ということで中編…このシリーズ話が思いついた時に原作のないアニメオリジナル作品で主題歌をClariSさんが歌っていたということでこういう展開のお話も読みたい!けどないから自分で書けばいいんだっと考えこういうストーリーになりました。
一部キャラは年齢操作していますがそこまで性格に変化はないと思いますので…それでは中編をどうぞお楽しみくださいませ
PS:今回は全て咲夜の一人称視点でお話が進みますのでご了承を
ある時…とても悲しい夢を見た。日本なのかわからないけど僕が住んでいる世界と似たような場所で僕と同じ容姿の男の子が女の子の頭を銃で撃つという夢だ
1回だけ見ただけならただの夢でかたずけられるがその日を境に毎晩似たような夢を見るようになった
ある時は和風な喫茶店で働き…ある時はテロリストと戦い…またある時は他愛のないことではしゃぎながら黄色みがかった白髪の女の子と一緒にいたりと多種多様だった
でも全てに共通してることはどんなに楽しい時を過ごしても夢が進むにつれてその女の子を取り巻く環境はどんどん悪くなり最後は僕に銃で撃たれて終わりという…なんとも夢見が悪い内容だった
でも不思議だった…僕はその女の子の名前を知っている。その子以外にも…夢の中で僕の周りにいた人たちの名前や思い出なども全部覚えている
そこで僕は思い出したんだ。あの夢は夢の中だけの空想の話じゃない…”前の世界”で僕が実際に体験した出来事だったんだ
ここまで言えばわかるだろう。そう…僕は突如として”前世”の記憶が蘇り、あの世界での記憶が一気に頭の中に流れ込んできたのだ
膨大な記憶を前に気を失いかけたがなんとかそれに耐え、意識がハッキリした時には完全に前世の世界の人格になっていた
僕の名前は皇 咲夜…DAと呼ばれる治安維持組織に所属しその中のリリベルと呼ばれる実働部隊で日本の平和を影で守っていたんだ
けどこの世界にDAはない…それどころが旧電波塔も延空木も存在してない。その代わりに赤と銀の電波塔がこの世界の日本に立っていた
これは俗に言う”転生”というものなのかはわからないが僕はこの世界で新しい命を貰い…今日まで都内の大学に通う普通の大学生として生活してきた
現に今だって通っている大学の講義に出席している。前世では学校というモノに行ったことがなかったため記憶を取り戻してからの大学生活は初めての連続でとても楽しかった
「(楽しいというか…これが僕の年代の子たちが過ごす当たり前の日常なんだよね。ちょっと講義の時間が長いような気もするけど…これが学生ってものなんだろうな)」
「おい咲夜…お前最近ぼぉ~とする時が多いけど大丈夫か?」
「へぇっ…あぁ~大丈夫だよフキ…多分」
「多分ってお前…相変わらずどこか抜けた野郎だな」
「はははっ…返す言葉もありません」
「たくっ……なぁ咲夜っ先週の講義の内容後で教えてくれねぇか?」
「真面目なフキが珍しい…何かあったの?」
「いやぁっ…ちょっと寝落ちしちまったっていうかぁ…」
「要するに睡魔に勝てず講義中に寝てしまい内容がスッポリ抜けてしまったと?」
「っ…あぁそうだよその通りだよっなんか文句あっか!?」
「いえいえ…じゃあ後でノート貸すよ。見返りはそうだなぁ~…ご飯1回奢りでどうかな?」
「しゃあないっそれで手うってやるよ」
春川フキ…前世ではDA管轄の実働部隊リコリスの隊員だった。そして僕の最後を泣きながらも見届けてくれた不器用で優しい子だ、この世界の僕の記憶を辿ると僕とフキは俗に言う幼馴染で幼い頃からの腐れ縁みたいな関係らしい
