プロローグ
20××年 キサバ戦線
「大隊長殿、ここは俺に任せてお退きください」
「しかし!」
「今ここで航空魔道大隊が全滅する訳には行きません、俺ならある程度の足止めは出来ます」
「……っ!シャルネに殿を任せて合流地点まで後退する!」
「「「「「了解」」」」」」
合流地点に飛んで行く大隊に背を向け、前を向く。
「さぁて、ここが俺が俺の死に場所か」
渡り鳥のように隊列を組みながら侵攻を続ける魔道大隊に向かい、爆裂術式を付与した弾丸を撃ち、2機撃墜する。
「せいぜい一人でも多く落としますかぁ!」
弾幕を掻い潜り、発砲しながらも敵に接近する。首を切り、銃を撃ち、ナイフで刺し、銃を奪い、ストックで殴り、ひたすらに戦い続ける。
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弾薬の尽きた銃を投げ捨て、折れた刀を大地に突き刺し、その場に倒れる。
「ゴホ!ちっ……もう……増援の到着か…」
空の向こうから来る敵の増援を眺めながら、地に伏せたまま動かない体を立たせようとしていると無線回線に連絡が入る。
『こちらヴァイパー1!キルゾーンを突破!繰り返すキルゾーンを突破!!』
「そっか……無事に切り抜かれたんだな……」
手にしていた折れた刀を捨て、眠るように瞼を閉じ、その場に座り込む。
「もう、思い残すことはない……いや、一つだけあるか……」
『せめて最後に……みんなで馬鹿騒ぎしたかったな』
その直後、体を焼くような熱と衝撃が体を走り、意識を手放す。
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「はっ?」
意識を取り戻し、目を開けるとそこは先程の荒れた荒野ではなく、壁の両側に無数の扉が取り付けられた真っ白な空間だった。 前には書類まみれの机と目元に隈のある洋風な格好をした男がいた。
「あんた、ここは何処なんだ?」
男は此方の問いかけに答えず、机の上の万年筆を手に取り、書類に何かを書き込む。
「いや、なんか答えてくれないと困るっ!!」
突然左の木製の扉が開き、真っ暗な空間に吸い寄せられる。
「ぐぅっ!ダメだ、吸い込まれる!!」
??「せいぜい頑張ってくれよ、少年兵。私は悲劇が嫌いなんだ」
「チッ!テメェは何者なんだぁ!!」
真っ暗な空間へ吸い込まれ、扉が閉まってしまう。
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真っ暗な空間の先、扉の向こうは夜空の中、下を見れば街の光が見える、どとのつまり———生身で空中に放り投げられていた。
「あ……あの糞野郎ゥ!!何を考えてんだぁ!!!」
急いで飛行魔法を行使しようとするが、全身の傷口からの出血で思考が纏まらず、墜落する。
シャルネ・ストレーネ
家族の顔を知らない少年兵、12の時に軍にスカウトされ15歳で少尉まで上り詰めた。戦闘技能は軍の中でもトップクラスでネームドとして敵国に恐れられている。
装備は軍の支給する装備に大小二振りの刀を追加している。
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急に打ち切りにしたりしてごめんなさい、基本的には前の物語を土台としてストーリーを進めます。
理由としては僕のストーリー構成能力が無い為です。
まだまだ至らない部分が多くありますが、誤字、指摘等がございましたらよろしくお願いします!