仮面ライダージオウ。
その姿へと変身すると共に、その手にはジカンギレードをゆっくりと構える。
「さぁ、始めようか」
その言葉を合図だったのか、ジオウの目の前にいるトライヘキサとウロボロスは真っ直ぐと襲い掛かる。
世界に厄災を与える獣の得た2体のライダーによる攻撃は真っ直ぐとジオウへと襲い掛かる。
その一撃に対して、ジオウは手に持ったジカンギレードで防ぐ。
同時にその衝撃の強さを伝えるように、周りの地面が大きく割れる。
まるで、その場だけが地震が起きたかのように大きく揺れ動く。
しかし、そんな攻撃に対してもジオウはその表情を変える事はない。
そして、攻撃を防がれた事に驚く様子もなく、そのまま2体とも攻撃を仕掛けてくる。
だが、それをジオウも黙って受けるわけがない。
ジオウはそのままジカンギレードを振るう事で反撃する。
その斬撃を受けたトライヘキサは腕から血を流す。
だが、瞬時に再生させると共に身体から無数の獣が、ジオウへと襲い掛かる。
それに合わせるようにウロボロスもまた、腕を蛇を思わせる動きで振り払う。
それに対してジオウは冷静に対処していく。
まずは襲い掛かってきたトライヘキサの攻撃に対して、ジカンギレードの刃を向ける事で受け流す。
そして、ウロボロスの腕に対しては拳を突き出す事で相殺した。
そうして、2体の攻撃を凌いだジオウであったが、そこで再びトライヘキサとウロボロスはジオウへと迫る。
「うん、少し慣れてきた。
それじゃ、次をやろうか」
そう、何事もなかったように、ジオウは、そのままジカンギレードを、銃モードに切り替えて、その銃口をトライヘキサへと向けた。
そして、トリガーを引く。
それと同時に、光弾が放たれ、それがトライヘキサの胴体へと命中する。
それは今までのように、トライヘキサの肉を削る事はなく、そのまま貫通し、背後にあった壁を破壊する。
その光景を見たトライヘキサは、すぐに己の手にある剣を振りかざす。
それにより発生した衝撃波によって、周囲の建物が破壊される。
だが、その攻撃に対して、ジオウはもう片方の手にはサイキョーギレードを手に持つ。
ジカンギレードとサイキョーギレードによる二刀流。
それによって、トライヘキサが放った衝撃波を受け止めると同時に弾き返す。
さらに、そのまま衝撃波を放つトライヘキサに向かって跳躍すると、サイキョーギレードを叩きつける。
それによりトライヘキサの肩口を大きく切り裂く事に成功する。
それにより、トライヘキサは大きく怯むものの、即座に傷口から再生を行う。
そして、ジオウへと向かって巨大な腕を伸ばす。
それに対し、ジオウは、すぐさま斬り裂く。
次々と放たれる攻撃に対して、ジオウはすぐに対応した。
「確かに、ジオウは脅威だ。
だが、決定的じゃない!」
「そう、シンフォとしての力を手放したお前にはな」
そう言いながら、トライヘキサとウロボロスはそう嘲笑うように、ジオウに向けて言う。
だが
「何か勘違いしているようだけど、今の俺。
ただ、準備運動しているだけだから」
そう言いながら、手にあるジカンギレードとサイキョーギレードを地面に突き刺す。
それと同時に取り出したのは1つの巨大なライドウォッチ。
その形は、時計というにはあまりにも大きすぎた。
貝殻をイメージさせたのは、6色の飾りのあるライドウォッチ。
それを見た瞬間、二人は目を見開く。
「まさかっ」
『歌の力で覚醒! 6人の歌姫と心を交わったライダーは……シンフォだ』
その音声を確認すると共に、ジオウはそのままベルトに装填する。
そのジクウドライバーは、まるで半分はジオウ、もう半分はシンフォのドライバーを思わせる状態だった。
そのままジオウは、ジクウドライバーを回転させる。
『ライダータイム! 仮面ライダージオウ! アーマータイム! 戦姫! 絶唱! シンフォ!!』
鳴り響く音声。
それと共に、ジオウの身体は、まるでバッタを思わせるアーマーを身に纏う。
