ジョジョの奇妙な冒険 輝く刃は砕けない   作:deltaanya

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どうも皆さんこんばんは。deltaanya です。まず謝罪しなければならないことがあります。前回、『次回から戦闘始まるかも』的なことを言ったと、思うのですが…案外書くこと多くて戦闘入りませんでした申し訳ありません!完全に見通しが甘かったですね…。さて、今回は私の好きなキャラが出てきます。彼のスタンド、めっちゃ特殊で強力なスタンドだと思うのです。あと人間的にも好きだったりします。
今回もだいぶ独自解釈が多めです。苦手な方はご注意下さい。それでは今回もお楽しみに。
最後にアンケートっぽいものを取ろうと思ってます。


第4話 会合

〜杜王グランドホテル324号室〜

 

ジョセフ「コォォォォォ…」

 

 

現在時刻は朝の8時、ジョセフ・ジョースターはさっそく波紋法の修行を始めていた。

まずコップを水でいっぱいにし、指を突っ込んでそのまま空中でひっくり返した。すると!本来重力に従って溢れてしまうはずの水が!全く溢れずに、さらには支える手を退けて、突っ込んだ指だけで支えても、コップごと水が宙に浮いているのだッ!これが波紋エネルギーの能力の一端である!

 

 

ジョセフ「ふう…流石にわしもまだまだ行けるのォ。(じゃがこれは波紋の強さというよりは波紋のコントロール…!強さは別問題か…)よォーし!次は息を五分吸って五分吐くやつをやってみるかのォ…」

 

 

心なしか、ジョセフが少し若く見えた。

 

 

──────────────────

 

〜ぶどうヶ丘高校〜

 

 

億泰「なァ仗助、康一?」

 

仗助「なんだよ億泰、忘れモンでもしたか?」

 

億泰「そうじゃあなくてよォ?俺の『ザ・ハンド』であのカーズとかいうやつを削っちまえばよォ、今回の事件って解決するんじゃあねえのか?多分読者も気になってるぜ」

 

仗助「は?ドクシャ?何言ってんだオメェ」

 

康一「仗助君それはおいといて…億泰君が話ちゃんと聞いてなかったみたいだしおさらいしようよ」

 

億泰「わ、悪かったなァちゃんと聞いてなくてよ!」

 

仗助「ハァ…昨日ジジイと承太郎さんが言ってたろ?─────」

 

 

〜昨日〜

 

 

ジョセフ「オソマツ君、キミのスタンドは空間を削る能力があるんだったのォ?」

 

億泰「オソマツじゃなくて億泰っスよ!確かに俺のスタンドは空間を削り取る能力っスよ」

 

康一「あ!じゃ、じゃあ今のうちにこいつを削り尽くしてしまえば!」

 

億泰「そりゃあいいぜ康一!」

 

承太郎「…ダメだ」

 

仗助「な、なんでっスか承太郎さん。めっちゃいいアイデアだと思うんすけど」

 

ジョセフ「柱の男は1㎝四方の肉片にでもしない限り太陽のエネルギー以外で殺す事はできん。確かに削りとればかなり有利になるじゃろうが、今1番最悪なのはカーズが目覚める事じゃ」

 

承太郎「ジジイの話から、カーズという奴は俺たちとは次元の違う相手のようだ。まだ明確な対抗手段を持って無い以上、奴が目覚めることだけはなんとしても避けねばならん。それにお前のザ・ハンドで削れる面積はたかが右手分だけだぜ…とても足りるとは思えん」

 

仗助「できれば目覚めさせずになんとかしたいって事っスか…」

 

露伴「つまり億泰、お前の案はもうどうしようもなくなった時の最終手段だ。それに削りきれなかった時、1番危ないのはお前だ」

 

億泰「うえええ!?俺っスか!?」

 

ジョセフ「奴は賢い、というか天才じゃからの。オソマツ君は1番危険と判断され、即、斬!じゃろうな」

 

億泰「ひっ、ひえええ…」

 

 

〜現在に戻るッ!〜

 

 

仗助「───────ってェ話をしていたじゃあねぇかよォ」

 

億泰「そ、そうだったァ〜…」

 

康一「確かにそれだけの量を一瞬で、右手だけの面積で削りきるってのは…厳しいよねェ…」

 

億泰「ザ・ハンドは削るんは得意だけど、消し飛ばすんは得意ってわけじゃあねェからなァ…」

 

仗億康「うーーーん…」

 

 

3人は唸る。三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったものだが、今回ばかりは3人だけではどうにもならないようだ。

 

 

仗助「まあしょうがねえ!下校までに各々何か考えとくか!」

 

億泰「おうよ!」

 

康一「それはいいけど2人とも、授業はちゃんと聞かないといけないよ…?」

 

 

──────────────────

 

 

〜SPW財団専用輸送機〜

 

 

太平洋上空にて、SPW財団特別科学戦闘隊は長官のフリッツと共に本部直属の戦力の約半分、総数21名を乗せてS国際空港へと向かっていた。

 

 

フリッツ「ぃよーゥし!お前達!今更ながら作戦概要の復習だァ!少尉ッ!」

 

