それと眠い中で執筆したので少し文章がおかしくなっているところがありますが
ご了承ください
第一話「遭遇」
さて、次の世界に向かうわけだがここに来るまで楽に進めてしまったこともあって少しマンネリを感じてしまっている。よって、次の世界は何か面白いことでもあればと思うのだが……。
「転移先は……、これは草原か?」
「そのようですね。周囲に人工物は見当たりませんね」
今度の世界はそれほど発展した世界ではないのか? いや、この前の世界だって人里離れた場所だけで文明はそれなりに栄えていた。今回もその可能性はなくはないだろう。
「とりあえず
「狩り、ですか?」
「そうだ。最近、ハイヴの増加や人間のストックも増えてきた。多少遊ぶ余裕はあるからな」
「了解しました。ではそのような狩りの対象となれるものを優先的に索敵させましょう」
「任せた。何かあれば連絡してくれ。俺はほかのところでも見てくるわ」
索敵はアイリスディーナに任せておけばいいだろう。彼女は何かと便利だ。見た目だけではなく指揮官として優秀で柔軟な対応をしてくれる。戦術機に関しても申し分ない腕前だ。天が二物も三物も与えたような存在だ。
「さてはて。それじゃ“プロジェクト・機龍”を完成させてくるとしようかな。それと地球で作らせている娯楽用のゲームの方も確認しておくか」
地球を手に入れてからというもの暇を持て余す事がないように娯楽としていろいろなゲームやアニメ、漫画を作らせている。何時まで続くかわからない俺の寿命をもってしても全てを読み、やりきれない量にする予定だ。そろそろ完成しているころだろうしアイリスディーナが報告をするまで遊ぶとするか。
……正直に言って、俺は相も変わらず慢心していた。それで幾度も危険な目にあったというのに、だ。その結果として、戦車級に加えてアイリスディーナの死亡というとてつもない出来事で俺に帰ってくることになった。そしてその結果がもたらした答えは、この世界の危険度を物語ってもいたのだ。
「……」
油断していた。慢心していた。馬鹿だった。それだけだ。
幸い、アイリスディーナの肉体の予備はある。というよりも重要人物に設定した奴らにはすべて予備がある。だから、死んでも問題はない。
しかし、実際に使うことになるのは初めてだ。これ以降、アイリスディーナは
予備の肉体で過ごすことになる。スペック上、問題はない。むしろ肉体能力は高まっている。だが、本物の体ではない。それがとてつもない苛立ちを俺に与えてくる。
「それでは早速始めよう」
故に、俺は今回の世界に関しての情報を共有するべく会議を開いた。出席者は俺が集めた重要人物のほぼすべて。ほかにも一部の人間級がいるがそれはおまけだ。
「アイリスディーナ。お前が見た情報を報告しろ」
「はっ! まず、私は戦車級を走らせた結果、廃墟と化した街にたどり着きました。ですがそこに入った途端に銃撃を受け戦車級は瞬く間に全滅。私も逃げることも回避運動もままならず、四肢に銃弾を受け動けなくなりました。
それを見計らったかのように青い機体がいくつも現れました。機体は多脚戦闘車とでも呼ぶべき姿をしており、大小さまざまな形をしています。それらは全機が重武装であり、戦車級程度では一瞬で返り討ちにしてしまう威力を持っていました。
青い機体は私に近づき、脳に足を向けたところで私の記憶は途切れています。おそらくこの後すぐに死んだと思われます」
「ふむ……」
アイリスディーナの話を聞く限りやばい世界に来たとしか言いようがない。それが少数精鋭的存在であればいいがそうではない場合、BETAのように量産型だった場合は最悪だ。単純にBETAの上位互換とでもいうべき相手になってしまう。有人機ならいいが無人機なら脅威度はAI次第で変わってくる。
とにかく、言える事はこれまでの物量作戦で倒せる相手ではないという事だ。確実にこちらも同じ火力が求められる。
「聞いての通りだ。今回の世界にはかなり強い奴がいる。そして、警告もなしにアイリスディーナを殺したことを考えれば相手は敵味方を判別できているか人間を簡単に殺せるくらいに敵対している可能性があるというわけだ」
「確かにそのとおりね。とはいえ今の段階では判別するには情報が不足しているわ。その敵を一つでも回収できれば分解して調べることも出来るけど……」
「分かっている。なのでまずは数をそろえて廃墟に行き、敵の情報を集めつつ機体の回収を行おうと思っている。突撃級を先頭兼盾に、戦車級、要撃級を出し、戦術機を出す。光線級は万が一に備えつつ今回は待機だ。敵の防御能力も知りたいからな」
光線級を用いれば確実に敵を破壊できるだろう。戦艦並みの硬さでない限りな。そのためにまずは銃撃でどれだけダメージを与えられるのかを知っておきたい。そうすれば出撃時に必要な武器も変わってくるだろうからな。
「そういうわけで戦術機パイロットは出撃の準備をしてくれ。今回はここにいるパイロット全員に出てもらう」
「全員ですか? それは少し過剰ではないのですか?」
唯依のいう事も理解は出来る。何しろここにいるのは10人を超えているのだ。しかも全員戦術機パイロットとしては超一流の腕前だ。俺がやろうとしているのは威力偵察でいきなり切り札を切るようなものだからな。
「だが、それだけ今回は慎重に行きたい。アイリスディーナだけではなくお前たちにも予備の体があり、死んでも問題はないとはいえ俺が嫌なんだ。それだけ敵に良いようにやられているという事になるからな」
だからたとえ過剰であっても戦力を大幅に投入する。そして、これらを持ってしても全滅なり手痛い損害を受けるようであればこの世界は諦めて別の世界に行けばいいだけの話だしな。
「それに今回はあくまで威力偵察。敵の情報収集と機体の回収が最優先任務だ。敵の壊滅でも廃墟の占領でもない。これだけ精鋭を揃えればすぐに終わらせることが出来ると予想もしているしな」
何度も言うがアイリスディーナたちは俺が持つ戦術機パイロットの中で超一流の腕前を持った精鋭だ。そんな彼女たちが失敗・敗北するようならこの世界は危険すぎる。最悪、っ門を通じてこちらの世界に侵攻する可能性だってあるしな。それだけは避けたいからな。
「それでは諸君、さっそく出撃の準備をしてくれ。あまり時間をかけてもよろしくはないだろう。敵に見つかり侵攻してくる可能性だってあるわけだしな」
「「「「「了解!!!」」」」」
俺の言葉に全員が返事をする。元軍人の彼女たちはこういう時の行動はとても早くて助かる。まぁ、そうじゃなかったとしてもここの面々は10年は在籍している。気づけば体にしみこんでいたという事もあるだろうしな。
戦術機を用いた全力出撃を命じ、威力偵察が行われた。廃墟には敵がまだ存在しており、戦術機による攻撃によって敵の半数を破壊し、その残骸を回収することに成功した。しかし、こちらもBETAを中心に無視できない損害を受けており、出した半分は確実に消され、要撃級、戦車級は一撃で吹き飛ばされ、突撃級も正面は防げても側面に回り込まれるなどして大きな損害を受けた。こんな中で戦術機の損害が軽微なのが幸いだろう。
そして、この威力偵察の成功により、俺は敵の情報を入手することに成功したのであった。
あ号君の名前に関して
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名前なんていらねぇ!
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呼びづらいからさっさとつけろや!
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てめぇに任せられねぇ!変わりにつけてやる
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あ号君が本名でしょ?何言ってるの?