憑依転生ランスロット(偽)   作:影後

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ランスロ「なんで……うそだ」

ギャラ「I am your sun」

ランスロ「嘘だァァァァァ」

(*ノω・*)テヘ

テロップ、俺そんなんじゃねぇ。


償いと

「ギャラハッド……何故、どうやって!」

 

「私が聖杯から臨時のマスターに選択されました。貴方を止めるために」

 

現れるジャンヌ・ダルク、それだけではない。

衛宮切嗣、アイリスフィール、桜ちゃん、カリヤ、ライダー、遠坂凛、友、ウェイバー、親父様。

 

「……なんで……止めるんだギャラハッド。お前は私の庇護下で眠って」

 

「父上、私を修道院へ捨てたと言いながらずっと見守ってくれていたことは知っています。母を憎みながらも、息子である私を憎むことはなかった。それどころか」

 

「守りたかった!俺は!お前の父親何だぞ!何故…何故わかってくれない!ギャラハッド!!お前は」

 

「貴方の気持ちを私に押し付けるな!私は騎士だ!円卓に選ばれし騎士だ!貴方の息子という存在だけではない!」

 

アロンダイトを持つ手が震えている。

そうだ、俺に……俺に息子が斬れる訳がない。

 

「追い付いたぞ、ランスロット!なっ…何故、ギャラハッド卿が」

 

「……お久し振りです。陛下、サーヴァントシールダー。裁定者の標により、現界しました」

 

「つまり……ルーラー!!!!」

 

俺は怒りのままにルーラーへとアロンダイトを向ける。

 

「ライダー、おじさんを援護できる?」

 

「無理ですね、ルーラーより令呪を使われています。私達がランスロットが援護することはできません、ごめんなさい桜」

 

「ううん、大丈夫。私ならできるから」

 

「終わったわ、遠坂と衛宮を敵にした!ランスロット!お前、この借り後で返せよ!」

 

「カリヤ、桜ちゃんまで?!」

 

二人に預けていたマジックボトルが投げられるとルーラーの周囲が氷り、雷が降り注ぐ。

 

「なっ!桜裏切るの!」

 

「私の家族を傷つける貴女達の方が敵です!」

 

「士郎には悪いが……敵は排除する」

 

衛宮切嗣のトンプソンコンテンダーから弾丸が桜ちゃんに向かって飛んでいく、俺がさせる訳がない。

 

「衛宮切嗣……貴様はルーラーの下か」

 

「……悪いが、僕も家族の為だ」

 

「私もキリツグと共に行くわ」

 

「親父!それに母さんも!」

 

「士郎、セイバー、共に来るんだ。確実な敵はランスロットだぞ!」

 

「でも」

 

「そう、なら私はランスロットに付くわよ。私を人間にしてくれた!それに……衛宮切嗣、アイリスフィール、都合よく二人が居るんだもの、殺さない手はないじゃない」

 

「クロエ!」

 

「先輩!」「士郎」

 

「衛宮くんは何処に付くのよ」

 

現状、敵サーヴァントはルーラー、シールダー、アーチャー、家とすると衛宮、遠坂。

味方サーヴァントは俺、ライダー、バーサーカー、家とするなら間桐、アインツベルン。

 

士郎君は迷うだろう、クロエを救うために逃がした。でも、クロエは両親を憎み続けている、更に言えば自分の後輩を義父は殺そうとしている。

 

「士郎君、陛下……俺の目的は大聖杯をこの身に宿し、自らを滅ぼす事。別次元に飛ばし、永遠に聖杯戦争が起こらない世界作ることだ、力を貸して欲しい。判るだろ!これは、今を生きる君達の未来のためなんだぞ!」

 

「でも…」

 

「士郎、聞いちゃ駄目だ!これは心理戦だよ、この男は民間人を利用することを何ら戸惑いなくやってのける!そう、シールダーは話していた」

 

「……言ってはいませんがね、父は目的の為ならなんだってやる。汚名を被ることも、それこそ、裏切りまで!陛下にすら、真に裏切ったと思われていたんだから!父は、そんな無能でもつかえるえるほど寛大であり、」

