すごく…痛かったよ…
ごめんね…巴ちゃん…迅くん…」
「気にするな。それがデュオだろう。」
「デュオじゃないけど、気にしないで。」
「ありがとう…」
《日暮》
よし。逃げるなよ、自分。
「みやびちゃん、あの時の返事だけど……」
「うん」
「俺は、みやびちゃんの事が【ドン!】爆発?!」
こんな時に!
「ごめん、みやびちゃん。続きは落ち着いてからで。
巴ちゃん、みやびちゃんをお願い!」
「迅!そんな状態で何をするつもりなんだ!」
「やっぱり、邪魔はされたくないからね。
大丈夫。俺だって覚悟を決めたんだ。
それに一発御礼をしとかないとね。」
「迅君…気をつけてね」
「ああ。いってきます!」
【インフェルノウイング!】
【バーンライズ!】
【Kamen Rider…Kamen Rider…】
「変身」
【スラッシュライズ!バーニングファルコン!】
【"The strongest wings bearing the fire of hell." 】
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さて、状況は……
ユリエちゃんが暴走中かな?
「ユリエの牙を絶て!絶刃圏!」
それをトール君が止めようとしている、と。
あそこの瓦礫が動いた?要救助者か?
いや、あの姿は……
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《K side》
おのれ!
「やっぱりお前か。」
なんだ、この赤いの。
「誰だ?」
「ふーん、分からないか。これには見覚えがあるだろ?」
奴は腰に付いてた短刀を見せた。
「へぇ。そうでしたか。今度はあなたがこちらに来たわけですね。」
「?」
あの老人め。こんな隠し玉を持っていたのか。
「ん? ああ、そういうことか。
これは、俺のブレイズの本来の機能さ。」
鎧のブレイズだと!
「敵なら死になさ【バシン!】ぐぁっ」
殴られた!速い!
「遅いねぇ。まあ丁度良いや。少し遊んであげるよ」
舐めたことを!
「調子に乗るな!」
《side out》
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「…透流…私は」
「必ず守るって言っただろ」
終わったかな?
コイツは叩き落としてっと。
【ドッシン!】「ぐはっ!」
「お取り込みは終わった?」
「誰だ!」
疑われてるな。
「迅だよ。迅。ほら、俺のブレイズ」
「本当だ。その姿は?」
「そんな事より。アイツとの因縁を断ち切るのが先じゃない?」
「アイツ? あぁ。そうだな。」
「私も…痛っ」
「ユリエ!」
「透流、私の魂をあなたと共に」
止めはトールに任せて、ユリエちゃんの護衛でもしてるか。
「すみません、理事長。今お話ししてもよろしいでしょうか。」
「あら、なんですの?」
「穂高みやびに妙な真似をしたご老人の行方をご存じでしょうか?」
「ええ。彼の御仁なら亡くなりましたわ。」
「そうでしたか。
教えて下さりありがとうございます。
失礼します。」
《後日》
「みやびちゃん、あの時の返事だけど……」
「うん」
「俺は正直、誰かを好きになるというのが、よくわからない。
けど、今回の件で"失いたくない"と思った。
多分これが好きって事なんだと思う。
俺は、みやびちゃんの事が好きだ!」
「迅君!」
「巴ちゃんの事も好きだ!」
「迅君……?」
「迅!な、何を言ってるんだ!」
「これが俺の本心だ!
2人への想いに優劣をつけられない!
2人共、俺と付き合ってください!」
「「迅(くん)の……馬鹿ー!!」」【ドッカン!】
「ぐへっ」
やっぱりぶん殴られるよな…
《その翌日》
我ながら、やらかしたよな〜。
あれじゃあ、振られる+嫌われる+軽蔑される、だよなぁ。
もう、2人とは話せないよなぁ。
涙出てきた。
「迅君、おはよう♪」
「迅、おはよう」
「お、おはよぅ」
「どうした?そんなペースだと間に合わないぞ?」
「いや、その……」
「引っ張ってあげるから、頑張ろう♪」
「えっみやびサン その」腕に抱きつかれると柔らかいものがあ
「ふむ、では反対側は私が」
「巴サン!」あなたもですか!
「「迅(君)、絶対離さないからな(ね)!」」
「はぃ」
この後に、いつも通り蛇足をつける予定。