不器用で生真面目なところは変わってないがどこか抜けたところがあり、先ほどのようなちょっとしたノリにも乗ってくれるなど以前よりも親しみやすい性格になっていた
だがフキは前世の事を覚えていない。前にDAやリコリスのことをなんとなく聞いたら”なんだそりゃ?映画のタイトルか?”と返されてしまった
でもそれはそれでよかったと思ってる。あんな最後を見届けさせてしまったフキには罪悪感が残っていた、もし覚えていたらいまみたいな関係は築けていないと思う…うんっこれはこれで良いんだ
”♪~~♪~~♪~~♪~~”
「あっ…終わった。じゃあフキッこれが僕のノートだよ」
「サンキューな。あと悪いっあたしこのあとバイトがあるんだ、飯の奢りはまた今度でもいいか?」
「いつでも大丈夫だよ。バイト頑張ってね」
「おうっじゃあまたな」
「うんっまたねフキ」
講義の終了を伝えるチャイムが鳴り、後に予定があったフキに僕はノートを渡し一言お礼を言ったフキは足早に教室から去っていきっその背中を僕は手を振りながら見送った
他の生徒たちも次々と教室から出て行ってるため、僕も教材をバッグにしまい教室を去った…ちなみに時刻はまだ14時台っ太陽もまだ頭上にあり綺麗な青空が広がっていた
「(またこうして青い空を見ることができるなんて……他のみんなもどこかにいるのかな?)」
記憶がないにしろフキはこの世界に存在していた、なら他の皆もと変な期待をしてしまった。わかってる…そんな都合がいい話がある訳ないと
仮に存在していたとしても僕にはみんなに会う資格がない。千束の命を優先し過ぎたあまりに独善的な考えになってしまっていた僕は目の前の命を見捨ていなくなっても悲しまなかった
その先の末路が僕の
「(贅沢は言えないよね。どんな形であれ僕は命を貰った…このさき1人ぼっちになろうと今度こそ寿命が尽きるまで生き続けるっそれが前世の自分にできるせめてもの償いなのだから)」
そんなことを心の中で考えながら歩いているとこの世界の電波塔の1つである”スカイツリー”が見え始め、ふと左側に顔を向けると”押上駅”と書かれた地下鉄駅の入り口前にいた
その外観は前の世界で千束・たきなと一緒に初めてのお出掛けをした際の集合場所”北押上駅”と一緒だった…そういえばあの日も今日と同じで快晴かつ暖かい日だったよね
「(確かたきなの下着が男性物のトランクスでそれに怒った千束が買い物に連れて行ったんだよね。実際に見たわけじゃないけどあの時はさすがの僕も頭を抱えたよ…しかもそうさせた原因がミカさんだったんだからなおね)」
忘れることができない前世での幸せなひと時の思い出…あの日からたきなの感情は更に豊かになりお互いのことを更に知ることができた良い一日だったと思う
そんなことを思い返していると目から1粒の涙が流れていることに気づいた。その涙を右手で拭き取り手に残った涙の感触を感じながら右手を見つめた
「(なんか最近涙もろくなったな…心では踏ん切りがついたつもりだけど体は正直なのかもしれないね)」
先の未来のイメージがつかない。千束がいない…みんながいないこの世界で僕は何を目指し何を生きがいに生きていけばいいのだろうか
”やりたいことを最優先に”それが千束と交わした方針の1つだった…けど今の僕にはそのやりたいことすらわからない
これが何も思い出さず普通の学生・皇 咲夜として生きていたらまた変わっていたのかもしれない。なんで…なんで僕だけ記憶が蘇ってしまったのだろう
もしかしたらこれは神様が僕に与えた”罰”なのだろうか?前世で犯した過ちの分…その身に痛みを刻みつけろという宣告なのだろうか?
