憑依転生ランスロット(偽)   作:影後

4 / 29
ぐは…

バーサーカー、大丈夫かよ!

すまない、マスター。休ませてくれ。霊基にダメージもある。今夜はもう寝よう


平和な一日

翌朝、俺は結局5時に起きた。何らやることはない、ただ久し振りに外を回ってみたくなった。

それなのに……玄関で

 

「久し振りですね、ランスロット」

 

「神様か、人間に化けるとは……意外だ」

 

「なに?貴方にせっかく成長の機会を与えようと言うのに」

 

彼女、いや彼?わからない、こうして話しているはずなのに顔を覚えられない。

 

「成長?」

 

「そう、英基は成長できない。でも、貴方は違う、貴方は特別な存在よ。私にとっても…皆にとっても」

 

理解が追いつかない、俺を転生させて遊ばせておいて今更何を。

 

「ぐっ……」

 

心臓の位置に手刀が入れられる。血は出ないが、気味が悪い。

 

「貴方の霊器を少しいじったわ。貴方は永遠に成長する。貴方の成長は止まらない」

 

消えていく神様、動けない。喋れない、何もできない。

 

「…じゃあね、私のランスロット」

 

 

 

 

「くそ……英霊が聞いて呆れるぜ」

 

特にやる事も無い…だが、俺にも人として生きる二人を導く力はあるはずだと思い、金庫の場所に行く。金はある、stay nightで糞となる間桐慎二の奴は今はいない。というより、ZEROの時点で奴が何処にいたのか、それは不明なのだ。家に居たのかとも思ったがそんなことはない。殺したか?とも感じたが違う。しかし、いつかは現れるだろう。マスターにも警告はしておく必要がある。

 

しかし、今は朝飯だ。自炊はできたほうが良いと義理母に言われてできる。日本語も読めるしなんとかなる筈だ。

 

 

 

 

「…キャメロット」

 

商店街を歩く、ここいらは朝が早いようで店もやっていた。実に運が良い。俺は代金を払って安物の肉やら野菜やらを買う。

 

「帰ろう」

 

今の見た目は完全に外国人だが、悠長な日本語ということで簡単に受け入れられた。

帰ると、起きて時間が経っていたであろうマスターが姿を見せた。

 

「…ランスロット」

 

「カリヤ、よそう。ランスロットじゃあ色々とな。俺は昼の間はランスだ。ランス・バーサーク」

 

「…まぁ、良いんじゃないか?」

 

「そうか、食事を作る。少し待っていろ」

 

考えたら桜は凄いと思う。蟲に陵辱されながらも、昼は学生として生活していたのだ。むしろ、それこそがあの爺と間桐家の狂いが理解できるが。間桐雁夜がおそらく唯一のまともな男なのだろう。しかし…本当に間桐慎二は何処にいる?

 

「…マスター、聞かせてほしい。この家を調べていた、すると現間桐家の当主つまりマスターの兄には息子が居るな」

 

「…慎二の事か」

 

料理を手伝うために隣に立つマスター、その顔は苦々しそうにしている。

 

「…彼奴は今は別邸に居るはずだ。何人かの使用人達と一緒にな。爺も慎二を使えるとは思ってなかったみたいだからな。駄目だ…予想できない」

 

「間桐家か、相当歪んでいるのだな」

 

料理を終え、配膳する。日本食ではなく地元であるフランチになるのはしょうがないな。

 

「キッシュとかになるのは許して欲しい。地元がフランスでね」

 

「いや、味見させて貰ったが美味いさ」

 

あとは桜ちゃんを起こせば良いだけだ。

 

「しかし…マスター。もしかするとお前の肉体が治るかもな」

 

「なに?」

 

「いやな、俺が持てばどんな物もDランク宝具になる。ケミカルライトは勿論、さっき使っていた調理器具もな。このまま行けばその顔や、蟲も殺せるだろう。そして、魔術師並には魔力が増える」

 

「良いのか悪いのか」

 

「さぁてな、所でアンタの中にいる蟲は殺していいか?俺は魔力が無くても」

 

「できるのか!」

 

「まぁ、あとは顔も多分治せるんじゃないか?状態異常判定ならっと……エスナ」

 

俺からエスナが撃たれたカリヤはその姿がもとに戻る。それどころか、より元気そうだ。

 

「まじかよ、これなら始めからエスナを桜ちゃんにかければ良かったな」

 

「身体が……軽い?」

 

「良いじゃん、よし朝食は俺が作っとくから桜ちゃん起こしてこいよ。お義父さん」

 

「茶化すな!」

 

子供と笑えるだけ良いんだぜ?殺し合うとか、しないだけな。カリヤ。

 

「バーサーカーおはよう!」

 

