ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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転移

「それで、実際に行くと言ったけど、どうするつもりだ」

 

その言葉と共にサンジェルマンさんと一緒に行動していたプレラーティさんがこちらに話しかける。

 

「一気に行きたい所ですけど、そちらとしては今回の騒動は」

 

「明らかに裏で手を引いた奴がいるだろうな。

ここまで、誰にも気づかれずに行うなど、それしか考えられない。

だが、今、やるべき事は分かっているよな」

 

「あぁ、この街の住民の安全が最優先。

まぁ、それ以外は後でなんとかなるでしょ」

 

「相変わらず、脳天気というべきか。

まぁ良い」

 

その言葉と共にプレラーティさんはこちらに向けて、投げ渡した。

 

「これは?」

 

「テレポートジェムだ。

まぁ、あとは分かるな」

 

「・・・なるほど、了解しました」

 

その言葉と共に俺達はすぐに飛び出す。

 

「それで、実際の所アジ・ダハーカを見つけるつもりなんだ?」

 

「アジ・ダハーカの気配を感じる事が出来れば、なんとかできるかもしれない。

という事で、クリス」

 

「あの姿ね、なるほど」

 

同時に俺の言いたい事を理解し、そのまま頷く。

 

『Killter Ichaival tron』『Change!evil dragon』

 

鳴り響く音と共に俺達はそのまま、邪龍の力を身に纏った。

 

「うわっと、なんだ今のって、ソウゴ、なんだその姿は」

 

そう、俺が丁度、アーマーを身に纏った瞬間、兵藤達が来た。

 

「少し、静かにしといて。

今、探っているから」

 

「探るって、もしかして、アジ・ダハーカなのか?

けど、その姿って」

 

「別の平行世界で邪龍の力を得てね」

 

「軽く邪龍とか言っているけど」

 

そうしている間にも、俺は僅かに気配を探る。

 

それと共に、最も悪意が強い場所を見つける。

 

「あそこかっ、翼!」

 

「了解っと!」

 

『Imyuteus amenohabakiri tron』『Change!Vimana!』

 

鳴り響く音声と共に、俺の身体には各部に青い炎を灯したギア、ヴィマーナへと変化し、そのまま飛び出す。

 

真っ直ぐと、向かった先に向けて、俺はその手に持った双刃刀に灯った炎の斬撃を薙ぎ払う。

 

「おいおい、まさか一人で来たのか」

 

それと共に、俺の姿を確認すると、アジ・ダハーカを始めとした集団がこちらを見る。

 

「だとしたら?」

 

「別に。

ただ、目的の奴を潰す事が早くなっただけだ」

 

その言葉と共に、周りにいる奴らが襲い掛かる

 

どうやら、こいつらが先程の放送で言っていた邪龍という訳か。

 

それと共に、そのまま空を飛ぶ。

 

「ちっ、ちまちまと鬱陶しい」

 

その言葉と共に俺に向けて、攻撃を仕掛けていく。

 

幸い、ヴィマーナギアのおかげで機動力はこちらが優れている事は分かる。

 

だが、ヴィマーナギアではその機動力だけで、攻撃力はあまり足りない感じがする。

 

「おいおい、一人で来て、この程度かよ」

 

「いやぁ、確かに一人だと難しいな。

まぁ、だからこそだけど。

本当に、俺が1人で来たと思った?」

 

「何を」

 

そう、邪龍の一匹であるグレイデルは、吹き飛ばされる。

 

「ふむ、やはり効果はあるようだな」

 

その言葉と共に現れたのはプレラーティだった。

 

そして、その手には巨大なけん玉を思わせる武器を持っており、それでグレイデルを吹き飛ばした。

 

「なっ、何時の間に」

 

「あら、忘れたの?

テレポートジェムの事を。

事前に聞いていたから、そういうのは折り込み済みだと思ったけど」

 

そう言いながら、反対側に現れたのはカリオストロだった。

 

彼女はそのままラードゥンに向けて、魔力弾を放つ。

 

「何、まさか」

 

「そして、お前達には伝わっていないようだな」

 

その言葉と共に現れたのはサンジェルマンさんだった。

 

「私達が身に纏うファウストローブ。

これはラピス・フィロソフィカスを元に作られ、闇の力を浄化する輝きを放つ特性を持つ。

よって、お前達邪悪な存在には天敵という訳だ」

 

それと共に、その手に持つ銃を周りにいる量産型邪龍を吹き飛ばす。

 

「へぇ、まさかここにも。

しかも、またそっくりな」

 

同時にサンジェルマンさんを見つめる狂人の影が。

 

「誰だ、貴様は」

 

「おっと、自己紹介を。

私はユーグリット・ルキフグスだ」

 

「そうか、私はサンジェルマン。

悪いが、お前達を早々に始末させて貰う。

子供達の為にもな。

ソウゴ!!」

 

「了解!!」

 

既に十分に時間が出来、俺はすぐにギアペンダントを握る。

 

『Killter Ichaival tron』

 

その音声と共に、俺はさらにイチイバルを追加で纏う。

 

ヴィマーナの力も追加されたが、その負荷はかなり大きい。

 

「おい、ソウゴ。

大丈夫なのか」

 

「なんとか、けど」

 

「早々に決着、つける必要があるようね」

 

「あぁ」

 

周りにいる邪龍の相手はサンジェルマンさん達が行ってくれる。

 

ならば、俺がやるべき事は、目の前にいるアジ・ダハーカだけ。

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