ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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そこは、ロキ達が戦う場所から遠く離れたとある場所。

そこには1人の男が、その戦いを見つめていた。

手に持っていた本を広げながら、その言葉を高らかに言う。

「祝え!異なるの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を知ろしめす時空の王者!その名も仮面ライダーシンフォカイゼルグリッドナイトモード!また一つ新たな時空の歴史を継承した瞬間である!」

そう言いながら、男は笑みを浮かべながら、その光景を見つめる。

「さて、私もそろそろ仕事をするか。
この地で、最大限の力を発揮する為にも、あの杖を用意しておくか」


戦いを終えた後の歌

ロキとの戦い。

 

それは、俺が想像していたよりも、大きな出来事が起きていた。

 

ロキと戦っている間、フェンリルと、その子供達と戦っていた兵藤達。

 

しかし、その時、どういう訳か、俺のギャラルホルンの影響なのか、兵藤もまた別の世界から乳神という人物と交信があったらしい。

 

その際に、乳神と名乗る神を通して、姫島さんとバラキエルさんとの間にある問題を解決する事ができた。

 

同時に、どうやらフェンリルを手に入れる事を目的にしていたヴァーリ達によって、フェンリルは無力化。

 

そして、乳神の力を借りた兵藤達によって、フェンリルの子供達を無力化する事に成功した。

 

そうして、数々の出来事が起きたロキによる襲撃事件は幕を閉じた。

 

閉じたのだが。

 

『はぁ、どうせ他の世界から力を借りるならば、お前達のような感じが良かった』

 

「うわぁ」

 

そう言いながら、兵藤に宿っている赤龍帝の籠手にいるドライグさんからそんな声が聞こえた。

 

「まぁまぁ、そう言わずに」

 

『言いたくもなるわ!

お前達の所に力を貸したダイナゼノンだったか!

あのダイナゼノンのように他の赤い竜との合体の方がまだ威厳がある!

それか、グリッドナイトと名乗った人物でも、ゴルドバーンでも良い!

なのにっ、俺の宿主が力を貸したのは』

 

『まぁまぁ、ドライグ殿、そう落ち込まず』

 

そう言いながら、先程からドライグさんの愚痴を思わず聞いている。

 

もしかしたら、ロキの襲撃で、一番ダメージがあったのは、目の前にいるドライグさんかもしれない。

 

そして、2番目にダメージを受けているのは。

 

「いいなぁ、みんな楽しそうで、それに比べて私は、うぅ」

 

みんながパーティーを楽しむ中、スーツ姿の美人がソファーに座りながらやさぐれている。

 

両手でコップを掴み、中身のジュースをちびちびと飲んでいるロスヴァイセさんだろう 

 

何でもこのパーティーの準備をオーディンさんに命令され、指示通りに準備を終えたら既にオーディンさんは帰国済み。

 

早い話が置いてけぼりにされたのである。

 

「え〜と……ロスヴァイセさん?」

 

「ねぇこれってリストラ!? 私ってばクビ!? 配属された部署の隅にいた私を拾ってくれたオーディン様に恩を返す為に、今まで必死に頑張って来たのに……こんな仕打ちってないじゃない!」

 

取り敢えず話だけでも聞いてあげようと隣に座ると、持っていたコップをテーブルに叩きつけてから俺の肩を掴んで前後にガクガクと揺さぶりだした。

 

「どうせ私は仕事がデキない女よ! 小娘よ! 彼氏いない歴=年齢の冴えない女よぉぉぉぉぉッ!!」

 

これは、本当にやばいかもしれない。

 

「さすがに、これは面倒だな」

 

『あぁ、精神が脆い時のマリア並に面倒だ』

 

それは、今はここにいないマリアがかなり鬱な時の状態とかなり似ている。

 

普段はキリッとしているが、こういう場面では弱い事が多い。

 

そうしてみると、以外とロスヴァイセさんとマリアは似ているかもしれない。

 

「仕方ない。

すいません、リアスさん。

カラオケって、ここで出来ますか?」

 

「えっえぇ、できるけど、何をするつもりなの?」

 

「えぇ、まぁ少しね」

 

そう言いながら、ロスヴァイセさんから解放されると共に、俺はギャラルホルンを腰に巻く。

 

同時にマイクを手に取り、そのまま翼さんに姿を変える。

 

「えっ、翼さん?」

 

「さすがにファンがここまで悲しんでいるのだ。

歌女として、一肌脱がないとな」

 

「まさかっ、私の為にっ!?」

 

ここまでのパーティをセッティングしてくれた以上、無碍にする事はできないだろう。

 

「でも曲って、確かオーディン様が持つ物しか」

 

「その心配はない。

このギャラルホルンを通せば、私達の歌を歌う事も可能になる。

元々は歌を響かせる事で強くなる私達に、不可能はないからな」

 

そう翼さんはきりっと言う。

 

同時にロスヴァイセさんは何時の間にか持っていたのは、サイリウムだった。

 

「それでは皆、私の歌を聞け!」

 

その言葉と共に、ライブの幕は上がった。




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