 

「ギャラハッド…お前はァァァ!!!俺は、ガレスを殺し!ガウェインを斬った時に俺は死んでいた!ギネヴィアすら殺し、それでも、王は理解してくれなかった!なら俺は、後何人殺せばよかったんだ!トリスタンは去り、お前は消えた!パーシヴァルも!俺は……俺はあぁする以外道はなかったんだぞ!どう足掻いても、滅びを伸ばすだけだった、民の苦しむ姿、自身が使える主の悲しむ姿、俺は覚えている。フランスから渡り、使えて数年、啜り泣く少女の涙を……過酷な運命へと向かわせてしまった負い目が、俺達大人にはあったんだよ!ギャラハッド、ソレを知らない……子供が口を出すなぁ!!!」

 

「なっ!」

 

ギャラハッドの円卓の盾にアロンダイトがぶつかり、激しく後退する。

 

「シールダー!大丈夫ですか!」

 

「ルーラー、どうやら私は父の地雷を踏み抜いたようです」

 

「たとえ息子と言えど、騎士王を愚弄することは許さん。俺が敬愛し、我が女神以外で仕えたのは彼女だけだ」

 

「……なら、何故騎士王は貴方に手を貸さない。それに、私の知る騎士王ならこの様な事に何故参加した!聞けば、騎士王の願いは選定のやり直し、使えていた私達を捨てた!そうだろう!アーサー王!!」

 

「ギャラハッド卿」

 

「違う!セイバーの願いは聖杯の破壊だ!アンタが昔のセイバーを知ってても、俺は俺のサーヴァントのセイバー、アーサー王を信じてる!」

 

「吐かせ!」

 

「ギャラハッド、貴様の相手は俺だ!」

 

士郎君が陛下を思ってくれている、それで十分だ。なら、なおさら……彼等を生き返らせた方が平和な世になる。

 

「カリヤ、お前に令呪戻ってるよな?」

 

「あぁ、何かあるしあと2画だけど……まじかよ」

 

「桜ちゃん!ライダー、カリヤを連れて逃げろ、バーサーカー達もだ。陛下も!お早く」

 

「何をする気です、ランスロット」

 

「親子喧嘩に終止符を、さらに…敵対勢力を沈める」

 

「そんな、店長!」

 

「……殺さないさ、誰もな。死ぬのは俺と英雄王だけでいい」

 

「ほぉ……何やら雑種共が戯れていると思ったが…!来たか、英雄よ」

 

「…もう、最終局面に来ている。キャスター等に問題なく、英雄王の狙いは俺だ。士郎君、言峰綺礼を倒せ、言峰綺礼を倒し、この男の餌となっている子供たちを救うんだ」

 

「貴様は、知っていたか」

 

「店長?」

 

「まだ、教えたい事があった。だが……聖杯の汚染も理解せず、遠坂は聖杯戦争を続けようとする。衛宮は自身の罪を理解せず、血を分けた娘を殺そうとする。ジャンヌ・ダルクはそれが使命だと疑わず現れた。息子は、己の正義を信じているのだろう」

 

「何だ英雄、遺言か?」

 

「遺言だよ、英雄王。ここから……冬木市未曾有の危機に瀕する事になるのたから」

 

「ならば、民を救うのは騎士の努めです」

 

「ギャラハッド……」

 

「私は、貴方に憧れたから騎士になったんですよ?父さん」

 

「そうか…なら、征くぞ」

 

「英雄王、私も固有結界なら持っている!

