光速の走り屋オオサキショウコ   作:まとら魔術

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ACT.40 赤城vs榛名

あらすじ

 

 和食さいとうに新たな従業員がやってきた。

 オオサキは彼女たちにこれまでの戦いを話した。

 和食さいとうの営業時間になるとある客が来る。

 彼は智とは先輩後輩に当たる、美波六荒であり、オオサキは智の知り合いと知ると嫉妬からバトルを挑んでしまう。

 バトルはオオサキが勝つ。

 その後、六荒も職を失った理由で和食さいとうで働くことになった

 

「大変だべ、大変だべ!」

 

「何なの、クマさん!?」

 

 クマさんがいつもより慌てていた。

 

「聞いたべ、DUSTWAYとWHITE.U.F.Oが23日の土曜日に交流戦を行うらしいだァ~!」

 

 それが慌てていた理由だ。

 

「それって本当なの!?」

 

「本当だよ! DUSTWAYの雨原芽来夜が戸沢にバトルを申し込んだらしいよ!」

 

「その話でDUSTWAYの連中が騒いどるらしいでッ!」

 

 タカさんも川さんも同じだった。

 

「交流戦か。見に行こうじゃあないか」

 

「新従業員の方々と共に行きましょう」

 

 新従業員の方々にはプラズマ3人娘とは初めて顔を合わせるの初めてだ。

 紹介を始めようか。

 

「紹介するよ、この人たちはおれと智姉さんやプラズマ3人娘と呼んでいる人たちだよ」

 

「わだす、熊久保宣那だべ」

 

「小鳥遊くにちゃんだよ」

 

「うち、川畑マサミやで」

 

「私、萩野桃代と申します。和食さいとうの新しい従業員です」

 

「うちは井上薫と申します。和食さいとうのバイトです。よろしゅうございます」

 

「美波六荒だ。和食さいとうの調理を担当するようになった」

 

 新しい従業員の人たちも自己紹介をする。

 プラズマ3人娘をよろしくね。

 

 時間は流れて夜9時。

 赤城山を雨原が運転するFDが走行していた。

 道路にロータリーサウンドが木霊する。

 

「なんだ? 戸沢を相手にしたいとは思えない。別の走り屋を相手したい気分だ。早く戸沢らWHITE.U.F.Oとの戦いを終わらせて、その走り屋と戦いたい」

 

 雨原にはそんな胸騒ぎがしていた。

 彼女が戦いたい走り屋は誰だろうか?

 

 日は過ぎて23日の夜9時となった。

 おれたち和食さいとう従業員は仕事を終わらせ、会場へ向かう準備をしている。

 ワンエイティには薫ちゃん、智姉さんのR35には桃代さんを乗せた。

 ちなみに新従業員は六荒以外クルマを持っていない。

 

 5分後にはプラズマ3人娘と合流した。

 

「さぁ、出発するぞ」

 

 智姉さんの掛け声で、6台のクルマが発進する。

 暗い赤城の道を光たちが登っていく。

 

 10分経つと、ダウンヒルのスタート地点へ到着する。

 

「着いたぞ」

 

「この前のおれと葛西サクラとの戦いみたいにギャラリーが多いですね。赤城と榛名、それぞれの最速チームがぶつかり合うからでしょうか?」

 

「オオサキの言う通りだ。最速チーム同士のバトルだからギャラリーたちは見逃せないからな」

 

「おれ的には同じ赤城の走り屋であるDUSTWAYに勝って欲しいですね」

 

「あくまでも私の予想だが、このバトルはDUSTWAYが勝つと思う。誰も雨原の真の実力を見たことないからな」

 

 近くでクマさんとヒマワリが揉め出す。

 

「DUSTWAYの葛西ヒマワリィ~! 今回は走らねーのか!」

 

「走らねーよォ! 今回走るのはサクラ姉ちゃんとガラ姉なんだよ!」

 

「おめぇ走らねーとは落ちぶれてんな」

 

「うっせぇッ! オレ以上のベストメンバーで行くことになったんだよッ!」

 

 おれは喧嘩するクマさんを他のプラズマ3人娘と共に止めることにした。

 

「はいはい、喧嘩はバトルの後にしよ!

 せっかくバトルを見に来たんだから」

 

 この2人は目を合わせる喧嘩をするんだから……。

 

 

 ヒルクライムのスタート地点前の駐車場。

 

 DUSTWAYの主走メンバーとWHITE.U.F.Oの出走メンバーが顔を合わせている。

 前者は雨原とサクラ、後者は戸沢と柳田が走ることとなった。

 

「まずは柳田とサクラのヒルクライム対決を行う。その次があたしと戸沢のダウンヒルバトルを行うぜ」

 

「サクラ、オオサキに負けたばかりのお前なんか楽勝じゃん。それで落ち込んでいるんだろ?」

 

「別に落ち込んでいない……」

 

「さぁ始めるぞ。まずはヒルクライムだ」

 

 サクラのJZA80と柳田のZ33が並ぶ。

 スタートの合図は戸沢が行う。

 

 バトルは2分半後に決着した。

 サクラがヒルクライムを制す。

 

「サクラ、中々やるんじゃん」

 

 次はダウンヒルだ。

 雨原と戸沢がスタート地点へ移動する。

 スタート地点にFDとDC5が並ぶ。

 

「こいつとのバトルは一瞬で終わらせたい。あいつに挑みたいからな」

 

 雨原にはそんな考えが浮かんでいた。

 あいつとは誰を指すのか。

 それは我々の一番知る人物だろうか。

 

 バトルを待ちながらエンジンをふかす2台の前に柳田が立つ。

 両手を上げて、数字を数えだす。

 

「カウント始めるじゃん! 5秒前、4、3、2、1、GO!!」

 

 柳田の全ての指が折れると、2台が走り出す。

 先行したのは雨原のFDだ。

 

 

 

 

 

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