傍観を行うマーリンとヴィヴィアン。
それぞれの勢力はどう移り変わるのか。
「…色々と邪魔されたけど、改めてクロエ・フォン・アインツベルンよ。よろしくね、シロウ」
「あっあぁ……あと……クロエ、近いんだが」
「へぇ……何がかしら?」
「離れなさいドッペルゲンガー!」
俺の顔に迫らんとする距離に来るクロエにイリヤが食らいつく。桜もクロエに対してまるで猫みたいにシャーと唸ってるし。
「つまり、イリヤを元に作られたクローンのホムンクルス?」
「へぇ、流石裏切り者のアイリスフィールは理解が早いわね。」
「…っ」
「なに?血が繋がるから母親ヅラしようってわけなの?うざいんだけど」
「アイリ、コレはイリヤじゃない。アインツベルンのホムンクルスだ!」
「待てよ親父!」
俺の前で親父が、切嗣が今まで見たことのない顔で拳銃を構えている。クロエも怯えてるかと思ったけど、どうやら違うみたいだ。
「やっぱりね、士郎は守ってくれんだ」
「…正直、クローンとか判んないし俺には関係ないよ。今、イリヤと同じ顔の子が俺の家族として居る。なら、俺は家族を守るよ。それが…切嗣の正義の味方を裏切るとしても」
「士郎、どいてくれ。その子は危険なんだ」
「……嫌だ、それに理由もある。切嗣に、俺の親父に人殺しはこれ以上させない」
セイバーも俺の意志を組んでか切嗣に刃を向けている。バーサーカーが居るんだ、ここで殺し合いは本当にゴメンだ。
「クロエ、クロエは何か願いがあるのか?」
「私の?私のは配下のホムンクルス達と共に過ごすこと。生き抜くこと、創られたなら、造られたなりに足掻いて、生き抜いてみせるわよ。だからわ聖杯に願う、だから…アインツベルンを滅ぼしたんだから」
「なんだって」
「あら、魔術師殺し様は世界に目を向けないのかしら。良いわね、まるで愚かな子供みたい。アハト爺もバーサーカーにかかれば簡単に。私と同じ、家族達は救うわ。聖杯さえあれば、私達はホムンクルスから人間になれる」
「クロエの願いは」
「そう、私達アインツベルンのホムンクルスが人間になること」
切嗣と母さんは驚いた顔をしている、俺も知識としてホムンクルスは知ってるが……
「クロエ、頑張ってるんだな」
「フフッ、そんな褒めないでよ。お兄ちゃん!」
俺は上目遣いにそんな事を言うクロエに頬を赤くしてしまったんだが、
「ライダー!先輩からクロエちゃんを離して!」
「シロウから離れなさいよ!」
「はん!お兄ちゃんは私の夫にするわ!決定事項ね!」
「……私は何を見せられているんだ?」
「奇遇ねセイバー、私もよ。しかし以外ね、エミヤ君がロリコンだなんて」
「……頭が」
「なんでさ!遠坂は何も言わないでくれ!!」
俺が何とかとりなしたけど、クロエがイリヤと桜に対して……うん、俺は何も見てない。
「しかし、バーサーカーのマスター。聖杯は願いを叶える願望器ではない、アレは……恐ろしい物だ。願いを叶える願望器?そんな訳はない、あれば世界を滅ぼす物だ」
「嘘よ、聖杯は願望器として」
「…はぁ、嫌いなんだがしょうがない。クロエ・フォン・アインツベルンに、間桐家当主間桐雁夜として、話すぞ。家の資料に第三次聖杯戦争の際、アインツベルンが召喚したアベンジャー、アンリ・マユ。その情報があった、知ってるか?」
「知らないわ、ドイツに戻れば……ちょっと待ちなさい。アンリ・マユってゾロアスター教の」
「そうだ、神霊は呼べないさ。だが、アインツベルンは呼んだ。だが、中身は違う。アンリ・マユという概念を押し付けられた一般人らしいな。そんな者が意志を持たず、聖杯に同化しているんだ。冬木の災害ってのはそれが原因さ。そう、士郎君のような子は俺達が作ったんだよ」
そんな重々しい会話が衛宮邸にて行われているころ、俺事ランスロットはバゼット・フラガ・マクレミッツを探していた。
「……まじかよ、こんな簡単に見つかるなんて」
「くっ……」
左腕を失ってなお、生き続けぎりぎりを辿っている彼女に俺はリザレクをかける。完全なる再生、サーヴァントすら受肉させてしまった魔法。
失った左腕も戻り、苦しそうな顔も落ち着いている。
「仕方ねぇか」
俺はバゼット・フラガ・マクレミッツが起きるまでじっと隣で待っていた。
「んっ…うん……あれ……腕が」
「おっ?起きたかい、嬢ちゃん」
「なっ!貴方は何物って左腕が?!」
元気な反応を見せるバゼット、なんとなく可愛いな。
「俺ははぐれサーヴァントのランスロット。フリーの魔術師探しててさ。どうだい、お兄さんと契約して聖杯戦争を勝たないか?」
「貴方は……言峰綺礼の差金ですか!」
「いいや、だが朗報だぜ。ランサーのサーヴァント、クー・フーリンはまだ生きてる。言峰綺礼を殺せばあんたのサーヴァントは帰ってくる」