真名、開帳───私は災厄の席に立つ……」

其は全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷──顕現せよ、

『いまは遙か理想の城

(ロード・キャメロット)』!」

 

世界が変わる、かつて見た、仲間と共に歩き、話し合ったかの場所に。

 

「なっ!ランスロット卿!ギャラハッド卿!」

 

「陛下、貴方はもう十分だ。普通の少女として生きて良い」

 

「親父様、もし、陛下になにかするようならキャスパリーグをけしかけるぞ」

 

「まったく、円卓の親子騎士は。という訳で、マーリンお兄さんが君達を安全な所まで送るよ」

 

「待て!マーリン!私に!私に騎士を見捨てろと、止めろ!マーリン!!!」

 

敵対者は兎も角でして、味方は泣いてくれている。桜ちゃんの方を見ればライダーが頷いてくれている。

 

「令呪を持って命ずる!ランスロット、勝利しろ!そして、最後の令呪を持って命ずる、生きて帰れ」

 

「良い、マスターですね。父さん」

 

「全くだ」

 

「裁定者の名の下に、神よ、シールダーに勝利を。そして、祝福を、」

 

「お前の上司もな」

 

「全くだ」

 

完全に消えた者達を想いながら、英雄王を見る。

 

「ほう、親子か良いだろう」

 

「舐めないで頂こう、我が名はギャラハッド!円卓最強の戦士の息子!」

 

「ランスロット、円卓最強の戦士にして、女神ーーの神子である」

 

「「征くぞ、英雄王!」」

 

「来い、英雄よ!」

 

王の財宝が放たれるのを見送り、自身の魔力を開放する。

 

「ほう、あの時我を傷つけた力か!」

 

「選ばれし真の王の力を受けるが良い」

 

王の財宝と召喚されたファントムソード達がぶつかり合う。無限に形成され、射出されていく様は、まさに王の財宝と言っても良い。

 

「真の王、貴様は何者だ!王でありながら下につくだと」

 

「無駄話のしすぎだな、英雄王」

 

「えぇ、背後ががら空きだ」

 

ギャラハッドの円卓の盾が英雄王を吹き飛ばし、地面に打ち付ける。

 

「っ!雑種め!」

 

「不味い!」

 

「させるか」

 

ファントムシフトを行い慈王の盾でギャラハッドを宝具の雨から守る。

 

「父さん」

 

「シールダーなら盾は手放すな!」

 

一言そういえば俺は即座に伏龍王の投剣を投げる。

 

「2度もくらわんわ!」

 

「ちぃ!」

 

両方とも王の財宝から撃たれた宝具で弾かれ、シフトが終わる。だが即座に賢王の剣に持ち替え、空中戦にて戦う。

 

「今行きます!」

 

「ギャラハッド!」

 

ギャラハッドの投げた円卓の盾がギルガメッシュの胴体を吹き飛ばす。

 

「流石だ!」

 

直ぐ様、賢王の剣でシフトブレイクを行う。

 

「ランスロット!!!」

 

「舐めるなぁぁ!!!」

 

英雄王の剣をと俺の賢王の剣が鍔迫り合いを起こす。腕力で言えば俺のほうが上だ、だからだ。

俺は英雄王を弾き、蹴り飛ばす。

 

「メテオ!」

 

「何だと?!」

 

ギャラハッドの固有結界の中だからと無理かもしれないと予想していたが、できた。

英雄王の落下地点に隕石郡が落ちていく、こんな事を出来るサーヴァントは俺ぐらいだろうな。

 

「舐めるなぁぁ!!!!」

 

ボロボロになりながら、神の血を入れても地球外の力に勝つことはできない。

初戦、神話とは地球上での出来事なのだから。

 

「父さん、これは」

 

「……不味いな、っと、来るか」

 

頭痛がする。

我等を呼べと、選ばれし王よ、救いの手を伸ばすと。

 

「父さん?その魔力は」

 

「全くだ………キャメロットはもう持たん」

 

世界が戻る、冬木の街、そして神たちが現れる。

 

「………ギルガメッシュ、俺はもう知らんぞ」

 

「ランスロット卿、ギャラハッド卿これから何が」

 

固有結界がとけた事で消えたはずの騎士王達がいる。

 

「あー……陛下、桜ちゃん、カリヤ、駄目だ。俺だけの力で殺せなかった」

 

「ならば、我々も」

 

「………無理、神様………来ちゃった」

 

