5人兄弟とセカイの関わり方 夢見る少女編 作:エビデンス海老天むす
「オーディションってどこの受けるのよ。」
愛莉ちゃんはみのりに聞いた。
「え、えっと次はモリプロのオーディションを受けようと思ってます。」
「モリプロ!?超大手事務所じゃない!あそこの倍率何倍か分かってるわけ?アンタみたいな素人じゃ、通ってせいぜい一次審査よ。」
「ひ、ひょえ」
「アンタ名前は?」
「は、花里みのりです。」
「そう。今までいくつオーディション受けたことあるの?結果は?」
「お、応募は50回くらいして書類審査に通ったのが3回で…二次審査を通ったことはまだないです。」
アイドルの審査回数は基本的に3回か4回くらいに分けられる。多いと5回くらいあるが超大手ならもっとあるかも知れない。
「そんなんじゃモリプロに受かるわけないでしょ!弱小事務所のアイドルになれるかどうかすら…」
愛莉ちゃんは厳しいことを言うが、それは自分が苦労していたからだろう。
「で、でも頑張ります。もっともーっと頑張れば、きっと…!」
「頑張る?頑張っただけでアイドルになれるわけないじゃない。アイドルを目指すのはやめたほうがいいわ、アンタ向いてなさそうだし。」
「そんな…」
愛莉ちゃんはハッキリと言うが、なんか愛莉ちゃんっぽくない。なんだろう、この違和感。やっぱりアイドルのことが関わると少し事情が違うのかな。
「待って、愛莉ちゃん。」
その時、日野森さんが口を開いた。今まで辛そうな顔をして聞いているだけだったのにどうしたんだろう。
「その子の夢を否定しないであげて。愛莉ちゃんは今はお仕事をしていないけどみんなに希望を届ける、アイドルでしょ?だから、愛莉ちゃんにはそうゆうことを言ってほしくないの。」
「分かってるわよそんなこと!……分かってるわよ。」
「私、向いてなくても頑張ります。」
「だからって頑張ったからってどうにかなるわけじゃ」
「私、信じてるんです。『今日がいい日じゃなくても、明日はいい日になるかも知れない。だからみんなが、明日こそは大丈夫って信じて頑張れるようにこのステージから"明日を頑張る希望"を届けたいんです。』……この言葉を!」
この言葉はいつもみのりが口にしている言葉……座右の銘といっても過言じゃない。でもこの言葉を言ったのって…
「だから合格するまで絶対諦めません。ダメでも頑張ってがんばって、頑張り続けます。」
「ふふふ♪今の言葉とっても素敵だね。」
突然何もないところから声が聞こえてくる。機械音のような音に近いけど少し懐かしさもある声だ。
「誰よ!まだ誰かいるの!」
「あれ?私のスマホが光ってる。」
みのりのスマホを見るとキラキラと虹色の光が出ていた。そこには…
「初めまして、みのりちゃん!」
「えっ?ミクちゃんの映像?」
みのりのスマホからはバーチャルシンガー初音ミクがホログラムの姿となっていた。
「それに遥ちゃん、愛莉ちゃん、雫ちゃん、紫乃実ちゃんだよね。全員揃ってくれててよかった!よろしくね。」
「……どうゆうこと?どうしてミクが話しかけてきて、私たちの名前まで知ってるの?」
「ふふっそれは、ワタシがみんなの想いでできたセカイから来たからだよ。」
「想いでできたセカイ……」
「そう!わたしね、セカイのステージで、リンちゃんと一緒にアイドルとしてライブしてるの!リンちゃんはダンスがとっても上手なんだよ。ワタシも教えてもらったりするんだ。」
「教えてもらって……はっ」
「みのり何か思いついたの?」
「あ!そろそろライブだから行かなくちゃ!それじゃあセカイで待ってるね。みんな早くきてね。」
「な、何今の、新たな広告?」
「ミクちゃんとおしゃべりできるなんて不思議ね。」
「えーっと、その、いまの広告のミク。あ、広告じゃないかも?とにかくミクが言ったことが、わたし、思いまして。」
「大丈夫?落ち着いて話していいのよ?」
「みのり、一回深呼吸。」
「すーーーはーーーすーーはーー、その!迷惑じゃなければですけど!先輩!私の練習を見てくれませんか?」
そこにいる全員が一瞬固まった。
ストーリが進まない……めっちゃカットするところ出てくるかも。まずいなぁ〜