ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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今回の話は、ギャグ回となっています。
やりたい放題で、思わず書いてしまいました。
後悔は、ありません。


運動会

今日は三大勢力が開催する運動会。

 

天使や堕天使、悪魔の人たちもたくさん来ていてかなり盛況のようだ。

 

会場となるこのゲームフィールドでは、盛り上げる為に空砲も上がっている。

 

ちなみにみんなジャージだ。

 

「凄い盛り上がってるね、みんなやる気みたいだ」

 

「ああ。それにこんなに多くの天使や堕天使の人と会うなんて初めてだから、新鮮だし少し緊張しちまうぜ」

 

そうしていると共にふと、ある事に気づいた。

 

「あれ、なんかチーム、一つ多くない?」

 

俺が見た先には今回、参加する予定のチームの中に見覚えのない第四勢力があった。

 

「あぁ、あれはなんでもソウゴ君を始めとした人間勢力のチームらしいよ」

 

「ソウゴ達が?」

 

そう言えば、ソウゴは未だにどこの勢力にも属していない事に今更になって気づく。

 

まぁ、基本は俺達の味方だし、敵対する理由は特にないが、まさか今回の運動会で参加する事になるとはな。

 

そうして、気になって俺達はそのままソウゴのチームを見てみると、見覚えのある立花さん達の姿が確かに見えた。

 

見えたのだが。

 

「あれ?

俺の目が可笑しいのか?

なんか……似たような人が結構いるけど」

 

なぜか立花さんによく似た容姿をした子が二人いる。

 

それも他にも、双子や親子という感じの子がいるけど。

 

「あぁ、なんでも平行世界にいる立花さんのようだよ。

他にもソウゴ君の知り合いも今回の運動会で交流を持つ為に参加したらしいよ」

 

「マジかよ!」

 

よく見れば、確かに美人揃いが多い。

 

シンフォギアというのは未だに分からない事が多いけど、まさかこんなにいるとは。

 

「あと、平行世界の立花さん達も恋人のような関係らしいよ」

 

「なにぃ!!」

 

という事はあいつは12人のハーレム状態という事か!

 

しかも、よく見たら、似たような容姿をしているけど、印象が全然違う子もいる!

 

くそぉ、羨ましいっ!!

 

「でも、この大会、どうやって勝ち抜くつもりなんだろうか」

 

基本的にソウゴ達は人間だから、勝ち残れるのかどうか疑問に思う。

 

そうして、いよいよ運動会の本番が行われる事になった。

 

最初に障害物競走に参加する事になったが、その一組目は二人の月読調ちゃんだった。

 

ある意味、印象としては子猫ちゃんと似た印象を受ける子なのは間違いない。

 

それにしても、どうやって、勝つんだろう。

 

「それでは、位置についてよーい!」

 

「「Various shul shagana tron」」

 

「へっ」

 

「ドン!」

 

そう俺達が呆けている間にも、調ちゃん達は何時の間にかシンフォギアを身に纏ってスタートしていた。

 

片方の調ちゃんは脚部・頭部から体の周囲に円形のブレードを縦向きに展開し、回転しながら、一輪バイクのように。

 

もう一人の子はボール型の浮遊物で。

 

同じシンフォギアなのに、全く異なる姿に驚いているが。

 

「ちょっえぇ!!!」

 

その光景に呆けている間にも、その差はどんどん広がっている。

 

俺達もすぐに走り出したが、さすがにその差を埋める事ができずに、あえなく敗北。

 

「おい、幾ら何でも狡いだろ!」

 

「んっ?だけどシンフォギアは禁止って言っていないでしょ」

 

「いや、普通に駄目だろ!!」

 

そう、競技が終わった後、すぐにアザゼル先生が抗議した。

 

ソウゴは何事もないように言っていたが、まさかシンフォギアを使ってくるとは。

 

「という事で、今後はシンフォギアの使用は禁止だ」

 

「えぇ~」

 

そう言いながら、シンフォギアを不正使用されないように変身に使われるペンダントは回収された。

 

まさか、あれでずっと乗り切る気だったのか。

 

そうして、次の競技である綱引きが行われた。

 

この競技での参加者であるソウゴを始めとしたメンバーが多い。

 

警戒すべきは、坂田金時の血を受け継いでいる坂田なので、俺達は気合いを入れる事に。

 

そうして、綱引きが開始される時だった。

 

「という事で、切歌、頼むぞ!」

 

「任せるデース!」

 

その言葉と共に、どうやら平行世界の暁さんが元気良く声を出す。

 

なんだか、印象が似た感じで安心した。

 

そう思ったのも束の間だった。

 

その暁さんの腕が突然変形し、そのまま後ろに猛烈に引っ張られる。

 

「えっえぇぇ!!」

 

まさかのロボ!

 

確かに錬金派で一人ロボみたいなお姉さんがいたけど、まさかのロボ!!

