ハイスクールG✕S   作:ボルメテウスさん

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世界は重なり

「真実のソウゴは、この近くにいる」

 

そう、師匠は言ってくれた。

 

「だけど、その言葉は本当なんですか?

それって、今、この場にいる俺達の中には」

 

「それはないだろ。

お前達は気づかなかったが、あのソウゴがやられた瞬間の光。

あれらは消えた瞬間、まるでどこかに吸い寄せられるようだった」

 

「吸い寄せられた?」

 

「もしかして、それって」

 

「あぁ、真実のソウゴによって、その力を吸収しているんだろ」

 

「それにしても、真実のソウゴって、結局何者なんですか?

真実も何も、ないような」

 

「簡単な推測だが、平行世界でただ1人、オーマジオウになったソウゴという意味じゃないか?

未来にオーマジオウになる事は確定しても、まだ現在ではオーマジオウになっていない」

 

「そういう意味での、真実のソウゴという訳ですか」

 

「まぁ、結局は分からないがな。

そして、その光はおそらくは」

 

そう言った先に見た山。

 

そこにあると、師匠は予測しているだろう。

 

「とにかく、明日、準備が整い次第、向かうぞ」

 

「分かりました」

 

師匠の言葉に頷くように、俺達も翌日に向けて、準備をしていた。

 

それにしても、オーマジオウの力を受け入れた俺か。

 

そこまで、一体どれぐらいの苦痛があったのか、俺には、まるで分からない。

 

そんな未だに答えが分からない中での翌日。

 

俺達はそのまま学園を後にしようとした。

 

「・・・・」

 

「師匠?」

 

「どうやら、思った以上に危険なようだな」

 

「えっ?」

 

師匠の言葉、それが何を意味するのか、見つめた。

 

その見つめた先にはモンスターの大群が、真っ直ぐとこの学園に向かって、侵攻していた。

 

「これって、一体っ」

 

「真実のソウゴがこちらに近づいている。

同時に、邪魔者である俺達の始末をする為に、来たんだろう」

 

「そんな」

 

俺達のせいで、この学校の生き残りの生徒が危険。

 

それを考えると共に。

 

「なるほど、未知のモンスター相手という訳か。

少しは面白そうだな」

 

「ヴァーリ、頼めるか」

 

「問題ない。

まぁ、1人はソウゴと戦った。

ならば、それで十分だ」

 

「これは一体」

 

そう会話している間にも、この世界でのゲイツが慌てて、窓の外を見ていた。

 

「見ての通り、モンスター達の侵攻だ。

同時に黒幕も近くにいるようだ」

 

「黒幕だと?

そもそも、お前達は一体」

 

「どうやら、雑談はここまでだ」

 

「雑談って、くそ」

 

その言葉と共にヴァーリは飛び出し、それに合わせるようにゲイツもまた飛び出す。

 

眼前に広がるモンスターから生き残りを守る為に向かった。

 

「ここは私達も」

 

「そうするしかないようだな」

 

その言葉と共に、俺はすぐに飛び出す。

 

モンスター達の大軍の中央にいると思われる真実のソウゴ。

 

「さて、行くぞ、お前達」

 

「えぇ、変身!!」

 

『カメンライド!ディケイド!』

 

『Balwisyall Nescell gungnir tron』

 

その音声が鳴り響くと共に、俺達は仮面ライダーに変身する。

 

瞬時に呼び出したバイクに乗り込む。

 

「さぁ、行くぜ!」

 

その言葉と共にバイクのアクセルと共に、その形はまるで響の拳を思わせる形へと変形する。

 

それと共に真っ直ぐと、他のモンスター達を吹き飛ばしながら、進んでいく。

 

モンスター達を吹き飛ばしながら、やがて見えた影。

 

そこにいたのは、平行世界のツクヨミと、幼い子供?

