とある獲物を狙って間桐雁夜とサーヴァントである俺は暗い夜道を歩いていた。
テロップ
今更ですけど、このランスロットは両親に物心付いた頃に捨てられ湖の乙女に拾われた、という設定です。
「まじかよ、つまりお前がこの聖杯戦争に参加したのはもう何回かもわかんない程って事か?」
「そゆこと。だから色々知ってるぜ」
俺は転生者というのを隠し、敢えてそういった。
結末はどうあれバッドエンドだ。だが、アンリ・マユも一人の少女の未来位はマシになるだろう。
いや、最悪俺が魔法使えば良い話だ。
「んで…お前は俺に何度も召喚されたと?」
「その度に俺はお前の願いを叶えてやりたくなる。お前は父親に相応しい、俺とは違う。カリヤ、話したろ。聖杯は汚染されてやがる。前回のミスさ。だが……桜を健康体にする位は俺が出来る。正確には令呪によって俺にバフをつけてくれれば桜を……そして、お前を生かせる」
「バーサーカー…」
「正直、もう願いとか良いんだわ。お前等と少なからず生活してさ、マスターとかじゃない。知ってるか?俺のランスロットって名前は……実は違うんだよ。ガラハッド、捨てた名さ。俺の本名だが、それを自分のガキにつけたんだ。笑えるだろ?」
俺はあの時、ガラハッドが生まれた時を思い出す。俺の知らないうちに出来ていた血のつながる息子、だがあの女。エレイン、俺を捨てた女と同じ名前、同じ雰囲気をした女。俺をーーまでして……
だが、ガラハッドにとっては良き母親だったらしいし、俺も息子は嫌いじゃない。でも、騎士にするつもりは無かった。金も渡したし、ある程度は会ったりもしていた。一時期、「お父様」と呼ばれた時は驚いたが、それだけだ。
「…しっかし、本当にここに居るのか?」
「居る、キャスターの真名はジル・ド・レェ。ジャンヌ・ダルクを失って狂った哀れな人間さ。まぁ、これから殺すんだけど」
「おいおい」
「いたろ?」
俺は隠れる様にキャスターの行っている儀式を見ている。子供が犠牲になる前に仕留める。
「カリヤ、車は?」
「大型をレンタルした。数はだいたい6人か、行けるな」
「3カウントだ」
「3」
「2」
「1」
「エアロ!インビジ!」
風属性の攻撃魔法をキャスターに、インビジをカリヤにかける。カリヤの姿は消えて俺はキャスターに専念する。キャスターのマスターであるクズは近くに居るはずだ。いなけりゃ、キャスターの魔力パスを通じて殺せばいい。
「貴様!その魔術は」
「俺のは魔法なんだよ!」
身体能力というか、ステータス自体に差がありすぎる。可哀想だが、俺にここまで来られた時点でキャスター。お前は詰みなんだよ。
「止めろ!ジャンヌ!おぉ…ジャンヌ……」
「……お前は似てるな、俺も陛下に向ける感情が別なら、お前のように堕ちていたかもしれん。だがな、俺は俺だ。キャスター、苦しみながら、絶望の中で生まれた事を後悔しながら死んで行け」
螺湮城教本
プレラーティーズ・スペルブック
を手に取る。こいつの宝具だが、利用価値はあるはずだと思いながら。
「かえ……せ……私…………の」
「さよなら、ジル・ド・レェ元帥せめて、最後はこの姿で消してやる」
自分の記憶にあるFGOのジャンヌ・ダルクとなる。記憶のせいか、完全に擬態してはいないが、今のコイツには十分だろ。
「ジル」
「ジャンヌ!おぉ………ジャンヌ貴女は何故…殺されたか」
「ジル、どうしたのです?」
「何を」
「ジル、兵達が私達を待っています。まだ、この国の平定は終わっていません」
「あっ……はい、」
「行きましょう、ジル。次の戰場へ」
「…この、ジル・ド・レェ。何処までの貴女の側に」
キャスターは最後満足そうに逝った。俺と同じ心、信じている気持ちだ。お前は、道を違えた俺だ。
(ジル・ド・レェ、さらばだ)
キャスターに別れを告げ、元の姿になる。そして、カリヤの場所へと向かった。案の定、カリヤの手により気絶した殺人鬼がいる。
