マキマ「TSの悪魔?」   作:socio

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マキマ「パジャマパーティをします」③

デンジ子「いよいよパジャマパーティの時間だぜ!」

 

デンジ子「アキに自慢してやろ」

 

デンジ子「パジャマパーティなう、と」

 

デンジ子「………」

 

デンジ子「全然返信こねェな。ま、いっか!」

 

マキマ「デンジ子、隣に座って」

 

デンジ子「はい!」

 

マキマ「もっとこっち」

 

デンジ子「ひゃいっ!」

 

デンジ子(なにこれ近すぎ肩が触れ合ってあったかい! 風呂上がりのマキマさんめっちゃいい匂いする…)

 

デンジ子「へへ、女の子のパジャマっていいもんすね。あったかくて柔らかくて、なんか気持ちいい」

 

マキマ「そうでしょ。パジャマを着ることで、身も心もリラックスするの」

 

デンジ子「この後は何するんです?」

 

マキマ「さっき借りてきたDVDを見ながら、マシュマロを食べて、ミルクティーを飲みながらお話をします」

 

デンジ子「はい!」

 

デンジ子「ちなみにどんな映画借りたんです?」

 

マキマ「恋愛映画」

 

デンジ子「へえ。面白いんすか?」

 

マキマ「中身は気にしなくていいの。恋愛映画を見ていることに意味があるの」

 

デンジ子「そんなもんなんすね」

 

デンジ子(マシュマロ食べてるマキマさん可愛い…)

 

マキマ「デンジ子は、好きな人いるの?」

 

デンジ子「えっ、俺っすか」

 

デンジ子(俺が好きなのはマキマさんだ。マキマさんも俺のこと好きだったハズ)

 

デンジ子(だけど今は女になっちまったから、好きだと言ったら嫌われる可能性もある…)

 

デンジ子「あ〜、お姉様は、好きな人いるんすか?」

 

マキマ「いるよ」

 

デンジ子「え、誰です…?」

 

マキマ「デンジ子」

 

デンジ子「え、俺じゃん…」

 

デンジ子「だけど今俺、女になっちまってるし…」

 

マキマ「女の子が女の子を好きなこともあれば、男の子が男の子を好きになることもあるんだよ」

 

デンジ子「へえ…」

 

------------

 

デンジ子(なんだか気まずくなって黙っちまったけど、俺とマキマさん両想いってことじゃん!)

 

デンジ子(やべェ、アキに自慢しねェと!)

 

デンジ子(…あいつ返信してこねェから、明日でいっか!)

 

デンジ子(それにしてもマキマさん、何にも気にした様子ないな。冗談だったのかな? とりあえずなんか喋らないと気まずいぜ!)

 

デンジ子「このミルクティー、うまいっすね」

 

マキマ「うん」

 

デンジ子「このクッキーも、柔らかくてしっとりしててうまいっすね! 初めて食いました」

 

マキマ「うん」

 

デンジ子(映画見ながらおしゃべりするって言ってたのに、マキマさんずっと映画見てるじゃん)

 

デンジ子(つか何の映画なんだ?)

 

デンジ子(え!? 女同士でキスしてる!? え、裸で!? え!?)

 

デンジ子(マキマさん間違えてエロいビデオ借りちゃったんじゃ!?)

 

デンジ子(ポチ太、いったい俺はどうしたらいいんだ!?)

 

マキマ「デンジ子」

 

デンジ子「ハイ!」ドキドキ

 

マキマ「私たちもしてみよっか」

 

デンジ子「…なにをですか?」

 

マキマ「この映画みたいなこと」

 

------------

 

マキマ「ベッドに移動しよう」

 

デンジ子「ちょっ、マキマさん!?」

 

マキマ「違うでしょ。お姉様でしょ。萎えるから間違えないで」

 

デンジ子「あ、はい、お姉様…」

 

マキマ「そうだよ。間違えちゃダメ」

 

デンジ子(マキマさんめっちゃ怖ェ…あと顔めっちゃ近い…こんなのキスしちゃうじゃん…)

 

マキマ「女の子になって、自分で自分の体を触ってみたことある?」

 

デンジ子「あ、ありますっ」

 

マキマ「気持ちよかった?」

 

デンジ子「え?」

 

マキマ「男の子の時と比べて、どこが気持ちよくて、どこが違っていた?」

 

デンジ子「いや、ちょっと分かんないです…」

 

マキマ「そう。それじゃあ私が、全部教えてあげるね」

 

デンジ子「…どういうことすか?」

 

心のポチ太の声『デンジ、開けちゃダメだ』

 

マキマ「今日でデンジ子も、大人の女だね」ギッギッギッ

 

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朝チュンの悪魔「チュンチュン」

 

デンジ子「え?」

 

