憑依転生ランスロット(偽)   作:影後

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「知っているか、キャメロットには陛下すら知らない拷問部屋があった。かの王は望まないだろうが、俺にとっても軍にとっても必要な事だった」

そう言うとバーサーカーは俺にアーチャーの宝具だったナイフを持たせた。

「無理なら俺が殺る」

「よせ…やめろ!!もう殺してくれ!!!」

望んでいた悲鳴、そのはずだった。だが、目の前にいる時臣の姿。
死を懇願する姿、これを俺が望んでいたのか。
俺は………わからない


バーサーカーと間桐雁夜

「…………」

 

「どうした、魔術師なのだろう?お前もこの程度耐えてみせろ。桜はより苦しい絶望を生きていたぞ?」

 

バーサーカーは間桐の蟲がない代わりに拷問器具を作り、時臣を残虐に拷問している。

俺がバーサーカーに一言いえば簡単に殺すだろう。時臣の令呪が手に入らなかったのは痛いが、奴の身柄を手に入れられたのは大きい。

 

「……あ………あぁ」

 

桜ちゃんには見せられない、だから桜ちゃんが学校に通っている今行っている。このまま衰弱死するか、拷問で死ぬか。

時臣にはそれしかない。

 

「どうした、もっと苦しみたいか?なら吐け、貴様は一体どの伝でギルガメッシュなんて化物を召喚出来た。どうせ言峰綺礼と繋がってるんだろ?総べてを話せ。さもなくば貴様の言う遠坂の血は潰えるぞ?」

 

「バーサーカー?!」

 

バーサーカーは俺の顔を見てニヤリと笑う。判っていても怖い、今のバーサーカーはお気楽な雰囲気は無い。おそらく、生前の戦士としてのランスロットの雰囲気なのだろう。

 

「こと……みねのつて……」

 

「まだだ、気絶するには早いぞ」

 

「あぁぁぁぁ」

 

軽くナイフで斬りつけた位置にデスソースをかける。馬鹿げてるかもしれないが、バーサーカーはここら辺で買える物でここまで酷い拷問をしている。ノコギリで斬り、アルコールを染み込ませた布の上から火を付けて無理矢理傷を止めたり、勿論布も傷口に吸い込まれた。まともな治療はしてない、病院に行っても即座に手術だ。

 

「どうしたんですか?まだまだ話す事有りますよね?ほら、話なよ。死にたくは無いでしょ?いや、どうでもいいもんね。魔術師は実験の為ならさ、だからぁ……俺も実験します!」

 

バーサーカーはキャスターから奪った宝具を取り出した。

 

「さぁ、海魔諸君!遠坂時臣を死なない程度に嬲りなさい」

 

時臣の絶望に沈む顔、俺を酷く睨みつける無様な顔。復讐は完璧に終わる、清々しいとは言えないが、爺も、時臣も死ぬ。もう、桜ちゃんを縛る者は無い。いや、場合によっては慎二が帰って来るかもしれない。いや、帰ってくるだろう。間桐家から魔術資料はこの聖杯戦争後回収しなくちゃいけない。少なくとも、この家から遠ざけなくては。

 

「なぁ、バーサーカー。引越しするか?」

 

「あん?」

 

「!!!!!!!」

 

「ヤベッ、左足切り落しちゃった。海魔達よ、その左足処分しといて」

 

く(`・ω・´)

 

「「ファ?!」」

 

(*´ω`*)

 

「なぁ…バーサーカー、宝具って意思疎通できるの?」

 

「いや…しら……てめぇ、テロップか?!」

 

(^O^)

 

「テロップ?なんだそれ」

 

「てめぇ、後書きから出てきやがったのか?!作者!何考えてやがる!」

 

「待て!バーサーカー!!次元を越えるな!!!」

 

ちなみにこのとき遠坂時臣は死ぬ寸前である。

 

「まぁ、良い。テロップ、頼んだ」

 

バーサーカーはテロップという海魔に時臣を任せ、俺の方を向いた。

 

「引っ越しって、費用あるのかって……あぁ、カリヤの兄貴の息子ね。確かに……なら聖杯戦争中に家見つけないとな」

 

