憑依転生ランスロット(偽)   作:影後

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「……やりやがった、ギルガメッシュめ」

「どうしたんだ」

ランスロットは店に来ていたカリヤに向けて新聞を見せた。そこには一家惨殺事件という悲惨な事件の詳細が記載されている。

「刀傷、槍傷、通常、こんな傷は人間には不可能だ。天井まで飛び散った血。つまり、あらゆる方向からかなりの速度で攻撃されたとなる」

「……時臣め、ここでも」

「あぁ、確定だ。ギルガメッシュは受肉した。だが、俺の時とは違い生前の力は無いはずだ。サーヴァントとして受肉したのみ。サーヴァントなら、俺は勝てる」

「本当か?」

「当たり前だよ、この肉体、誰が用意したかは知らんが…凄いぜ。クローンだ。しかも、完璧なな。そこに、俺を完全な状態で降ろしたんだ」

ランスロットは笑いながら答える。

「…勝つぞ。俺達に願いはない、だが……ギルガメッシュに奪われるより遥かにマシだ」




始まった聖杯戦争

その日衛宮士郎がバイト先に行くと店主であるランスが店じまいの準備をしていた。

 

「あれ?店長」

 

「士郎君か、そうだ……コレを」

 

士郎はまるで何かから逃げるように怯えているランスからアタッシュケースを受け取った。

 

「バイト代だ、君が持っていてくれ」

 

「バイト代って…こんな、何考えてんですか!」

 

店の中に入り、アタッシュケースを見ると中身は大量の札束だった。

 

「……切嗣さんに言ってくれると判る。私の過去が追いかけてきた。御子息を申し訳ないと」

 

「何言って」

 

「キャメロットは閉店だ。でも…そうだ、何か使うことがあれば君がここを使いなさい」

 

ランスは店の鍵を士郎に預けると車を出した。

 

「それじゃあね、士郎君」

 

「え?店長」

 

そんなランスを士郎が見ていると、急に目の前に閃光が走った。何があったのか判らない、だが、結果だけは理解した。

 

「店長!店長!!」

 

ランスの乗っていた車が爆発したのだ。

士郎は訳も判らず、ただ呆然としていた。

その夜、衛宮切嗣は冬木市警察署に来ていた。

そこにはランスの弁護士を名乗る若い青年も居た。

 

「では…」

 

「……ランスさんの遺言もあります。お店、他すべてが衛宮士郎君の物となります。しかし…私は信じられない。車のエンジンの故障?そんな馬鹿な!どうやったらあんな……」

 

「……ご冥福をお祈りします」

 

「良ければ来てください、ランスさんは僕にも優しくしてくれた良い人です。あの人に家族はいないので、僕が主催で葬式を執り行います。士郎君には是非、」

 

「泉野さん、判ったよ。店長の為だから」

 

警察から開放された士郎と切嗣は衛宮邸に帰った。第四次から使用している武家屋敷。今はここが家だ。

 

「士郎、はっきり聞こう。何か見たか」

 

「店長の車が爆発する前、光ったんだ。アレは…アレは爆弾なんかじゃない!」

 

切嗣はそれで察した様にアイリスフィールとイリヤスフィール、セラ、リーゼリットを呼ぶ。

 

「…イリヤ、令呪はあるかい?」

 

「切嗣、出てないわ。お母様も」

 

「えぇ、セラもリズも知ってるわ」

 

「旦那様、奥様、お嬢様共に」

 

「無いよ」

 

「そうか、良かった。いや、まだなのか?」

 

「親父、何が」

 

士郎は判らないと言った顔で切嗣を見た。

 

「聖杯戦争だ、」

 

「そんな!聖杯戦争って60年おきだろ!何で」

 

「そうよ!そんなの」

 

「なら、コレをどう見る」

 

切嗣は皆の前で一家惨殺事件の新聞を広げる。

 

「僕だから判る、こんな殺し方人間には不可能だ。でも…サーヴァントなら」

 

「そんな」

 

「それに……この殺し方、アイリも心当たりが有るはずだ」

 

「そんな!あのアーチャーだって言うの?!」

 

アイリスフィールと切嗣は青い顔をしている。判らないのは聖杯戦争に参加していなかった者達だけだ。

 