少尉「はっ!現在我々は日付変更線を超え日本のS国際空港へと向かっています!空港のSPW財団特別スペースへ付き次第装備点検、人員確認を迅速に済ませ陸路で杜王町へと向かいます!この時点で5人ずつ4班に分かれます」

 

少尉「杜王町についたら長官率いる第1班はMr.ジョースター、空条氏と合流。第2班はカーズ落下点で現地エージェントと合流、そのまま警備にあたります。第3、4班は杜王港で事前計画通りにサンタナ迎撃陣を形成、待機します。もしサンタナの陸路進行が確認された場合は1、3班が赴き、迎撃します。」

 

少尉「基本的に1班は遊撃、2班、3班、4班は指定位置の警備となります!」

 

一同「Sir,yes,sir!」

 

フリッツ「うむ、完璧じゃあないか少尉!しかし一つ訂正をする」

 

少尉「はっ?訂正…ですか?」

 

フリッツ「第1班は少尉、貴様が指揮を取れ。俺は独自行動をさせてもらう」

 

少尉「…え?ま、まさかその為に21名に…!?」

 

フリッツ「そうだ。期待しているぞォ?少尉」

 

少尉「ハァ…はっ!」

 

 

フリッツはいやらしい笑み(といっても期待の念がこもっているが)を少尉に向ける。おそらく少尉に同情しなかった者は、この輸送機にはいなかったであろう。少尉はフリッツの気ままさに常に振り回される苦労人であるが、少尉本人は少々慣れてきてしまったようだ。

 

 

フリッツ「ダァーハッハッハ!待っていろよジョジョ!そしてサンタナァ!」

 

 

──────────────────

 

 

〜???〜

 

サンタナ「(ふむ…流石にこの大きさでは窮屈さは感じざるを得ないな。しかし問題はどうやって上陸するか…調べたところ杜王町には杜王港という港があるようだ。そこから上陸するとしよう。このまま行けば時差的には…フフフ)」

 

 

──────────────────

 

〜杜王グランドホテル324号室〜

 

 

ジョセフ?「ふう…今は…5時、いや6時か。いやそれにしてもわしはやはり天才じゃのう!もう11年前、DIOとの決戦時並みかそれ以上の波紋を練れるようになったわい。これならサンタナなんぞはなんとかなりそうじゃのう!ギッシッシッシッシ!」

 

ジョセフ?「(そういえばもう仗助と『億泰』君が警護に就いてくれている時間かのォ。少し話でもするか)」

 

 

するとその男性は扉の側まで行って、中からノックした。

 

 

コンコン

 

 

門番エージェント「ん?どうかなさいましたかMr.ジョースター?」

 

ジョセフ?「そこに高校生が2人、警護に就いてくれておらんかね?中で話をしたいんじゃが」

 

門番エージェント「かしこまりました。東方様!虹村様!少しよろしいでしょうか!」

 

仗助「ン?」

 

億泰「なんだなんだァ?」

 

 

2人は部屋の扉前にいる門番エージェントから話を聞いた。

 

 

仗助「なるほど、分かったっス。ちょっくら会ってきます」

 

億泰「警護、たのんます!」

 

門番エージェント「もちろん、お任せください」

 

 

そして仗助は扉をノックした。

 

 

コンコン

 

 

仗助「仗助と億泰っス。入りますよっと」

 

ジョセフ?「おお、待っておったぞ」

 

仗億「え?なっ、何ィィィィィィィ!?」

 

ジョセフ?「な、なんじゃなんじゃ!一体どうしたというんじゃ!?」

 

仗助「だっ、誰だテメェ!ジジイをどこへやった!?」

 

ジョセフ?「何を言っとる!ここにおるじゃろうが!」

 

億泰「俺らのこと舐めてんのかァ!誰がそんな嘘に引っかかるかよォ!」

 

ジョセフ?「なんじゃとォ!?『億泰』君!舐めとるのはそっちじゃろう!いくら若気の至りとはいえ、そんな口の利き方をしよって!」

 

億泰「億泰じゃあなくて億泰っスよ!…あれ?」

 

承太郎「やかましィ!うっせぇぞ!」

 

ジョ仗億「ヒィッ!?」

 

 

承太郎が乱暴に扉を開け、放った怒号で3人は一旦落ち着きを取り戻した。

 

 

承太郎「ハァ…外まで聞こえてんだよ。何を騒いでやが…る…!?」

 

 

承太郎が目撃したのは確かにジョセフ・ジョースターその人であった。しかし承太郎は彼を見て驚愕した!仗助も億泰も知らないので無理はないだろう。その姿を。

 

 

承太郎「…ジジイ…テメェ、修行を始めてから鏡を見たか?見てねェなら見てみろ」

 

ジョセフ?「ンン?鏡じゃとォー?一体何が」

 

 

そうして彼は自分の姿が映った鏡を見た。そこに映っていたのは!なんと60代のジョセフ・ジョースターの姿だった!

