あらすじ
和食さいとうに新たな従業員がやってきた。
オオサキは彼女たちにこれまでの戦いを話した。
和食さいとうの営業時間になるとある客が来る。
彼は智とは先輩後輩に当たる、美波六荒であり、オオサキは智の知り合いと知ると嫉妬からバトルを挑んでしまう。
バトルはオオサキが勝つ。
その後、六荒も職を失った理由で和食さいとうで働くことになった
「大変だべ、大変だべ!」
「何なの、クマさん!?」
クマさんがいつもより慌てていた。
「聞いたべ、DUSTWAYとWHITE.U.F.Oが23日の土曜日に交流戦を行うらしいだァ~!」
それが慌てていた理由だ。
「それって本当なの!?」
「本当だよ! DUSTWAYの雨原芽来夜が戸沢にバトルを申し込んだらしいよ!」
「その話でDUSTWAYの連中が騒いどるらしいでッ!」
タカさんも川さんも同じだった。
「交流戦か。見に行こうじゃあないか」
「新従業員の方々と共に行きましょう」
新従業員の方々にはプラズマ3人娘とは初めて顔を合わせるの初めてだ。
紹介を始めようか。
「紹介するよ、この人たちはおれと智姉さんやプラズマ3人娘と呼んでいる人たちだよ」
「わだす、熊久保宣那だべ」
「小鳥遊くにちゃんだよ」
「うち、川畑マサミやで」
「私、萩野桃代と申します。和食さいとうの新しい従業員です」
「うちは井上薫と申します。和食さいとうのバイトです。よろしゅうございます」
「美波六荒だ。和食さいとうの調理を担当するようになった」
新しい従業員の人たちも自己紹介をする。
プラズマ3人娘をよろしくね。
時間は流れて夜9時。
赤城山を雨原が運転するFDが走行していた。
道路にロータリーサウンドが木霊する。
「なんだ? 戸沢を相手にしたいとは思えない。別の走り屋を相手したい気分だ。早く戸沢らWHITE.U.F.Oとの戦いを終わらせて、その走り屋と戦いたい」
雨原にはそんな胸騒ぎがしていた。
彼女が戦いたい走り屋は誰だろうか?
日は過ぎて23日の夜9時となった。
おれたち和食さいとう従業員は仕事を終わらせ、会場へ向かう準備をしている。
ワンエイティには薫ちゃん、智姉さんのR35には桃代さんを乗せた。
ちなみに新従業員は六荒以外クルマを持っていない。
5分後にはプラズマ3人娘と合流した。
「さぁ、出発するぞ」
智姉さんの掛け声で、6台のクルマが発進する。
暗い赤城の道を光たちが登っていく。
10分経つと、ダウンヒルのスタート地点へ到着する。
「着いたぞ」
「この前のおれと葛西サクラとの戦いみたいにギャラリーが多いですね。赤城と榛名、それぞれの最速チームがぶつかり合うからでしょうか?」
「オオサキの言う通りだ。最速チーム同士のバトルだからギャラリーたちは見逃せないからな」
「おれ的には同じ赤城の走り屋であるDUSTWAYに勝って欲しいですね」
「あくまでも私の予想だが、このバトルはDUSTWAYが勝つと思う。誰も雨原の真の実力を見たことないからな」
近くでクマさんとヒマワリが揉め出す。
「DUSTWAYの葛西ヒマワリィ~! 今回は走らねーのか!」
「走らねーよォ! 今回走るのはサクラ姉ちゃんとガラ姉なんだよ!」
「おめぇ走らねーとは落ちぶれてんな」
「うっせぇッ! オレ以上のベストメンバーで行くことになったんだよッ!」
おれは喧嘩するクマさんを他のプラズマ3人娘と共に止めることにした。
「はいはい、喧嘩はバトルの後にしよ!
せっかくバトルを見に来たんだから」
この2人は目を合わせる喧嘩をするんだから……。
ヒルクライムのスタート地点前の駐車場。
DUSTWAYの主走メンバーとWHITE.U.F.Oの出走メンバーが顔を合わせている。
前者は雨原とサクラ、後者は戸沢と柳田が走ることとなった。
「まずは柳田とサクラのヒルクライム対決を行う。その次があたしと戸沢のダウンヒルバトルを行うぜ」
「サクラ、オオサキに負けたばかりのお前なんか楽勝じゃん。それで落ち込んでいるんだろ?」
「別に落ち込んでいない……」
「さぁ始めるぞ。まずはヒルクライムだ」
サクラのJZA80と柳田のZ33が並ぶ。
スタートの合図は戸沢が行う。
バトルは2分半後に決着した。
サクラがヒルクライムを制す。
「サクラ、中々やるんじゃん」
次はダウンヒルだ。
雨原と戸沢がスタート地点へ移動する。
スタート地点にFDとDC5が並ぶ。
「こいつとのバトルは一瞬で終わらせたい。あいつに挑みたいからな」
雨原にはそんな考えが浮かんでいた。
あいつとは誰を指すのか。
それは我々の一番知る人物だろうか。
バトルを待ちながらエンジンをふかす2台の前に柳田が立つ。
両手を上げて、数字を数えだす。
「カウント始めるじゃん! 5秒前、4、3、2、1、GO!!」
柳田の全ての指が折れると、2台が走り出す。
先行したのは雨原のFDだ。