「凄えな、後ろから殴ってこれだ」
「鉄バットは役に立つさ。それよりも、行くぞ」
奴の左腕にアロンダイトを振り下ろす。
「ギャャャャァァァァァァァ」
激痛だろうが、この令呪の為だ。ついでに、永遠に苦しんで貰おうか。
「ケアル」
右腕を落す
「ケアル」
右足を落す
「ケアル」
左足と、殺人鬼の四股を潰していった。最終的に腕と足がない状態で警察署の前に突き出した。
拷問なんかする気はない、さっさと殺すに限る。
が、今回は駄目だ。永遠に苦痛を与える、殺すよりも良い。
「怖いな、バーサーカー」
「……カリヤ、お前は自分で魔術師になった。サーヴァントを呼んだ時点でそれは変わらない。だが、これだけは言える。二度と、聖杯戦争に関わるな。死ぬぞ、お前も、桜も」
「…理解してるさ。しかし、これで何人消えた?」
「二人だな。っと…令呪を回収しないとな」
俺は自身の知識を使い、3画をカリヤに移した。
「…子供を回収しよう、あとは警察の仕事さ」
「だな、カリヤ」
ガキと殺人鬼を警察署に捨てて今夜は帰った。
翌朝、変わらず桜を送り届けるカリヤ。俺は変わらず家を出て、街をぶらついていた。
「…聖杯が独り歩きか」
「貴方」
「少し黙りな」
個人的に切嗣も嫌いじゃない、アイリスフィールが弱っている原因はサーヴァントを二人消した俺のせいだからな。
「……お前、ガキが居るな。母親の顔だ」
「何を」
「ランスロット卿!」
「…陛下もか、丁度いい。奢りだ、好きなものを食いな」
近くのカフェに入る、金は数十万と持ち歩いている困ることはない。
「…ねぇ、ランスロット。貴方は私の秘密を」
「ハッ、聖杯の外殻が生きてるのは初めて見たが、男の為に死ぬ女なら見飽きてる」
「…そうですね、ギネヴィアを殺したのは貴方ですもの」
「陛下、円卓の裏側。ソレが私です、騎士にして騎士にあらず。だから、私は常に戦士を名乗りました。まあ、今は良い。それよりもだ、お前、生きたいか?」
「何を」
「生きたいよな?イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、お前と衛宮切嗣の娘。お前の宝のはずだ」
「サー・ランスロット!貴様は」
「…子供は宝だ。俺は父親にはなれない男だが言えるぞ。その体でお前は生きている。生きていたい。そうだろ?叶えてやれる、俺ならば」
「サー・ランスロット、何を」
「お前の夫、衛宮切嗣の願い。世界平和は叶わない、世界が平和になることはない。人間が個という1つを形成する限り、だが人間を全という1つにすれば世界は滅ぶ。自分自身しかいない世界など、生きていて無駄なだけだ。愛する者、愛する家族、すべて消え自分一人の世界。そんな事を考えるのなら、俺は衛宮切嗣を殺すぞ」
「…サー・ランスロット」
アイリスフィールは力強い目で俺を睨んだ。死ぬ寸前だとは思えない。
「わかった事を…言わないで」
「あっそ、ストップ」
「な」
MPを使うのはでかいが、ストップを使い時間を止めた。そして、何故か覚えた〘盗む〙を使う。
考えてみてくれ、ベヒモスがポーションをどうやって持っている?これもある種の魔法だぞ
「え?それは」
「何故?!」
「あれ?陛下知りませんでした?俺、本職魔法使いなんですよ。あと、この聖杯は貰うぞ?うん、人工物にしては十分な出来だねと」
「渡しなさい!」
「いえいえ……これを………こう」
手で包み、聖杯を消す。利用すれば良い。ソレが、未来への布石になる。
「な」
「では、食事を楽しみましょうか。私の奢りですから」
……俺はこの台詞を後悔した。
「待ってください!食材が!もう、本当に無いんです!」
「ランスロット!次に行きますよ!おっ…お好み焼き!ビバ日本食!くたばれブリテン!!」
「………」
