NARUTO 闇   作:魁斗☆

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第7話

どうにか雷属性・・・雷遁系の技が完成した日から更に一年が経ち兄さんと紅姉さんからそれぞれ免許皆伝を貰い2人の弟子を卒業させて貰った。そして今日はアカデミーの卒業試験だ。

 

「アカデミーでの卒業試験は1人1人で受けて貰う。課題は分身の術だ。皆、頑張ってくれ!!では最初は猿飛ゼレフだ。ゼレフ以外は教室から出て行くように!!」

 

僕以外の生徒が出て行く中には顔を蒼くしたナルトがいて気になったが試験が始まってしまった。分身の術は初歩的な忍術でチャクラコントロールの基礎がそこそこ出来ていれば簡単に行える術なため楽々、合格と共に額宛てを貰った。

 

「おめでとゼレフ」

 

アカデミーで一番好きだったイルカ先生からお祝いの言葉を聞いてアカデミーを卒業したんだと言う実感が沸いてきた

 

「イルカ先生・・・五年間、ありがとうございました。イルカ先生のクラスで・・・本当に良かったです」

 

感謝をしてもしきれない程にアカデミーでの生活は・・・イルカ先生のクラスは本当に楽しかった

 

「っ・・・フッ、俺こそお前が俺のクラスで・・・良かったよ」

 

イルカ先生は優しく微笑み僕の頭を撫でてくれた

 

「さぁ行ってこい・・・ゼレフ“下忍”」

 

「・・・っはい!!」

 

 

 

 

教室から出て行くゼレフを見ながら俺は涙を流した。長い間、教師生活をしてきたが・・・こんなに嬉しいのは初めてだ。ゼレフは途中編入という特殊な形で入ってきた。初めは上手く溶け込めるか心配だったが俺の心配を余所にゼレフは普通にクラスに溶け込んでいった。問題ばかりやらかしていたナルトと友達に・・・そしてライバルになったことでナルトは真面目になった。あの事件で1人だったサスケと組み手をしてサスケとも仲良くなった。逆に俺が感謝していたくらいだ。ナルトと良く一緒にラーメンを食べにも行ったし俺の誕生日をクラスを仕切って祝ってもくれた。心優しく頼もしい俺の・・・

 

「本当に・・・おめでとう。ゼレフ」

 

俺は涙を拭きゼレフと同じぐらい教え子の名前を呼んだ

 

 

 

イルカ先生に感謝を伝えたあと教室を出てナルトを探したが見つからなかった。仕方が無いので先に中庭に出て待っているとナルトが笑顔で出てきた。ナルトの手には額宛てが握られていた

 

「やったってばよ~~!!ゼレフ、俺卒業できたってばよ!!」

 

笑顔で俺に額宛てを見せてくる

 

「初めは苦手な分身の術だったから心配だったけど・・・ちゃんと卒業できた。イルカ先生に・・・合格を貰って褒めても貰った。・・・でも、なんでかな」

 

笑顔を浮かべていたナルトだったがアカデミーの校舎を見て悲しそうな顔を浮かべる

 

「ちょっと・・・泣きそうになる俺がいる・・・嬉しいのに悲しいなんて・・・おかしいな」

 

「ナルト・・・僕も、悲しいよ。」

 

「え・・・?ゼレフも?」

 

ナルトが吃驚した顔で僕を見てくる

 

「うん、もっとイルカ先生の授業、受けたかった」

 

「授業は嫌だってばよ・・・でもイルカ先生のは受けたいな」

 

「朝、教室に行ってナルトと挨拶して何でもない話をしていたかった」

 

「うん、俺もだってばよ」

 

「偶にだけど悪戯をするのも悪くない」

 

「ゼレフは怒る側だったけどな」

 

「それはナルトがやりすぎるからだよ」

 

僕とナルトは五年間の思い出を思い出していく

本当に色々とあった五年間だった

 

「・・・もっと、通いたいね」

 

「俺も・・・だってばよ」

 

ナルトと俺は校舎を見る。

 

「でも・・・今日からは下忍だってばよ」

 

「うん・・・今日から下忍だ」

 

「「だから今日でアカデミー生は終わり

だ(ってばよ)」」

 

僕とナルトの言葉が重なりお互いの顔を見たあと笑みを顔に浮かべた。そのまま身体を校舎に向けてナルトと一緒に頭を下げた

 

「・・・さぁ行こうか」

 

「・・・あぁ」

 

