皐月たちの日常   作:こんこんВерныйカワイイヤッター

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なんざんってこわいね。


帰ってきたら説教。休みなんてなかったんや。

「皐月?どうだい調子は」

「ホバー式だから操舵に癖があるけどかなり速いね」

魚雷発射管や主砲をガチャガチャと弄りながらそう言う。にしてもかなり禍々しい艤装だな。まぁ…使えないよりかはいいんだけど。

 

「ただいま」

そう言ったら真っ先に砲を突きつけられた皐月です。

「まさか深海棲艦の艤装を背負って帰ってくるとは思わなかったよ」

如月と深海製の艤装を改造しながら話す。

「…うーんこれでいいかなぁ…皐月?一旦着けてみて」

「分かったよ…ちょっと腰が圧迫されてるね…結構痛いし調整して欲しいかな」

「分かったわ。調整しておくわね」

 

如月と別れたあとボクは提督に呼び出されていた。なんでも皐月(姉)とボクのなんか扱いに困ってるらしい。

「松下少将が四国に流れ着いたらしい。あと雷、電も生きてる」

「それ本当!?」

「うん本当だよ。ただ松下少将曰く少し気になることがあるから元帥閣下と私だけに伝えてくれと言ってたらしい」

「松下少将が?」

「あぁ…また忙しくなりそうだな」

 

 

 

「済まないな。急遽集まって貰って」

「いえ、大丈夫です。元帥閣下。松下少将」

「敬語はやめてくれ森本。お前も出世して今や私と同じ少将だ」

「恩人には敬語を使えと親から教えられたので」

「なるほど。分かった」

「ところで話というのは何なのだね?森下少将」

「…ブルネイ泊地襲撃事件。あれに関与している提督がいる可能性がある」

「…誰だね?」

「呉のだ」

「…分かった。洗い出してみよう」

「感謝します」

「ではこちらは確認でき次第艦隊を編成しましょう」

「頼む」

 

 

 

「この大馬鹿者め」

「痛い」

暁さんからお叱りを受けています。助けて。

「完全にお通夜状態だったんだからな」

「はい」

「如月も菊月も!響や川内も寝込んでたからな!」

「あい」

あぁ…足が痛い…

 

森下少将とは結局会えなかったよ。司令官曰く用事があるから帰ったって。あと司令官から新しい艦隊を編成するから適当に人集めて編成しといてくれって言われた。だからボクはこれから編入予定の子たちを連れてくるつもりだ。

「姉ちゃんー?」

「ん?」

「ちょっとやりたいことがあるから来てー」

「ほい」

「あとは…暁と響を入れて…如月も入れてみるか…」

「どうしたの?」

「うーん…お姉ちゃんは先に食堂行ってて」

「あー分かった」

「あと1枠…川内さん入れるのは…いやあの人もインファイトだから微妙か…そうだ大淀さんとかかなぁ」

うーん…なんとも引き入れられる船の少ないことだな。まぁ大淀さんだったら戦闘力は期待できないが通信設備が充実してるからやりやすいか。水上機運用もできることだし。

 

「えー今からこのメンバーが第一空挺艦隊のメンバーだよ」

「「「「「え?」」」」」

「何する艦隊なんだいそれは?」

「よく聞いてくれたね響。何するかっていうと隠密に空挺降下して制圧したり必要に応じて艦隊から独立して動いたり…人間の部隊で言う特殊部隊みたいな立ち位置の艦隊だね」

「私戦えないんですけど?」

「大丈夫。大淀さんには艦隊の通信士をしてもらうだけだからね」

「初出撃はどこだ?」

「それは極秘事項だから言えないねー…ともあれこれで艦隊結成だからこれから仲良くね?」

 

「そういえば皐月。艤装の調整済んだわよ?」

「分かった。今すぐ行くよ」

そうして工廠に呼ばれたボクは新しく生まれ変わった艤装を見る。皐月改二の艤装をそのままに駆逐棲姫の艤装を背負うな形で装備する艤装だ。なんというか禍々しさと艦娘の艤装がセットになったけど全然お得に見えない…むしろ呪われそうな艤装だなぁ。

「テストしたいから早く装備してみて」

「分かったよ」

装備してみると案外馴染む。航行してみたり的に発砲してみたりするがやはりいつものような感じだ。

「やっぱりね…」

「えっ?」

如月が意味深なことを言い出したから聞き返す。

「あなた深海製の艤装に適応しているのよ。何があったか知らないけど」

「まじかぁ」

まあ戦えるのであればありがたい。

「さて、艤装の親和実験するわよ」

「うん」

親和実験というとあれかな?意識を艤装の中に放り込むやつ。まぁ言ってることは分かるからやってみる。意識を艤装の中に。昔見た船の時代の皐月の船体が見える。しかしその横によく分からない黒い船が見える。恐らく駆逐艦だが何なのだろう。そしてそこから人影がこちらの船に来るのが見えた。何者だろうと思っているとそいつは…駆逐棲姫だった。その姿がはっきりとした瞬間身構える。しかしそいつが手を振って交戦の意思はないと伝えボクは頭に?を浮かべていると急に現実に引き戻された。そこには大きな波と驚愕している如月が居た。

「どうしたの?なんか急に深海の霊力が大量に検出されたけど」

「別に何もなかったよ?」

何が起こったんだと思っているとどうやら膨大な霊力であたりが吹き飛んだらしい。如月は遠くにいたから大丈夫だったらしいがなんでだろう。

「なにが起こっているの?」

そう疑問に思った瞬間、後ろから語りかける声が聞こえる。

「私がこの艤装の中に居てたからだよー」

…駆逐棲姫!?




えー皐月がアサルトアーマーみたいなことをしましたが実際は強くないです。確かに辺りを吹き飛ばす攻撃力は備えていますが霊力はすぐに再生しないので全然実用性がないです。ACで言うところのアサルトアーマーにENを利用する挙句回復まで半日かかる感じです。姫バリアーは強いですがまともに当たると砕けるくらいには弱いので実際はあまり硬くないです。ただただ速いだけの皐月です。
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