「ランスロット、貴方の目的は?」
「聖杯戦争の一人勝ち。御三家をぶっ潰し、大聖杯を破壊する」
「それじゃあ神秘は」
「バゼット・フラガ・マクレミッツ。俺は貴様を生き人形にするだけでもいい。判るか、俺は目的の為なら犠牲すら厭わん。俺の大切な者達を守れるなら、貴様の意思など関係ないのだ」
バゼットの首を締め上げ、心無い言葉を口にする。コレは俺の本心だ、目的の為なら、女子供さえ殺せる悪魔。それが、俺なのだから。
「ぐっ……くぁ………」
気絶したバゼット、俺は魔術で昏睡状態を保ちバゼットとの間にパスを繋いだ。
そして、病院の前に寝かせる。
後は……俺が悪に堕ちれば良い。
英雄王と決着をつけるには魔力が足りない、ならばやることは一つだ。
俺は結界を冬木駅に貼る、ここは離れている。気付かれる事もない、ルーラーも今はどうしているか。兎に角、俺がここに張った結界は駅で魔力人間の生命力を吸い取る物だ。急速な回収ではない、100あるとすれば20回収する程度。それを、人の行き通りが多い駅で行う。死んでも、事故死だ。電車に轢かれてのな。
因みに、名付けて《アスピルゾーン》魔力とMP両方回収最高だ。
「よりにもよってランサー……お前が最初に脱落か?」
「ちぃ…冗談じゃねぇぞ!」
俺はアロンダイトを構えるとランサーと退治する。そして即座にいつ撤退するかを考えた。
上端じゃない、ゲイ・ボルグを防ぐ盾なんて持ってない。
「どうした?クー・フーリン、それでもケルトの英雄か?スカサハの奴に貰った槍が泣いてるぞ!」
「てめぇ、師匠の知り合いかよ!」
「知り合い…知り合いか?まぁ、会えるんじゃないか、まだ生きてるしな」
「うそだろ…あの婆さんまだ生きて」
その時だ、俺とクー・フーリンの間に不穏な気配が流れる。
「………クー・フーリン、俺は逃げるぞ。貴様ら師弟の間に組み込むな!馬鹿!マント掴むな!」
「やめろ!師匠の相手なんてしたかねぇ!手伝えおっさん!」
「おっさん言うな!まだ30代じゃボケナス!」
「十分おっさんだろうが!」
そんな感じで焦っていると空間が揺らいだ。
なんで?ケルトってイギリスとかそっち方面の筈なのに……目の前で笑ってないケルト最恐の女がいる!
「ほお〜…セタンタ。それに……」
「うぉ!ナイスバディ!!しかも生で見たら美女じゃないか!くっ!ケルトってやべぇな、色々となぁ!おい!」
「おいおっさん!フェルグスの叔父貴みたいになるんじゃねぇ!」
「口説かれて嫌な気はせん、しかし……セタンタ、覚悟はできておろうな」
「って事でさらばだ!クー・フーリン!」
俺はさっと逃げようとしたが何故か動かない。
「逃がす…かよ!」
まさかのマントを掴まれ首が絞まる。
「やっやめろ……美人でも歳上すぎる!俺を殺す女はナンセンスだ!」
「黙れ!てめぇも道連れだ!!はっえ?嘘だろ!師匠!何した!あのクサレ神父とパス切れたぞ!」
「何、簡単だ。しかしブリテンの湖の騎士まで共にとは……行くぞ?セタンタ」
「「フザケンナァァァァァ!!!!」」
俺、ケルト……嫌い
(^o^)
〈この度、ランスロットが消えたので僕がやるよ〉
とテロップは文字を出している。
プロフィール
真名 メディア
クラス キャスター
性別 女性
身長 163cm
体重 51kg
スリーサイズ B82 / W57 / H84
出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ、コリントス
属性 中立・悪・地
イメージカラー 紫
特技 奸計、模型作り
好きなもの
寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女(SN)、模型作り(FGO)
苦手なもの 筋肉ダルマ(SN)
嫌いなもの 顔が良いだけの男(FGO)
天敵 バーサーカー
〈コルキスの魔女と呼ばれたお人です。みんな、悪属性だからって駄目だぞ!キャスターはとある星1セイバーに騙されてたんだから〉
説明
魔術師アトラム・ガリアスタによって聖杯戦争開幕前の早い段階で召喚されるが、「自身を召喚したマスターが魔術師としてサーヴァントに嫉妬する」という異例の事態に陥る。
また彼女自身もそのマスターの考え方に反感を抱いたため、マスターの意に反する行動を取り、下らない命令で令呪を3つとも消費させて自由の身になると、すぐさま殺害した。
魔力を提供してくれる依り代を失った事で現界を保てなくなり、消滅しそうな状態で彷徨っていた所を偶然出会った葛木宗一郎に拾われ、冬木市最大の霊脈である柳洞寺に連れ込まれたことにより、現界の維持に成功する。
