【本編完結】BETA転生   作:鈴木颯手

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シュヴァルツェスマーケンの原作がない。仕方ないネット購入をするしかない
そんなわけで今後始まるシュヴァルツェスマーケンはアニメ版のみ参考とさせてもらってます。設定がおかしいところとかはジャンジャン指摘して構わないです。それを修正できるかは別として


第十一話「予想外の拾い物」

「逃がすな! 追え!」

「見つけ出して殺せ!」

「いや、いやぁ……!」

 

 走る。寒さで凍り付きそうになる体に鞭を打って、皮膚が切れて血がにじむ足を無理やり動かして、凍ってしまいそうな肺に無理やり空気を送り込んで走る。必死に、どこまでも!

 

「くそ……! 一体どこに逃げたんだ!」

「絶対に許さねぇ! 殺す前にもう一度輪姦してやる!」

 

 多分、いえ絶対にこんなチャンスは二度と訪れない。一瞬の隙をついてここまで逃げてきたんだもの。絶対に逃げ切らないと……!

 

 お兄ちゃん……。会いたい、会いたいよぉ。なんでこんな事になっちゃったの? もう一回お兄ちゃんに会いたいよぉ……。

 

「っ! いたぞ! あそこだ!」

「足を狙え! 動きを止めるんだ!」

「おい! 一番手柄を上げたやつが最初だからな?」

「当然だろう! さっさと捕まえて楽しむぞ!」

 

 ああ……。みつかっちゃった。後ろからいっぱいじゅうせいが聞こえてくる。足元にもいっぱい飛んでくる。逃げないと……。でもなんでかな。あしにちからが入らないや……。

 

 

 

 ……あ。

 

 

 

「よし! 倒れたぞ! 俺の撃った弾が当たったんだ!」

「まじかよ……! くそ! 次は俺だからな!」

「ああ!? ずるいぞ! 次は俺だろうが!」

 

 いたい。あしがいたい。だけどいたくない。いたみがとおくにかんじる。ひとがくる。たくさんくる。でもとおくからきこえてくる。こんなにちかいのに。

 

「たく、手間取らせやがって。二度と逃げないようにその体に刻み込んでやるよ」

「おいおい、こんな寒い外でやんのか? 近くに小屋があったしそこでやろうぜ」

「おし、んじゃいくか。おい! 立て!」

 

 あたまがひっぱられる。いたみはかんじない。なにもかんがえられない。なにもかんがえたくない。

 おにいちゃん。たすけて。もういやだよ。しにたいけどおにいちゃんにあいたい。でもこんなにくるしいのはいやだよ……。もう、だれでもいいからたすけてよ。

 

「ん? なんだお前? 俺たちは国家保安省(シュタージ)だぞ!」

「俺たちは今任務中だ! さっさとどこかにいけ! お前も逮捕されたいのか!」

「なかなかに末期だな。さすがは東ドイツといったところか?」

 

 だれ?

 

「助かりたいか? こんな地獄から逃れたいか?」

「お、おい! 何をして……!」

 

 ……ほんとうにたすけてくれるの?

 

「もちろんさ。ただし、その代償は大きく、二度と普通の幸せは手に入らない。それでもかまわないか?」

「ひ!? こ、こいつ一体……!」

「ば、化けm……!」

 

 わたしは、いきたい。たとえわたしのすべてがだいしょうでも、お兄ちゃんと生きていたい!

 

「……そうか。では君は運がいい。本来であれば助けるつもりはなかったが気が変わったからな。尤も、俺の手を取ったからと言ってそれが天国とは限らない。むしろ地獄と言えるだろう。そのことを、後悔するなよ?」

 

 後悔なんてするわけがない。私は、生きてもう一度お兄ちゃんに会いたい! また幸せな日々を送りたい! そのためなら! そのためなら! どんな代償でも払う! どんな相手にもすべてを差し出す!

 私は伸ばされた手を取る。瞬間、私は、私は全てが変わった。二度と戻れない()()に変わったんだ。

 

 

 

 

 

 

 1980年.人類の必死な抵抗によりBETAの侵攻を抑えつつあった。しかし、ソビエト連邦では中央アジアに残された兵たちが全滅し、シベリアでは沿海州が陥落した。更にはモスクワにBETA群が迫るなど終始劣勢であったがそんな彼らを絶望させる事件が起こる。

 H:03ウラリスクハイヴとH:04エキバストゥズハイヴが建設されたのである。結果、カシュガルハイヴから送られてきたBETAは距離が長くなり前線に来るまでにそれなりの時間を必要としていたのに比較的近い場所にハイヴが出来たことで今までよりも素早くBETAが送られてくる事になった。