 

「ロボは禁止でしょう」

 

「えぇ~シンフォギアじゃないのに…」

 

「とにかく禁止です!!」

 

「ぶぅ」

 

そうして、次にミカエルさんがすぐに次の禁止をさせる。

 

ソウゴは相変わらず文句を言う感じだったけど、すぐにロボット暁ちゃんは機能は停止し、腰まで伸びた暁ちゃんが出てきた。

 

まさかのロボット操作に、俺達は困惑を隠せなかった。

 

そして、玉入れの時。

 

俺の目には信じられない光景が広がった。

 

まさか、メンバーの1人である女性が裸になった。

 

まさかの事態に俺は思わず目を見開くのも束の間。

 

まさかの女性が鎧を身に纏って、そのまま伸びた鞭でそのまま玉を入れていった。

 

「いやいや、なんでシンフォギアを!」

 

それを行った女性の名はフィーネ。

 

どうやら、元々はシンフォギアを作ったとんでもない科学者であり、彼女が身に纏っているというよりも一体化しているのはネフシュタンの鎧らしい。

 

「一体化しているから、私自身の身体だから、問題ないだろ」

 

「いや、駄目だからね。

普通に間違いだから、今後禁止ね」

 

それと共にサーゼクスさんからやんわりと注意をさるが、

 

「「ちっ」」

 

ソウゴとフィーネさんはそのまま舌打ちをしてしまう。

 

なんだか、普段はソウゴのとんでもない事に巻き込まれているが、まさかこんな事になっているとは。

 

そして、借り物競争。

 

これまでのメンバーとは違い、木場に似たイケメンが出てきた。

 

さすがに、次はないように、三大勢力が次々と身体検査を行い、魔力検査など、徹底的に調査を行い、不正がない事に納得すると共に、そのまま借り物競走が開始された。

 

開始されたのだが。

 

「ゴッゴール」

 

まさか、一瞬で終わるとは思わなかった。

 

開始して、1分も満たない時間で、お題を手に入れて、瞬時にゴールした。

 

さすがに不正はないかと、疑ったが。

 

「えっ緒川さんは忍者だから、あれぐらい普通にできるよ」

 

「えっ、忍者なの!?」

 

まさかの忍者に俺達は驚きを隠せなかった。

 

特に日本マニアのリアスにとっては、まさに実在していたとは思わなかった人物である。

 

「いや、だからと言って、本当に?」

 

「あの人、海の上で普通に走れるし、車に乗りながら分身の術もできるし、影縫いと言って、敵の動きを拘束する事もできるよ」

 

「あれ?」

 

シンフォギアというアイテムを使っていないはずなのに、なんだか普通に俺達よりも強そうなんだけど。

 

まっまぁ、さすがにあのレベルは次はないだろう。

 

そう思っていた騎馬戦。

 

俺達は勘違いしていた事を思い知る。

 

騎馬戦で、人間勢力チームで騎馬になっているソウゴと坂田と緒川さん。

 

このメンバーが下にいる中で、1人の男性がいた。

 

年齢としては、おそらくはアザゼル先生ぐらいの叔父さんだろう。

 

年としては、それぐらいでサイラオーグさんを思わせる性格をしていた。

 

さすがに不正はないと思っていたけど。

 

「はぁ!!」

 

なんという事でしょう。

 

人外ではない俺達ですら見えない速さと圧倒的な拳で三大勢力を圧倒した。

 

それには、アザゼル先生達も唖然としていた。

 

事前に検査を行っていたので、何も不正しておらず、しかも普通の人間。

 

なのに、サイラオーグさん以上の身体能力を持っている。

 

「いやぁ、まさかこうして伸び伸びと運動できるとはな。

すまないな、ソウゴ君」

 

「俺も弦十郎さんにこうして実際に会えるのは嬉しいですよ。

エアーキャリア経由でこっちに来れたのは、本当に良かったですよ」

 

そう、満足した様子で言うけど、あの人は一体。

 

そうして、試合が終わった後、ソウゴに聞いてみた。

 

「なっなぁ、あの人は一体」

 

「えっ、前に言っただろ。

司令だよ」

 

「えっ!」

 

確か、以前聞いた『相手が人間かどうかは疑わしい』や『刑法どころか憲法に抵触しかねないレベル』と言っていた人!

 

確かに、あれを見たら納得できたんだけど。

 

「むっ、君が兵藤一誠君か。

俺は風鳴弦十郎だ。

君の活躍は聞いているよ」

 

「はっはい!

恐縮です!!」

 

俺は思わず、背筋を伸ばしてしまう。

 

なんというか、アザゼル先生とは違った大人だと感じさせる。

 

「えっと、その聞きたいのですが」

 

「何かな?」

 

「風鳴さんは、なんでそんなに強いんですか」

 

そう、俺は思わず聞いてしまう。

 

それに対して

 

「なに男の鍛錬は食事と映画鑑賞と睡眠だけで十分」

 

マジで、それで強くなったの。

 

俺は思わずソウゴに目を向けると、頷いていた。

 

それと共に、ある意味、世界は広いと感じてしまう。

 

「いや、普通にあり得ないだろっ」

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