その後、葛木がマスター権を引き継いだが、彼に内密で柳洞寺に魔術的な改造を施して自らの神殿に変えたり、町中の人々から生命力を吸い上げて自分の魔力にしたり、ルール違反で召喚したアサシンに唯一の進入経路である山門を守らせたりと、バーサーカーを目下最大の敵として、対決の準備を水面下で着々と進めていた。
現在のマスターである葛木に対し、単なるマスターとサーヴァントの関係以上の想いを寄せており、聖杯獲得に向けて準備を進めつつも、それらを内密にしているのは、彼に嫌われたくない一心からである。
〈元々乙女なのです、原作だと正義の味方に取り憑かれた士郎達に倒されるけど、今回は作者が守るよ。だって、ハッピーエンドが好きだから〉
作 ギルと言峰綺礼は子ね
能力
魔法こそ習得していないものの、魔法に近いレベルの神代の超高等魔術を平然と扱い、魔術師としての能力は魔法使いと同等、もしくは上回って余りあるレベル。神代の大魔術を用い、魔力を固めた光弾や光線による攻撃のほか、骨でできた竜牙兵の召喚など、多彩な技を持つ。
当時のギリシャでは魔術が日常的なものである為、魔術師と認められるだけでもハードルが異常に高いのだが、メディアはそんな環境でありながら「魔女」と呼ばれ恐れられるほどの腕前を持つ。
ステータス
マスター 葛木宗一郎
筋力E 耐久D 俊敏C 魔力A+ 幸運B 宝具C
陣地作成(A)
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる能力。神代の魔女である彼女は、工房を上回る神殿を形成する事が可能。
道具作成(A)
魔力を帯びた器具を作成できる。Aランクとなると、擬似的ながらも不死の薬さえ作りあげられる。
高速神言(A)
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。神代の言葉なので、現代人には発音できない。
キルケーの教え(A)
メディアの姉弟子であった魔女キルケーの教え。王女メディアは月の女神ヘカテの神殿で魔術を習得したが、その時、姉弟子だったのが魔女キルケーである。キルケーこそ魔術の天才であり、そして色々と性格に問題のある魔女だった。メディアは王女として魔術を習っていたので真性の魔女とは言えない。イアソンに捨てられた後のメディアが魔女として振舞えたのは、このグレートな姉弟子との修業時代があったからだろう。
金羊の皮(EX)
アルゴンコイン。後述するように本来は宝具。
〈因みに魔法使いのランスロットと戦えば負けるよ。先ず言うけどベクトル違いすぎるもん、流星だったり隕石だったり、ランスロットが本気出せば召喚獣で終わるもん。バハムート呼び出せば良いだけだし、ここに竜殺しいないもん〉
宝具
破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
ランク:C→C+
種別:対魔術宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:メディアの「裏切りの魔女」としての伝説そのもの
「――――術理、摂理、世の理。その万象、一切を原始に還さん。」
『破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)』!!
歪な形をした短剣。攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ最強の対魔術宝具であり、令呪の契約も打ち消すことが可能。ただし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。
〈これね、ある意味ランスロットに効くかもしれないの。魔法使いだけど、この型月に当てはめる枠に女神様入れたから実はルールブレイカーがランスロットの命運決めるかもしれないの、勿論本人知らないよ?てか、マジで効くかもわからないし。でも、仲間に引き込むのはいいよね〉
金羊の皮(アルゴンコイン)
コルキスの秘宝で「地に放ると竜が現れる」と言われている。
イアソン率いるアルゴナウタイ(アルゴ号の船員たち)が探し求めた宝物だが、正当な所有者は彼女の血筋にあった。
竜を召喚できるとされるが、キャスターには幻獣召喚能力はないのでこの用途では使用不可。
皮を愛でることで回復することができる。もふもふ。精神の癒やしが肉体を凌駕したのだ。
〈もふもふするの、可愛いよね。きっと、本来は優しいからだよ。葛木宗一郎と末永く生きてほしい〉
女神
あら、テロップ終わったの?
〈うん、ランスロット帰ってくるかな?〉
女神
無理ね、後で助けようかしら