「おはよ、桜ちゃん」

 

ギャラハッドの奴にもこんな時期があったんだろうか、あの女に睡○されてできた息子だけど、嫌いにはなれない。

 

「美味しい!」

 

「コラ!摘まみ食い禁止!手を洗ってから食べなさい!」

 

「ごめんなさい!」

 

何故、笑顔で居られるのだろう。俺は何もしていない筈なのに。

 

「…なぁ、ランスロット。あの笑顔、俺達は守れるのかな」

 

「さぁな、俺は父親役はろくにできてない。だから…間桐雁夜、お前次第だ。俺とお前で聖杯戦争を勝ち抜いて、生き残る。それだけだ」

 

カリヤ、お前次第なんだ。結局は、だから……どうするかはお前が選ぶんだ。勝ち、未来を願うか……聖杯を破壊して希望に縋るか。

 

「あっ…あぁぁぁぁ!!!」

 

「おいランスロットなんだよ!」

 

「桜ちゃん!学校!遅れてる!」

 

「あっ!」

 

「取り敢えず食べて!食べたら歯磨き!カリヤ!車出せ!遅刻なんて恥ずかしだろ!」

 

「あっ…あぁ!」

 

なんか、俺とカリヤでまともな父親になれそうだな。

 

「やべぇよ、ガソリンねぇ」

 

「馬鹿!」

 

 

アルトリアside

 

「ねぇ……セイバー、あの人凄い見覚えあるんだけど」

 

「奇遇ですね、私もです」

 

「やばい!やばい!やばい!」

 

「バーサーカー速い!」

 

「ちょっ…とぉぁぁあ!!!」

 

自転車、ソレが今空を飛んでいます。この時代のバイクでしょうか、それを超える速度で。車を抜かし、壁を走り、土煙を上げています。

 

「ランス!!!!交通ルールは守れよなぁァァァァ!!!!」

 

「…あれが、サー・ランスロットのマスターですか」

 

一般人と言える風貌の彼は私を見ても何も感じていない。

 

「……え?嘘だろ……セイバーのマスターとセイバーだって?!俺を殺しに来たのか」

 

切嗣ならばサー・ランスロットの実力を知った今、確実に目の前のマスターを殺せと命じるでしょう。しかし、私は絶対に無抵抗の一市民を殺す気はない。

 

「安心して、聖杯戦争は夜よ。昼に殺すことはしないわ」

 

サー・ランスロットのマスターは警戒を解かず、ただ私達を睨んでいます。

 

「……バーサーカー」

 

「トォ!」

 

「はぁ…サー・ランスロット、落ち着きましたか」

 

「えぇ、狂化の影響も抜け切り今では元通りですよ」

 

「…サー・ランスロット、貴方に聞きます」

 

私は…私の願いはブリテンを滅びから救う事。

それ以外に存在しない。

 

「ブリテンの滅びを回避するとして、貴方は私に思うことはありますか」

 

何故、彼に聞いたのかはわかりません。しかし、聞くべきだと思いました。

 

「…陛下、すべては陛下の御心のままに」

 

つまりは賛成と、いえ…違いますね。

 

「本音を言いなさい、サー・ランスロット」

 

「…どうでもいいのです。私はブリテンではなく、貴女の為に戦いましたので。それに…わが祖国はフランス、それには変わりません」

 

サー・ランスロットは淡々とそう述べます。確かに、彼はフランス王国から渡ってきた騎士、私に忠誠を誓っていましたがブリテンに忠誠を誓った訳では無い。

 

「貴方らしい返答です」

 

「陛下、王であるなら間違えてはいけません。王の決定こそが、国の決定なのですから」

 

「…サー・ランスロット」

 

「迷いなよ、どうせ叶わない願いなんだから」

 

「何?」

 

「カリヤ、帰るぞ」

 

「待て、ランス!叶わない願いって」

 

「帰ったら話してやるよ、安心しろ。多分お前の願いだけは叶うから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ランスロットのサーヴァント解説コーナー!
今回解説するのは金ピカこと、
英雄王ギルガメッシュだ!
さぁ、パソコンちゃん!ギルガメッシュと……

紀元前、シュメルの都市国家ウルクを治めていた半神半人の王。
伝説だけではなく実在したとされる、
人類最古の物語『ギルガメシュ叙事詩』に記された王。

ふ~ん、すげぇな。てか、半神かよ、まじで神様特攻の武器くれないかなぁ…あの怖い人。

ステータス
真名ギルガメッシュ

マスター 遠坂時臣 言峰綺礼

両方ともクズだし、俺が殺すのは確定です!遠坂に関してはマスターも憎んでるから無惨に、猟奇的に殺してやるよ。

筋力B 耐久B 俊敏B 魔力A 幸運A 宝具EX


対魔力(E~C)
魔術への耐性。無効化はできず、ダメージを軽減するのみ。マスターの魔力に影響されるらしく、言峰や藤丸などがマスターだとE、時臣やティーネがマスターだとCランクになっている。ただ、宝物庫には対魔術用の防具も充実しているためほとんど問題になっていないという。

……潰す、シヴァ、バハムート、リヴァイアサン、俺が持てる召喚獣全部出して潰してやる!