考え始めたら止まらない…僕がこの世界で生きる意味はなんなの?どうして僕はここにいるの?僕は何を償えば許されるの?そんな負の感情が頭の中を巡っていく
たまらず気分も悪くなっていき、動悸も酷くなってきた僕はその場に膝をつき胸を左手で押さえた。周りの目なんて気にする余裕もない、今はとにかくこの気持ちを落ち着かせないと
「あのぉ……大丈夫ですか?」
「っ?」
「あっごめんなさい急に声をかけてしまって。胸を抑えてしゃがんだところを見てしまったので…」
下げていた目線を少しだけあげてみると青いブレザー姿の女子高生と思われる人が立っていて話しかけてきた。どうやら僕の様子がおかしくなったところを見て心配してくれたみたいだ
情けない…自分より年下の女の子を心配させるようなことをしてしまった。これ以上不安させるのは申し訳ないと思った僕は涙を拭きながら立ち上がった
「ごめんなさいっ心配させてしまって。軽い発作みたいなものだから大丈夫…です…よ!?」
「えっ……」
「……たき…な?」
立ち上がり顔を前に向けた瞬間に僕は驚いた。目の前にいた女子高生の顔が…井ノ上たきなとまったく同じだったのだ
服装がリコリスの制服でないのとほんの少しだけ大人びた顔になってる以外はたきなで間違いないと確信が持てる程にそっくりだった
そんなたきなの姿を見て思わず名前を言ってしまった。変だと思われてしまったかもしれない…見知らぬ男性が急に名前を口に出して言ってしまったのだから
ここで僕は熱が上がった頭を落ち着かせる。フキがいるのだからたきながいてもおかしくはない…けど記憶はないのだから今の僕たちは赤の他人、そうと分かれば早く謝罪をしてこの場を去らないと
「咲夜…咲夜なんですか!?」
「えっ!?」
「いま”たきな”とっ私の名前を呼びましたよね!?私の事が分かるんですよね!?咲夜も前の世界の記憶があるんですよね!?」
「あぁっ…えぇっと…うんっ…覚えてるよ」
「っ……咲夜ぁっ‼」
”ギュウッ”
「うぇっ…ちょっ…たきなどうしたの!?」
「やっとっ…やっと貴方に会えましたっ……探したんですよっ…ずっと探してたんですよ‼」
「っ……」
たきなが僕の名前を言った…そして確かめるように僕の顔をのぞきながら近づいてきた。あまりの圧に一瞬たじろぐも僕はたきなのことを覚えていると顔を縦に頷いた
それを見たたきなは僕に抱きつてきた。真昼間で駅周辺ということもあり人の流れが多い中なため僕はあわてふためいたがたきなは目から涙を流し…僕の存在を確かめるように強く抱きしめていた
あの時ぼくはたきなの命を見捨てた…恨まれるようなことをした僕の存在を見つけて泣いてくれている。まだ頭の整理が追いつかないが…一先ず僕はたきなの頭を撫でながら彼女が落ち着くまでそのままでいたのだった
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--翌日…--
「あのぉ……改めまして昨日は失礼しました////」
「気にしてないから大丈夫だよ。でもあのたきなが街中であんな大胆なことするとは思ってなかったらちょっと驚いちゃったよ」
「わっ忘れてください‼お願いですから…っ////」
翌日…僕はたきなと一緒にある場所に向かっていた。あの後、我に戻ったたきなは顔を真っ赤にしてひたすら僕に頭を下げて謝ってきた
人前の中でそんなことをされたら僕が何かをしたと思われてしまうため慌ててたきなの手を掴んでその場を離れた
人の流れが少ない場所を見つけた僕は近くにあったベンチにたきなを座らせ、改めてお互いのこれまでのことを話し合った
話を聞くにたきなにも前世の記憶があった。戻った時期は僕よりも早かったみたいで全てを思い出したたきなは僕たちを探すべく行動を起こしたそうだ
だが現在のたきなは普通の女子高校生。日中は学校もあり帰る家と家族もいるためリコリス時代のように昼夜問わずの活動は出来ず情報のあてもなかった
それでもたきなは諦めなかった。その結果こうして僕にたどり着いたのだ…この精神力の強さこそたきなの武器の1つでもあり羨ましいと思う彼女の長所でもある
そんなたきなは再会した昨日…僕に”明日っわたしと一緒に出掛けましょう!”と決定事項かのように言ってきた
あぁ…このちょっと強引なところは変わってないなと安心した僕だが、再会した直後に一緒に出掛けようと言ったたきなの言葉に少なからず疑問を抱いた
けどあのたきながあれだけ力強く引っ張るように言うのだからきっとなにかだろう…そう思った僕は全ての予定をキャンセルしこうしてたきなと一緒に歩いているのだ
「ねぇたきな…さっきからずっと歩き続けているけど目的地はあるのかな?」
「もうすぐ着きます。見たらきっと咲夜は驚くと思いますよ‼」
「驚く…ねぇ…」
「あっ見えてきました!あそこですよ咲夜‼」
「んっ……なぁっ…えぇっ!?」
たきなが指差す方に顔を向ける…そこにあった建物は外観は違うけど外に”喫茶リコリコ”と書かれていた看板が置いてあったのだ
「たったきな……ここってもしかしてっ」
「中に入ってください。”皆さん”が待っていますよ」
「っ…うん」
言われるがまま僕はリコリコと思われるお店の前に立ち中へと通じる扉に右手を伸ばす…けどそこで僕の右手が異様なほど震え始めた
嫌でも思い出させるあの日の地獄絵図…炎に燃やされながら崩れていったリコリコの光景はこの世界でも僕にトラウマを植え付けていた
中にいた皆を助けることを諦め辛うじて生き残ったクルミも命を落とした…それだけのことがあってもあの時の僕には何も響いていなかった
けど冷静になって初めて思い知らされる。あの時…目の前の命を見捨て救えたかもしれない命すら見過ごした僕はただの”人殺し”だ
自ら命を絶った時に叶うならもう一度みんなに会いたいと願ったが、いざその時がおとずれたらとてつもない罪悪感が僕を襲い扉へ伸ばした手が徐々に引き戻される
”ギュッ”そんな僕を安心させようとしてくれたのか…たきなが僕の右手を優しく両手で包んでくれた。伝わってくるたきなの手の温かさを感じた右手の震えが和らいでいった
「たきなっ……僕はっ…」
「大丈夫ですよ咲夜。ゆっくり…扉を開けてください」
「……っ」
”ガチャッ…ギギギッ……”
「……しっ…失礼します……」
”ドォンッ”
「遅いわお前ぇっ‼どんだけ待たしとんじゃぁ‼」
「ひぃぃっ…みっ…ミズキ…さん?」
「ミズキさん…酒瓶片手に飲まないでくださいって言いましたよね?」
「おぉたきな!あんたもこいつに一言いってやりなよっこんだけ長い間待たされた身にもなってみろっつうの‼」
「いっ…生きているんですよね?僕の知ってる…ミズキさんなんですよね?」
「こんな美人が世界に何人もいてたまるかっつうの」
「っ……」
「おぉ咲夜っようやく来たか!」
「みっ…ミカさんっ…」
「たきなから連絡貰ったときは驚いたぞ。たきなとミズキ…クルミに加えてお前も記憶があったとはな」
「くっクルミがっ…クルミがいるんですか!?」
「呼んだか咲夜」
「っ…クルミッ」
勇気を振り絞って入った瞬間に見慣れた酒瓶を持ったミズキさんに怒鳴られ、その声に気づいて厨房からミカさんも出てきてくれた
そんなミカさんの口からクルミの名が出た時に大きな声で確認するようにクルミの名を呼ぶと、聞きなれた脱力感のある声が耳に響き…その声の主を探そうと顔を下に向けると携帯ゲーム機を持ったクルミが目の前に立っていた
「クルミ…元気…なんだよね?」
「一度死んで生き返ったからな…あの時の傷は綺麗さっぱりなくなったぞ。ただどうせ生き返ったんならもう少し成長した体になってほしかったところだがな」
”ギュウッ”
「おわぁっ…さっ咲夜どうした急に!?」
「クルミッ…クルミィッ…ごめんっごめんねっ…あの時っ何もできなくてっ…ごめんっ…」
元気なクルミの姿を見た瞬間…僕は耐えられずクルミの小さな体を力一杯抱きしめあの日言えなかった謝罪の言葉を懺悔するかのように言った
ずっと心残りだった…消えかかっている命をすり減らしてまでも僕と千束のことを案じ力を尽くしてくれたクルミに僕は何も言えていなかった
