ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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もう幾つ寝ると

「結局、詳しい情報は聞けなかったのか」

 

そう、俺はあの事件を終えた後、そうリアス部長から詳しい話を聞いた。

 

アナザーライダー達に変身していた奴らは、八重垣さんとクレーリア・ベリアル。

 

この2人の関係が邪魔だと考えたこの事件の中心人物達。

 

奴らが、アナザーライダーへと変身し、この一件で、自分達の罪を表にしないように活動した。

 

それが、事件で分かった所である。

 

しかし、未だに分からない所は多くあった。

 

それは

 

「アナザーライダーの力を渡した奴は未だに分からないか」

 

そう、奴らが持っているアナザーライドウォッチ。

 

その出所は未だに分からない。

 

奴らからしたら、突然現れた謎のフードの人物が現れ、その力を渡したぐらいしか情報はなかった。

 

「なるほどね。

 

だとしたら、今後も、そのアナザーライダーという奴が出てくる可能性は大きいんだな」

 

そう、今回の話を聞いたアザゼル先生は呆れたように呟く。

 

「厄介な奴らが敵になったな。

 

お前は詳しく知らないのか?

 

その、アナザーライダーを作り出した奴とかは」

 

「そうだな。

 

俺も詳しく知らないけど、それを作り出す奴を倒さない限りな」

 

何よりも、アナザーライダーから感じた気配。

 

あれは、間違いなく世界蛇の気配があった。

 

それを含めて考えれば、大きく関係しているのは、すぐに分かる。

 

問題は、それを誰がやったかだ。

 

「もうすぐ年が越えるのに、こういう問題はどんどん増えるんだよなぁ」

 

俺はそのまま頭を抱えながら言う。まあ、仕方ないと言えば仕方ないか。

 

それにしても、まさか、また新たな敵が現れるとは思わなかったよ。

 

それも、かなりヤバい奴等ばかりだ。

 

すると、そんな風に悩んでいる俺に対して、アザゼル先生は

 

「おいおい、まだ始まったばっかりだろうが。

 

そこまで深刻になる必要はないぞ」

 

そう言ってくれた。

 

確かに、まだ何も起きていない状況だけど、それでも不安には思う訳だ。

 

「まぁ、けど、もうすぐ新年だし、少しは楽観的に考えるべきだろ?」

 

「……確かに、そうですね」

 

言われてみれば、今年も終わるのか。

 

クリスマスも終わり、そして、来年の事を考えておかないといけない時期でもある。

 

特に、年末年始になると色々と忙しいからな。

 

「そう言えば、お前はなんでここにいるんだ?

 

今頃、お前は恋人達と過ごさないのか?」

 

「この後、みんなで過ごす予定ですよ。

 

ただ、それまで時間があるんでここで休んでいたんです」

 

そう、もうすぐ大晦日。

 

俺達は近くの神社に向かう予定である。

 

ちなみに、その前に俺の部屋に集合して、みんなでおせち料理を食べることになっている。

 

だから、それまでの時間はゆっくりしようと思っていた。

 

「まぁ、なんだって、本当に過ごせる日だからな」

 

そう言いながら、空を見上げれば、夜空に浮かび上がる星。

 

その光を照らされている光景を見ながら、笑みを浮かべる。

 

だが、この時、俺は未だに知らなかった。

 

宇宙から、最強のアナザーライダーが現れるのを。

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