世界最強の陸上選手は、世界で一番速い人間ではない   作:ブラックマッハ

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主人公はオグリキャップについて知りません


打倒ラムタラ、日本の強さを見せるための練習

 ふぅ、やっとホテルに戻れたけど、オグリキャップのレースの役にたてればいいけど。やっぱりオグリキャップの人気は凄いな。

 

 俺とは凱旋門賞を目指すだけのトレーナーなのに沢山質問された。

 

 だがな、俺はウマ娘が嫌いな訳じゃない。ただウマ娘が走る姿が嫌いなんだ。

 

 俺より速い走りをされるのが嫌だ。ウマ娘が居なければ、最強だという評価をされ、「彼は天才だった」と言われる。そして最後には伝説になれたはずだ。

 

 そんな伝説の事は現実逃避みたいなものだから忘れよう。まだ俺にはしないといけないことがある。

 

 明日オグリキャップと日本に帰って、明後日にオグリキャップを育てるのが楽しみだ。なんでこんなにもワクワクする衝動を抑えられないくらい楽しみなんだろうな。「散々ウマ娘が走る姿が嫌い」だなんて思っているのに。

 

「ピンポン」 とチャイムが鳴った。オグリキャップのお腹がすいたという合図だ。ここ二週間の習慣から理解が出来るようになった。

 

 俺はくたびれた足を運んでカバンを取り出かける準備を済ませた。

 

「さぁ食事に行こうか」

 

 そう俺がそう言うとオグリキャップは元気がない。どうして元気がないのか考えた。関わって二週間だけだから考えても理解は出来なかった。

 

「最後に変えたフォームを教えて欲しい」

 

 それで答えが分かった。神の名馬に勝つ自信がないのだ。

 

 その答えは悩む。あのフォームは、怪我しやすいかわりにとんでもないパワーと瞬発力を引き出すものだ。ドラゴンボールで例えると界王拳だ。

 

 アレを教えると強くなるが怪我してしまう可能性がある。二か月でフォームを変えれないといけない。だがあのフォームとオグリキャップの相性は良いような気がする。それでも俺は……

 

「辞めておこう。無理に修正して怪我したくないから今より強くなって凱旋門賞に出よう。勿論相手は、強力だ。3戦3勝のラムタラがいる、神の馬と言われてるそうだ。だがそれでも俺はオグリキャップは勝てると信じてる」

 

 俺は、俺の気持ちを正直に話した。

 

「だが……すまないそれでもあのフォームで走りたいんだ」

 

 何故だかそれが運命のような気がする。関係ないが、まるで本当の父親て感じがする。まさか前世の母親か、違う。俺の母親はドラスターオウ、父はオッサンキャインだから違う。

 

 その運命的な出会いにさからうことは、出来なかった。

 

「分かった。歩きながら俺のフォームを身につけよう」

 

「了解だ、では公園に行くとしよう」

 


 公園に着いた。この公園で歩きながらフォームを覚えてもらう。歩いてる時は少ししか負荷がかからない。フォームは結局歩く事なのかもしれない。

 

 だが案外歩きながら見てもらっても難しいそうだ。おれの方が歩くスピードが速いから。

 

 だからやはりお手本が必要だ。オグリキャップに戻って来てもらう。

 

「これは友達のウマ娘に撮って貰ったものだ」

 

 隣で一緒に走ってもらっている。このフォームを伝授しようと思ったが、フォームの適正者ではなかった。

 

「彼女もこのフォームで走ろうとしたのか? 

 

「その通りだ。フォームが乱れてしまいスタミナ消費が激しくなるのだ。彼女は長距離適正だから中距離では向いているが長距離では向いていないと話をした」

 

「そうなのか?」

 

「そしたらな。向こうのトレーナーさんが辞めると言って、話はそれからなくなる事になった。スタミナと怪我の心配があるならやめた方がいい。それに俺は、賛成した。それにその時期は菊花賞で勝利した後だった。長距離路線を考えていたのだろう」

 

 その一回しかフォームについては触れていないな。今日で2回目だ。

 

「だが安心しろ、オグリキャップのフォームには影響がない。元のフォームと相性が良いらしい。一応俺は調べてある」

 

 オグリキャップじゃないと調べたりしない。ヤバイな、オグリキャップバカになっているぞ。オグリキャップが結婚したら俺は、オグリロスになったりしてみんなに笑われる。なんか楽しそうだが嫌だ。

 

「頼むぞ全力で行けよ。勝てると信じてるからな」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 なんかやってくれそうな安心感がある。神の名馬に勝ったりしたら最高に良いよな。

 

「さて練習あるのみ、つかむぞ凱旋門賞を、日本の悲願を叶えるぞ」

 

「トレーナー全力でとりに行く」

 

 再び練習して歩きながら、止まりながらを繰り返し、神の名馬打倒への道を一歩近づける。そして満足する結果が1回出た。

 

「オグリキャップ1回だけだ。全力で200メートル走ってみろ。ゴールは俺がいる所だ。いつでもいいぞ」

 

「トレーナー行くぞ、これが全力だ」

 

 なんか知らないけど雪の景色が見える。そこを力強く走り加速する。これが最強のオグリキャップなのか!!そして現実に戻る。全く問題はなかった。これなら勝てる感じがする走り方だった。

 

「最高に良かった。全くフォームが乱れていない。問題は無し。次だな」

 

 このステップまでは、二週間くらいでそこそこ到達出来る。まぁやはり相性が良いから二時間で終わったがな。

 

なんで相性が良いのだろうか?やっぱり運命なのかどうかは、分からない。それでも俺との相性は抜群に良いのは事実だ。

 

 後は神の名馬と呼ばれるラムタラを倒すのみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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