君影草の暗殺者   作:ビーザワン

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少し前のアンケートにて”千束orたきなが酔ったら”という票が多かったのでそのお話を今回書こうと思います。

本当はどちらかにしようと思ったのですが少し修正して2人まとめて酔わしてみることにしました。

あと今回は他作品ネタ的なワードが多いかと思いますが温かい目で見ていただけたら嬉しい限りでございます。


◆Don't drink, you'll get drunk

 

 

--某月某日PM19:30・喫茶リコリコ--

 

 

「しゃくやぁ~~もっとわたしにかまえぇぇ~~っ」

 

「ちしゃとばかりずるいれふぅったまにはわたしにゆずっれくれてもいいでしょうっ」

 

「しゃくやのかのじょはわたひだぁぁ~~っ」

 

「(なんで…なんでこんな状況になってしまったんだ)」

 

 

閉店後の喫茶リコリコにて顔が赤くなり呂律が回っていない千束とたきなに絡まれている咲夜が心の中で嘆いていた

 

そう…千束とたきなが何故こうなっているかというとお酒を飲んで酔ってしまったからだ。戸籍がなくても彼女たちはまだ未成年…お酒への耐性はほとんど無いと言っていい

 

ではどうして2人がお酒を飲んでしまったのか。時は1時間ほ前…咲夜が用事を終えリコリコに戻るところまで遡る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--1時間前…--

 

 

「本当にリコリコに寄るんですか…福山さん」

 

「やはり直接自分の目でお前たちの状況を見た方が良いと思ってな。ついでにミカさんへの挨拶とミズキへの説教も兼ねて…」

 

「とはいえリリベルの司令が護衛も無しに夜道を堂々と歩くのはあまりにも危険すぎると思うのですが」

 

「護衛ならお前がいるじゃないか。君影草(リリベル)が生んだ最強(・・)の人間がな」

 

「……人間(ひと)と呼ぶのは貴方なりの誠意の見せ方ですか?」

 

「捉え方はお前に任せる」

 

「本当に…福山さんは昔から非情になりきれませんね。上層部の人たちは苦言を呈していないんですか?」

 

「上の老害共が何を言おうと俺がやることは覆らない。現場を見ずに山の上から偉そうな態度をとる連中には近々ご退場願おうと思っているところだ」

 

「穏やかじゃないですね…でも僕もあそこ(上層部)の人たちは嫌いです」

 

「お前と千束は特になだな…こちらのことは俺に任せろ。お前は引き続き千束のことを頼む」

 

「言われなくてもそのつもりです…あっリコリコが見えてきました」

 

「久しぶりに来たがいつ見ても良い雰囲気の建物だな…通っている人たちが羨ましく思うよ」

 

「常連の人たちはみんな良い人たちですよ。福山さんもすぐ馴染めると思います」

 

「そうか…機会があれば是非会ってみたいところだ」

 

 

この日…咲夜は用事でリリベルの司令官を務めている福山 零の元を訪ねておりここ最近の任務の報告などを行っていた

 

数十分の報告を終えた咲夜は帰路につこうとしたがその時に零がなにを思ったかリコリコに行くので護衛を頼むと申し出てきたのである

 

いきなりのことに最初は警戒心を抱いた咲夜だったが零から”特に深い意味はない”という言葉を聞き取りあえずはその申し出を聞き入れ同行することとなった

 

そして夜道を歩き進んでいた2人の目の前にリコリコが見え始めた。お店の扉には”CLOSED”と書かれた看板があり閉店していることを確認した咲夜は扉を開けた

 

 

”ガチャッ”

 

「ただいま戻りま…し…た?」

 

「んっ…どうした?」

 

「……リコリコが混沌(カオス)になっています」

 

「はぁ?」

 

「うひゃひゃひゃひゃったきなはひゃっぱりかわいいひゃちゅだなこのやろぉ~~っ♪」

 

「しょれをひうならちしゃとだってきれいでふよぉっ」

 

「うれひぃこというじゃねぇかぁっ」

 

「ミズキ…どう責任をとるつもりだ?」

 

「私のせいかこれぇ!?」

 

「お前がチューハイの缶を無造作に置いていたせいで2人がジュースと勘違いして飲んだんだぞ」

 