 

 

ジョセフ「お、お、お、おおお」

 

ジョセフ「oh noooooooo!!こ、これは!貫禄がありつつ輝くこのハンサム顔は!ガッチリとした体格は!筋肉はァ!昔のわしィ!?大体15年前くらいのわしじゃあああああ!!!」

 

仗億「ええェェェェェェェェェェ!?」

 

承太郎「やれやれ…なるほどな。確かにジジイ、アンタは天才かもしれんぜ。波紋の力で保つどころか若返っちまったようだな。因みに仗助、この姿がテメェの母親が惚れた姿だぜ」

 

ジョセフ「承太郎ォ!言わんでもいいことを!」

 

仗助「グ、グレート。ジジイってマジでナイスガイって感じだったんだな」

 

億泰「俺のことオソマツって言わなかったのは若返ってボケボケじゃ無くなったからだったのかァ」

 

ジョセフ「なァーにィー?億泰君よ、聞き捨てなんらんなァ…誰がボケボケじゃとォー!?ちょうどいいわい!若返った力を試してやろう!」

 

承太郎「!?まずい、億泰!スタンドで正面をガードしろ!」

 

ジョセフ「隠者の紫(ハーミット・パープル)!」

 

 

ジョセフの右手から数本の紫色をした茨が数本伸びる。その茨は一点に集約し、億泰を、ガードしているザ・ハンドごと吹っ飛ばし、壁に叩きつけた!

 

 

ドゴォ!!

 

 

億泰「うげェェッ!?」

 

仗助「億泰!じ、ジジイのスタンド、俺たちの知ってるそれとは比べものにならないほどパワーとスピードが上がってるぜ!ザ・ハンドごと吹っ飛ばすとは!」

 

億泰「いっててェ…」

 

ジョセフ「ちとやり過ぎたかのォ…大丈夫かね億泰君よ」

 

億泰「うェッ!?」

 

 

億泰は自分の体が宙に浮く感覚を覚えた。自分で立とうとしたのではなく、何かに持ち上げられた感覚だった。一瞬浮いたかと思うとそのまま地面に直立している自分がいた。

 

 

億泰「?ン?ンンンン??何が起こったか全くわかんなかったぜェ…?」

 

仗助「俺は見てたからわかるぜ億泰。お前はジジイのスタンドに引っ張られて、というか抱えられて起こされたんだぜ」

 

仗助「しっかし、まさか人1人持ち上げるパワーまでもあるとはな…あれがジジイのスタンド、『隠者の紫』の本来の力か」

 

ジョセフ「ギッシッシ、ちょいと生意気な子供にお灸を据えてやるつもりが、少々やりすぎてしまったかのォ」

 

億泰「す、スイマセンっした…」

 

承太郎「ハァ…やれやれだ。それでジジイよ、何故俺たちを呼んだんだ。ただ効率よく修行ができた自慢をしたかったわけじゃあないんだろ?」

 

ジョセフ「おお!そうじゃったそうじゃった。実は改めて修行している間に気づいたことがあるのじゃ」

 

仗助「気づいたことォー?なんだよそれ」

 

ジョセフ「前提として波紋法にはの、その才能を強制的に引き出すことができる方法があるのじゃよ」

 

億泰「ほ、本当ッスか!?俺、使ってみたいっすよ!」

 

ジョセフ「そうか!ならやってみるぞ!…コォォォォォ」

 

 

ジョセフは波紋を練り始めた。彼の右手の小指がバチバチと火花のようなものを立てはじめたのが他の3人にも確認できた。

 

 

ジョセフ「ちょっと痛いかもしれんぞ億泰君!」

 

億泰「ばっちこォい!」

 

ジョセフ「波紋疾走(オーバードライブ)ッッッ!」

 

 

ドスゥッ!!

 

 

ジョセフの小指が億泰の腹を、音を立てて突き刺した!

 

 

億泰「ぐっ…ゴホッガハッ…痛ってぇ…」

 

承太郎「おいおいジジイ、やりすぎだぜ。血ィ吐いてんじゃあねぇか」

 

ジョセフ「こういうもんなのじゃよ…億泰君、わしは今波紋を帯びた小指で君の横隔膜を突いた。今からワシと同じように呼吸をするのじゃ。それでパリパリと火花のようなものが出たら成功じゃ!」

 

億泰「りょ、了解ッス…」

 

ジョセフ「行くぞ、コォォォォォ」

 

億泰「フゥ〜…コォォォォォ」

 

 

ジョセフの体からバチバチと火花が立つ。しかし…

 

 

仗助「な、なんも起きねぇぞ!億泰!おめェ呼吸が下手くそなんじゃあねェのか!?」

 

億泰「えぇ!?そ、そうなんすかァジョースターさん?」

 

ジョセフ「いいや、逆に初めてにしては非常に上手な方じゃよ。しかしこれではっきりしたのぉ」

 

承太郎「…?どういうことだ」

 

 

ジョセフは一拍を置いて告げる。その事実を。

 

 

ジョセフ「スタンド使いは…波紋法を会得することができん!!!」

 

仗億「なっ、なァにィィィィィィィ!?」

 

