「南東方面へ精鋭部隊の派遣?10日後に派遣するからそれまでに改二になっておくように!?」
ボクは司令官から下された無茶振りのような命令にちょっとsan値チェックが起こりそうになってた。一応改二艦に話を通しているらしいから訓練してもらう予定だ。
「ごめんくださーい!」
「…なに?」
「姉さんその言い方は良くないよ…なんだい?」
出迎えてくれたのは第六駆逐隊の暁とベールヌイだった。この2人も例の事件の被害者だ。レディーと繰り返し言っていたあの頃の暁と今の暁は似ても似つかない。性格は厳格に艤装は武士のように装甲板が両肩に付いていてその裏には12.7cm連装砲A型と61cm3連装酸素魚雷が片方ずつ。右手には12.7cm連装砲A型改二。もとから付いている探照灯に33号対水上電探とかなり戦闘に特化するようになった。もとから暁改二の艤装は攻撃型ではあったがさらに攻撃型になりコストを度外視で運用する艦娘になった。それはこの鎮守府に来たときから提督に認知されていた。提督へ挨拶するときに発した言葉は
「暁よ。よろしく頼むわね。」
だけだった。提督かられでぃーじゃないのか?と言われたがそのときの答えは
「レディー?確かに昔は目指していたわね…まぁ今では魅力を感じないけど。気持ちでは人は救えぬのよ」
だった。ベールヌイもベールヌイで昔とは変わっていて昔より世話焼きになって艤装も大型の装甲板が左腕に2枚付いていて独自で改良した10cm3連装高角砲+高射装置を右手で持っていてこの3連装高角砲は単純に一門増えたことによって発射レートも上がっているがこれは半自動装填装置を改良し全自動で装填出来るようになっている。また肩には13号対空電探が付いていてバルジも装備されている。全体的に防御よりになっていて戦艦も驚くほどだ。
「提督から話があったと思うんだけど訓練って付けてくれるの?」
「あーあれかぁ…ちょっと待っててね」
「分かったよヴェル」
暁と一緒に部屋の奥に行ったかと思うと完全武装して帰ってきた。
「演習行くよ!暁もほら!」
「うむ…」
「…がッ!?ゲホッゴホッ…」
「終わりだ…あとで話がある」
10秒もかからずに軽く捻られた。何があったかというと…暁と演習をしたのだが暁は鎖付きの錨を器用に振り回して遠距離から殴ってきてしかも砲で牽制しながらしれっと魚雷まで流してくる始末。単装砲も構える暇もなく接近出来ずそのまま轟沈判定。その後ありがたいお言葉を貰ったのだが要約すると「アンタ攻めるのに向いてない代わりに防御力は凄い。だから敵の攻撃を適当にいなしながら隙を見つけろ。」らしい。
えー…3日経過しましたが…一太刀も入れられていません。嘘だと思いますが本当の話です。響が居なければやばかった。響もガード特化で守るべきところを教えてくれるし何より凄くかわいい。でも響の場合は連携が大前提だから守ってるだけで勝てるけどボクの場合は単独でもある程度反撃出来なければいけない。だからボクの学ぶべきところはガードではなくパリィ。でもガードだけなら簡単なのだがパリィも入れ込むとなるとかなり辛くなる。今は一応的確に防ぐことが出来るようになったが反撃はまだ出来ていない。困っていると技術部からお呼び出しが。上手くなる方法を教えてやるって言ってたけどそれでいいのか技術部。
行ってみるとそこには既に如月姉さんが。
「こっちであなたの艤装を解析してみたけど…あなた親和率を上げてないよね?」
親和率?なにそれ美味しいの?詳しく話を聞くと艦娘の部分は人の要素が濃く出ていて逆に艤装の部分は船としての要素が強く出るらしい。それを調和させて初めて艤装を起動出来るのだが船としての要素が強く出れば出るほど戦闘面では強くなる代わりに個性や人間としての感情が薄くなる。逆もまた然り。だから上手く融通して調和させるのだがボクはそもそも船としての要素を最低限しか引き出していない。だから反応速度が遅く攻めきれないらしい。これは長年の勘として分かってくるらしいのだが1つだけ手っ取り早い方法がある。意識を艤装の中に放り込みボク自身の船としての記憶を強く認識する方法だ。だがこれはかなりシビアで失敗すると人形のように廃人化してしまうらしい。…ボクはこの方法を取ろうと思う。ただ強くなる分には時間を掛ければいい。ただ今は…時間がない。
4日目。ボクは艤装の中に意識を入れ込んだ。瞬間、フラッシュバック。今までにない量の情報が送り込まれ啓蒙される感覚。頭が…手が…体全体が撃たれたように痛い。響く砲撃音。水柱。炎。狂うような乗員の伝達。5感を奪われそうになる。次々とフラッシュバックする映像の中で1つだけ艦娘になったあとでも慣れ親しんだフォルム。武功抜群の刀。間一髪で意識を取り戻したボクは現実に帰る。…帰れない?なんで?
5日目。戻る方法が分からないからまた記憶を見ておく。
6日目。やばいって。もう時間が少ないんだけど。
7日目。帰ってこれた。睦月姉がボクをシバいたらしい。睦月も同じことして帰ってこれない事案が発生して大変だったらしい。その時は如月が狂ったように泣いて揺らしたら帰ってこれたらしい。
その後ボクは演習に向かった。なぜかと言ったら実はこの強化方法欠点があって艦娘としての記憶じゃなくて船としての記憶を掘り起こすことから現実との差異が凄く慣らさないと記憶と体格の差で大雑把にしか動けなくなる。今も扉壊しかけた。ひと通り技を打ち終わったので寮に戻る。そういえば睦月姉が帰ってきてたな…部屋に戻ると睦月姉と長月、弥生、望月が帰ってきていた。この4人は睦月型姉妹の中でも強くたびたび教導艦として他の鎮守府に行っていた。
「にゃしぃ…」
「だるー」
「おいそこ!だらけない!久々にうちの鎮守府に帰ってきたんだぞ!まず報告も済んでないし!ほら弥生も起こってるだろう!」
「怒ってない…」
帰ってくるなり漫才始めるの睦月型だけなのかな?そう頭の中でつっこみながらおかえりーという。
「にゃしぃ」
「ういーっす」
「あぁただいま。待たせてすまなかったな」
「ただいま…」
半分やる気ないな?
これ書き終わった頃にはBepにし終わってる上にハロウィンイベ通り越して秋刀魚イベ突入してたって話しする?あとうちのディスプレイとPCを繋いでるHDMIくんが最近切れかかってるのか砂嵐がたびたび起こってて「あぁまた外に出ないと行けないのか…」ってなってる用事が無かったら外に出ない(たまに夜に放浪するけど)人です。いやぁほんとさむい。あとアーマードコアは楽しい。戦い続ける歓びを