世界最強の陸上選手は、世界で一番速い人間ではない   作:ブラックマッハ

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海での対決トウカイテイオウ対マルゼンスキー

 あれから一週間が経過した。まずはフォームを維持しながら200メートル走って成功率をあげる練習から始めた。

 

 だが忘れてはいけないのが、このフォームは危険で一時間に一回のみしか試せないものだ。その判断は、医者から大分前俺に言われた事だ。

 

 待っている期間は、筋トレや水泳の練習をしてスタミナとパワーを鍛えている。

 

 だがこのフォームはパワーを鍛えても怪我の確率は低くする事は出来ない。だがバランスをパワーで補えるなら話は別だ。保てたらフォームを崩れてもパワーでなんとかバランス感覚を修正できるかもしれないと医者が言っていた。

 

 残念ながらこのフォームは、陸上に詳しい医者から聞いた話だから分からない。だがおれは、その医者を信頼している。

 

 だがオグリとは、一旦今日でさようならして、凱旋門賞の2週間前に連れて行く予定だ。何故か俺以外の全一流トレーナーは凱旋門賞を狙える余裕がないみたいだ。

 

 だから一応G3で何人ものウマ娘を10連勝してきた俺が登場した感じだ。ちなみにG1は一度も勝利していない。

 

 だから荷が重いけど頑張る。

 

 「よしオグリキャップ最後の200メートルだ、フォームを崩すなよ」

 

「ああ、任せてくれ」

 

 再び雪の景色になってパワーをあげて行くが、風景が弱くなっている気がする。速度も余りあがっていない感じだ。だがもの凄いプレッシャーとパワーがある走りになった。

 

 つまりスピードとパワーのバランスが悪いて事だ。やっぱり安定してないといけないのか。

 

「どうだ!!トレーナー?」

 

 自信満々のようだが遅い感じだ。

 

「タイムが0・2秒遅くて悪い。スピードが足りていないみたいだ。だが安心しろ、そこは明日の合宿で 「チームリギル」 がなんとかしてくれる」

 

「そうだったな、ではトレーナー食事しに行こう」

 

「待ってくれ、これから飛行機に乗らないといけない。だから時間がないんだ。分かってくれ」

 

「了解だ、日本に帰ろう」


 

 そしてここでひとまずさよならだ。たづなさんがそう言っていたから間違いはない。

 

「じゃあな、俺は合宿方面の飛行機には乗らないからな」

 

「トレーナー違うぞ。そういえばトレーナーの後輩が渡してくれと言っていたな。そういえば渡し忘れた、すまない」

 

 オグリキャップから渡されたのは合宿行きの飛行機のチケットだ。

 

 ではこのチケットはなんだ。遊園地に行くチケットだと、騙された。たづなさんじゃなく、あの最低な後輩だったか。変装が上手すぎだろうよ。プロかよ。

 

「助かった。後少しでクビになる所だった」

 

「ああ、それなら良かった」


 無事に日本に帰って来れて2日後やっとオグリキャップの合宿が始まる。

 

 残念ながら俺はとっくに始まっている。時差ボケはなく着いて直ぐから取り掛かった。仕事内容は、プールの担当で、ウマ娘の面倒を見る係である。ついでに俺もプールで泳いで良いとご褒美付きである。今日も頑張ろう。

 

 せっかくなら競争したいからしたのよ。圧勝だった。200メートルで2週差をつけて同じくらいのタイムだった。ウマ娘は泳ぐのは遅いみたいだ。

 

  まