乙女ゲーに転生したら本編前の主人公と仲良くなった。   作:4kibou

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25/受験生らしい過ごし方

 

 

 

 

 季節は瞬く間に巡っていく。

 

 師匠も走る十二月。

 

 年末にかけて忙しくなるこの時期は学生だってその例に漏れない。

 

 半分と少し授業を受ければすぐ冬休みだが、その前には恒例の学期末テストがある。

 ここで赤点でも取ろうものなら補修が確定。

 ただでさえ短い冬期休暇がさらに削れるという地獄が待っていた。

 

 尤も、受験を控えて真面目に予習復習している三年生諸君にとっては容易な関門(ハードル)だ。

 星辰奏なんて超難関を目指す生徒なら尚更。

 

 こんなところで躓いていては本番も駄目だろうコトは明白なので。

 

「――優希之さん、優希之さん」

「……え、なに……どうしたの、そのハイテンション……」

「二学期の期末テスト、返ってきた?」

「い、いちおう……」

「俺も返ってきたんだけどね」

 

 ふっふっふ、なんて似合わない笑い方を疲労する水桶某。

 その手には結果表が入っているであろうA4の茶封筒を持っている。

 

 成る程どうやらその成績に余程自信があるらしい。

 

 渚はこれまでの彼との経験から完璧に察した。

 ついでに気分が上がりまくっているコトからも推測は容易だった。

 

 水桶肇検定準一級を(たぶん)持っている実力は伊達じゃない。

 

「……で、何点だったの?」

「聞いて驚かないでよ?」

「うん」

「五教科で」

「うん」

 

「――なんと四百九十二点っ」

 

「……おー……すごいね、おめでとう」

 

 パチパチパチ、と取り敢えず拍手を送る渚。

 

 それに対して肇は渾身のガッツポーズなんてしていた。

 よぉっし! とらしくもなく大きめな声である。

 

 いつもぼんやりとした彼がこうやって純粋にはしゃぐ姿は珍しい。

 雰囲気に流されず自発的というのも相まって新鮮味も倍率で()()()

 

 ちょっと微笑ましくなって、渚もつい頬を緩めてしまう。

 

「ありがとう優希之さんっ」

 

 と、油断した瞬間だった。

 

「っ!?」

 

(きゃぁああぁああぁ――――――っ!?)

 

 勢いのままハグしてきた肇に抱きつぶされる。

 

 それまで全く冷静で問題のなかった彼女の思考だがこれは管轄外。

 即座に古いOS(Windows XP)みたいな音をたててシャットダウン(テンテンテテン)

 

 借りてきた猫状態で固まったまま、ぐるぐると大回転されていく。

 

「優希之さんのお陰だよ、色々教えてもらってたし。ほんとにありがとうっ」

「わ、わかっ、わ、わかった、から――っ」

 

(これ止めてはやく止めてすぐ止めていま止めてでもやっぱ止めないでいややっぱ止めて止めないで止めて止めないで止めて止めないで――――!!)

 

 再起動も束の間、ハグされた状況に渚の脳が震えた。

 

 目と鼻の先にある肇の顔、ワンアウト。

 すぐ近くから香る彼の匂い、ツーアウト。

 密着した状態で感じる肌の体温、スリーアウト。

 

 あえなくゲームセットである。

 

 チーム優希之、投手は優秀だが打撃はてんでダメ。

 

 打ち返した球も当然取れない、なんならピッチャーライナーしか喰らっていない。

 守備もぜんぜん使い物にならないという欠陥球団だったようだ。

 

「――あ、ごめん感極まっちゃって……!」

「い、いいよ、全然、大丈夫……気持ちは痛いほど、分かるし……」

「そう?」

「う、うん……っ」

 

 何故なら現在進行形で渚の心臓は痛い。

 

 暴れ狂う心臓はもはやリズムすら暴力的だ。

 

 四気筒のバイクとかそこら辺のテンポを刻んでいる。

 こう、熱とか感情がぎゅぃーん! と回転して上がっていくあたりがとくに。

 

「先生からもこれなら星辰奏大丈夫そうだね、ってお墨付きもらっちゃった」

「……そっか。よかったじゃん……」

「ちなみに優希之さんはいくつだった?」

「四百九十七点」

「――――優希之さんの裏切り者ぉっ」

「えッ!?」

 

 がたん、と椅子からわざわざ立ち上がって肇は崩れ落ちた。

 

 さらっと言われたがとんでもない点数だった。

 あんまりにもあんまりな学力差に項垂れる。

 

 必死で頑張って休みも返上してようやく手に入れた高得点。

 

 それを難なく易々と越えてのけた原作主人公(ヒロイン)は凄まじいの一言。

 そう、凄まじいが――贅沢を言うならちょっと自重してほしい。

 