ジョセフ「正確に言えば、スタンドが使えるようになった後に波紋法の才能を引き出すことはできん、という方がいいかのォ。さっきのように横隔膜を付けば、才能あるものは使えるようになるのじゃが、今までスタンド使いに成功した試しがない。その確率0%!これはおそらくその全員に才能がなかった、などといった偶然ではないじゃろう」

 

ジョセフ「そしてその理由もなんとなく分かった(努力という言葉は嫌いじゃが、やはり素晴らしいものではあるのォ)。…時に承太郎、お前は独自に波紋法について調べていたようじゃな。もしかして波紋とスタンドの関係を知っているんじゃあないか?」

 

承太郎「フッ、相変わらず抜け目の無ェジジイだぜ…そうだ、俺は知っている。というかそれを伝える為にここに来たのだ。残念だがジジイはケータイを持って無いからな…」

 

仗助「ジジイ…今度一緒に買いに行こうぜ…」

 

ジョセフ「みんなにそこまで言われると、持っておいた方がいいのかもしれんのォ…」

 

億泰「で!で!波紋とスタンドの関係って何なんスか!」

 

承太郎「ウム…どうやら波紋法というのは『当初は太陽のエネルギーを生み出す目的で作られたものではなかった』ようなのだ。古代の人々の、その真の目的とは」

 

承太郎「『スタンド使いになるための方法』だったようだ」

 

仗助「す、スタンド使いになるゥー!?でもあれって『矢』で貫かれて生きてないと、後天的にはなれねェんでしたよね!?」

 

承太郎「ああ、その通りだ。おそらく古代の人々の中に先天的なスタンド使い達がいたのだろう。人々は彼らの異能を見て、身につけたいと考えた。しかし矢の事は知る由も無い。そこで生まれたのが波紋法ということだ。確かSPW財団の実験で、『波紋使いにはスタンドが見えるかもしれない』という結果が出ていたしな」

 

ジョセフ「やはりそうか…そしてそれこそが!スタンド使いが後天的に波紋法を会得できぬ理由!波紋と幽波紋(スタンド)は似て非なるもの!いわば二者択一の波紋の才能!波紋と幽波紋(スタンド)は体内で弾かれ合うのじゃろう」

 

億泰「ンンンー?でもジョースターさんは使えてるじゃあねェかよ。なんで…あっ!」

 

仗助「俺もなんとなーく分かったぜ。確かジジイは先天的な波紋使い!そしてスタンドが出現したのも、ややこしいが『血統』によるもの!2つの波紋が共存した体を持ってるってェことだ!」

 

ジョセフ「Exactly!わしもそう予想しておる。そして今までのことから、思うのじゃ」

 

ジョセフ「スタンドは波紋を帯びておる!おそらく、きっと!これならスタンドでの直接攻撃もだいぶとアテにできる!」

 

 

ジョセフの仮説が真実であるならば、戦い方のバリエーションはかなり増える。スタンドの直接的な攻撃が有効になるということなのだ。仗助はガッツポーズしながらケータイを取り出す。

 

 

仗助「グレート!さっそく康一達に知らせるぜ!」

 

億泰「希望が見えて来たぜェ!暗闇の中に一筋の光の道がァよォ!」

 

承太郎「しかしこれはまだ予測の域を出ない事柄だ。あまりアテにし過ぎないようにするんだ。仗助、それも追加で言っておくんだぞ」

 

仗助「了解っス!」

 

 

その情報は杜王町、関係者中に瞬く間に広がった。この予想が真か偽か、吉と出るか凶と出るか、それはその時になってみなければわからない。この時の彼らには知る由もないのだ。

 

 

──────────────────

 

〜ほぼ同時刻 杜王駅前〜

 

 

康一「────ってわけで!もしかしたらスタンドの直接攻撃でも柱の男に有効的なダメージを与えられるかもしれないんです!これをみんなと共有したくて!」

 

露伴「なるほど…確かに有益な情報だね…あっ!康一君!前!」

 

康一「え?まe…イテッ!」

 

 

杜王町で情報共有を終えようとしていた康一は露伴との話に夢中で、目の前の何かにぶつかってしまった。

 

 

康一「イテテ…(あれ?こんなとこに電柱なんてあったっけ?)」

 

露伴「こ、康一君…君といると本当にネタに困らないね…まず謝ろうか」

 

康一「えっ、謝る?」

 

 

苦笑いする露伴の視線の向く先を見上げる。するとそこには大柄な外国人が立っていた。康一は彼の脚にぶつかったのだと即座に理解した。

 

 

康一「わわわっ!ご、ごめんなさい!(で、でかい!承太郎さんと同じかそれ以上だ…!それに明らかに鉄か何かの金属にぶつかった感じがしたけど、義足なのかな…)」

 

露伴「そもそも日本語は通じるのだろうか…」

 

フリッツ「ンンン?おお、すまんな少年。少しボーっとしてしまっていてな…」

 

露伴「申し訳ありません。周りをよく見ていなかったようで…」

 

康一「(露伴先生)」

 

 

違和感を覚えた康一がヒソヒソ声で喋りかけて来た。

 

 

露伴「ちょっとすみません。(なんだい康一君)」

 