「ねぇ、切嗣、お母様、そんなに怖いサーヴァントなの?」

 

「…アーチャー、いや英雄王ギルガメッシュ。僕は……あれに勝てるサーヴァントが二人しか思い浮かばない」

 

「…切嗣」

 

「士郎、僕等は恐らくはアインツベルン陣営として聖杯戦争の参加者となる」

 

「そうか、母さんとイリヤがアインツベルンだから」

 

「ちょっと!士郎!お姉ちゃんって呼びなさい!この!」

 

「いてっ!イリヤはイリヤだろ!てか、藤姉と仲良くしてるんじゃなかったのかよ!」

 

「師匠は師匠よ!あと、部活来なさい!」

 

「いて!ぽっへひっはふな!」

 

「まったく……お嬢様、士郎の顔が」

 

「うん、シャメ撮る」

 

「ほふあ!」

 

「まぁ……ふふふ」

 

切嗣はこの日常をどうしても守りたかった。第四次の最終、ランスロットに何故か今の衛宮邸に転移させられた。聖杯が破壊され、冬木の災害と呼ばれる事件が起こったが、それでも今、家族とこうして過ごせている。

 

(聖杯戦争なんて……させない)

 

妻と娘に令呪が出る可能性がある、切嗣はそんな不安を受け入れる。

 

(最悪、士郎の血が一滴でもあればセイバーを……彼女を呼べるはずだ)

 

切嗣自身、彼女に嫌われていると理解しているが、妻と娘は大丈夫だと判っている。

 

(僕が殴られるだけで済めば良いんだけどね)

 

だが、そんな甘い希望を捨て去る事になる。

令呪が芽生えたのは、衛宮士郎なのだから。

 

 

 

 

翌日、衛宮士郎の腕から血が出ていた。

 

「…うわっ、寝てる間にでも怪我したかな」

 

「士郎!助けて!師匠来てる!」

 

「あれ!大河ちゃんじゃない、元気してる?」

 

「うお!アイリスフィールさんの笑顔が眩しい!士郎います?部活来ないんでお説教」

 

「まって!藤姉待って!」

 

士郎は素早く着換え、部屋に常備している救急品で手を処置すると、即座に出る。

 

「あ~ん、士郎!そこになおれ!」

 

「なんでさ!」

 

「とりあえず?」

 

「師匠、何も考えてない」

 

「シャラップ!!切嗣さんから二人の姉として見守るように頼まれてるの!少しは敬え!ご飯頂戴!」

 

「そっちが本音だろ!」

 

「大河様、朝食は出来ていますよ」

 

「あっ、セラさん!凄いぜ!流石本場のメイド長!」

 

「そんな」

 

「セラ、似合わない」

 

「リズ!」

 

士郎は珍しく遅く起きてしまった。だからだろう、こんなカオスな事になるのは。

 

「あ~、士郎、悪いね。僕はこれから店長の葬儀の調整が」

 

「…そうでしたね、ランスさん亡くなって……私達藤村組もランスさんにはお世話になりました!必ずご出席します!おじいちゃんも!」

 

「……うわぁ…」

 

士郎はイリヤの想像した者を理解した。ャの付く自営業の方達がスーツで座っているのだ。緊張というレベルじゃない。でも、逆にそこまで顔が広い店長、主に食事関連だが…色んな人と関係があったんだなと、ほんのり士郎は涙を流した。

 

「あれ…士郎……」

 

「ごめん、藤姉。やっぱり、店長のこと考えると」

 

「……食べましょ!今は、食べる!後で店長さんにお別れする!」

 

アイリスフィールの言葉に頷いた一同は朝食を食べ、各々の活動に入った。

 

「先輩!」

 

「桜じゃないか、ってうわ!」

 

「うふふっ…やっぱり先輩は」

 

「ちょっと!桜離れなさい!」

 

「むぅ、イリヤ先輩は先輩と一緒なんだから良いじゃないですか!私も」

 

「こらぁ!不純異性交遊は許さないぞ!」

 

士郎が相変わらず色々しているとクラスのアイドル的存在の遠坂凛が近付いてきた。

 

「間桐…桜さん……よね?」

 

「遠坂先輩じゃないですか、なんです?今、私は先輩と愛しムグ」

 