 

「どういう事だ?」

 

「なるほど、もしかしたら」

 

そんな疑問と共に、見えた子供はこちらを見た瞬間。

 

「なるほど、お前だったか、全く異なるソウゴとは!」

 

「何っ、きゃぁ!」

 

そう困惑しているツクヨミは吹き飛ばされる

 

「私は、ソウゴ。

なるほど、思い出したか」

 

「つまり、お前がこの事態を引き起こした張本人か」

 

「だけど、なんで、子供が」

 

「私は多くの世界を破壊し、創造し、力を消耗し、この姿になった。

私は、新しい命を得なければならない」

 

そう、宣言するように言う。

 

「だが、どうやらジオウの力を封じているお前だが、その命もまた、私には十分過ぎる命だ」

 

それと共に、その子供が手には、ドライバーがあった。

 

そのドライバーを、腰に置く。

 

「変身」

 

『祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!オーマジオウ!』

 

鳴り響く音声と共に、現れた存在。

 

その姿を見た瞬間、まさに直感だろう。

 

「オーマジオウ」

 

「さて、気合いを入れろよ」

 

「あぁ」

 

そう、師匠の言葉を聞くと同時に、俺達は一気に走り出す。

 

その拳を、真っ直ぐとオーマジオウに向けて放つ。

 

だが、まるでその攻撃は通じなかった。

 

「ぐっ」

 

その攻撃を後ろに下がりながら、そのまま俺達はそのまま何度も殴る。

 

だが、オーマジオウは、光の壁を作り、攻撃を防ぐ。

 

「なるほど、面白いな。

私達のように、力を奪うのではなく、共有し、力を高める。

だが」

 

その言葉と共にオーマジオウはその手を薙ぎ払う。

 

それによって、俺達は吹き飛ばされる。

 

壁は激突し、変身が解除されそうになる。

 

「ぐっ」

 

「さぁ、その命を、私に捧げよ」

 

その言葉と共に、真っ直ぐと、俺に向ける。

 

だが。

 

「諦めるかよ」

 

「なに?」

 

「俺は守りたい人達がいる。

世界がある。

その為だったら、何度でも立ち上がってやる」

 

「なぜ、そこまで」

 

「なぜって、当たり前だろ。

まだ、歌が聞こえるからだ」

 

それと共に耳を澄ませば、分かる。

 

ここから少し遠い学園。

 

そこでは、多くのモンスターの群れが襲い掛かっている。

 

だが、それでも、守る為に。

 

他の世界の俺が。

 

翼達が。

 

戦っている。

 

そして、生きるのを諦めずにいる。

 

ならば、俺は諦めない。

 

「諦めたくないから!!」

 

そう叫んだ。

 

同時に聞こえたのは、歌だった。

 

「これは、歌だと」

 

「・・・この世界は、数多の世界が重なった世界。

だからこそ、それらの世界の歌が、溢れ出ようとしているのか」

 

「馬鹿な、そんな歌如きに」

 

「その如きに、大きな力がある!!」

 

そう、俺は叫んだ。

 

「なるほど、だったら、やってみる価値はあるか」

 

その言葉と共に、師匠が立ち上がる。

 

「ソウゴ、立花、やるぞ」

 

「「はいっ!」」

 

師匠の言葉に応えるように、俺達もまた構える。

 

『K-TOUCH!21!

W OOO FOURZE WIZARD GAIM DRIVE GHOST EX-AID BUILD ZI-O  ZERO-ONE FINAL KAMENRIDE DECADE COMPLETE 21!』

 

『XD UNLIMITED』

 

その音声と共に共鳴する。

 

師匠が変身した姿。

 

それに合わせるように、俺達も変わる。

 

師匠は21人の仮面ライダーの力を身に纏った最強の姿であるコンプリートフォーム21。

 

響は、シンフォギアの力を全て解放したエクスドライブ。

 

そして、俺は、響達シンフォギアの特徴を兼ね備え、限界を超えた姿。

 

「「これこそがぁ、エクスドライブだぁ!!」」

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