憑依転生ランスロット(偽)   作:影後

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ランスロットと正義の味方

夜が明ける、魔力とMP回収のアルピスゾーンが機能している。実にいい、限りなく隠蔽めしてあるから大丈夫だ。

 

だが、そんな俺の日常も壊れる。

 

 

 

「たのむ……セイバー」

 

「ねぇ…シロウ、本気なの?」

 

「………クロエが俺の妹なら、絶対守る。それを親父がのぞまなくても。それに……話したいんだ」

 

「判りました、いきます」

 

その日、衛宮士郎はセイバーと共にクロエ・フォン・アインツベルンを連れて逃げた。

 

「……バーサーカー、来なさい」

 

「■■■■ッ!!!」

 

「……それで、シロウ。私を連れ出した意味を理解できる?間桐、遠坂、アインツベルン、衛宮の同盟を破壊したのよ」

 

「ソレでも、俺は家族を見捨てない。クロエがイリヤの妹なら俺の姉だろ?」

 

「セイバーも……馬鹿ね」

 

「……ランスロットに真意を確かめる。その為にも、私だけでは勝てないのだ。クロエ、貴女のバーサーカーが」

 

「……良いわよ、ランスロット。円卓の崩壊を招いた存在とも、話してみたいもの」

 

衛宮士郎、セイバー、クロエ・フォン・アインツベルン、バーサーカー、消息不明。

 

ランスロットは夜の街を歩いていた。

消えたセイバー陣営とバーサーカー陣営を探していてのだ。割と脱落されるのは困る。

今回、小聖杯を盗んでいない都合、バーサーカー陣営のマスター、クロエが死ぬからだ。

 

 

 

「つまり、てめぇは……救いたいと?」

 

「今、生きてる子供が死ぬのは忍びないんだよ。戦いたけりゃ、全部終わったあとで殺し合ってやるから」

 

俺はランサーと協力して探している。

魔力供給は問題ない、ランサーはバゼットでなんとかなる。

 

「んでもよ、まさか………俺をバゼットのサーヴァントに戻すなんてな」

 

「言ったろうが、別に俺はマスターは必要ない。それに……俺のマスターは今のところ、娘を愛する父親一人だからな」

 

「そうかよ」

 

ランサーは何も言わねぇ。俺も面倒になってきた。これ、俺が喧嘩を売ればいいか?

前回のランサーの奴を利用するか。

俺は港に行くとディルムッド・オディナの様に挑発を開始した。

頼むから英雄王は来るなよ。

そう、思いながら佇んでいると獲物ではなく、対話相手がかかった。

 

「来たか…クロエ・フォン・アインツベルン、ヘラクレス、士郎くん、陛下」

 

「……なぁ、俺はどうすんだ?」

 

「裁定者が来たら教えろ、それまでは監視だよ」

 

「わかったよ」 

 

ランサーが消えたのを確認し、俺は兜を脱いだ。

全員が俺の顔に驚く。

 

「陛下、この顔は見せていませんでしたね。でも、士郎くんならよく知っている」

 

「シロウ、これは」

 

「店長だったのか」

 

「camelotの店長は仮の姿、本当は円卓の騎士ランスロットいや……この肩書も違うな。我が名はランスロット。女神〘―――〙の従者にして、騎士である」

 

「女神の従者……それに、私達に名前が聞き取れないってことは、少なくともこの世界の神じゃないのね?」

 

「……勿論だ、外なる神というと邪神共になってしまう。だが、そうとしか言えん。かの方は数多の世界を統べる女神だ」

 

陛下は約束された勝利の剣を何時でも抜ける体制でいる。だが、今用があるのはクロエだ。

 

「クロエ、まずその身体を解放する」

 

クロエの肉体から小聖杯を分離し、自身の手に出す。そして、それをしまった。

 

「ありがとう、ランスロット」

 

「……まだだ、クロエ・フォン・アインツベルン。ホムンクルス達の女王よ、人間として生き、人間として死にたくはないか?」

 