「だから!」

 

「うわッ……あ…ごめん………桜」

 

「いえ……(ほぼを赤らめている)」

 

「士郎の馬鹿!」

 

イリヤから張り手をもらい、イリヤに引きずられながらその場は解散となった。

 

「いてて……」

 

「変わらずの女難だな」

 

「うぅ、一成、少しは別な事言ってくれよ」

 

「なら、簡単だ。実は、手伝ってほしいんだ。弓道部の予算決算何だが、所々間違っててさ。藤村先生にも頼めるけど」

 

「一成、俺がやる」

 

士郎は知っている、藤村も一般教師としては問題が無いうえ、誰もが感謝する良き先生だが……予算決算等をミスする。部長の美綴綾子と話すと一成が疲れるハメになる。そのため、副部長である士郎が度々呼び出されるのだ。

 

「変わらず妥協点か……」

 

「だな、衛宮、ありがとな。お前が居なかったら本当に俺は……」

 

「判ってるよ」

 

「なぁ、弓道部やめて生徒会に」

 

「美綴がまた騒ぐぞ?」

 

「だな、っと、偶には来てくれよ!宗一郎兄も、衛宮とは色々話すことが」

 

「……はぁ、葛木先生にも怒られるのか」

 

この僅かな時間が衛宮士郎の運命をわけたのだ。

士郎は軽く生徒会室で休憩を入れたあと、学校を後にした。

 

「嘘だろ……」

 

「マスター、生徒がいる」

 

「嘘…こんな時間に」

 

「ちぃ…見られちまったか!」

 

「ランサー?!」

 

士郎はソレがなんだか判らないが、理解はしていた。知識としてだけ存在する聖杯戦争、それが今行われていたのだ。

 

「ガキ、運がねぇと思いな!」

 

「くそっ…投影開始!」

 

士郎は特殊な魔術である投映魔術と強化魔術以外使えない。師匠である切嗣、アイリスフィール、からは魔術の基礎を。店長からは応用を学んだ。

その中で投映魔術にはイメージが必要と言われた。

 

「イメージさ、いっそそこら編の銃器やアニメとかの武器を」

 

それだけ、簡単だった。銃器は難しいが、刀や慣れた弓矢等は簡単に投映出来たのだ。だが、今士郎が投映したのは槍だった。歴史の授業で見た大身槍だ。

 

「ほぉ、俺相手に槍かいいねぇ。魔術師かと思ったが……いい気概だ!」

 

「簡単に……死んでたまるか!」

 

槍での打ち合い、数多くの武術を極めては居ないが士郎は学んでいた。武蔵坊弁慶という訳では無いが、それでも並の人間よりは強い。だが、相手は人間ではない。サーヴァントだった。

 

「いいなぁ!てめぇ…名前は!」

 

「…衛宮士郎だ」

 

「衛宮士郎…覚えといてやるよ!じゃぁ…なっ!」

 

士郎に向かい槍が投げられる。士郎はそれを弾こうとするが、投映していた大身槍が砕ける。

 

「まず…」

 

「ゲイ・ジャルグ!ゲイ・ボウ!」

 

しかし、その槍が士郎を穿く事はなかった。

 

「少年、行きなさい」

 

「なっ!ランサーが二人だと?!」

 

「何よ……どうなってるのよ」

 

「あの…アンタは」

 

「フィオナ騎士団が一番槍、ディルムッド・オディナ!ランサー、我が命!わが忠義の為に!」

 

「かぁ…てめぇ、マックールの奴に見殺しにされた奴か、誰に使えてるかは知らねぇ。俺の邪魔をするのか?」

 

「…少年、君の運命はまだ終わりではない!征け、運命の扉をあけ、その先へ」

 

「あっ…あぁ!」

 

士郎はディルムッドと名乗った槍兵に感謝を告げ、立ち去った。家族に伝えるため、総てを、話す為に。

 

「…てめぇ」

 

「…あえて貴方の名は言いません。だが、この先に行きたくば、このディルムッド・オディナを倒してからだ!」

 

 

 

 

 

 

とある弓兵は霊体となり、総てを見ていた。

 

(何がどうなっている!ディルムッド・オディナだと?私の記憶に……そんなサーヴァントはいない!)

