アンテナ(だけ)でダンジョンに行くのは、流石に間違っている。   作:クロジャ/時々シロジャ

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第一話 燃える(ひのたま)、風吹く(つむじかぜ)、立ち向かう(すこしつよくなれ)

 燃えて死んだ。それが自分の前世の最後だった。

 

 不幸中の幸いか、寝ている間にじっくりこんがり焼かれたらしい。眠りはかなり深い方なので、一度寝ると決まった時間までは起きれないのだ。死ぬ直前で一瞬だけ目覚めたが、ほぼ意識はないも同然であった。生き地獄にならなくてよかった、というべきか。それとも起きてたら助かっていたかも、と悲観するべきか。

 

 まぁ、死んでしまったものは仕方ない。形あるものいずれは壊れるというし、人間いつかは死ぬものだ。

 悔いがあるとすれば、友人や家族に別れを告げられなかったこと、だろうか。一言くらい何か言えたらとは思うが、既にたらればの話。

 

 これで自分の数十年の人生に幕が閉じた。大満足だったかと言われれば微妙なところだが、それなりに楽しめた。

 

 .......で、終わるはずだった。

 

 意識が急激に浮上。なにもないとはこのことか、と言うべき果てのない空間に、歪む人影。

 気配でわかる。前世での経験が体(?)に警戒を促す。

 神はいない、とは自分の考えであったが、これは改めるべきか。この存在は、まさしく神、なのだろうか。

 

 口は開くが声が出ない。びっくりして出せないわけではなく、なにかに封じられるかのように、喉が機能していない。燃えた影響、というわけでもなさそうだ。

 

 ーーふむ、平々凡々だな

 

 第一声がそれか。悪口からスタートする会話とは、いや、話せないから正しくは会話ではないのだが。

 

 ーーいや、だからこそ。未知の結末を見れるかもしれぬ

 

 口もないのにどこから発音しているのか。男でも、女でも、若くも、老いてもいない、気持ちの悪い声質に眉を顰める。

 

 ーーそなたに渡すのは......これは、なんともまた愉快な。いや不憫というべきか

 

 なんの話をしているのか。一方的に語られる内容に、理解するのを半ば諦めながらも、一応耳を傾け続ける。

 

 ーー少し、足しておいてやろう。あとはそなたの頑張り次第、どう扱うかは任せる

 

 うわ、ちょ、なん、体あっっっつぅ!?

 

 ーーではな、次会うときはいつか......『面白い』を、私に沢山見せてくれ

 

 また、意識がと、ぶっーーー

 

 

 

 【名前】アルファ

 【能力】電波人間のRPG(あんてなのちから)

 

 HP 20/MP 30

 

  ①《ひのたま》(消費MP 4 )敵1体に炎属性の攻撃。威力は小さい。

  ②《つむじかぜ》(消費MP 4)敵1体に風属性の攻撃。威力は小さい

  ③《すこしつよくなれ》(消費MP 3)仲間ひとりの攻撃力を少しだけ上げる。

 

  NEW!!

  ④《みんなちょっとかいふく》(消費MP 12)仲間全員のHPを少し回復する。

  ⑤《すごくかたくなれ》(消費MP 9)仲間ひとりの防御力を大幅に上げる

 

 ※神の恩恵及び神の影響を受けられません、ご注意ください。




がんばる

誰と戦わせる?

  • アルファア
  • ザルド
  • その他
  • え、どっちも逝くの?死ぬぞ?作者が
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