康一「(この人、怪しくありませんか?旅行客にしてはちょっと物々しい雰囲気ですし、帽子を深く被って目元を見せようとしないんですよね…)」

 

露伴「(確かにな…しかし雰囲気からして…欧米の人だろうか)それにしても日本語がお上手なんですね」

 

フリッツ「ン?まあな。…それよりもちょいといいかな君達」

 

康一「は、はい!なんですか!?」

 

フリッツ「君達は…スタンド、というものを知っているかな?」

 

 

フリッツのその発言で2人の警戒心は最高潮になった。柱の男かどうかは関係なく、新たな未知のスタンド使いというのはそれだけ厄介な存在なのだ。

 

 

露伴「何ッ!今スタンドと言ったのか!?」

 

康一「スタンドを知ってるなんて…やっぱり怪しいじゃあないか!」

 

露伴「ヘブンズ・ドアー!」康一「エコーズACT 3!」

 

フリッツ「ちょ、ちょいと待てィ!確かに俺は怪しいかもしれんが!俺は味方だァ!話を聞いちゃあくれないか!信用ならんならジョセフ・ジョースターに連絡してみろ!フリッツと言えば通じる筈だ!」

 

フリッツ「あー、しかし奴はケータイを持って無いし、おそらくまだ修行中だろうから…警備に就いている君達のお友達に連絡を取った方がいいだろう!そうしよう!」

 

露伴「!!(そこまで知っているのか…ならば…)」

 

露伴「…分かりました。信用しましょう」

 

康一「露伴先生!大丈夫なんですか!?」

 

露伴「大丈夫だ康一君。ここまで知っているならさすがに、まず間違いなくSPW財団の関係者だ。それに彼が柱の男、もしくは吸血鬼だったとして、ここまで人目につく場所に来るとは思えない」

 

 

露伴は康一に理由を話しながらヘブンズ・ドアーを引っ込めた。

 

 

フリッツ「おお、信用してくれるのか。スタンドまで引っ込めてくれて…感謝しよう」

 

康一「す、スタンドが見えるんですか!?やっぱりスタンド使い!」

 

フリッツ「いいや?スタンドを見ることはできるが、私はスタンド使いでは無い。これは!優秀な我々の科学技術の結晶なのだよッッッ!!」

 

 

その外国人は自慢げに語りながらビシィッ!と帽子の鍔を上げる。そこから覗かせた顔面の右側には、機械製のモノクルのようなものが付いていた。

 

 

フリッツ「自己紹介が遅れたなァ。私はSPW財団特別科学戦闘隊長官『フリッツ・フォン・シュトロハイム』だ。以後よろしくたのむ」

 

康一「(きょ、強烈な人だぁ…)広瀬康一です。よろしくおねがいします!」

 

露伴「岸辺露伴、漫画家だ。よろしく頼むよ」

 

 

和解して、互いに自己紹介を済ませるやいなや、フリッツが2人に依頼をしてきた。

 

 

フリッツ「早速で悪いのだが、ジョジョに会いたいのだ。杜王グランドホテルまで案内してもらえるか?運転は私がしよう」

 

康一「分かりました!(どのジョジョだろ…)露伴先生はどうします?」

 

露伴「僕は遠慮させていただくよ。わざわざクソッタレとアホのいるところに行きたくはァ無いんでね」

 

康一「さ、さいですか…」

 

フリッツ「???」

 

 

──────────────────

 

〜約1時間後 杜王グランドホテル324号室〜

 

 

フリッツ「うお、うおおおおお!ひっさしぶりだなァジョースターァァァ!会いたかったぜェ!」

 

ジョセフ「お前も相変わらず元気そうで何よりじゃよシュトロハイム。電話越しに聞くよりさらにやかましいわい」

 

フリッツ「ギャーハッハッハ!まあそう言うな!昔みたいでいいじゃあないか!というかジョジョ!お前、電話のときより声が若いんじゃあないかァ?というか見た目が60代くらいに見えるぞ!もう波紋法の再修行を終えたのか!」

 

ジョセフ「いいやまだじゃ。ベストは19歳くらいまで戻すことじゃからのォ…とりあえずサンタナをなんとかできるくらいに戻したといったところじゃ。(ただの勘じゃが、若返ってもスタンドは使えるような気がするしの…)」

 

フリッツ「なるほどなァ…ヨォシ!何はともあれまずは情報共有だ!現地の戦力とこちらの戦力の把握、地理、作戦!あらゆる情報を共有するのだァーッッッ!」

 

億泰「おおー!!なんかよお、あの人見てると兄貴を見てるみたいで心強いぜ!」

 

仗助「同感だぜ億泰。あのフリッツって人、ケッコーアツいってのを除けば形兆と似た雰囲気の人だぜ。それになんかあの人見てるとよォ!こっちも元気が出てくるぜ!おおー!」

 

承太郎「……」

 

康一「どうしたんです承太郎さん?」

 

承太郎「いや…なんでもない。ハァ…やれやれだぜ…」

 

康一「(多分こういうタイプ得意じゃ無いんだろうな…)」

 

 