アカデミーから帰った僕は最初に兄さんと紅姉さんに無事、合格したことを伝えに向かった。紅姉さんからはおめでとうの言葉を、兄さんからまだ油断してはいけないと注意をされた。そして父さんにも合格したことを伝えに行った

 

「・・・そうか。合格したか・・・のぅ、ゼレフよ」

 

「なに、父さん?」

 

「お主は今日から下忍じゃ・・・そんなお主に1つだけ伝えたい事があるんじゃ」

 

父さんはそう言いながら僕の方に近づいてきて僕の前で止まる

 

「ゼレフ・・・お主は天才じゃワシが見てきたなかでも一二を争うほどじゃ

そんなお主だからこせ知っていて欲しい・・・良いか?ゼレフよ。大きな力にはその大きさの分だけ責任がある。力を持ったからと好き勝手に使っては化け物となってしまうじゃろ。じゃからお主はお主が正しいと思ったように力を使うのじゃ・・・それが力を持つ者の責務じゃ、良いな?ゼレフよ」

 

父さんの言葉を頭に刻み込みながら頷くと父さんは嬉しそうに笑みを浮かべた。

その日の夜、眠れなかった僕は近くの森に授業をしに向かった

 

「997・・・998・・・999・・・1000っ!!」

 

木に千回の正拳突きを終わると背後から誰かの気配を感じ振り返ると銀髪の男性・・・アカデミーの教師であるミズキ先生が居た

 

「ミズキ先生・・・?こんな時間に如何しましたか?」

 

「っな!!・・・ゼレフ訓じゃないか

俺は気分転換がてらに修業でもしようと思ってね・・・そう言う君はどうしたんだい?」

 

「僕も似たようなかんじですよ」

 

僕がそう答えるとミズキ先生は「そうか、なら俺はもうちょっと先で修業をするから速く帰りなよ」と笑みを浮かべて去ろうとした

 

「あ!!あのミズキ先生!!」

 

「・・・ん?なんだい?」

 

僕が引き留めるとミズキ先生は一瞬の間があったあとこちらを見た

 

「1つ聞きたいんですが・・・その巻物をどこに持って行くおつもりですか・・・ミズキ?」

 

「っ・・・なるほどな最初から解ってた訳か・・・」

 

ミズキが腰にさげている大きな巻物は初代火影様がつくりだした術が乗っていて中には禁術となった術もあると聞いている。そのため火影様以外は見ることは勿論、持ち出すのは不可能だ・・・盗む以外は・・・

 

「っで・・・答えたらお前はどうするつもりだ・・・?」

 

「僕の間違いなら謝ります・・・でも間違いじゃなければ・・・僕が倒してでも奪い返します」

 

「ック・・・アッハハハハハ!!」

 

僕が放った言葉にミズキ先生が突然笑いだした

 

「舐めるなよ餓鬼が・・・っ!!」

 

ミズキ先生の顔が険しくなって僕を睨みつけてきた

 

「たかがアカデミーを卒業しただけで・・・いい気になるなっ!!」

 

ミズキ先生が背中にある大きな手裏剣を投げてくる。僕は素早くサバイバルナイフを取り出し手裏剣を弾く

 

「まだまだ・・・っ!!手裏剣操作の術!!」

 

ミズキ先生が指を動かすと弾いた手裏剣が軌道を変え僕に襲いかかってきた

 

「っな・・・!!」

 

「吃驚するのはまだ速ぇぞ!!」

 

ミズキ先生はそう言いながら腰のポーチから小さな手裏剣を取り出し投げてくる

 

「ック・・・(多い・・・)」

 

大きな手裏剣同様に小さな手裏剣を弾いても軌道を修正して襲いかかってくる

 

「ははははっ!!そうだぁゼレフ!!死ぬ前に良いことを教えてやる!!ナルトの事だ!!」

 

ナルトの事・・・?

 

「お前も気になっていただろ!!何故ナルトが里から嫌われているか!!」

 

・・・っ!!確かに・・・ナルトを見る大人達は大抵が嫌なモノを見る顔をしていた

 

「木の葉の里にはある掟があるっ!!決して言ってはいけない掟が・・・!!

お前も知っているだろ?九尾の妖孤を・・・?」

 

九尾・・・12年前、突然、木の葉を襲ったっていう、あの・・・それがナルトとなんの関係が・・・?

