クーデター組である教会と兵藤達が戦っている場から少し離れた所。
そこで、教会の戦士の1人だと思われる人物が、魔方陣を描いていた。
「これで、あとは時間になれば、来るはずだ。
それで、ここにいる奴らを全て倒し、我らが」
「そういうのは、あんまり好きじゃないんだよ」
俺の言葉が聞こえたのか、その教会の戦士は真っ直ぐとこちらを見る。
「貴様はっ、先記ソウゴっ!
なぜ、ここに」
「アザゼル先生から頼まれてね。
もしも怪しい動きをした奴がいたらそいつを止めろって」
「なるほど、既にこちらの動きを読んでいた訳か。
だが!!」
その言葉と共にその戦士が取り出したのは、やはりアナザーライドウォッチ。
「貴様をここで殺せば良いだけの話!!」
『セイバー』
その音声が鳴り響くと同時に、奴の身体は変わる。
それは、禍々しい炎を思わせる龍の怪物であり、その手には剣を持っていた。
おそらくは、あいつがアナザーセイバーである事は間違いないだろう。
「そして、集え、我が同胞!!」
その言葉と共に奴の周りには、同じく教会の剣士が立っていた。
その手には、アナザーセイバーの手に持つ剣と似た特徴を持つ禍々しい剣があった。
細かい所で違いはあるようだ。
「これら10本の聖剣に、貴様が勝てるか」
「そうだね、けど、俺もこれを持っている以上はね」
それと共に取り出したのは
「それはっ天叢雲剣」
そう、俺が取り出したのは、あの戦いで手に入れた天叢雲剣。
事件を終えた後、日本神話教会での保管に関する問題が出てきた為、しばらくの間、最も安全な場所。
つまりは平行世界への移動が可能となっている俺が預かる事になった。
それもしばらくの間だけである。
「確かにその剣は強い!
だが、それで、聖剣に敵うとでも」
「勝てるさ。
何よりも、既に媒介はここにある」
「媒介だと?」
そんな疑問を余所に、俺のギャラルホルン・ドライバーを通して、現れたのは翼だった。
そして、翼と同時に現れたのは、まるで炎が鎧を身に纏ったような存在だった。
「なっなんだ、そいつはっ」
「お前達が敬愛する神とは少し違う。
けど、平行世界を守る者だよ、行こう、翼!」
「あぁ」
『DualUP!Susanoo』
その音声が鳴り響くと共に、俺達を中心に炎が湧き上がる。
それは赤い炎。
炎は、そのまま手にしている天叢雲剣を包み込む。
それは、まるで刀鍛冶が剣を鍛えるように。
その形を徐々に変えていく。
炎はやがて、青く。
銀河を思わせる炎へと変わる。
そして、その炎が交わる事によって、俺達は、新たな姿へと変わった。
俺は青い銀河を思わせる装甲を身に纏い、その手には天叢雲剣はまるで銀河を思わせる刀身へと変わっていた。
そして、翼もまたスサノオギアを思わせる黒と赤い姿へと変わる。
同時に俺と翼は、同時にその手に持った剣を重ね合わせ、真っ直ぐとアナザーセイバー達へと向ける。
「「物語の結末は