一同はフリッツ中心で各々情報を出し合った。もちろん戦闘隊の配置やジョセフの仮説も、である。

 

 

フリッツ「よし、とりあえず現状把握はできたな。最後の目撃情報から、サンタナはおそらく海路で来る!しかァーし!」

 

承太郎「…よほど深海に潜らねェ限り、太陽光は届いちまうぞ」

 

仗助「なら乗客にまぎれて船で来るんじゃあ無いすか?話聞く限りは買い物できるくらいに頭よくなってそうっスよ?」

 

億泰「わ、わっかんねぇ〜。俺やっぱり頭悪いな…ん?どうしたよ康一」

 

康一「………」

 

 

康一は話し合いに参加せずに考え事をしていた。普段ならこういう場には積極的に発言しに行くタイプである。そこで億泰はその天才的頭脳で閃いた!

 

 

億泰「康一…お前ェ…まさか」

 

康一「…ん?どうしたの億泰君?」

 

億泰「山岸由花子んこと気になりすぎてなーんも手につかねぇんだなァ!?」

 

康一「ちっ違うよ!…ちょっと…考え事」

 

 

残念ながら億泰の天才的頭脳は真実に到達できなかったようだ。ちなみに形兆とは死んだ億泰の兄、虹村形兆(にじむらけいちょう)のこと、山岸由花子(やまぎしゆかこ)とは康一の彼女である。

 

 

康一「(柱の男…海…船…太陽光…)」

 

フリッツ「ムム!調査員からの報告だ!サンタナの姿はどの船にも確認できないそうだ。つまり奴は明日以降にやってく来るということッ!」

 

承太郎「…ジジイ、あんたの隠者の紫で念写すればいいんじゃあないか?」

 

ジョセフ「そ、そうか!その手があったわい!誰かポラロイドカメラを持っとらんか!」

 

フリッツ「カメラなら俺が持っているぜジョジョ!」

 

ジョセフ「でかした!さすが我が戦友!」

 

ジョセフ「スタンドが発現してすぐは制御の方法をキチンと理解していなかったせいで、毎回毎回カメラをぶっ壊さなきゃあならなかったが…今は違う!隠者の紫!」

 

 

ジョセフの手から伸びた隠者の紫がカメラと繋がる。すると!誰もシャッターを押していないのに写真が出て来たのだ!これが隠者の紫の真骨頂、『念写』であるッッッ!

 

 

仗助「スッゲェ〜。ジジイのスタンドってこんなこともできるのかァ…!」

 

ジョセフ「どんな光景が映っとるのか…ムッ!」

 

承太郎「こ、これは!」

 

フリッツ「み、水!いやこれは海中か!?や、奴は海中を移動して来ているのかァー!?」

 

ジョセフ「バカな!どうやって!」

 

康一「…!そうだ!そうですよ!ちょっと写真見せてください!」

 

 

康一は急に言葉を発したかと思うと、ジョセフが持っていた写真をひったくるように取った。

 

 

ジョセフ「ど、どうしたんじゃ」

 

康一「承太郎さん!これって鮫ですよね?」

 

承太郎「ん?ああ、この写真では何の種かまではわからないが、鮫であるのは確かだ」

 

ジョセフ「鮫がどうしたというのじゃ!我々が今追うべきはサンタナ!」

 

康一「そうです!ジョースターさんは確かに念写でサンタナを写したはずなんです!でも写っているのは海と鮫だけ…」

 

康一「ずっと考えていたんです。ジョースターさんが話してくれた柱の男の能力の事を!他の生物の中に入り込める能力の事を!」

 

仗助「ま、まさか!」

 

康一「そうだよ仗助君!サンタナは写ってるんだ!この鮫がサンタナなんだよッ!!!」

 

フリッツ「そ、そうか!鮫の中に入れば太陽光は気にならないし、筋肉を自由自在に操って異常なスピードを出すことが可能ッッ!」

 

億泰「んー?待てよォ…ってことはもうすぐそこまで来てるってェ可能性があんのかァ!?」

 

フリッツ「ま、まずい…非常にまずいぞォ!急いで杜王港に向かわなくてはッ!」

 

コンコン

 

 

その時ドアの向こうからノック音が聞こえた。その正体はなんと

 

 

少尉「失礼します…って大佐ァ!?」

 

 

なんと少尉率いる第1班だった。そう、このフリッツという男、勝手に個別行動をしていながら合流予定の1班よりも早くにジョセフのもとにやって来ていたのだ。本当にめちゃくちゃな奴である。

 

 

フリッツ「おお!少尉ィ!最高のタイミングじゃあないか!」

 

少尉「た…長官!本当に貴方って人は…!」

 

フリッツ「今は貴様のお小言を聞いている場合じゃあないのだ!サンタナが既に近くまで来ている可能性がある!すぐに杜王港にいる3、4班に通達!戦闘配置に着くよう指示せェい!我々も急行する!」

 

少尉「はっ!2班は予定通り落下点警備を続行させます!」

 

フリッツ「よォし上出来だ!では行動開始セヨッッッ!」

 

1班一同「Sir yes sir!」

 

