少しエグいから気をつけて見てね。
「腹が減った……」
目を覚ましたらボロボロの小屋の床で寝て居た、外を見れば戦車や銃を持った軍人とそれに抵抗する民兵が殺し合いをしていた。
(不味い……とにかく逃げないと……)
ボロボロの体を引き摺りながら建物の影を移動したが、ついに空腹の体が動かなくなりその場で倒れ込む。
(み、水溜まり……とにかく飲まないと……)
倒れた体を無理やり水溜りに移動させ、啜る。
「お、オェッ……」
飲んだ泥水を吐き戻しそうになるが、生きるために飲み込み、再び歩き始める。
「とにかく外に…‥逃げないと……」
少年はただひたすらに歩いた、兵士の流れ弾が足を掠めても戦車の砲撃が木造の家を破壊し、木の破片が刺さっても、少年はただ歩いた。
やっとの思いで戦場を抜けたが、体は言うことを聞かず、ただその場に倒れ込んむ。
(もう……ダメだ……)
空腹が限界を迎え、瞼を閉じる寸前、砂の匂いと鼻をつくような鉄の臭いを感じる。
臭いがした方に顔を向けると、そこには既に息絶えた兵士がいた。
(……生きなきゃ……)
限界を迎えた体は兵士の方へ向かい、乾ききった口に冷たい鉄の味が広がる。
硬い皮を噛みちぎり、咀嚼し、喉を通る。
「ッオェッ!!ゲホッゲホッ」
喉を通った肉は食道を逆流し、外へ吐き戻される。
「ゥ、行かなきゃ……」
少年は三度歩き始める、あるか分からぬ、自分の居場所に到るために。
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50:よーへー君
公園で寝てたら茶髪の幼女に懐かれたんやが……。
51:無名の協力者
それ主人公ぅ!!
52:無名の協力者
やっぱり転生者は原作キャラと惹かれ合う運命なんだ。
53:無名の協力者
君は運命と言う『重力』を信じるか?
54:よーへー君
泣いてる子が主人公とは思わんやんけぇ!
話聞いてる感じ見捨てるとか出来んし……助けてぇぇ!
55:無名の協力者
頑張れイッチ、お前なら行けるよ。
56:よーへー君
うわァァァァァん!!!!
それはそうとして、この子を家に送ったらこの子の父親を治療するよ。
57:無名の協力者
いきなりぃ!!?
58:無名の協力者
本当に気分屋だなぁこのスレ主ぃ!!
59:よーへー君
仕方ない、もしかしたら前世の知り合いかもしれないんだ。
60:無名の協力者
んんん!?
60:よーへー君
俺の部隊のリーダー的存在、シロウさんは魔法を使わずに高速で動いていた……あんな化け物がそこいらに居るわきゃねぇだろぉ!!!
何なんだよあの人!魔力なしで俺のスピードと渡り合うとかさぁ!!
61:無名の協力者
あー、それはシロウさんだわ。
62:無名の協力者
まさか士郎さんも転生者?
63:無名の協力者
可能性はあるな。
64:無名の協力者
てか士郎さんと互角の勝負できるイッチ強くね。
65:よーへー君
そうじゃ、我は強強だからな。
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深夜の病室、全身に包帯を巻かれ、点滴や色々なチューブを付けられている男がいた。
(やっぱり似ているな……さて、やるか)
パーカーのポケットから赤色の宝石の付いたドッグタグを取り出す。
「神よ、彼の者に癒しの光を与えたまえ」
目の前で眠っている男性を緑色の光が包み、内臓や肉体の疲労に優先的に回復させる。
「さよならです隊長、会う事は二度とないでしょう」
最後に別れの言葉を告げ、部屋を出る。
「今……のは……」
M203
リリなので言うストレージデバイスに分類される研究中の魔法顕現装置。
扱いが難しく、この世に存在するのは10機のみ。