 

「ナルト・・・あいつの中には九尾の妖孤が封印されているだよ!!」

 

っ!!・・・ナルトの中に・・・?

 

 

 

ゼレフと別れた俺だったが、興奮して眠れなくなったので森に修業しに向かうことにした

 

「ん・・・?なんの音だってばよ・・・?」

 

森の中に入った俺の耳に金属音がした。俺は気になり金属音のするほうに向かうと何故かゼレフとミズキ先生が戦っていた

 

「ははははっ!!そうだぁゼレフ!!死ぬ前に良いことを教えてやる!!ナルトの事だ!!」

 

「っ!!」

 

声をあげようとした瞬間、ミズキ先生の言葉が俺の耳に入ってきた

 

「お前も気になっていただろ!!何故ナルトが里から嫌われているか!!」

 

「木の葉の里にはある掟があるっ!!決して言ってはいけない掟が・・・!!

お前も知っているだろ?九尾の妖孤を・・・?」

 

「ナルト・・・あいつの中には九尾の妖孤が封印されているだよ!!」

 

ミズキ先生の言葉が次々に耳に入ってきた。何度も何度も耳の中でリピートされる。俺の中に・・・九尾が・・・?

無意識に身体が動きそれによってガサガサと草が動く

ゼレフとミズキ先生の目がこちらをみる

 

 

 

「ナ・・ルト?」

 

「俺が・・・九尾・・・?」

 

「ははははっこれは良いや!!そうだよ!!お前の中に九尾の妖孤は眠っている!!正真正銘、お前は九尾の化け物なんだよっ!!」

 

ナルトは目に涙を流しながら俺達から離れていく

 

「ナルト・・・っ!!・・・なぁミズキ先生・・・1つ、1つだけ・・・聞かせて欲しい」

 

「なんだ?」

 

「あんたは・・・九尾に恨みがあるんですか・・・?」

 

何故か手裏剣が空中で止まっているのでミズキ先生に尋ねた

 

「あぁ・・・?ねぇよ」

 

「っ!!・・・そうですか・・・なら」

 

僕は1つの巻物を取り出す

 

「あなたを敵と見なす・・・っ!!」

 

「だから・・・下忍風情が調子に乗ってんじゃねぇ!!」

 

サバイバルナイフを鞘に直し一斉に襲い来る手裏剣を交わしながら1つの手裏剣で事実の親指を少し斬らし手裏剣が襲い来ない一瞬の隙で巻物を開き血で一文字を書き印を素早く結ぶ

 

「口寄せの術!!」

 

空中に現れて銃を左手で掴み直したサバイバルナイフを右手に持ちチャクラ流し逆手ではなく刀のように持つ

 

「チャクラ刀と知らない武器・・・なんだか知らねぇがそんなの出しても意味ねえよ!!」

 

両手に持っている銃で手裏剣を撃ちサバイバルナイフで叩き落とす

 

「なんだ・・・?あの武器・・・まぁどっちみち意味はねぇがな」

 

「それは・・・どうかな?」

 

「っな・・・!!」

 

ミズキが驚いた顔で僕を見てくる。手裏剣に襲われている僕ではなくミズキの背後でミズキに銃を向けている僕に

 

「何故・・・何故、お前が後ろに・・・っ!!」

 

「気絶するまえに教えてやる。1つ、あそこで戦っているのは影分身だ。2つ、僕が何時、入れ替わったのかはついさっきだ。紫電雷走という術でお前では見えない速度で影分身と入れ替わっただけだ。そしてそのままお前の背後に回ったわけだ。・・・質問の答えは以上だ。」

 

「ま・待ってくれっ!!」

 

引き金を引こうとする僕をミズキが止める

 

「あ・・・謝る、ナルトにも君にも謝るから・・・も、勿論巻物のちゃんと返すし罰も受ける。だから・・・」

 

「・・・」

 

僕は銃を下ろしミズキに背を向けナルトを探しに向かおうとする

 

「なぁんて!!言うかよばぁか!!!・・・っえ?」

 

僕の背後からクナイで襲いかかろうとしたミズキの顔に銃を向ける

 

「ミズキ・・・残念だけど君を許すほど僕は優しくない」

 

「ま・・・待って」

 

今度は待たずに引き金を引いた。

 

ミズキはやってきた上忍の人達に引き渡し僕はナルトを探している。

 

「ナルト・・・っ!!」

どこにも居なかったからアカデミーを探しに来たらグランドにあるブランコに乗っているナルトをみつけた

 