今更ここで謝ってもあの時の過ちが許されるわけではないと分かっていても言わずにはいられなかった。そんな僕の姿に一瞬困った表情をしたクルミだったが…
”なでなでっ”
「謝るな咲夜…僕の方こそお前たち2人に色んなことを押し付けて悪かった」
「クルミッ…」
「もう過去のことは忘れろ。結果はどうあれ僕たちはこうしてまた会えたんだ…あの日に止まった時間をここでもう一度やり直していけばいいと…僕は思うぞ」
「クルミの言うとおりです。私は…私たちは咲夜のことを責めたりなんてしません、だからこれ以上っ自分のことを責めるのは止めましょう」
「私も2人と同じ意見だ。まだ千束が見つかっていないがこうしてみんなが揃ったことを私は嬉しく思う…」
「たきなっ…ミカさんっ…」
「咲夜…今日までよく頑張ったな、千束の傍に最後までいてくれてありがとう…お前は私の…私の自慢の”息子”だよ」
「っ…っ……ぅぅぅっ…ぁぁぁっ…」
「えっあんたもしかして泣いてるの!?ほぉ~こりゃ珍しいっ写真撮って保存しとかないと‼」
「ミズキ…いじめるのは止めとけ」
「だってこれレアでしょ!?あの咲夜が泣いてるんだよっ千束が現れた時ように残しとかないと駄目でしょ‼」
「ミズキさん…それ以上言うなら容赦しませんよ」
”シャキンッ”
「おっおいたきな手刀の構えをとるな!そして近づくな怖い笑みを浮かべるな‼」
「自業自得だなミズキ♪」
「涙腺最初に緩くさせたのはお前だろうがぁ‼」
「ふふっ……ははははっ……本当にっ…みんな優しすぎるよっ…」
「あっ…やっと笑いましたね咲夜」
「うんっやはりお前は笑ってる方が似合ってるぞ」
「あぁぁっ写真撮るタイミング逃したぁぁぁ~~っ‼」
「お前なぁ…」
「……みんなっ」
「「「「…?」」」」
「ただいまっ」
「……お帰りなさい…咲夜」
みんなの言葉を聞き…心の中に残っていたしこりが少しだけ無くなった気がした。そしてリコリコの店内に響くあの頃と変わらないみんなの騒ぎ声…
僕は久しぶりに心から笑うことができた…そしてあの日から言えなかった”ただいま”という言葉をみんなに向けて言い…僕はリコリコに帰ってくることができたのだった
「コーヒーだ。お代のことは気にしなくていいからな」
「ありがとうございます…リコリコッ少し見た目は変わりましたけど雰囲気はあの頃と同じですね」
「まぁ完全再現とまではいかなかったがな…」
「ミカさんたちはいつ記憶が?」
「私は4年くらい前だ。そこからもう一度リコリコを復活させるために色々と準備を始めてな…2年前にようやく開店にまでこぎつけたんだ」
「私は3年前くらいだったかなぁ~…IT企業で仕事してた時に思い出して前世の情報収集力フル活用してミカを探し出したってわけ」
「僕もミズキと同じくらいの時だな。この世界の僕はハッカーでもなんでもないただの一般人だから設備を整えるのに時間くったよ」
「私は2年前の高校1年生の時に、その頃にはリコリコがあったので店長たちを見つけるのに時間はそれほどかからなかったのですが…」
「肝心の咲夜と千束だけはどれだけ探しても見つからなかったんだ。僕たちのことを考えるに2人も一般人として生きてると仮定はしたんだが…そうなると情報が少なくてネットの海を探し回っても見つけ出すのが困難だったんだ」
「そうなんだ。僕は1か月前くらいに思い出したから特に目立った動きをそれまでしてなかったんだと思う…あっコーヒー美味しい♪」
「残りは千束だけかぁ~…咲夜見つければオマケで千束が付いてくると思ってたんだけどなぁ~」
「………」
「ミズキッ」
「あっ…」
「千束はまだ…見つかってないんですね」
「残念ながらな。宮古島に逃げた時でさえ見つけられたのに今回に関しては何も痕跡を残していない、下手をすれば咲夜のことだって見つけられるか難しかった…たきなが発見できたのはまさに奇跡としか言いようがない」
「千束……」
「千束のことですっ何処かで呑気に過ごしてることでしょう。それにっ…もしかしたらまだ記憶が戻っていないだけかもしれませんっ諦めるのはまだ早いと思いますよ!」
