ゲイツが向かった先。
そこで見たのは、危機的状況だった。
シトリー眷属を始めとしたメンバーがボロボロの状況であり、それを襲い掛かる英雄派のメンバーであるヘラクレスとジャンヌの2人。
その2人は、ゲイツにとっても因縁のある相手であった。
それと共に、ゲイツは既に仮面ライダーへと変身し、そのままヘラクレスを蹴り飛ばす。
吹き飛ばされたヘラクレスはそのままジャンヌの元へと飛ぶ。
ジャンヌはすぐにその場を避け、同時にジャンヌと戦っていた真羅が離れる。
「あなたは」
「この場は俺がなんとかする。
少し離れとけ」
「危険です。
それに後ろには」
「安心しろ。
俺がなんとかする」
その言葉と共にゲイツはゆっくりと前に出る。
そして、その手にはペンダントを手に持つ。
「変身」
『DualUP! Gleipnir!』
ゲイツが、その言葉を発すると共に、姿は大きく変わる。
白鴉が羽ばたいて飛び立とうとしているようなに白いマントが追加され、全体的に黒いラインがあしらわれている。
その姿に、その場にいる全員が驚きを隠せない中で、匙達に突然キューブが現れる。
放たれたキューブはそのまま彼らを包み込み、その姿を消す。
「なっ」
「さて、これで思う存分、お前達を倒せる」
匙達の、人質がいなくなった事にヘラクレスとジャンヌは驚き、目を見開く。
しかし、その驚いている暇はなかった。
それはゲイツの姿が突然消えたからだ。
どこに消えたのか、探そうとした彼らの目の前で既にゲイツが立っていた。
「なっ」
防御しようと動く前にゲイツはその手に持っていた銃剣で斬り裂いた。
それも、目で追う事が不可能な速度でだ。
「ぐぁあああっ!?」
「ぎゃぁああっ!!」
二人は悲鳴を上げながら吹き飛ばされる。
しかし、そんな悲鳴をあげながらも、すぐに反撃するように構える。
ヘラクレスは全身からミサイル状の突起物を生やし、構える。
ジャンヌは聖剣で形作った巨大なドラゴンを作り出す。
それらを全て、ゲイツに向けて、放つ。
「ふんっ」
しかし、それらに対して、ゲイツの対応は早かった。
放たれた弾丸は瞬く間にミサイルを破壊し、ドラゴンは一瞬で斬り刻まれる。
「くそぉおおおおっ!!!!」
それでもなお、ヘラクレスは叫び声を上げて突撃する。
だが、それに対して、ゲイツも動いた。
「ふんっ」
ゲイツの銃剣が光り輝き、それがヘラクレスへと向けられる。
そして、そこから放たれたのは、ビームだった。
「なっ……」
ヘラクレスはそれに驚く。
そして、その攻撃により、ヘラクレスはそのまま近くの壁に叩きつけられる。
「心配するな。
お前達を殺したら、こっちは目覚めが悪いからな」
「ぐっこの野郎っ!」
そう、ヘラクレスがゲイツに向けて、再び向かおうとした。
だが、その身体は動く事ができなかった。
「なっ」
「そして、お前もだ」
同時にゲイツは既にジャンヌの背後に立っていた。
ジャンヌはすぐに対応しようとしたが、目の前の光景に目を見開く。
それは、ゲイツのあまりにも速すぎる動きによって、残像が生み出され、まるで、ジャンヌの周りに無数のゲイツがいるように見えたのだ。
それを見た瞬間に、彼女は理解した。
この男は自分達では絶対に勝てない相手だと。
それと共に、ジャンヌの身体は無数の斬撃と共に、完全に気絶する。
「ふぅ、セレナ、頼む」
「えぇ」
同時に、その場に現れたセレナがそのまま答える。
それと共に彼らの元に合流するようにグレモリー眷属達の姿が見える。
「ゲイツ君、まさか」
「あぁ、遅れて悪かった」
「それは良いけど、その姿って、ソウゴ君と同じ」
「あぁ、なんとかな」
そう言いながら、ゲイツはそのまま頷く。
「奴も、帰ってくるならば、それまでは俺もなんとかしないといけないからな」
「あぁ、一誠君も、戻ってくるから」
「そうなのか、あいつもか」
戦いは未だに終わらない。
それでも、確かな希望はあった。
その頃のソウゴ達は
元の世界に戻る為に、場所の特定を行う為にとある世界に訪れた。
しかし、目的の人物は電脳世界に捕らわれている事を知る。
救出に向かう為に、ソウゴと同行している少女はすぐに電脳世界に向かう。
「電脳だから触れると思ったけど、まさか現実でも触れるなんて」
そうして、見つけた目的の人物は少し不満げにジト目で言う。
「いやぁ、それはなんというかごめん!
けど、本当にすぐに向かわないといけないからっ!」
「・・・まぁ良いけど。
だけど、デート一回、お願いね」
「うぐっ、まぁそれはなんというか」
「もう6人と彼女なのに、今更戸惑う?」
「戸惑うというか、なんというか」
「私達にも、既にその記憶を持っている。
そして、その記憶があるのが証明。
だったら、諦めるつもりはまるでないから」
「まぁ、それは私も同じだけど」
その言葉と共に目的の人物と同行している少女は同意するように言う。
「うぅ、本当に恋人だけど、恋人じゃないというのはなんというかっ」
そう、複雑な思いと共に頭を抱える。
「何というか、色々と大変だな、お前も」
それと共に電脳世界で知り合った剣士に話しかけられ、ソウゴは思わず頷く。
「どの世界にも彼と似たような人はいるんだね」
「うん」
「とにかく!電脳世界を早く脱出しないといけない!
ラブ博士が言っていたタイムリミットもあるし!」
「ソウゴはなんで、あの人をそう呼ぶの?」
「んっ、一番しっくり来るから」