 これを契機にソ連は瓦解を始めた。カスピ海を超えてカフカス地方が陥落、ウラル山脈に沿うように北上する等BETAは動きを活発にした。そして二つのハイヴ建設から一月後、ソ連の首都モスクワは陥落した。その一月後にはモスクワは人類が足を踏み入れる事が出来ない前線から遠く離れたBETAの勢力圏内に収まってしまった。1982年になればソ連の瓦解は顕著となったが共産党はアメリカとの交渉を経てアラスカ北西部を租借するとそこに拠点を移して徹底抗戦を続ける姿勢を見せた。

 さらに、東ドイツでは国家保安省による監視国家体制を築き上げて来るBETAからの国土防衛のための戦力強化を図った。西側諸国に位置する欧州諸国も軍の派遣を行いソ連領内でBETAを食い止めるべく攻撃を行っているがBETAの数は増すばかりであった。そして、1982年3月にH:05モスクワハイヴ、H:06ブラゴエスチェンスクハイヴが建設されたことで、更なるBETAの増加が起きた。ウラリスクハイヴ建設前までは1万ほどのBETAしかいなかったが今では10万を超えるBETAが押し寄せてきている。これにあらがうためには人類は力不足であった。結果、たった一年でソ連は西部領土をほぼ喪失し、ワルシャワ条約機構加盟国はBETAの侵攻を直接受ける事態となり、欧州陥落が進んでいく事になる。

 

 

 

 

 

 いい拾い物をした。本当は今の人類を生き残らせる気はなかったがあれはあれで違うアプローチの実験と考えれば惜しくはない。いざとなれば()()すればいいだけの話だが今のところは順調だ。

 

()()()()()()()()()()()()()

【……。……。……、……はい】

「ん? 任務中だったか? なら後にするが」

【……問題ありません。何か御用でしょうか?】

「いや別に? 今の()()が嫌になっていないかなと思ってな」

【……きちんと約束を果たしてくれるのなら私は相応の成果を出すまでです】

「それはよかった。君の頑張りを期待しているよ」

 

 今のところは順調みたいだしこっちはしばらく様子見だけでいいだろう。やるべきことは多くあるからな。

 まず、たった二年でハイヴを4つも建てたがこれらを俺は地下通路で結ぼうと考えている。地中を通れば人類もこちらの動きを察知しづらくなり奇襲が行いやすくなるからな。ついでに鉄道も通せれば完璧だな。鉄道はロマンの塊だもんな。それに地下鉄の利点は一定の勾配ゆえに地形に影響されずに進める点だ。場所と鉄道の出力次第ではただの移動よりも素早く動けるからな。いや、いっそのこと戦車級や突撃級に荷台を引かせるのもありか。要撃級の鎌を使用して形をレール状に整えてその上を走らせる。ありかもしれない。列車を作るよりもそちらの方がコストが安いし確かな能力を期待できる。そうと決まれば穴掘りだな。いつものように突撃級が穴を掘り、戦車級が穴を整えて崩落しないように補強する。戦車級がペタペタと土を整えていく光景は何度見てもシュールだがこうしてみていると愛着がわいてくる。そしてそんな戦車級を屠る人類が憎たらしく感じてくる。どちらにしろ人類は滅ぼすが絶望を与えてなぶり殺しにしてもいいかもしれないな。

 

 あ、それとカシュガルハイヴと呼ばれている俺の本体も気づけばフェイズ5にまで成長したしトゥーランもフェイズ4だし順調に拡張が進んでいる。既にカシュガル周辺は更地となっているがその地下には広大な迷宮のごときドリフトとホールが形成されている。上階は草木などの植物の保護区画が存在しており下に行けば行くほど機密の塊のような場所になっている。いずれは一部のホールを拡張して俺が作った人間たちの町を作りたいものだ。そのためにも食料などの開発も進めていくべきだな。

 ……待てよ? これらを使えば人類を引っ掻き回せるんじゃないか? それに薬物なんかも……。これはいろいろと実験したくなってくるな。早速試してみるか。

 




リィズちゃんは中々によかった。やはり美女のレイプ目は素晴らしかった。リィズちゃんにはいつまでもあの目を維持してほしい(ゲス顔)

それといつもの地図です

【挿絵表示】

1981年

【挿絵表示】

1982年

ふと地図を作っているとBETAってたった10年でだいぶ侵攻していたってことなんだなって思う。そう考えればこの作品のBETAは優しいですね(え

まりもちゃんは

  • マミる(原作準拠)
  • マミらない(トラウマ回避)
  • 武の精神をぶっ壊せ(更なるグロ描写)
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