 

自身の過去かと思ったが、限りなく離れた世界。

自身の記憶はもう判らない、頼りにならない。

弓兵はただひたすら悩んだ。

 

 

 

 

士郎がボロボロになりながら家に帰る。それに血相を変えたのはアイリスフィールだった。いや、アイリスフィールしか居なかったのが正しい。セラとリーズリットそれぞれイリヤスフィールの護衛と買物にでかけていたのだ。

 

「士郎、何が」

 

「母さん、サーヴァントだ。聖杯戦争だ」

 

「そんな…でも、家にマスター……は」

 

アイリスフィールは口元を手で覆い、涙を流してしまった。士郎が今朝処置した場所の包帯がいつの間にかズレてしまっていた。

 

「士郎、それは…!」

 

聖杯戦争という殺し合いに息子が参加者となって

しまったこと、そして見てしまった。記憶を消す魔術師なら良いが殺しに来る場合は家族も不味い。サーヴァントでは誰も太刀打ち出来ない。

 

「士郎、来なさい」

 

「母さん」

 

士郎はアイリスフィールに連れられ、家の蔵に入る。そこには魔法陣が描かれていた。

そして、士郎を連れるとアイリスフィールは詠唱を開始した。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ)。

閉じよ(みたせ)。

閉じよ(みたせ)。

閉じよ(みたせ)。

閉じよ(みたせ)。

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

激しい煙、そして脱力感が士郎を襲った。

だが、アイリスフィールは見た。

かつて共に第四次を駆け抜けたサーヴァント。

 

「問おう、貴方が私のマスター……アイリスフィール?」

 

「良かった…良かったわ」

 

「母さん!」

 

「母さん?!アイリスフィール、コレはいったいどういう」

 

「セイバー、お願い、士郎を。士郎を助けて」

 

 

 

 

 

「ぐふっ……」

 

「紛い物でも、中々やるじゃねぇか」

 

「私は……忠…義を」

 

ランサーいやクー・フーリンはディルムッド・オディナと名乗った槍兵の心臓にゲイ・ボルクを突き刺した。反応が消え、魔力の塊となって霧散する。

 

「ちっ…嫌な真似しやがる。たく…あのガキ、殺さねぇとな」

 

誰も居なくなった校庭にて、霧散したはずの魔力が蘇る。

 

「ふぅ……あのランサーに化けたは良いが……やってくれるな、槍兵め。またフェニックスの羽作んねぇといけねぇ。まったく……リザレクアイテム作るの疲れるのに」

 

「そう言うなよ、てか、お前肉体あるんじゃ」

 

「今の俺はね、でも半分サーヴァントさ。霊化もするし、誰とも契約してないから令呪に縛られないけど、サポートもない。生前の力も出せるエクストラクラスオールラウンダー!」

 

「それって凄いのか」

 

「まぁ、裁定者のクラス能力とか、全クラス能力あるし、聞いてくれ!黄金律A貰えたんだ!これがあれば食いっぱぐれる心配なし!」

 

「中々だな」

 

まじで女神様ありがとう!死んでも信仰します!

てか、もう死んでた。

新間桐邸に戻り作戦会議を行う。

ここにワカメはいない、ワカメは莫大な遺産と後継人の親戚と共に生活中だ。因みに、この親戚魔術師でもない普通の一般人の社会人。裏もないし、ただワカメの後継人というだけ。

関係は悪くないらしい。

 

「っと、士郎君が召喚したな!うんうん」

 

「何一人で納得してんだ」

 

「いやね、我が陛下を召喚してくれたのさ。良いね、さて……カリヤ。俺等間桐陣営は誰と手を組む?言峰陣営は駄目だぞ」

 

「アインツベルンは」

 

「うん、バーサーカーだな。キャスターは特に変わってないさ。マスター殺して葛木宗一郎に拾われて恋人となって柳洞寺で生活してる。遠坂はアーチャー、衛宮はセイバー」

 

「う~ん……これ、同盟組むなら遠坂か衛宮なんだよな」

 

「遠坂は嫌です」

 

「んじゃ仕方ない。ライダーちゃん、セイバー陣営助けに行くよ」

 

「そのライダーちゃんとは……巫山戯ているのですか」

 