「自分で飲む分には構わんがお酒の管理はしっかりしなさい」

 

「理不尽だぁ‼」

 

「…いつもこんな感じなのか?」

 

「違うんです…違うんですよ福山さん」

 

 

咲夜の言葉の意味が分からず零は扉の先にある店内に目線を向ける。そこに広がっていたのは顔が真っ赤になった千束とたきなが笑いながらだべっていた

 

その近くで頭に右手を置いて悩むミカにクルミに責められ喚いているミズキと…いつもの賑やかさはそのままだが明らかに異常な光景が咲夜と零の視界に入った

 

 

「あぁっしゃくやがかへってきたろぉぉ~~っ」

 

”グイッ”

 

「ちょっ千束ちからが強いって‼あとなんでそんな顔赤いの!?」

 

「たきなといっひょにジュースのんだだけだよぉ」

 

「ジュース?」

 

”グイッ”

 

「おかえりなはいしゃくや~おしごとおつかれしゃまでしゅ♪」

 

「たきなも力強いって‼あとなんのジュース飲んだのっ凄くお酒くさいんだけど!?」

 

「咲夜っこれだよこれ」

 

 

千束とたきなに両腕を掴まれた咲夜はなんで2人がこんな状態になったか原因を知ろうとした。2人の口から出てきた”ジュース”…その正体をクルミが両手で缶を持って咲夜に見せた

 

 

「んっ…これチューハイだよ‼あとアルコール度数9%って高すぎない!?」

 

「ミズキが飲もうとしてカウンターに置いていたのを千束とたきなが誤って飲んだらしい」

 

「つまり2人は酔っぱらっているってこと!?」

 

「だな」

 

「よってないよってないっわたしはいたってせいじょうれふよぉ」

 

「それ酔っぱらいがよく言う台詞だって‼」

 

「ミズキ…これは俗に言う”未成年飲酒”だぞ。故意じゃないとはいえお前のせいであることはまごうことなき事実だ」

 

「無罪だっ私は無罪を主張する‼」

 

「ほぉ…自分が犯した罪にすら目を向けられないまでに墜ちたかミズキ」

 

「はぇっ…はぁぁっ!?ぜっ零なんであんたここに!?」

 

「大した用事はない…ただの挨拶だ」

 

 

あくまでも自分のせいではないと言い切るミズキに様子を見ていた零が動きミズキの前に立つ。いきなりの零の登場にミズキを含めたリコリコメンバーが驚いていた

 

 

「久しぶりだな零。リリベルの司令の仕事は順調か?」

 

「お久しぶりですミカさん。上の連中がうっとおしいですがまぁ上手くやってますよ」

 

「まさかのミズキの天敵の登場か…丁度いいっミズキへの判決(ジャッジメント)を頼んでいいか?」

 

「引き受けよう。まぁ考えるまでもない…答えは有罪!全責任はミズキッお前にある‼」

 

「はぁぁ!?なんであんたにそんなこと言われなきゃなんないのさ!?」

 

「仮にもお前は錦木千束ならびに井ノ上たきなの保護者的な立場にある。そんなお前が未成年の2人に飲酒をさせたんだっ有罪にする理由はあっても無罪を主張する権利はお前にはない‼」

 

「だ・か・らっ私は置いてただけなんだって‼」

 

「管理責任の点でもアウトだな…成人している者は未成年者の健康と成長を阻害するアルコールの摂取を止めそれの危険性を説明しなくてはならないっこんなことは今どき小学生でもわかることだぞ」

 

「うぐぅっ‼」

 

「来て正解だったな…昔からお前の酒癖の悪さには苛立ちを覚えていたんだ。今回の事態を引き起こした責任としてミカさんの許可が下りるまで禁酒だ‼」

 

「なぁっ!?」

 

「それが良い。お前ここんとこ飲み過ぎだ、このままじゃ独身街道まっしぐらのアル中になり果てるぞ」

 

「まぁ…この機会に酒断ちするのも悪いことではないな」

 

「2人まで何さ!?禁酒とかマジないわっ私から酒を取ったら何が残るっていうのさ!?」

 

「お前それ自分で言ってて悲しくならないのか?」

 

「ちょっと大人の皆さま!話し込んでないでこの2人をなんとかしてくださいよ‼」

 