単独行動(A~A+)
マスター不在でも行動でき、聖杯の泥を被った影響で多大な魔力を消費する時すらマスターのバックアップを必要としない。こちらもマスターの魔力に影響されるらしいが、時臣やスノーフィールド内にいるティーネがマスターだった時は逆にランクA。しかしランクが下降してもなお強力な効果は健在で、長期間時臣の支配下から逃れても影響は無かった。またムーンセルにおいてはランクEXとなっており、EXTELLAでは裏側の封印より「単独顕現」していると言っていた。

まじ、俺も似たような事できるしな。まぁ、俺は転生特典だけど。まじで、素でこれができるのおかしいだろう。

黄金律(A)
人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命。一生金に困ることはなく、大富豪として生活していける。装備品の充実という形で役立っている

金くれでも…カリヤと桜ちゃんの為なら普通に稼げばいいか。

カリスマ(A+)
軍を率いる才能。最も優れた王と称えられただけありランクが現状最高値。ここまで来ると魔力・呪いの類である。

知らねぇな、呪いなら母さんに無効化させて貰おう。

神性(B)
3分の2が神という出自のため本来はA+相当だが、ギルガメッシュ自身が神を嫌っているためランクダウンしている。

嫌いならこのスキル捨てろや!

コレクター(EX
「CCC」にて判明した固有スキル。より品質の良いアイテムを取得する才能。レアアイテムすら頻繁に手に入れる幸運だが、本人にしか適用されない為マスターに恩恵はないという。

まぁ、未来の話だし。  

staynight行ったらFGO行くかな?まぁ、気分次第

まじかよ、テロップ


バビロンの蔵(EX)
『Grand Order』に登場した、「コレクター(EX)」に上書き昇格される新スキル。ただし単なる上位スキルではなく、当該スキルによって得た宝物を収める彼の宝物庫を指す宝具スキルの可能性もある。

はへぇ……凄ッ 

宝具
ゲート・オブ・バビロン
王の財宝
ランク:E~A++
種別:対人宝具
レンジ:−
最大補足:1000人
ありとあらゆる財を収める宝物庫とそこへ繋がる
彼の代名詞とも言える宝具で、アーチャーとして召喚された彼は無数の宝具を雨あられと撃ち込むために用いている。

俺はこれで……死にかけた。マジ、怖い。
終わるまで降り注ぐ宝具の雨なんて嫌いだ!

バビロンの宝物庫
『王の財宝』を余す事無く溜め込んでいるバビロンの宝物庫。現世のどこかに現存しているとも、あるいはこの世ならざる別の空間にあるとも言われている。
『ギルガメッシュ叙事詩』は全ての物語の始まりであるからして、人類の知恵の原典であり、死後も「この世の全ては我のもの」で人類が生み出すものであれば、遥か遠い超未来のものまで過去未来の時間軸すら超越して財宝が追加され続けている為、最早何でもアリに近い。
扉を開ける王律鍵は、鍵の形状が常に変化し、複雑すぎるため雑種(人間)には扱えないとされる。

……俺、ここに潜入して片っ端から宝具盗めば良いんじゃね?俺、宝具ストックできるし、相手の宝具ならそのままのランクで使えるし……


天の鎖(エルキドゥ)
ランク:不明
種別:対人宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:1人

対神兵装。相手の神性が高ければ高い程に強度が高まる鎖。
かつてウルクを飢餓に追い込んだ最強の神獣・天の牡牛グガランナに対して使用し捕えたという鎖。
ギルガメッシュは己の別れ身としているエア以上に、この鎖を好んで使う。

あの時、この鎖を使われてたら……

天地乖離す開闢の星
エヌマ・エリシュ
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1~99/1~999(CCC)
最大捕捉:1000人
かつて混沌とした世界から天地を分けた究極の一撃。
もう一つの固有宝具である「乖離剣エア」から放たれる究極の空間切断であり、風の断層は擬似的な時空断層までも生み出す。

Q,テロップ!コレを食らった場合の俺の生存の可能性を話してくれ!

A.零ではないけど限りなく零に近い

クソが!!

んだよあのチートはよぉ!倒せねぇけど、倒してみせるぜ、この野郎!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。