「あらあら、キャラ付けだからここまで怒るとは。まぁ……良い、ライダー。桜ちゃんを守れよ。俺はカリヤを守る」

 

「わかっています、ランスロット」

 

さて、聖杯戦争の始まりだ。

 

 

 

「くっ…」

 

「自分の獲物隠すか、普通よ!!」

 

「ぐぅ!」

 

「セイバー!」

 

「さっさと決めるぞ…刺し穿つ死棘の槍!」

 

「セイバー!!」

 

士郎の前でセイバーの霊器を穿かんとゲイ・ボルグが迫る。しかし、此度もそれは弾かれた。

 

「何が!」

 

「ヒュー、ゲイ・ボルク。外部からの攻撃か盾なら防げると」

 

「貴様……」

 

「俺?俺は………アーチャー。宝具はこのライフル。まっ…どうでもいいがね」

 

アーチャーと名乗った男はそう言うとランサーに向けてライフルを連射している。しかも一発一発が弱点部位を狙うように撃たれ、ランサーも好きに出来ないようだ。

 

「おっと、これ以上のお節介は要らないか」

 

アーチャー?は霊体となって消えると今度はセイバーがランサーに斬り掛かる。

 

「ちぃ…なんだよ。訳解んねぇな!!セイバー、この勝負預けるぜ!」

 

ランサーは霊体となるとその場から消えた。

 

「……何なのです」

 

「取り敢えず、中で話さないか?」

 

士郎の言葉にセイバーとアイリスフィールは頷いた。アイリスフィールは顛末を切嗣に話すと、切嗣はイリヤ達を連れて即座に帰宅した。

 

「…切嗣」

 

「士郎、大丈夫か」

 

「いや、俺は大丈夫だよ。親父、てか、セイバーも親父の事呼んでたけど」

 

「気にするな。気にするだけ無駄だ」

 

「…切嗣、セイバーに謝って」

 

「しかし……アイリ」

 

「切嗣、前回私達はセイバーに沢山迷惑をかけたのよ。それなのに」

 

「それは……そうだけど、でも」

 

「でもじゃないわ、切嗣。いい大人が謝罪の一つも出来ないなんて恥ずかしいわよ。イリヤ、士郎も…そう思うわよね?」

 

アイリスフィールの圧にイリヤと士郎は頷くしかなかった。切嗣は受け入れるとセイバーの前で頭を下げた。

 

「すまなかった」

 

「…………いえ、許しましょう切嗣」

 

重々しい中、話し合いが始まった。

 

「つまり、10年前のマスターがまたマスターの可能性もあるってこと?」

 

「あぁ、ソレを考えたら三家のウチどれかと同盟を組みたい」

 

「…アインツベルンはどうなのですか」

 

セイバーがアイリに確認をとる。しかし帰ってきた返事は酷いものだった。

 

「私達はアインツベルンに反旗を翻したの。私も、イリヤも、セラも、リズも、今は普通の人間として成長して生きることができるわ。私かイリヤに令呪が出れば確定だったのたけれど、恐らくまったく新しいホムンクルスに令呪が宿っているはず」

 

「ソレは…」

 

「なら、間桐はどうだ!俺、桜と仲良いしカリヤさんとも」

 

「…それで?士郎、セイバー。何か聖杯に願うことは?」

 

「ありません、私は聖杯の泥を間近で見ています。アレは…アレは破壊するべき物だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




来た!来た!来た!帰ってきたぞ!俺のサーヴァント紹介コーナー!staynight編第一回。勿論この方!

真名 アルトリア・ペンドラゴン(アーサー王)
クラス セイバー
性別 女性
身長 154cm
体重 42kg
スリーサイズ B73 / W53 / H76
出典 アーサー王伝説
地域 イギリス
属性 秩序・善・地
イメージカラー 青
特技 機械運動、ひそかに賭け事全般に強い
好きなもの きめ細い食事、ぬいぐるみ
苦手なもの 大雑把な食事、装飾過多
嫌いなもの 思いつかない
天敵 ギルガメッシュ、いたずら好きの老人

B73。余談だが、陛下を青セイバーと呼ぶ場合とある個体が、赤セイバーとなるのだが……
赤セイバーのBは83だったはずだ。本当に余談だがな。あと、やっぱりギルガメッシュは嫌うよな。俺も嫌いだもん。