「にゃんだにゃんだぁ~っしゃくやはわたひとしゃべりゅのがいやなのかぁ‼」

 

「いやなんでしゅか…しゃくや」

 

「たったきなその顔は反則だから止めてぇ////」

 

「たきにゃにてれりゅなこのやりょうっ‼」

 

「僕はどう反応すればいいのさぁ!?」

 

 

こうして話は冒頭に戻る。零によるミズキへの断罪?が行われていた頃、咲夜は酔った千束とたきなに絡まれ続けておりずっと抱きつかれた状態のまま客席の畳の上でもがき苦しんでいた

 

千束はいつものテンションが更に上がっている程度だがたきなはいつものクールな感じが抜け兄に甘える妹の如くかまってちゃんになっており咲夜の精神に大ダメージを与えていた

 

 

「ちっ見せつけやがってこの女誑しが‼」

 

「少なくとも今のお前が言う台詞ではないな」

 

「あぁ!?」

 

「なんだ…俺とやるつもりか(怒)」

 

「頭脳バカのあんた程度なら私にだってやれるよ(怒)」

 

「ふっ…売られた喧嘩は買う主義だ!ここでどちらが上かをハッキリさせようじゃないか‼」

 

「ちょっと福山さん!?」

 

「2人ともそこまでにしなさい」

 

「「だってこいつが‼」」

 

「仲が良いことは結構だがもう夜だ。近所迷惑になるから言い合いはここまでにしとけ」

 

「…禁酒だけには従わないからね!」

 

「言ってろアル中がっ」

 

「だ~か~らっ僕のことを助けてくれませんか!?」

 

「んっ…別に構わんがもう2人は寝ているぞ」

 

「へぇっ!?」

 

「「……zzz」」

 

「いっいつの間に!?」

 

「その状態ではこのまま帰らせるのは危ないな…咲夜っ今日はリコリコに泊っていきなさい」

 

「僕が上の寝室の準備をしてあげるよ」

 

「でっできたら2人の着替えをお願いしたい」

 

「代わりに夜食を作ってくれるなら引き受けるぞ」

 

「その程度で良ければ…」

 

「零…少し付き合ってくれるか?お前とは色々と話したいことがあるからな」

 

「喜んで。ただコイツ(ミズキ)だけは外してください」

 

「こっちから願い下げだわこの童貞坊やが‼」

 

「ふんっ精々拾ってくれる奴が現れるのを待つことだな年増女‼」

 

「(ミズキさんの前だと素顔全開だな福山さん…あれはあれで貴重だけども)」

 

 

 

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「色々とありがとうクルミ」

 

「気にするな。それじゃ僕は下に降りてるから」

 

「夜食は下に用意してあるからね」

 

「ありがとう咲夜。それじゃおやすみ」

 

「うんっおやすみ」

 

 

一通りの準備を終えたクルミは咲夜が準備してくれた夜食を食べに下の階に降りていき、残った咲夜は布団の上で仲良く眠る千束とたきなを見つめた

 

 

「「…zzz」」

 

「お酒のせいとはいえ…こうして2人仲良く眠ってると姉妹のようだね」

 

「んにゃぁ~っ」

 

”グイッ”

 

「へぁ!?」

 

「んむぅ~っ」

 

”ギュウッ”

 

「ぐぇっ(えっ…またですか!?)」

 

 

眠りながら千束は咲夜の右腕を掴みそれと同タイミングでたきなが咲夜の首に腕を回し、そのまま2人で抱きつき咲夜を布団の上へと引っ張った

 

 

「ちょっ…さすがにこれはっ…」

 

「「…zzz」」

 

「……(起こすわけにはいかないし…このまま身を委ねるしかないか)」

 

「すぅ…すぅ…」

 

「ふぴぃ……」

 

「おやすみ…千束…たきな…」

 

 

 

 




ということで酔っぱらい回でした。なんですがちょっとオリキャラが主張しすぎたような気がして反省しています…

あと前回のアンケートご協力ありがとうございます!やはり風都探偵が直近であったので仮面ライダーWに票が集まりましたね、今後の作品作りの参考にさせていただきます。

初投稿から1か月経ちますがこの作品は…

  • 面白いと思う‼
  • もう少し頑張れ‼
  • 面白くないかも…
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