「ランスロットォォォォォ!?!!!!!」

 

地震が鳴り響く、不味い…冗談抜きで不味い。

 

「親友!頼む、固有結界を」

 

「うむ……いざ、遙か万里の彼方まで!」

「遠征は終わらぬ。我らが胸に彼方への野心ある限り……勝鬨を上げよ!『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』!!」

 

征服王の固有結界を何かがかけてくる。

 

「止まれぃ、友よ。神とは」

 

「巨神タイタンか、まだ大丈夫かな」

 

ギルガメッシュに巨大な拳が振り降ろされた。

誰もが目を驚かせ、その姿を見る。

巨大すぎる神、大地を守護せし6神タイタン。

タイタンは俺を握ると、ギルガメッシュに拳と共に振り下ろす。

 

《大地の怒り》

 

だが、神の怒りは収まらない。

征服王の固有結界が破壊される、そして冬木の街は嵐に巻き込まれる。

竜巻が巻き起こるが、それは海上から動いていない。だが、その中から巨大な龍が姿を見せる。

 

「龍種?何故この時代に」

 

「アレは水神リヴァイアサン」

 

リヴァイアサンが上空を飛ぶ、そして巨大な津波が押し寄せる。

 

『大海嘯』

 

「神秘の秘匿もねぇな、流石神様」

 

「ランスロット卿、何故我々は無事なのだ」

 

「そりゃぁ、水神が守ってたんでしょ」

 

だが、津波では終わらない。空が曇り、辺りに雷が降り注ぐ。

 

「雷神ラムウまで……こりゃぁ……全員ルートか」

 

もう一度俺だけが拾い上げられる。

そして、ラムウは杖を構えギルガメッシュの元に投げる。

 

『裁きの雷』

 

『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』

 

それがぶつかる、しかし杖が段々と迫っていく。

無理もない、彼等は生きている神。

神話の時代が続いた世界で尚も存在し続けた神たちだ。

 

「来てくれ、剣神」

 

空を舞い、竜騎士を模した鎧を着た神が姿を見せる。拮抗が始まった雷神とギルガメッシュ、そして、

 

『アルテマソード』

 

数多のアルテマソードがギルガメッシュに降ろされていく。その身を斬りつけ、切り裂き、容赦なく、神に叛逆した者への見せしめの如く。

そして、ついに宝具を手放す。

 

「……終わったな」

 

ラムウの裁きの雷がついにギルガメッシュの胸を貫く。秘匿などはない、見られれば魔術よりも恐ろしい存在がごまんといる。

 

「きっ…………きさ………ま」

 

息も絶え絶えのギルガメッシュが憎々しげに王の財宝を展開していく。

 

「止めれば……良かったのに」

 

俺の隣に美女が降り立つ、誰も気付けなかった。気付かなかった。だが、俺は知っている。

 

「……頼む」

 

美女の姿が変わる、蒼く、そして美しい妖精の如く。誰もが、魅入ってしまうそんな姿。

何人もの妖精いや女神が現れ世界を変えていく。

 

「死にたくなければ、暖でも取っておけ」

 

俺の周囲からどんどんと凍っていく、ギャラハッドや他の者達が凍え、苦しんでいく。

 

「貴様は!何故神を」

 

「真の王、全てを犠牲にしてもやらなくちゃいけないんだろうな」

 

ギルガメッシュすら凍らせる冷気が、全てを飲み込んでいく。息すら凍らせ、全てを呑みこむ。

 

「…」

 

「なんだ、氷神」

 

慈愛に満ちたその目、

 

「征きなさい」

 

『ダイアモンドダスト』

 

凍てつく世界で氷像の成ったギルガメッシュ。

 

「お前の負だ」

 

一撃、パンチを与えるだけでギルガメッシュは砕け散り、消え去る。所持していた聖杯にギルガメッシュの魂が吸われていったのが確認できる。

 

「……」

 

面倒な奴は倒した。

後は、後ろで武器を構える者達をどうやって説得するかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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