第五次聖杯戦争において衛宮士郎に召喚されたセイバーのサーヴァント。
青いドレスに白銀の甲冑を纏い、雄々しく戦う、見目麗しい金髪翠眼の少女剣士。
第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。
士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。
マスターである衛宮士郎とは、3ルートのうちルートによっては恋人となる。また、他のルートでも第四次聖杯戦争の時とは違い、深い絆と信頼関係で結ばれることとなる。

まぁ、俺の目的も考えたらそのまま士郎君には陛下、桜ちゃん、遠坂凛、イリヤスフィールとかって、ハーレムルート行ければ良いね。


ステータス
マスター衛宮士郎
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B B B+ A B+ A+

マスター衛宮切嗣
筋力  耐久  俊敏  魔力  幸運  宝具 
B A A A D A++

今作の衛宮士郎が衛宮切嗣とアイリスフィールによって魔術使いとして生活している事もある為、こんなステータスだ。かなり高いな。切嗣氏にも引けを取らないステータスだ。

保有スキル
対魔力(A)
魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術師がセイバーを傷付けるのは不可能。その絶大な魔力もまた、アルトリアの対魔力の源となっていることから、士郎と凛で魔術師の力量・特性の差異があってもAランクを保ち続けられている。

アホ毛、アトリウム、コレは関係ないか?ないよな?ないんだよな?

騎乗(B)
騎乗の才能。元々馬上戦闘に秀でた騎士であるためランクは高く、魔獣・聖獣ランク以外なら乗りこなす事ができる。また、生前には存在しなかった自動車やバイクさえも「現代の乗騎」と見なせるため直感で乗りこなせてしまう。

ここら辺は俺と同じだな、だが外見年齢15程の陛下は車は無理だな。せいぜいバイクだ。

直感(A)
戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に悟る能力。ランクAにもなると、ほぼ未来予知の領域に達する。視覚・聴覚への妨害もある程度無視できる。

なんで千里眼みたいなのあんだよ。そりゃあ、生前からあれ?この人未来見えてるのってのはあったけど……

魔力放出(A)
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯させ、瞬時的に放出する事によって能力を向上させるスキル。セイバーは剣戟はもとより防御や移動にも魔力を働かせている。

俺も似てるのできるぜ、アロンダイト・オーバーロードって言うんだけど。

カリスマ(B)
軍を率いる才能。元々ブリテンの王であるため、率いる軍勢の士気は極めて高いものになる。ランクBは一国を納めるのに十分な程度。

それでも滅びたけどね、まぁ……親父様と俺の話聞かないからだけど。


宝具
風王結界 インビジブルエア
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~2
最大捕捉:1個

不可視の剣。敵に武器の間合いを把握させない。シンプルであるが白兵戦において絶大な効果を発揮する。強力な魔術によって守護された宝具で、剣自体が透明という訳ではない。

まぁ、これね。感覚でどうにかなるからさ、俺。

約束された勝利の剣 エクスカリバー
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人

セイバーが持つ剣であり、その代名詞とも言える宝具。アーサー王伝説でよく知られるかの有名な聖剣『エクスカリバー』である。
人々の「こうであって欲しい」という想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ最強の聖剣。

流石に士郎君じゃあ、本気で出せないか。まぁ…彼を手助けする英霊もいるし、いつかは本気のエクスカリバー出すんじゃない?

全て遠き理想郷 アヴァロン
ランク:EX
種別:結界宝具
防御対象:1人
約束された勝利の剣の鞘。
セイバーの魔力に呼応し、持ち主に不老不死と無限の治癒能力をもたらす。

士郎君が幼い時にコレを切嗣に入れられたんだよね。助かって良かったよ…

テロップ 
災害起こした奴が何か言ってるよ

うるさい、staynight始まんなくなるから良いの!
っと…時間だな。後書きも読んでくれてありがとな。今回、俺は結構裏方で作業すると思う。

テロップ 
円卓の騎士が泣いてるぞ 

……因みにだが、俺の宝具は作者が固有結界にしようと画策している。どんなのになるかは…お楽しみだ。じゃたな!

テロップ 
(^_^)/~
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