「……できるの?貴方に」

 

「できる」

 

肉体が焼ける、そして新たな炎が生まれる。

俺は召喚獣〘フェニックス〙として顕現する。

 

「……不死鳥…フェニックス」

 

『クロエ・フォン・アインツベルン、我が焔に身を任せるのだ』

 

《転生の炎》

 

クロエの周りに灼炎が舞い散る、そして現れたのは人間としてのクロエ・フォン・アインツベルンである。

 

「ありえない……こんなの……………」

 

クロエは頭を下げる。

 

「お願いします、どうか、どうか同胞を」

 

俺はその声に頷きを返す。

 

「ランスロット、貴方は一体……」

 

俺は自身の焔を操り、驚愕の目を向ける陛下に言葉を送った。

 

〘I LOVE 陛下羽織、今だにとってありま〙

 

「約束された勝利の剣!!!」

 

激しい痛みに悲鳴を上げてしまう、何とか火を燃やし回復するが陛下の目が怖い。

 

「……ランスロット、馬鹿ですね。貴方は、巫山戯ないとやってらんないんですか?!コラ!」

 

〘暴力反対、それに……俺、ガレス、ギャラハッドの言葉を聞いてくれなかったのは貴女です。そして、ギャラハッドをあの様な地獄に送り出して………正直、巫山戯てるのは貴方様に対する怒りをこれでもかと抑える為なのですが?え?〙

 

「待ちなさい、ランスロット卿。一つ、一つ教えてください」

 

〘何をですか〙

 

「……ランスロット卿にとって、あの国は、ブリテンは」

 

〘……駄目でしたね、貴方が背負うのではなく私達を使える存在ならよかった。それに……モルガン、あの魔女を利用できるならよかったのです。それこそ、モルガンに王位を渡し騎士団長として支える。ならば、貴女に問題はなかった〙

 

「……そうですね、モルガン、いえ姉上なら」

 

「ですが、悪くなかった。ガレス、ガウェイン、パーシヴァル、アグラヴェイン、トリスタン、ベリヴィエール、モードレッド、皆面倒を押し付けてきたりしました。しかし、しかし、それでも、楽しかった。辛くとも、苦しくとも、貴女の下で戦えたのは誇りですよ。トリスタンもあんな言葉を言いましたが、奴は……優しすぎただけなのです。だから、だからどうか」

 

「……ランスロット卿、貴方は」

 

「……はい、ですが……陛下。まだ、お気づきにならないか?」

 

「何を………」

 

「私が聖杯を持っているにも関わらず、何故悠長に話しているのかと…ね」

 

「……シロウ!」

 

「バーサーカー!!」

 

「□□□□□□!!!」

 

陛下とヘラクレスが動いた。

だが、始まったばかりだ。

 

「大聖杯を破壊するにしても、中身は邪魔すぎる。私は、自身の魔力を使い聖杯を完成させ」

 

「10年前の二の舞いだぞ!!!ランスロット!!!」

 

「しれたこと、全ての力を用いる!でなければ、再び現界した意味がない!!」

 

「ランスロット卿!!!」

 

約束された勝利の剣と『無毀なる湖光』がぶつかる。

 

「ランサー!バーサーカーを抑えろ!死なせるなよ、死んだら面倒だ!!」

 

「ちぃ…わかったよ、おっさん!」

 

「喋る余裕があるのですか?」

 

「お生憎、私は剣技だけで騎士をしていた訳じゃない!」

 

陛下の目の前でマジックボトルに入れてあるブリザガを使う。

 

「ランスロット!!」

 

「そう、アンタは守らなきゃならないんだよ!俺と違ってマスターが居るからな!!」

 

「ランサー!撤退だ!!!」

 

「ってもよ!」

 

「仕方なし……クエイガ!」

 

クエイガで地面を陥没させ、バーサーカーを埋める。その隙に俺とランサーは撤退した。

 