 このままでは肇は嫉妬にかられて学力モンスターになってしまう。

 

「なんでそんな高いの……っ」

「だっ、だって……いや、そもそも私、北中(むこう)でずっとトップだし……」

「俺の合計点を聞いたときも内心嘲笑ってたんだね……?」

「い、いや普通に、めでたいなって思ってたけど……!」

「自慢げに話す俺を見下してたんだね……!?」

「し、してないしてない! わ、私、水桶くんのコトそんな酷い見方しないから!」

 

 嘘偽りない本心である。

 

 惚れた弱みというかなんというか。

 

 小さなコトであれ大きなコトであれ、一喜一憂する彼の姿は見ていて楽しい。

 肇が嬉しそうなら渚だって笑みがこぼれるし、逆に落ち込んでいれば彼女だって少し元気がなくなるぐらいなのだ。

 

 なにしろ何度も言うが一番近くでその勉強を見ていたのは渚自身。

 

 向けたのは純度百パーセントの努力の成果が出て良かったね、という気持ちの他あるものかと。

 

「…………、……優希之さん。国語、何点だった?」

「九十八点」

「ちなみに俺は百点満点」

「…………、」

 

 むっ、としてわずかに眉根を寄せる渚。

 その微細な表情の変化を肇は見逃さなかった。

 

「俺の気持ち分かった?」

「……でも合計点は私のほうが上だし」

「え、嘘。もしかしてストレートに喧嘩売られてる……?」

「冗談だよ。……うん、冗談。たった五点だもん、そんな……ね?」

「……やっぱり売ってない?」

「ううん、売ってない売ってない……」

 

 じとーっ、と見詰めている肇の視線を渚は華麗に躱していく。

 

 いつもやられてばかりが故の小さな抵抗だった。

 

 放った球はすべて悉くヒット。

 なんなら彼女が投げていなくてもヒット。

 

 果てはハートを撃ち抜くようなホームランまで見舞わせる水桶打線は油断ならない。

 

「……でも、本当に心配要らないね、それだけ出来たら」

「ううん、大事なのは入試本番だから。合格できるまで気は抜けないよ」

「そっか。……あ、ちなみに」

「うん」

「その点数なら今回も一位だった……?」

 

 訊いた瞬間、それまでふわふわオーラだった少年がピシッと固まった。

 

 期末試験の成績表を持ったまま笑顔を停止させてギギギと関節を曲げる。

 

 油の切れたロボットみたいだ。

 

 よいしょと足を折りたたんで腕で抱え込んで。

 結果、椅子の上に体育座りなんてベタな真似をする秀才くん。

 

「はぁ……、」

「えっ、ちょっ、み、水桶くん……!?」

「そうそう一番になれたら苦労しないよね……」

「あ、違ったんだ……」

「二位だったよ。……優希之さんは一位なんだもんね」

「そう、だけど……」

「…………はぁ」

 

 じとじとーっ、とさらに濁った視線を渚に向ける肇。

 天才に凡人の心は分からない、と言わんばかりのものだった。

 

 なお別分野ではそれこそ化け物クラスの天才だというのを彼自身は知らない。

 自分の才能を大勢の人に認められる機会はまったく無かったせいだろう。

 

 知らないというのはなんとも複雑でなんとも恐ろしい。

 

「――っ、で、でも凄いよ、水桶くん……! うん、凄い、凄い……!」

「子供扱いみたいな褒め方しても無駄だよ」

「……よ、よしよし……っ」

「頭撫でても駄目だよ」

 

(私だったら一発なのに…………!?)

 

 いやそんな上下関係はどうでも良くて。

 

「ほ、ほら、二位でも十分凄いし……っ」

「優希之さん、優希之さん。それ一位(トップ)の人が言っても嫌味にしか聞こえないからね」

「わ、私は水桶くんが勉強頑張ってるの、誰よりも分かってるから……!」

「……おー……、」

「な、なに、その……反応……?」

 

 ゆっくりと顔を上げた肇がうんうんとひとり頷く。

 

 渚はちょっと前後関係が分からなかった。

 いまの言葉はそれほどアレだったろうか、なんて頭の中はちょっと混乱。

 

 脳内緊急会議を開くために重役まで集まりはじめている。

 

 転生者渚(ぜんせちしき)恋愛脳渚(みなおけくん!?)弟溺愛渚(あやとラヴ!)鬱状態渚(あやといない!)、そして優希之渚CEO(さいこうせきにんしゃ)だ。

 

(静粛にっ、静粛に――!)