「…うん…そうだね。僕も約束したんだ…”来世があるなら必ず君を見つける”って、だから僕も諦めないっもう一度千束と会うその日まで!」
「咲夜ならそう言うと思いましたっ」
「相変わらずお熱いことで…あぁぁ~~私はなんでこの世界でも独り身なのさぁぁ‼」
「性格の問題だろ」
「んだとこの野郎っ‼」
「あのっミカさんっ‼」
「んっ…どうした咲夜?」
「えぇっと…もし可能であればなんですがまたリコリコで働かさせていただけないでしょうか?」
「何故に丁寧な言葉遣いになった?」
「いやっこういうのってちゃんと筋を通すものかなと思って」
「そういえばお前はそういう奴だったな」
「勿論いいともっ歓迎するぞ咲夜」
「そうなると思ってミカってば開店当初から咲夜の服用意してたもんね」
「えっそうなんですか!?」
「更衣室に準備してある、念のためサイズを確認してきてくれ」
「わかりましたっありがとうございます!」
「また一緒に働けるんですねっよろしくお願いします咲夜!」
「こちらこそよろしくったきな先輩♪」
「せっ…先輩!…私がっ…先輩ですか?」
「だってこの世界だとたきなが先にリコリコで働いていたんだから先輩で間違ってないでしょ?」
「あぁっ…なる…ほど…私が先輩ですか…先輩////」
「先輩という響きに感動してるなたきなの奴…」
「まぁずっと末っ子ポジションだったからね…一番しっかりしていたけど」
「でっでは更衣室に
「ふふっ…わかりました♪」
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--2か月後…--
「ご馳走様っ」
「わざわざ来てくれてありがとうねフキ」
「良いってことさ。けど良い店だな…お前のその和服姿も様になってるぜ」
「ありがとう…あっそういえば店の中いた時ずっと顔真っ赤だったけど大丈夫?」
「へぇっ…あぁっいやあれはそのぉ~っ…なんつうかぁ…っ////」
「(あぁ~ミカさんか…この世界でも好みは変わっていないんだね)」
「なっなんだよその眼は?」
「いや…よければまた店長に会いに来てあげてね♪」
「っ!…きっ気が向いたらな////」
リコリコのみんなと再会してから約2か月…新しいリコリコにも馴染み接客や料理といった業務も勘を取り戻し順調な日々を送っていた
今日は友人であるフキがお客として来てくれて、出会いがしら一発目にたきなが”変わってませんね”と言いフキが”?”になったのはちょっと笑えた
して帰り際には店長であるミカさんに対し惚れている様子も伺えっ世界は変わってもフキはフキなんだと感じられて嬉しかった
照れ隠ししながら帰っていくフキを見送った僕は本日の営業が終了したことを確認し、外に出ていた看板を持ってお店の中に戻った
「お疲れ様です咲夜」
「お疲れ様たきな…ねっフキはフキのままだったでしょ」
「そうですね…また会えて嬉しかったです」
「初心なところも相変わらずだったしねぇ~」
「お疲れ様2人とも。今日はこのまま上がっていいぞ、ミズキッレジの精算を頼む」
「へいへぇ~い」
「クルミは掃除を頼んだぞ」
「了解した」
「じゃあお先です」
「お疲れさまでした」
僕とたきなは先にあがることとなり、交互に更衣室で着替えを済ましてからもう一度ミカさんたちに挨拶をしたのちリコリコの外に出た
時刻は夜の20時…すっかりあたりは暗くなっていたため僕はたきなを彼女の家の近くまで送ることにし一緒に夜道を歩き始めた
「気を遣わせてしまってすみません咲夜」
「僕がしたくてしてるからいいんだよ。”やりたいことを最優先”にでしょ?」
「そうでしたね…では甘えさせていただきます」
「それにこの世界の日本は治安は良いとは言え犯罪がゼロってわけじゃないんだ。夜道を女の子1人で歩かせるのは危険だし万が一にも備えてね」
「そこら辺にいるチンピラ程度なら返り討ちに出来る護身術は身につけてますよ」
「”万が一”って言ったよね。たきなはリコリコの看板娘なんだから傷つけさせるわけにはいかないよ」
「……前は千束と2人で看板娘だったんですけどね」
「…………」
「ねぇ咲夜…もしっ…もしですよっ」