「取り敢えず、俺とお前の協力関係は終わりだ。後は俺一人でやるさ」

 

「おいおい……アンタは」

 

「こいつを、バーサーカーのマスターに届けてくれ。フェニックスの焔だ。これを浴びれば、ホムンクルスは人間に転生できる」

 

「……神の御業だな」

 

「俺のは借り物さ、本来のフェニックスにそんな力はない。女神様が色々と手を貸してくれているんだよ」

 

「……じゃあな、おっさん」

 

「……おっさん言うな。若造」

 

俺は直ぐに寺に向かう、バニシュを使い透明状態になる。更に山門に限り、ストップを使う。一時的なものだが、山門の時が止まる限り、佐々木小次郎は出てこないはずだ。

 

(キャスターも動いていない。好都合だな)

 

俺はサイトロで脳内マップを作り出し、大聖杯に向かう。

 

「……さて、やるか」

 

冬木の被害はこの際、考えない。やるしかない。

 

「来い…英雄達、止められる物ならやってみろ」

 

俺は女神様から与えられた力を使い、サーヴァントとマスター以外の時間を止めた。

 

「させませんよ、父さん」

 

それは、聞きたくない声、いて欲しくない声。

 

「何故だ……どうやって…………」

 

「もう、止しましょう!父さんは壊れて」

 

「俺は壊れてなど居ない!大聖杯を完成させる、それしか、この惨劇を終わらせるすべはない!誰だ、誰が眠っているお前を叩き起こした!

ギャラハッド」

 

「サーヴァントシールダー、ギャラハッド。

裁定者の標に従い、貴方を倒します」

 

 

 




サーヴァント……オールラウンダー
真名はランスロット

マスター 間桐雁夜 
ステータス
筋力A+ 耐久A+ 俊敏A+  魔力B+ 幸運A+

宝具A++

アロンダイト所持時
筋力A++ 耐久A++ 俊敏A++ 魔力B++ 幸運A++

宝具A+++

保有スキル

対魔力(B) 魔除けの指輪による対魔力を有する。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀式呪法などをもってしても傷つけるのは難しい。

騎乗 (EX)
乗り物を乗りこなす能力。
EXランクでは乗りこなせないものはなく、竜種や幻獣・神獣クラスですら乗りこなせる。

魔法-
別世界の力を継承し、行使する。
この世界においてそれに対応出来るだけの存在は少ない。

湖の騎士(A) 幼少の頃、湖の乙女に養育されていたことから、常に彼女の祝福を受けている。スキルを使用すると、一時的にではあるが幸運以外のステータスどれか一つに+を付加(実質的な倍加)することができる。

精霊の加護(A) 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる精霊のギフト。その発動は武勲を立てうる戦いのみに限定される。

無窮の武練(A+) ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神状態においても十全の戦闘力を発揮できる。

女神の加護(EX)
とある女神の所有物であるという証明、祝福を受けるため、永遠の成長が可能。
不老不死すら望めば手に入る。

神性(-)
神降ろし、また神には其の物を下ろすことが出来る事及び、とある女神からの祝福の一つ。
しかし、自分自身が神性を持っているんけではない。あくまでも、その身に下ろすか、何かしらの要因を行う事で確保できる。

宝具

騎士は徒手にて死せず
ナイト・オブ・オーナー)

ランク:A++
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:30人

己が栄光の為ではなく
フォー・サムワンズ・グロウリー)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人

縛鎖全断・過重湖光
(アロンダイト・オーバーロード)
ランク:A
種別:対人・対軍宝具
レンジ:1〜50
最大捕捉:500人

「湖の乙女と共に!」
「最果てに至れ、限界を越えよ。彼方の王よ、この光を御覧あれ!『縛鎖全断・過重湖光(アロンダイト・オーバーロード)』ッ!!」


召喚魔法
この世界に存在しない幻獣、神を召喚またはその身に降ろす魔法。
抑止力すら滅ぼすイレギュラー。



「……ギャラハッド」




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