アイリスフィールも苦笑いしている、いや、俺の金、俺が稼いだ金なのに全部陛下の食費に消えていく。まるで某ピンクの丸い悪魔の様に食べていく陛下。遠慮がねぇ。
「…あの……ごめんなさい。助けてくれたのに」
「……聖杯が消えて身体能力が戻ったか。なら、頼む。あの、カー○ィを止めてくれ、ここら辺の食材がアレの腹に消えるぞ」
「おお!大玉!シーフード!牛!!」
「……本当にごめんなさい」
女神様、次の時には黄金律Aください。
俺の財産の7割が死滅した。
……カー○ィに貯金7割消されたランスロットだぞ。マジ…もう、ヤダ。
今日は……キャスター?ジル・ド・レェだ。
テロップ頼むぞ
テロップ(任せろ)
↓
偶然マスターとなった殺人鬼・雨生龍之介の元に現界し、聖杯の召喚に応じたのは、「生前共に戦い、非業の死を遂げたジャンヌ・ダルクの復活」を願ったため。
死んだなら死なせてやれよ、まぁ、気持ちはわかるがな。はぁ……俺の金
ステータス
マスター
雨乃龍之介
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 D E D C E A+
うわ、雑魚い。そりゃ簡単にけせるわ。工房も整ってないし、まぁ、俺のせいだけど。
スキル
陣地作成(B)
魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形勢が可能。
魔術、すべて無効化できますし
精神汚染(A)
混乱・混沌とした精神状態を表す。混濁・錯乱した精神構造のため、第三者による精神干渉系の魔術を遮断する事が可能。ただし、他者との意思疎通を行う場合、相手が同程度の「精神汚染」スキルを保有していないと成立しない。本編ではセイバーと龍之介が顕著であり、前者は基本的に会話が成立せず一方通行で、逆に後者は(多少の齟齬はあったが)ほぼ問題無く意思疎通を行えている。余談であるが、この事から龍之介もまたAランク相当、あるいはそれに近い「精神汚染」スキルの保有者と思われる。
俺の狂化と似てるな、まぁ…狂う方面が違うんだけどな
芸術審美(E-)
芸術品や美術品への執着心を表す。目にしたサーヴァントの宝具が美術・芸能面に所縁がある場合、低確率ではあるが担い手の真名を見破れる。
これがA+なら、俺も欲しいな。女神様に頼んでみるか
深淵の邪視(C)
深淵の闇を覗き、また覗かれてしまったジル・ド・レェの末路。その眼は大きく変貌し、深海に棲む"モノ"のように恐怖をまき散らすものとなった。暴力、威圧による恐怖ではなく、あくまで相手自身の内側にある"未知への恐れ"を沸き立たせるもの。まさにロストサニティ。もっとも、斜視状ギョロ目になっている程度なのでまぶたを閉じればそこまで異形然とはしていない。また目つぶしなどで抑えられると生前の美形の顔に戻る。
………何も見てないし、聞いてない。
とある作者の別作品にて
「行きますよ!ジル!!」
「待て!ルーラー!この!お馬鹿!!」
「目がァァ……めがぁぁぁ!!!」
宝具
螺湮城教本
プレラーティーズ・スペルブック
最高のCooooooolをお見せしましょう!
フフフハハハハハ!! アーハハハハハハハハハハ!!
彼が盟友と慕う魔術師、フランソワ・プレラーティの遺物である魔導書。
表紙は人間の皮膚で装丁されており、苦悶で歪んだ表情を浮かべたデスマスクがあしらわれている。
背表紙には美少年の裸像を模った銀細工が施されており、禍々しくもかなり悪趣味なデザイン。
劇中では主に海魔 を召喚・使役する。
呼び出す前に俺に殺されてやがるさ。
でばん?うちの作者が出すと思うか?
テロップ
作者の推しキャスはキャスニキだから
はぁ…しっかし終わったな!今日はこれまでって……
あら、まだ終わらせないわよ。
女神様?
進化なさい、貴方の力を。少しだけ、未来の力をね。だから……いってら
まって!あっ!あぁぁぁぁ!!!