君影草の暗殺者   作:ビーザワン

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今回は本当に短いです…まぁ俗に言う息抜きでございます。千束とたきなはあまり出ず主にクルミさんがお相手で進むかと思います

あと誤字脱字報告ありがとうございます!時々勢いで書いてる時があるので自分でも添削が追っつかない時がありますのでとても助かりますm(__)m




★幕間1:昔話語り

 

 

--PM19:30・喫茶リコリコ--

 

 

閉店間際の喫茶リコリコ。その裏で従業員である咲夜とクルミが珍しく2人でチェスをしていた

 

 

「クルミがチェスに誘うなんて珍しい日もあるんだね」

 

「テレビゲームや多人数のボードゲームと違って1対1の心理戦はまた違った楽しみがあるからな…リコリコのメンバーの中ではお前が一番強そうだから誘ってみた」

 

「なるほど…まぁ千束は顔に出やすいしたきなは動きが王道過ぎてわかりやすいもんね」

 

「ミズキに関しては話にならん…あいつDA時代は情報部だったんだろ?よくあれで仕事ができたものだ」

 

「心理戦が苦手なだけだよ。僕は仕事柄あいての思考を読むことが多いから慣れてるだけだし」

 

「脳筋の千束と違ってお前は綿密に分析して一手も二手も先を読んで動いてるもんな、僕としては咲夜の方が一緒に動いていて楽だから好きだよ」

 

「クルミ…口説いてます?」

 

「深い意味はないぞ」

 

「ですよね…でもクルミもリコリコに馴染んでくれて良かったよ。できることならもう少しフロアの仕事に加わってほしいんだけどね」

 

「僕は最初に言った通り情報戦担当だ。力仕事はリコリスとリリベルのお前たちに任す」

 

「ははははっ…クルミはブレないね」

 

 

他愛のない世間話をしながら互いにチェスの駒を動かしていく。盤面を見るとクルミのキングが若干苦しい状況であり次の一手を悩んでいた

 

一方の咲夜はまだ余裕があるようで次に動かすであろうキングの駒を右手で回しながら自分の手番を待っていた

 

 

「お前…キングを先陣きって動かすとか正気か?」

 

「”王様から動かないと部下がついてこない”…リリベル時代に上司がよく口にしてた言葉なんだ」

 

「上司?」

 

「福山司令代理のことだよ。あの人チェスが趣味でさ、訓練の休憩中とかによく相手をしていたんだ」

 

「堅物なDAの上層部にそんなフランクな人間がいるんだな」

 

「あの人は良識のある方だ。DAに好印象を持ってない僕だけどあの人は尊敬してる…今の僕があるのも福山司令代理の存在がかなり大きいよ」

 

「そういえばお前も千束と同じで10年前の電波塔事件の時から既にリリベルに所属していたんだよな。どういう経緯であの組織に入ることになったんだ?」

 

「僕にも千束と同じように”才能”があった…物心ついた時にはこの手に銃を持っていくつもの修羅場を潜り抜けていたらしいよ」

 

「らしい?」

 

「幼い頃の記憶が曖昧なんだよね。記憶喪失とまではいかないけど7歳以前のことが断片的にしか覚えてなくってさ」

 

「それ…色々とヤバくないか?もしかしたらDAの連中が何かしらの方法でお前の記憶を操作してる可能性があるぞ」

 

「そこまでの技術がDAにある訳ないよ。それこそアラン機関が介入でもしない限りね」

 

「アランかぁ~…千束の改良型の人工心臓っミカの奴どうやって手に入れたんだろうな。在処を突き止めたのは僕だけど千束とたきなが吉松を逃してからの動向がまったくわからないから不思議に思ってたんだ」

 

「……過程がどうあれ結果的に千束の元に届いたんだから良いんじゃない?」

 

「……まぁそれもそうだな」

 

 

咲夜の昔話に興味を持ちつつもチェスの駒も慎重に進めるクルミ。だが状況は悪くなる一方で手持ちの駒が1つ…また1つとやられていく

 

 

「お前っ…僕の駒を根こそぎ取っていくつもりか!?」

 

「守りがなくなれば王は自然と落ちる…篭城してる裸の王様ほど落としやすい相手はいないよ」

 

「お前のその容赦のない性格に時々恐怖を覚えるよ…」

 

「そこまで?」

 

「そう思うくらいお前が怖くなる時があるんだ」

 

「まぁ千束が傷ついたりリコリコの皆が危険に晒されたりしたら…無意識になっちゃうかもしれないね」

 

「チェスの相手はそのリコリコのメンバーの1人だぞっ」

 

「知ってる?僕って凄く”負けず嫌い”なんだよ♪」

 

”トンッ”

 

「チェックメイトだ…ウォールナット」

 

「うぅ~っ……参ったよ」

 

 

チェスの勝負は咲夜の勝利に終わった。クルミはその時の妖艶な笑みを浮かべた咲夜にちょっと涙目になったのであった

 

 

「はぁぁ~…なんとなくお前と千束がお似合いな理由が分かった気がするよ」

 

「えっいまのチェスのどこにそんな要素があったの!?」

 

「良くも悪くもお前たち2人は似た者同士(・・・・・)ってことだよ」

 

「えぇぇ~何それぇ…」

 

”ドンッ”

 

「咲夜ぁ~~今日も頑張ったからいい子いい子してぇぇ~~」

 

「はいはいっお疲れ様♪」

 

”なでなで…”

 

「うひひひぃ~~っ////」

 

「僕の前でイチャつくな…」

 

「何々っ羨ましいと思ってるのかクルミさんよぉ♪でも駄目だからねっ咲夜は千束さんのモノだからね‼」

 

「彼氏をモノ扱いするなよ」

 

「僕は気にしてないから平気だよ」

 

「お前は千束に甘すぎる…こいつすぐ調子に乗るから時には咎めないと暴走するぞ」

 

「暴走しているのはいつものことでしょ?」

 

「ちょいちょい咲夜さん!?」

 

「……ふふっそれもそうだな」

 

「あぁぁ~~んクルミも何さその不敵な笑みはぁ‼てかさっきまで咲夜と一緒に何してたのさ!?」

 

「僕と咲夜だけの秘密だ♪」

 

「なにぃぃぃ~~~っ‼」

 

「チェスしてただけだから……」

 

 

 




ところどころ他作品ネタなところが入っていましたがちょっとだけ咲夜くんの昔話を組み入れてみました、どこまで短編話に反映させるか分かりませんがクルミさんとも何かするお話書きたかったのでこうなりました。

そろそろ咲夜くんとオリキャラの解説設定のページも作らないといけないですね…長編も想定しての設定なところありますので時間がありましたら書こうかなと思いますと言ったところでここらへんで失礼いたしますm(__)m

次はどのようなお話が見たいですか?

  • 裏切り者だったIFのお話
  • トランクス事件のその後のお話
  • 千束orたきなが誤ってお酒を飲んだお話
  • オリキャラから語られる咲夜の過去のお話
  • ヤンデレの続きのお話
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