デンジ子「俺、なんで裸?」

 

デンジ子「あ、マキマさんが隣に…」

 

デンジ子「そっか、俺昨日…」

 

デンジ子「そっかそっかァ…」

 

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お母さんの魔人「あら、デンジ子ちゃんおはよう!」

 

デンジ子「あ、おはようございます…」

 

お母さんの魔人「もう帰っちゃうの? ゆっくりしていけばいいのにぃ〜。マキマちゃん起こしてこようか?」

 

デンジ子「いえ、大丈夫です。帰ります。お邪魔しました…」

 

お母さんの魔人「また遊びにきてねェ〜、バイバイ〜」

 

デンジ子「はい…」

 

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デンジ子「朝ってこんなに眩しかったっけ…」

 

デンジ子「静かだな…俺以外、世界に誰もいないみたいだぜ…」

 

デンジ子(ポチ太、これで俺は童貞を捨てた、って胸を張って生きていっていいのかな…)

 

デンジ子(そうじゃないよな…きっと俺は何か大切な物を、失くしちまったんだ…)

 

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デンジ子「ただいま」

 

アキ「おかえり。なんだ早いな」

 

デンジ子「………」

 

アキ「朝飯食ったのか?」

 

デンジ子「まだ…」

 

アキ「どうせパワーのやつ起きてこないから、お前も一緒に朝飯食うか?」

 

デンジ子「うん…」

 

アキ「朝から変な食い方すんなよ」

 

デンジ子「うん…」

 

アキ「?」

 

------------

 

アキ「どのみち俺一人のつもりだったから、味噌汁と納豆しかないけど。ハムエッグ作るけど食うか?」

 

デンジ子「あ、欲しい」

 

アキ「で、パジャマパーティどうだった?」

 

デンジ子「あ、ああ。最高だったぜ!」

 

デンジ子「お揃いのパジャマ着て、マシュマロ食いながら映画見るんだぜ」

 

デンジ子「あ、枕投げするの忘れちまった…」

 

アキ「ふーん」

 

デンジ子「あ、あと、マキマさんのお母さんの魔人いた」

 

アキ「なんだそれ!?」

 

デンジ子「な! 驚くよな!」

 

アキ「お母さんの魔人ってなんだよ」

 

デンジ子「いや、俺もよく分かんねェんだよ!」

 

アキ「いいな、楽しそうで」

 

デンジ子「ああ、そう。楽しかったぜ」

 

アキ「ハムエッグ焼けた」

 

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デンジ子「あ、この味噌汁うめェ」

 

アキ「赤味噌にしてみた。少し苦いが、疲れた体に沁みる気がする」

 

デンジ子「おう! なんか、こう沁みるぜ!」

 

アキ「デンジ、どうした?」

 

デンジ子「へ?」

 

アキ「泣いてる」

 

デンジ子「え、あれ?」ぽろぽろ

 

アキ「フラれたぐらいで気にするな」

 

デンジ子「いや、そんなんじゃなくて…」ぽろぽろ

 

デンジ子「なんかアキの味噌汁飲んだら、ホッとして…」ぽろぽろ

 

アキ「ああ。ちょっと苦かったかもな」

 

デンジ子「アキ、アキぃ…」ぽろぽろ

 

アキ「お前が泣いてるトコ、初めてみたかもな」

 

アキ「たまには俺のこと頼れよ」

 

デンジ子「う、うん…」

 

アキ「パワーが起きたら俺らもパジャマパーティするか」

 

デンジ子「ん…」

 

アキ「教えてくれよ。マキマさんより楽しいことしようぜ」

 

デンジ子「…おう! そりゃもちろん!」

 

〜完〜




オリジナル悪魔紹介
・TSの悪魔
対象の性別を反転させる能力をもつ。
某漫画の猫の妖に似ているが無関係である。

・逆カプの悪魔
カップリングの攻めと受けを逆転させる、世界の理を書き換えることができる強大な悪魔。

・お母さんの魔人
部屋の中に隠したエロ本を机の上に置いたり、息子の自慰中に侵入してくる恐ろしい魔人。世話焼き。

・全年齢の悪魔
別名キングクリムゾン。白い靄や黒い海苔、不自然な光線あるいは看板を持った人型で現れる。乳首券の発行を司る。時間軸を吹き飛ばす能力ももつ。

・朝チュンの悪魔
全年齢の悪魔の眷族とされる。事実だけを残して時間軸を吹き飛ばす能力をもつが、前日夜から早朝にかけてのみに限定される。

・百合の悪魔
通称バリタチウーマン。強制的に姉妹関係を結んでくる恐ろしい悪魔。人類や悪魔を百合脳にする権能をもつ。百合脳は命令を絶対遵守させられる。薔薇の悪魔の存在も囁かれるが…?
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