「ナルト!!」

 

「来るなっ!!」

 

「っ」

 

僕がナルトに近寄ろうとするとナルトは立ち上がり僕を睨みつける

 

「俺ってば九尾の妖孤を封印されてるらしい・・・どおりで皆に嫌われてるはずだってばよ。どうせお前も心のそこじゃ嫌いなんだろ?良いよ隠さなくても・・・俺なんかに友達なんて初めから無理だったんだ。・・・なんで俺ってば産まれてきたんだろ?いっそのこと・・・死ねば喜ばれるのかっ・・・!!」

 

僕は我慢出来ずに一気にナルトに近づきナルトを殴る。ナルトは吃驚した顔で僕を見るがそんなの今の僕には関係なかった

 

「そんなこと・・・そんなことを言うんじゃない!!」

 

 

 

ゼレフが怒っている。あの時、ミズキ先生の言葉で混乱した俺は気づけばアカデミーのブランコに乗っていた。ブランコに乗っていると昔の事を思い出してくる。ゼレフと出会う前まではここで親や友人と仲良くしながら帰宅する生徒を見て羨ましくしていた。何故、俺がこんなに嫌われてるんだ。俺が何をしたんだ・・・当時はそう思いながら見ていた・・・でも仕方ないよな。九尾・・・だもんな。そりゃ嫌う・・・よな?なんで・・・俺、産まれたんだろ?なんで・・・生きているんだろ?

そう考えている時にゼレフがやってきた。俺を見て安心したような顔をして近づいてきた。それを見て嬉しいと思った。俺を・・・探してくれたということを嬉しいと思ったんだ。

でも・・・

 

「俺ってば九尾の妖孤を封印されてるらしい・・・どおりで皆に嫌われてるはずだってばよ。どうせお前も心のそこじゃ嫌いなんだろ?」

 

違う・・・こんな事を言いたいじゃない

 

「良いよ隠さなくても・・・俺なんかに友達なんて初めから無理だったんだ。」

 

違う・・・ゼレフは初めて出来た俺の友達だ

 

「・・・なんで俺ってば産まれてきたんだろ?いっそのこと・・・死ねば喜ばれるのかっ・・・!!」

 

違うのに次々と言葉が出る。死ねば

喜ばれるのかなと言おうとした瞬間、ゼレフに殴られた。吃驚した俺はゼレフを見てさらに吃驚した。ゼレフが・・・怒ってる。2度目だった。ゼレフが怒ったのを見たのは・・・前は俺のために・・・サスケを怒ってくれた

 

「そんなこと・・・そんなことを言うんじゃない!!」

 

ゼレフが声を上げて言ってきた

 

「僕の心を勝手に決めるな!!僕は君の・・・ナルトの友達だ!!誰がなんと言おうが・・・ナルトが否定しようが僕はナルトの友達だ!!例え皆が君を嫌いでも・・・僕が君の友達であるのは変わりのない真実だ!!それに九尾がなんだ!?ただナルトの中に封印されているだけだろ!!ならナルトとは別だ!!ナルト!!君はナルトなんだ!!僕の友達でライバルのうずまきナルトなんだ!!だからっ!!」

 

ゼレフはそう言いながらを力一杯に抱きしめた。

 

「死ねば良いのかなんて言わないでくれ・・・っ!!」

 

今にも泣きそうなゼレフの声を聞き俺も泣きそうになる

 

「ご・・・ごめん・・・ごめんっゼレフ・・・おれ、もう死ねば良いのかなんて言わないから・・・だから・・・友達でっ・・・居てくれっ!!」

 

「言っただろうが・・・ナルトが否定しても僕はナルトの友達だ」

 

「うっ・・・うわあぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

あの後、僕とナルトは泣きに泣いた。泣き止んだ。今日は何となくナルトから離れたらいけない気がして父さんに頼んでナルトの家に泊まりに行ってさっきまでが嘘のように楽しく笑いあって眠った。

・・・ナルトの家があまりに汚かったから叱ったのは仕方ないと思う




注意
無駄なことを無駄に書いた無駄な分です。嫌な方は戻るなり消すなりしてください



久しぶりです。プライベートで色々ありまして投稿が遅れました。本当にすいません。またこんな事が多々あると思いますので先に謝っておきます。すいませんでした。
では今日はこの辺にしたいと思います。ではまた次回、お会いしましょう!!
本当に遅れてすいませんでした
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