ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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神と創造

「お前達をここで葬る!」

 

 その言葉と共にアナザーセイバーを中心に、周りの空間が歪む。

 

 周りは先程までの空間とはまるで違う別の空間へと変わる。

 

 それを合図に俺達を囲んでいた教会の戦士は、その手に持った聖剣で襲い掛かる。

 

「押して参る!」「あぁ」

 

 翼の声に合わせるように、俺もまたその手に持つ剣を構える

 

 翼は、その手に持つ剣に、スサノオの業火を纏いながら、目の前にいる教会の剣士と対峙する。

 

 1人1人の実力はそれ程は高くない。

 

 しかし、互いに持つ聖剣の特性と、長年戦い続けた経験なのか。

 

 簡単に倒す事はできない。

 

 だが、それは倒す事ができないだけだった。

 

「はぁ!!」

 

 翼の炎による一閃。

 

 それだけで、翼の方が実力が上だと分かる程に圧倒的だった。

 

 次々と倒れていく教会側の戦士たち。

 

「馬鹿なっ」

 

 その光景に驚きを隠せないアナザーセイバーに対して、俺は瞬時に近づく。

 

 気配を感じたアナザーセイバーはすぐにその手にある剣を構える。

 

 激突する互いの剣は火花を散らす。

 

 そして、そのまま鍔迫り合いの形になる。

 

「くそっ! 何故だ!? なぜお前のような存在がこんなにも強いんだ!」

 

 そう言いながら必死に抵抗するアナザーセイバー。

 

 それに対して俺は、剣を押し返し距離を取る。

 

「別に。

 

 ただの仮面ライダーだよ!」

 

『烈火! 既読! クロス斬り!』

 

 その音声と共に、俺は真っ赤に燃える炎を纏った刀身を振り下ろす。

 

 振り下ろされた一撃は、炎の軌跡を描きながら一直線に進む。

 

 その攻撃に対し、アナザーセイバーは咄嵯に剣を構え防ごうとする。

 

 しかしその防御は間に合わず、その身に攻撃を受けてしまう。

 

 燃え盛る炎に包まれるアナザーセイバー。

 

 その身体からは煙が上がり、ダメージを受けている事を物語っている。

 

「なっ」

 

「悪いが、お前の炎じゃ、俺達の炎は消せないぞ」

 

 驚愕している様子のアナザーセイバーに向かって言う。

 

 すると、アナザーセイバーは口角を上げる。

 

 その表情には余裕があった。

 

 まるでまだ勝てると思っているような表情だった。

 

 しかし、次の瞬間、そんな表情は崩れ去る事になる。

 

「お前達のような奴に、我らの正義を阻む事など、できん!!」

 

「そうかよ。

 

 だけど」

 

 同時に俺はすぐに構える。

 

 その刀身には、幾重の剣が重なり、巨大な刀へと変わる。

 

 同時に翼の方もまた決着をつける為にか、天羽々斬に力を込める。

 

「「物語の結末は、俺達が決める!」」

 

 俺と翼、2人の言葉が重なると同時に走り出す。

 

 そしてお互いの持つ武器を振るう。

 

 その刃は、囲んでいる全ての敵を一刀両断していく。

 

 それは、勿論、アナザーセイバーも。

 

「ぐっがああぁぁぁ!!」

 

 その一撃を受けた事でアナザーセイバーは叫び声を上げながら地面に倒れる。

 

 だが、倒れながらも右手に持つ剣を構える。

 

 そのまま斬りかかってくるのかと思った時だ。

 

「……ここまでか」

 

 そう呟くと共に変身を解く。

 

 それと同時に、持っていた剣も消えていく。

 

 それが、戦いの終わりを告げる。

 

「だが、目的は達成したっ!!」

 

 同時に、異空間は解除されると同時に、俺達の前にいたのは黒いフードを身に纏った男がいた。

 

 その人物には、俺はどこか見覚えがあった。

 

 同時にその名も理解できた。

 

「お前がディードか?」

 

「あぁ、そうだな、久し振りだな、常磐ソウゴ。

 

 そして」

 

 それと共にディードはその手にアナザーライドウォッチを構える。

 

「ここでお別れだ」

 

『センチュリー』

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