 

「いや、ありがたいなって」

「……っ、あ……いま、の……?」

「うん。そりゃ結果は大事だけど、努力を認められるのって嬉しいじゃない?」

「…………まあ、そう……だね……」

「そういうこと」

 

 会議は回るどころか一瞬で崩壊。

 

 恋愛脳渚(みなおけくんぅ♡)は倒れた。

 転生者渚(私のデータにないぞ!?)は思考の片隅で頭を抱えている。

 弟溺愛渚(あやとすきすきー!)も役に立たない。

 鬱状態渚(あやとかえしてぇッ!)なんて出てきてはいけない類いのものだ。

 

 残された優希之渚CEO(かのじょほんにん)はそっと息をつくように考えを落ち着かせる。

 

 ……そうだというなら、彼女としても悪い気はしない。

 

「だから今回はこのぐらいで勘弁してあげる」

「……ふふっ、なにそれ……」

「捨て台詞みたいな」

「あははっ……似合わないって、それ……」

「えー」

 

 くすくすと笑い合いながら満足な時間を過ごしていく。

 

 平日は学校が終わってから。

 休日は基本的に朝の塾が開く時間帯から。

 

 特別用事がない限り受験生らしく勉強漬けの日々は息苦しいようで楽しいものだ。

 

 理由なんてそれこそ口にすれば恥ずかしい。

 

 きっと、誰かさんと一緒に居られるのが要因として大きすぎる。

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 

 その年の初雪はちょうど二十五日に降り出した。

 

 なんだかんだで珍しいホワイトクリスマス。

 待ち行く人はロマンチックな光景に目を輝かせて胸を弾ませ、一年に一度の特別な日をしっかり堪能している。

 

 本場と違ってイブのほうが盛り上がる日本とはいえクリスマスはクリスマスだ。

 

 町中を歩けば雑踏に呑まれるほど出歩く人は多い。

 とくに恋人同士、カップル、家族連れの多さは相当なもの。

 

 それ故にスーパーもコンビニもパン屋もケーキ屋も、ここぞとばかりに集客へ精を出していた。

 

 外は一面の聖誕祭ムードである。

 

「…………、」

 

 が、今日も塾でお勉強の渚にとってはそれも関係ないコトだ。

 

 学校は冬休みに入ったが夏休み同様に自習室は開放中。

 はしゃげ遊べ騒げな空気を逃れて静かな場所で教材と睨めっこする。

 

 ……時々ちらちらと、入り口のほうを確認しながら。

 

(――――いやいや、集中……集中……)

 

 黙々と問題集の連立方程式を解いていく。

 

 どこぞの彼と違って渚の学力は極めて高い。

 主人公(ヒロイン)らしく文武両道……というワケではなく、偏に二度目のブーストあってのものだ。

 

 少なくとも中学生数学の範囲で致命的に躓くことはなくて済んでいる。

 

 これが高校になって微分やら積分やら出てくると彼女も少し自信がないのだが、どちらにせよ今はまだちょっと先の話。

 

 これといって思い悩むコトもなくペン先が走っていく。

 

 

 

 

(…………、!)

 

 と、しばらくしたところで廊下から響く微かな足音に気付いた。

 驚いて手を止めそうになるも、ぐっとペンを握り込んで勉強を再開する。

 

 入り口から真っ直ぐ自習室(こちら)に向かう気配。

 近付く足音はゆったりしたペースでカツカツと床を鳴らす。

 

 相変わらず淀みのない様子。

 

 きっと今日もいつも通りなんだろうな、なんて綻びそうになった顔をきゅっと引き締めたとき。

 

 ――がらり、と扉が開かれた。

 

「や、メリークリスマス、優希之さん」

「……ん、メリークリスマス……水桶くん」

 

 手を振りながら入ってきた待ち人に、ちいさく笑いながら手を振り返す。

 

 理由は明白。

 

 その姿がちょっと面白いものだったからだ。

 

「? どうしたの」

「ふふっ……水桶くん、頭白くなってる」

「え、ほんと? ……まあ、そうだよね。この天気だと」

 

 言いながら、肇はぱっぱっと頭を叩いた。

 

 本日は十二月二十五日。

 前述のとおりホワイトクリスマス。

 

 深夜から降り始めた雪はいまだ止む気配がない。

 今もなお深雪を増しながら、風に吹かれて景色を染めるみたいに降り続けている。

 

「いちおう傘はさしてたんだけどなー……」

「…………おっちょこちょい?」

「そんなまさか。わりとしっかり者の自覚があるからね、俺」

「……でも大抵そういうのって自分から言わないよね」

「…………最近、悩みができたんだけど」

「うん」

「優希之さんが俺をいじめてくるんだよ。酷くないかな?」

「……違うよ。からかってるだけだよ」

 

 今月に入って渚がやっと身に付けた反撃方法だった。

 通常の会話から気分の上がったときまで、てんで勝ち目のない肇相手に仕返しのできる唯一の策だ。

 

