ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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ルーマニア

 先日、俺達が宣言してから翌日。

 

 俺達はエアーキャリアに乗り、既にルーマニアに辿り着く。

 

 現代日本でもなかなか見ない吸血鬼が住んでいるイメージをさせる城下町の中で、俺はその光景を見ながら、様々な情報を探っている。

 

「さすがに吸血鬼がいる事もあって、油断はしないように、ソウゴ」

 

 そうマリアは注意する。

 

 それに対して、頷きながらも、俺達はそのまま目的である城に辿り着く。

 

 いきなり目的である彼女を誘拐するのは、危険な為、とりあえず今回はこの城に関する情報だけ手に入れるように動く事にしたのだ。

 

 そうしながら、俺は城の周りを動いていると。

 

「おぉ、これはこれは、まさかこんな所で珍しいお客さんがいるとはねぇ!」

 

 同時に後ろから感じた気配に俺達は振り返る。

 

 見れば、そこには銀髪の中年男性がいた。

 

 そこには、どこか面影があったので、一瞬誰なのか疑問に思っていると、向こうはこちらを見て、笑みを浮かべていた。

 

「いやぁ、本当にまさかまさかこんな所に会えるとは思わなかったよ、噂の仮面ライダー君」

 

 俺を見ると軽い口調で気軽に話しかける。

 

「あら、バレちゃった? 

 

 そういうあんたは一体何者?」

 

 そう、俺はこちらに向ける中年男性に向けて、質問する。

 

 笑みを浮かべているが、それは友好的というよりも実験動物を見るように。

 

 そんな視線という事もあって、俺はそのまま構える。

 

「そうだねぇ、ではでは自己紹介を。

 

 ぼくちんはリゼヴィム・リヴァン・ルシファーだよ。

 

 という事で、仮面ライダー君」

 

 その言葉と共にこちらを見る。

 

「君の神器、ぼくちんに頂戴!」

 

 同時にこちらに向けて、魔方陣を展開する。

 

 それを見ると同時に、俺は瞬時に構える。

 

「マリア」

 

「まったく、これじゃ隠れている意味なかったじゃない!!」

 

 そう言いながらも、俺は瞬時にギャラルホルン・ドライバーを展開し、その手にギアペンダントを握る。

 

『Granzizel bilfen gungnir zizzl』

 

 鳴り響く音声と共に、俺とマリアは身の丈はあるだろう槍、ガングニールを構え、同時にそのまま目の前にいるリゼヴィムに向けて、突く。

 

 それに対して、リゼヴィムはなぜか驚きを隠しながら、背中から生やした翼で防ぐ。

 

「あれれ? 

 

 どうなっているの、なんで神器を発動できるの?」

 

「いや、ギャラルホルン・ドライバーは神器じゃないよ」

 

 何やらリゼヴィムは驚きを隠せないようだが、俺達は特に気にせず、そのままガングニールを振るう。

 

 それに対して、リゼヴィムはすぐに切り替えたのか、魔方陣をこちらに向けて、無数の魔力弾を放っていく。

 

 俺はそのまま前に出ると、その手にあるガングニールで魔力弾を受け止める。

 

 同時に俺の背中を踏み台にマリアはそのまま宙に飛び、真っ直ぐとガングニールをリゼヴィムに投げる。

 

「ちょ!?」

 

 それにリゼヴィムは慌てて避けるも、その間に俺がガングニールを掴み取り、投げられた勢いを利用して、そのままリゼヴィムへと振るう。

 

「ちぃっ! 仕方ないなぁッ!!」

 

 それを見ていたリゼヴィムは舌打ちしながら、こちらに向けて魔力で形成した鎖を放つ。

 

 すぐに俺とマリアはその場から離れると、先程までいた場所にその鎖が突き刺さる。

 

「……ふぅん」

 

 そして、それを見た俺は何かを感じ取った。

 

 それと同時に、リゼヴィムはこちらに手を向けて、魔法陣を展開する。

 

「ならば」

 

 同時に俺は懐から取り出した角を掴む。

 

『Change! evil dragon』

 

 同時にマリアのガングニールは刃部分は分離して蛇腹状に変形する。

 

 それと共に、俺達の身体は邪龍を思わせるアーマーを纏う。

 

「おいおい、まさかドラゴン系なのか!」

 

「はあああぁ!!」

 

 同時にマリアはその手に持ったガングニールを蛇腹状に変化させて、鞭のように振るう。

 

 それに対して、リゼヴィムは慌てて避けると、地面が大きく砕け散る。

 

「ちょっと待って!! いくらなんでも威力高すぎでしょうッ!!!」

 

 そう叫びながらも、リゼヴィムはこちらに向けて魔法陣を展開させる。

 

「あらよっと!」

 

 それに対して、俺はガングニールを真っ直ぐと投げ、それは途中で分裂して複数の魔力弾となる。

 

 そして、それがリゼヴィムに向かって飛んでいき、全て直撃する。

 

「くそぉッ! ほんとうに無茶苦茶だなぁ!!」

 

「さて、ソウゴ」

 

「あぁ」

 

 俺とマリアは同時に視線を合わせる。

 

 周りを見れば、既にここまでの戦闘で吸血鬼がこちらの存在に気づいて、向かってくる。

 

 これ以上は危険な為、俺達はすぐにここから撤退する必要がある。

 

 同時に俺達はその手に持つガングニールに炎を溜めると共に、その場で爆発させる。

 

「っ!」

 

 それに目を奪われたリゼヴィムは目を瞑る。

 

 同時に俺達はすぐにその場から離脱する。

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