「そうだな、金は……」 

 

「安心しろ、金なら簡単だ。俺が盗む」

 

「馬鹿野郎」

 

「冗談だ、実はな。初日に殺した爺さんいたろ?」

 

「あぁ…」

 

俺は爺の顔を思い出す。どんな顔だったか、俺に蟲を入れたときのあの不気味な笑顔。殺せて良かった。

 

「それでな、この家を改築したときに奴の遺産と思える完全にブラックな金銭を見つけてさ、ほら。それにさ、ここら辺に裏社会的なのあるでしょ?溜め込んでそうだし、ぱぱっと奪って社会貢献しようかなって」

 

「……」

 

爺の裏金は良い、兄貴もどうせ知らないはずだ。

それに、裏社会の奴等のなら所詮……盗みは……嫌でも、もう遅いしな。

 

「わかった」

 

「ちなみに口座は既にあったりして!」

 

「……まじかよ」

 

15個の口座、総て俺名義のやつに1000万入ってる。まじかよ、税務署とかどうしてるんだ?と思ってたら、バーサーカーが何処からとも無くパソコン出してきた。そこには俺の十数年にわたる確定申告を偽造した事がわかる資料が乗っている。

 

「安心しろ!カリヤ!!スパコン使っても判んないレベルで偽造したから!途中、C○AとかMI6とか色々経由してあるからバレないしな!やったら国際問題だ!!」

 

「お前本当に過去の英霊かよ!現代のハッカーとかじゃないよな?!」

 

バーサーカーのスペックの高さに驚かされつつ、俺は笑った。爺の隠し資産のレベルが違うものあるが、バーサーカーが俺達の事を考えてくれてた事にだ。

 

「俺は所詮影法師だからさ、お前等と一緒に居れない。でも……そうだな、もしまた聖杯戦争あったら……俺呼んでくれや。触媒今のうちに渡しとくぜ」

 

そう言うとバーサーカーは俺に剣を渡してきた。

輝く刀身、聖剣アロンダイト。

 

「まぁ…良いだろ?あの金ピカ野郎に投げられた宝具の中にも大剣があったCランク宝具なのはわかったけど、名前が判らん……けど、なんとかなるさ」

 

バーサーカーはそれ以降、顔をフルフェイスヘルメットに隠してしまった。

 

「行こう、もうすぐ時臣が死ぬ」

 

俺はこの為もあったんだろう、バーサーカーのアロンダイトを抜いて時臣の肉体を切った。斬ったじゃない、切っただ。俺の実力じゃ斬るなんて出来ない。アロンダイトがあったから切れたんだ。

 

「…時臣は」

 

「死んださ、テロップ。死体は遠坂家に棄てるから」

 

(^O^)/

 

バーサーカーは時臣の死体を担ぐと、消えた。遠坂家に行ったんだろう。

 

「バーサーカー、俺のサーヴァントなんだよな」

 

馬鹿馬鹿しい奴だと思ったけど、たった数日過ごしただけなのに。

 

「……まったく」

 

ライダーの受肉とか色々としなくちゃ行けない事もある。バーサーカーがやった約束だ、考えたら俺は会ったことない。いつかは挨拶しないと行けない。

 

「………終わりが近いんだよな」

 

ライダーの受肉は多分何とかなる。バーサーカーがどうにかするって言ってたな。

 

「……近いのか?バーサーカー」

 

答える相手は居ない。

 

 

 

 

俺は殺した時臣を見ていた。

 

「お父さ…ま……?」

 

「子供、名前はなんという」

 

「とおさかりんです!」

 

俺は凛と名乗った子供に笑顔で言った。

 

「君のお父さんは俺が殺したよ。俺はバーサーカー、ランスロットという」

 

「え?」

 

父親の死体いや死体すら初めて見たのだろう。恐怖に竦み、動けなくなっている。

 

「…君のお父さんは屑だった。いや、魔術師という時点で死んでいい人間さ」

 

「貴方が……貴方が……」

 

「この顔を覚えておきな。次の聖杯戦争には必ず俺が出るから。死にたくなけりゃ、俺を殺せるサーヴァントを呼ぶんだな」

 