 文化祭の彼(しつじはじめ!)を見たお陰である程度慣れたのがでかい。

 普通に話す分ではご覧の有様である。

 

 乙女ゲー主人公(ヒロイン)、ちょっとずつ(りせい)を取り戻す。

 

「……水桶くん、雪、まだ残ってるよ」

「え、どこどこ?」

「えっと……だから、その――……ほら、ここ」

「んっ」

 

 ぱたぱたと渚が肇の頭についた雪を優しく払う。

 

 隣の席に来たのもあってちょうど手が伸ばせたからだ。

 行動に出た経緯としてほぼほぼ反射的。

 

 昔彩斗(おとうと)の世話を焼いていたクセが洩れたようなもの。

 

「……ん、取れた」

「……優希之さんって時々お姉さんっぽくなるよね。同い年じゃないみたい」

「――――そ、そんなワケないじゃん……あ、あはは、あははは……っ」

「? まあ、そうなんだけど」

「あはは……――――」

 

 いやそんなワケ()()()()()()なのだが。

 

 渚は内心で脂汗()()()()()だった。

 

 今は間違いなく不正もなくピッチピチの十五歳。

 だが前世の年齢を合算するともれなく目の前の彼とダブルスコアがついてしまう彼女だ。

 

 実際は肇も肇で十九プラス十五なので昔からの六歳差にひとつ加え七歳差といった事実なのだが。

 

 真相はいまだ深い闇の中に置かれている。

 

「――っと、それより良いものがあるんだけど、欲しい?」

「……その聞き方だとなんかよからぬコトを感じるんだけど……」

「優希之さんが〝水桶くんはしっかりものだね〟って言ってくれたらプレゼントします」

 

 水桶肇(コイツ)ちょっと根に持ってやがる。

 

「……水桶くんはしっかりものだねー」

「心がこもってない!」

「ふぅ……、」

「あからさまなため息! ……やっぱり最近酷くない? 俺なにか悪いことした……?」

 

 しくしくと目元を覆う彼はちゃんと嘘泣きだった。

 というかわりとノッてくれるあたり肇もこういったやり取りを楽しんでいる節がある。

 

 ……言わずもがな。

 

 学校行事でもきちんとはしゃぐ彼はこういった軽めの言い合いも全然オッケー。

 むしろ思わず笑ってしまうぐらい好きなのだろう。

 

「……私と水桶くんの仲だからだよ」

「なるほどそういう」

 

 そしてチョロいのもそうだった。

 

 渚は将来、肇が悪い女に騙されないか心配になった。

 具体的には演技だけが上手い掃き溜めの塵みたいな悪女(だれか)に。

 

 本人の名誉とかそういうのはないが敢えて名前は伏せておく。

 

 偏に彼女が思い出したくはないので。

 

「さて、そんな優希之さんには肇サンタがプレゼントをあげます」

「おぉ……、あ、だから赤いトレーナー着てるの……?」

「これは偶々」

「あっ、そう……」

「――ともかく。はい、どうぞー」

 

 トン、と渚の机に小さなプラ容器が置かれる。

 

 見れば食べきりサイズのショートケーキだった。

 いまの時期らしくクリスマスっぽい飾り付けもしてある。

 

 ご丁寧に使い捨てのフォークまで添えられているあたりがこう、用意周到というか、なんというか。

 

「コンビニスイーツ。来る途中で買ってきました」

「嬉しい、けど……いいの?」

「うん。俺の分もあるし。折角だから優希之さんにも買ってこーって思って」

「……そっか……、ありがと……」

「いえいえ」

 

 喜んでいただけたらなにより、なんて微笑みながら肇が早速包装を解いていく。

 それに倣って渚も渡された容器に手をかけた。

 

 寒さも本格的になった冬の日。

 ムードもへったくれもない塾の自習室。

 

 良いところがあるとすれば暖房がしっかり効いているのと、彼と彼女以外は誰も居ないことぐらい。

 

 ……でも、それだけで渚にとってはちょっと贅沢だ。

 

 ありふれた既製品とは言えケーキの甘さも美味しさも増すというもの。

 

 

 

 

「――そうだ、あーんしてあげよっか?」

「ぴゃっ!?」

 

 たったひとつ、心を惑わす彼の言葉さえなければ。

 

 ちなみにその後、ぷるぷる震えながら口をあけてケーキを待つ少女の姿があったとかなかったとかいうが……それはまた別の機会に。

 

 ひとつ言える事があるとすれば、その日の渚は終始火照ったままだったという。

 

 

 チーム水桶、九回裏ツーアウトを逆転サヨナラ満塁ホームランにて試合終了。

 

 以上が年末最終戦。

 

 次の戦いはまた来年へ持ち越しである――

 

 

 


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