ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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戦いの終わりに

「まったく、こいつはどうなっているんだ」

 

 俺達がアジ・ダハーカと戦っている間、どうやらサンジェルマンさん達は既に終わっていた。

 

 それは、テレポートジェムによって、兵藤達も増援として来ていたおかげだった。

 

「それにしても、なんか兵藤が色々と凄い事になっているな」

 

「いや、サンジェルマンさんが戦っている間に、色々とな」

 

 どうやら、兵藤が戦い方について迷っている時に、サンジェルマンさんが色々とアドバイスをしたらしい。

 

 その内容に関しては詳しくは聞かないでおこう。

 

「まぁ、とりあえずは無事に戦いは終わったようだな」

 

 そう言うべきか。

 

 この戦場にいたアジ・ダハーカを除く邪龍達は既に封印されており、主犯格の1人であるユーグリットも逮捕された。

 

「けど、お前、やばいのに目をつけられただろ」

 

「えっ、アジ・ダハーカの事か?」

 

 あの戦いで、最後まで決着をつける事ができなかった。

 

 それはアジ・ダハーカもまた、自分の目的を果たせなかった。

 

 そして、奴の目的は果たされた。

 

 だから、次に戦う時は全力をぶつけ合う事になるだろう。

 

「まぁ、あぁいう奴との因縁は珍しくないからな。

 

 別の世界でも、似たような因縁はかなり多いから」

 

「多いって、お前、どんだけやばい敵に狙われているんだよ」

 

「以前にも言った、世界を破壊するぐらいにやばい奴らばかり」

 

 ギャラルホルン・ドライバーは、まるで世界の危機を察するように、俺を呼び寄せる。

 

 そんな事を何度も経験した。

 

 それこそ、世界の破壊者と呼ばれたあの人と似たような感じだ。

 

「まぁ、今回は大丈夫だよ。

 

 多分、しばらくは出てこないと思うし」

 

 あれだけの大騒動を起こしたのだ。

 

 しばらく大人しくしている可能性はある。

 

「まぁ、大人しくしているのは、奴らだけかもしれないけど」

 

「どういう意味だ?」

 

「いや、なんでも」

 

 アジ・ダハーカから感じた気配。

 

 あれはアジ・ダハーカだけの悪意だけではない。

 

 どこかで感じた事のある視線。

 

 それも、俺がよく知っている人物に似ている気がする。

 

 その人物が誰かまでは分からないが……。

 

(まさか、な)

 

 少し気になる事があるものの、今は街の復興に力を入れよう。

 

 さて、これからどうなるのか?  

 

「そう言えば、もうすぐクリスマスだよな」

 

「クリスマスか」

 

 その言葉に俺が思ったのは、これから起きるだろう騒動。

 

「どっどうかしたんだ?」

 

「いや、クリスマスと聞くと、色々な事が起きたからな」

 

「色々って」

 

「何よりも、この時期はなんか嫌な事が起きそうな気がするからな」

 

「なんでだよ」

 

「仮面ライダーとしての直感かな?」

 

「なぜ、そこで仮面ライダーを」

 

 俺の言葉に兵藤が首を傾げる。

 

 こればかりは、本当に直感としか言えない。

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