「っ?」
「もし千束がこのまま見つからなかったらっ…私とっ…」
「私と…何?」
「……いいえっなんでもないです。今のは…忘れてください////」
「えぇっそこまで言いかけて!?」
「女の子には色々とあるんですっ!」
「さっさようですか…」
何かを言いかけたたきなだったが言うのを止め誤魔化すように足早に歩き始めた。なんて言おうとしたのか気にはなったが深く入り込むのはタブーと思いそれ以上は聞かなかった
その後っこの世界のたきなが住むマンションに到着し”また明日”と別れの言葉を言い、僕は手を振りながらたきなの前から去った
そして僕は自身の自宅に向かって歩き始めた。透き通った夜空が綺麗なため歩く速度はゆっくりとなったが、この夜空を満喫できるならのんびりと歩くのも悪くはない
”カチャッ”
「動くな…」
「(えぇ~…せっかく夜空を楽しんでたのにいきなりこれぇ?)」
聞きなれた金属音…耳に響いた瞬間に僕は銃を突きつけられているとわかりゆっくりと両手を上げた。ちらりと後ろを向くといかにもな感じの男が銃を構え…その鳥巻きたちが僕を囲むように前に出てきた
「急に銃を向けて悪いな…」
「そう思うのならそんな物騒なの日本で出さない方がいいですよ」
「質問に答えてもらう…拒否権はないからそのつもりでいろ」
「……質問って何ですか?見ての通り僕はどこにでもいる普通の大学生ですよ」
「じゃあそんな普通の大学生がなぜ”赤ずきん”の護衛対象となっている?」
「”赤ずきん”?」
「お前の存在を知ってから赤ずきんは変わってしまった…俺らの知ってる血に飢え残虐非道な彼女はいなくなってしまった……どう口説いて彼女を落としたか吐いてもらうか?」
「(赤ずきんって何?なにかのコードネームか?彼女っていうくらいだから女性なんだろうけど全く身に覚えがない)」
「おいお前っ話聞いてるのか!?」
「(それにしてもこの状況どうしようか?たきなにはああ言ったけどいまの僕ってかなり弱いから切り抜ける方法が全然思いつかないのだけど)」
「てめぇっ俺らを無視するとはいい度胸だなぁ!」
「(あっ…ヤバい引き金に指をかけている。初弾は回避できるけどそのあとどうしようか…)」
”パンッ…キィンッ”
「なぁっ!?」
”パンッパンッパンッパンッパンッ”
「ぐはぁっ!」
「えっ!?……しっ…死んだ?」
「咲夜に近づいた時点でここが貴方たちの死に場所だったんだよ…」
「へぇっ!?」
僕を取り囲んでいた男たちが一斉に倒れた…そのうちの1人を見てみると眉間に穴があいていた。これは銃弾が頭を貫いたものだとわかるのに時間はかからなかった
その間に僕の耳に聞こえた声…顔を上にあげるとそこには赤いロングコートに頭をフードで隠しその右手にサイレンサー付きのMk.23を持った女性と思われる人が立っていた
「こっ…殺したの?…君が…この人たちを…」
「咲夜に群がる害虫は駆除する…それが
「そっその言葉っ……もしかして君は!?」
”バサッ…”
「久しぶりだね…咲夜」
「千…束?」
ということで中編っまさかの転生した世界での物語でした!前世での記憶が蘇ってみんなと再会するっていう構成でした!
そして最後の最後に千束の登場…彼女にコードネームをつけるなら”赤ずきん”が一番似合ってると思いつけさせていただきました。
そして次回はいよいよ後編っ千束と再会を果たした咲夜が選ぶこの世界での未来とはっということでまた次回にお会いいたしましょう!
2週間たちますが正直この作品って…
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面白いと思います!
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もう少し頑張れ!
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おもろない!
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どちらでもないです。