 

仗助、億泰、康一はフリッツの姿に驚愕する。先程とはイメージが全く異なるのだ。テキパキと指示を下すその様子はまるで軍人のようであった。そんな3人とは打って変わってジョセフと承太郎は非常に冷静であった。

 

 

ジョセフ「まあ驚くのも無理はない。あれがあいつの仕事人としての姿じゃ。軍人上がりじゃからの」

 

承太郎「ボーッとしてる暇はねぇ、俺たちも行くぞ!」

 

仗助「りょ、了解っス!」

 

 

しかしホテル組が杜王港へ向かっているのと同じ頃、港の方では既に一悶着起こっていた…。

 

 

──────────────────

 

〜約30分前 杜王港〜

【噴上裕也視点】

 

 

「さ、最悪だぜ…」

 

 

俺の名前は噴上裕也《ふんがみゆうや》、この町の高校生さ。仗助や康一とはダチだ。それで今日の夕方に、康一から恐ろしいバケモンの話を聞いた。俺は協力することにした。一度ニオイが分かれば、俺のハイウェイ・スターで追跡できるからな。…あんな奴を野放しにしてたらアケミやヨシコ、レイコたちが危険だぜ。それに情報を持ちながら隅でコソコソビクってるのはカッコ悪いことだぜ!そう思って、変な匂いがしたらすぐに仗助達に知らせようとしてたんだが…

 

 

露伴「おい、何をボーッとしている。あれは多分SPW財団、味方だ」

 

 

この岸辺露伴とかいうヤベー漫画家に会っちまった…!それにたまたま港を通りかかったら、銃と変な装備持った外人の集団が陣地かなんかを作ってるじゃあないか!

 

 

「ほ、本当に大丈夫なのかァ?」

 

露伴「ハァ…先行してやるよ。話をつけてくる」

 

「お、おい!」

 

 

スタスタと歩いて行きやがった…。確かに変わったニオイがしたんだが、謎の武装集団だったとはな…ハァ…。アタリとう言うべきかハズレと言うべきか…。

 

 

露伴「おい、噴上裕也」

 

「うおっ!?な、なんだあんたか」

 

露伴「話をしてきたぞ。やはり彼らはSPW財団の対柱の男特殊部隊のようだ。つまり味方だ。ジョースターさんから話は通ってる。合流するぞ」

 

「おう。ありがとな…」

 

 

そっから20分くらい、その人らや岸辺露伴の話を聞いていた。なるほどな、4部隊に分けて2部隊で海岸防衛か…理にかなってるな。

 

 

「しっかし、もしスタンドでの攻撃が効いたとしても俺のハイウェイ・スターのパワーじゃ戦力にはなれそうもねぇな…」

 

露伴「それは僕のヘブンズ・ドアーだってそうさ。というか漫画を人間じゃない奴に見せても、波長なんてこれっぽっちも合わないだろうから、本にできるかも怪しい」

 

「俺らだけじゃあキツめだなァ…ん?スンスン…なんだ、このニオイ…」

 

 

これはどっから…潮の香りで分かりにくいが…こ、これは…!

 

 

「血か!?」

 

露伴「おいおい、港なんだから血のニオイがするなんて当たり前じゃあないか。どっかの誰かが釣った魚かなんかだろ?」

 

 

本当にそうだろうか。岸辺露伴はああ言っているが、何か引っかかる。ただのニオイじゃあねぇ気がするんだ…。

 

 

3班隊員A「いいえ岸辺さん、それはあり得ません」

 

露伴「何?」

 

 

あれは…SPW財団のなんちゃら戦闘隊のやつか。それにしたって

 

 

「あり得ないってどういうこったよ?おっさん」

 

3班隊員A「カーズが見つかってすぐに、SPW財団による港の検閲と漁船の封鎖が始まっているからです。定期船などを除き、今まで出港は許可されていません。港に停泊する船にも、必ず検閲や極秘エージェントが乗船しています」

 

露伴「凄いな…SPW財団ってのは。もはや一種の国家クラスの力を持っているのか…」

 

「そんなこと言ってる場合じゃあねェだろ!このニオイは何だって話をしてんだよォ!」

 

3班隊員B「ん?なんだ?…!?これは!3Bより3Aへ!3Bより3Aへ!海面の色が何やらおかしいぞ!確認できるか!」

 

3班隊員A「何?海面…こっこれはッ!こちらからも確認できた!紅い!なんだこれは!」

 

 

急にニオイがキツくなってきやがった。それと同時に何やら隊員たちが騒いでいやがる。何があった?

 

 

露伴「これは血か!この量の血液の流出…何処かに大型魚でもいるのか?」

 

「なんだなんだ…ってうおお!なんじゃあこりゃあ!このニオイ…これが全部血か?」

 

 

だからニオイがキツくなったのか。それにしたって急すぎやしねぇか?それに…何か…浮かんで…。ん?

