「ネフシュタンって、確か」
「あぁ、フィーネが所有していた完全聖遺物の一つだ。
その能力は無限の再生能力だ」
「能力を聞いただけでも厄介だとは思っていたが、まさかそこまでとはな」
「けど、お前、フィーネじゃないだろ」
俺はそう言いながら、目の前にいるネフシュタンの鎧を身に纏っている人物を睨む。
「だとしても、お前に関係あるかぁ?
いや、あるっちゃあるなぁ」
そう、口を開けば、その声はまるでクリスそっくりだった。
「っ」
それを聞いたクリスは思わず苦虫を噛むような表情をした。
「どうしたんだ、そんな表情をして。
まさか、今更罪の意識に苛まれているんじゃないよな」
「っ」
「まぁあたしはあたしの好きに「ねぇ」あぁ」
「少し、黙ってくれるかな」
同時に俺はそのままギャラルホルン・ドライバーを腰に巻く。
それは、周りが何か気配を感じたように、皆は黙るけど、そのまま目の前にいるネフシュタンの鎧を纏っている奴を睨む。
「クリスが自分の罪と向き合っているのは、俺は知っている」
「それをあたしに言う権利はないと言いたいのか?」
「さぁね、それは俺は知らない。
だから、これは逆恨みかもしれない。
だから、とりあえず、お前を倒す事にする」
同時に俺はそのままゆっくりと構える。
「変身」
『RIDER TIME』
響き渡る音声と共に、俺は仮面ライダーへと変身し、他の奴らに目を向けずに、そのまま拳で殴り込む。
その拳に対して、ネフシュタンはそのまま受け止める。
ネフシュタンの腕は俺の拳を受け、あっさりと砕け散る。
しかし、それに対して、ネフシュタンは砕けていない反対側の腕にある鞭で俺に向けて、振るう。
一瞬、その攻撃に対して俺はそのまま潜り込むように下に避ける。
だが、一瞬で再生させた腕から、欠片が俺に襲い掛かってくる。
だが、その欠片に対して、赤い閃光が弾く。
それを見た俺は、そのまま蹴り上げる。
「クリス」
「たく、この程度で飛び出すな馬鹿が」
そう言いながら、ネフシュタンを睨む。
「自分の過去は、あたしとお前。
2人でやるぞ」
「あぁ、そうだな」
その言葉と共に、俺は両手を握り絞める。
『Killter Ichaival tron/ChangeAntique』
鳴り響く音声と共に、俺の身体はクリスのイチイバルを身に纏う。
「今更イチイバルを身に纏った所で、それの弱点は知っているんだよ!!」
同時に俺達の方へと近づく。
その手にはネフシュタンの鎧の特徴である鞭だった。
「イチイバルは遠距離攻撃主体にしている。
だからこそ、近接戦闘は特に弱い!」
そうしながら、俺と雪音に近づいた奴は、その鞭で攻撃を行っていく。
すぐに銃を構えるも、鞭による変幻自在の動きによって、狙いが合わせる事ができない。
「やっぱり、お前。
俺達の事を知っているな」
「まぁ、けど、この姿の事は知らなかったようだな」
「何を「ネフシュタンっ後ろだ!」なにっ」
ネフシュタンが、向こう側のメンバーの1人の声を聞くと共に、後ろを振り向く。
そこには誰も気付いていなかったボーガン型の機械端末が姿を現してレーザーが襲い掛かる。
「なっ」
「結構、便利なんだよね、こういうのは!」
その攻撃で、鞭の狙いがこちらから逸れた。
同時に俺達は、その手に持った銃をネフシュタンの懐に銃口を近づける。
それと共に、引き金を引く。
それによって、ネフシュタンの腹部には大きな穴が開く。
そのまま後ろに吹き飛ばされたネフシュタン。
すぐに追撃を行おうとしたが、それよりも前に、見た事のない魔物が俺達に襲い掛かる。
俺達は後ろに下がり、それと共に魔物達を攻撃していく。
「どうやらここまでのようだな」
同時に曹操が俺の前に現れると、その行方を阻む。
それと共に、俺達はすぐに元の場所へと戻る。
「・・・おい、気づいたか、ソウゴ」
「あぁ」
そうして、俺は先程の戦いの違和感に気づく。
「おい、無事か?」
「まぁな。
ネフシュタンが出てきた時にはびっくりしたけど」
そう俺はそのまま兵藤達と合流する。
「それにしても、ネフシュタンか。
厄介なのが敵の手元にあるな」
「それにしても、クリスちゃんそっくりだけど、何か分からないのか?」
「それに関しては少しね。
心当たりがある」
「心当たり?」
あのネフシュタンの腹部に攻撃した時に、その腹部には血が出てこなかった。
「だとしたら、奴らも蘇っている訳か」