その姿は紛れもなく、仮面ライダーシンフォ。
「祝え! 時空を超えて自身の力を受け継ぎ、新たな時代に君臨する王者! その名も仮面ライダージオウシンフォ! まさに2つの力が重なった瞬間である!!」
そう、ウォズはまるで予測していたように、高らかに言う。
「どういう事なんだ」
「シンフォも仮面ライダー。
ならば、その力をライドウォッチに入れる事もできるでしょ。
何よりも俺自身だから、それはできるからね」
「だから、姿が変わった所で!」
その言葉と共に、トライヘキサは真っ直ぐと襲い掛かる。
だが、それよりも先に、ジオウシンフォは、その腰にあるシンフォライドウォッチに手を触れる。
『シンフォニックタイム! ガングニール!』
その音声が鳴り響くと同時に黒い装甲は、黄色へと変化する。
同時に、その隣には、ガングニールの装者である立花響が現れると共に、ジオウシンフォに合わせるように、殴る。
「なっ」
それを見て、驚きながらも、防御の姿勢を取るトライヘキサ。
だが、神殺しの力が宿るガングニールの拳によるダメージは、トライヘキサの想像を上回る力を持っており、簡単に吹き飛ばす。
「よしっ、上手くいった!」
「ぶっちゃけ本番は危ないよ、ソウゴ!」
そう言いながら、響はジオウシンフォに対して、呆れたように言う。
「けど、急いで行かないといけなかったからね……」
「まぁ、それはそうなんだけどさー」
そんな会話をしながら二人はトライヘキサを見る。
トライヘキサも二人の攻撃によって吹き飛ばされたのだが、すぐに起き上がり、二人を見据えている。
「まさか、2つの力を手に入れるとはっ」
「だが、なぜ」
「そんなのは簡単だよ。
響達の力があって、本当の意味でオーマジオウの力を越えられる」
そう、まるで確信をするように言う。
「オーマジオウは、たった一人で最強だ。
周りには、誰もいない。
たった一人」
どんなに歴代最強の王と言われてもオーマジオウはただ一人。
その圧倒的な力故に、他者を必要としない。
だが、ソウゴが選んだのは、そんなオーマジオウの姿ではない。
「もしも、俺が王様になるとしたら。
それは、皆と一緒に笑い合えて、手を繋げる王様だ。
だからこそ、誰かと繋がる事で強くなれる響の。
シンフォギアの力が、何よりも必要なんだ」
同時に、ジオウライドウォッチは黄金の輝きを放つ。
それは金と黒のカラーリング、これまでのライドウォッチと異なり時計の歯車を模した彫刻が施されているのが特徴敵なそれから放たれる力には、トライヘキサとウロボロスの2体には覚えがあった。
「まっまさか」
「変身」
同時にジクウドライバーは、まるでソウゴの意思に従うように回転する。
『キングタイム! 仮面ライダージオウ! オーマ! アーマータイム! 戦姫! 絶唱! シンフォ!!』
その音声が鳴り響くと同時に、ソウゴは拳を大きく前に突き出す。
それを合図だったのか、空間が開き、5人の姿が現れる。
それは、まるでソウゴの、オーマフォームに合わせるように、大きく変化していた。
マリアの身に纏うスーツは、光の巨人を模しており、その身体からは常時光の力が放っていた。
切歌は、騎士王を思わせる姿を身に纏っており、その手には光の聖剣を確かに持っていた。
調は、美しき羽を持つ虫を模した姿であり、全身が超強固な鎧に覆われていた。
クリスは、その身には5つの宝石を思わせる車体を身に纏い、普段の彼女が銃を使うのに対して、その手には青い剣を手に、構えていた。
翼は、かつてソウゴと共に変身したカイゼルグリッドナイトの姿であり、その姿で構えていた。
そして、響は、黄金に輝く射手座の鎧を身に纏い、並び立つ。
「祝え! あらゆる次元と友になり、新たな一歩へと前に、大魔王の力を受け継ぎ、全ての時代に君臨する最終王者! その名も仮面ライダージオウシンフォオーマフォームの誕生である!」