 

 

──────────────────

 

 

混乱した現場に一本の通信が入る。もう一つの海岸警備部隊、4班からの通信だ。

 

 

4班隊員A「こちら4A!3A!聞こえるか!」

 

3班隊員A「こちら3A!聞こえるぞ!ちょうどこっちからも通信しようとしてたところだ」

 

4班隊員A「少尉から緊急連絡!『サンタナ、既ニ接近ノ可能性アリ!3班4班ハ、戦闘態勢!港ノ防備ヲ万全ニセヨ!』だ!」

 

3班隊員A「3A了解!3Bは3班客員に伝達!」

 

3班隊員B「了解!」

 

3班隊員A「それとこっちからも連絡だ───」

 

露伴「この感じ、戦闘態勢を整えているみたいだ。僕らも少し離れて、後ろにいよう」

 

裕也「わ、わかっ…!?うっ…うわああああ!?なんだアレは!?」

 

露伴「ど、どうし…なっ何ィィ!?あの浮かんでいるのは…鮫か!ズタズタになった鮫の死骸か!血の出所はアレかッ!」

 

裕也「あの死に方、普通じゃあねぇぜ!は、早く下がるぞ!」

 

3班隊員A「何ィ!サンタナは鮫に隠れているだとォ!?」

 

4班隊員A「そうだ!予測では鮫の体内に潜んで海を渡っていると思われる!」

 

3班隊員A「じゃ、じゃああの…鮫の死骸は…まさか…ッッッ!」

 

4班隊員A「う、嘘だろ!?さっきの死骸ってのはまさか!……4班各員!すぐに移動を始めるぞ!目標、3班防衛陣地!急げ!」

 

3班隊員A「クソッタレが!俺には本土で待ってる妻子がいるんだぞ…死ぬわけにはいかん!3班各員第一種戦闘態勢!あの鮫の内部にサンタナが潜んでいたと思われる!全員油断するな!」

 

3班隊員「Sir yes sir!」

 

裕也「ま、まじかよ!もう来てるってのか!?」

 

露伴「おい噴上裕也!スタンドを出しとけ!あと、変わったニオイがあればすぐに言え!」

 

裕也「分かってらァ!クソッ、潮の香りがキツくて、なかなか僅かなニオイを捉えることは難しいぜ…!」

 

 

場が一瞬で凍りつく。全員が息を呑んで奇襲を警戒している。そんな状況下で噴上裕也はあることを思いつく。

 

 

裕也「…俺のハイウェイ・スターで海岸を見張るぜ!」

 

露伴「なっ、危険だ!奴に襲われたら…!」

 

裕也「いいや、襲われるからいいんだぜ。もしスタンドが襲われたら、奴にはスタンドが見えてるってことだぜ。それに俺のスタンドは俺の本体にダメージが反映されねぇ。偵察にはもってこいだろ?」

 

露伴「なっ…(この男、臆病な奴だと思っていたが、やる時はけっこうやるじゃあないか。)分かった。本体の護衛は任せろ」

 

裕也「へへっ…頼むぜ…ハイウェイ・スター!」

 

 

噴上裕也のスタンド、ハイウェイ・スターが陣地から大体100m先にある堤防の端まで行き、ニオイを嗅ぐ。彼のスタンドは視覚は共有できないが、嗅覚は共有できる。さらに遠隔自動操縦でありながら自我を持ち、本体へのダメージフィードバックが少ない群体型であり、本体の意志でも操縦可能というとんでもスタンドである。この状況において、偵察にもってこいのスタンドであるッッ!

 

 

裕也「スンスン…ん?(おかしい、ここだけ潮の香りがしねぇ!それどころか一切のニオイが…ハッ!)戻れハイウェイ・スター!」

 

 

人型のハイウェイ・スターが下半身からバラバラになり、本体に戻り始めたその時!

 

ザッパァン!!!

 

海の中から人型の何かが飛び出し、ハイウェイスターの首根っこを掴んだ!

 

 

???「なんだ…こいつは…?人間じゃあない…それにこの感覚…」

 

裕也「うっうおおおおお!?!?なんだァあいつはァ!?生身でスタンドを掴んでやがるぞ!」

 

露伴「奴は海から出てきた…しかも跳び上がってきた!あの異常な跳躍力!」

 

3班隊員A「あっ…あ…あ…」

 

「サンタナだァァァァァ!!!!」

 




はい!ということで第4話でした!いかがでしたでしょうか?波紋と幽波紋についての解釈…というか設定は賛否両論あるかとは思いますが、これで行くつもりなので…。それとアンケートというか皆さんに質問なのですが、コメントで書いてくださる疑問点、意見などについてです。活動報告をご覧になった方は繰り返しになりますが、大抵の疑問点などは、私が想定している設定やプロットが存在しています。それをその時点で説明できる場合に、今回のようにキャラクターたちにメメタァしてもらうか、前書き後書きに書いた方が良いのかどちらがいいのか、ということです。アンケートを追加しておきますのでご協力よろしくお願いします。期限は…まあ次の投稿までです(いつになるのやら)。
皆さんの感想やお気に入りなど、励みになっております!相変わらずの不定期投稿ですが、次回もお楽しみに!

どちらがいいでしょうか?

  • キャラクターにメメタァしてもらう
  • あ前書き、後書きに記入
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