霊化し、その場から消える。そして、ウェイバーと親友の待つ場所に向かった。

 

「……ウェイバー、イスカンダル、予定を速める。付いてきてくれ」

 

「むぅ、急よな」

 

「バーサーカー?!」

 

「テレポ」

 

俺はテレポで間桐の屋敷に戻った。

 

「これっ転移魔術?!バーサーカーって、まじでキャスターの適性も」

 

「…俺は生前魔法使いでもあった。陛下の前では見せたことは無いがな」

 

桜ちゃんは寝ている、起きているのはカリヤだけだ。

 

「カリヤ、居るな」

 

「ほぉ、お主がバーサーカーの」

 

イスカンダルはカリヤを見ている、どうするつもりだ?

 

「ふむ、ウェイバー程ではないが、良い男だ。どうだ、我が配下にならんか」

 

「いや、いきなりなんだよ!」

 

「まったく、カリヤ。予定が変わった。俺に令呪4画を使ってブーストしてくれ」

 

「え?まぁ、良いが」

 

カリヤの信頼があるのは良い。すぐに俺への魔術ブーストが行われる。

 

「生前の力、その一旦。見よ、禁呪とされる真の魔法を…アレイズ」

 

受肉しても手に入らない。その魔力、俺はイスカンダルに蘇生魔法をかける。

 

「ぬっ…何と………ランスロット、ナイフはあるか」

 

「これを」

 

ギルガメッシュから奪った宝具の一つでイスカンダルは腕に切れ込みを入れた。血だ、サーヴァントの血ではない。熱く燃える血、イスカンダルが生前感じていたすべてが今の奴には感じられるはずだ。

 

「すげぇ!ライダー!これ」

 

「……友よ、では何を望むのだ」

 

友は理解してる

 

「ウェイバー・ベルベット。カリヤからマスター権を奪ってくれ」

 

「ランスロット?!」

 

「カリヤ、頼む。桜のためにも…」

 

「……お主、死ぬ気か」

 

「聖杯の汚染は今を生きる全てにとっての脅威だ。誰かがやらなくちゃいけない。言おう、あの討論でセイバー、いやアーサー王は駄目だ。過去に囚われるなど、王として未熟だ。それに、あの時代を生きた俺の仲間の侮辱は許さない」

 

「……なぁ、ランスロット。お前は本当に」

 

「カリヤ、俺はお前と桜ちゃんの成長はみたいさ。でもな、俺はここで負けなきゃならない。それに……誰かを突き合わせるつもりはない」

 

「……お前…!わかった」

 

「良いのか?」

 

「相棒が決めたことだからな」

 

5画の令呪を持ったウェイバー・ベルベット。イスカンダルは受肉した為に、既にパスはない。

 

「俺に全画使って命じてくれ、受肉せよと」

 

「…マスター、ウェイバー・ベルベットが命ずる。バーサーカー、受肉せよ」

 

肉体、生前の血の流れるあの感覚。

 

「……イスカンダルいや、友よ。最後の頼みだ。カリヤ、桜ちゃんの治療が終わったら、二人を連れて冬木からでてくれ」

 

「カリヤ、桜ちゃんを」

 

「…ランスロットさん?どうしたの」

 

「桜ちゃん、会えて良かったよ。さぁ、円卓の魔法使いの真骨頂!ケアルガ!レジスト!!」

 

二人から生気が戻る、治療も終わった。バーサーカーではなくなり、真の俺に戻った。

 

「ランスロットさん?」

 

「さよなら、皆、お元気で。レビテト」

 

肉体を浮遊させ、冬木の中心へと向かう。そして、俺は自身の魔力を使い小聖杯を起動した。

 

 

 

 

 

 




女神
ちょっと!ランスロットの能力話してないわよ!

テロップ
間に合わない、奴は負けるために動いてるから

女神
はぁ?まったく……しょうが無いわね。
読んでくれてる皆さん、ランスロットの戦いは最終局面よ!どうなるか、見ものね!

テロップ
…グッバイフォーエバー
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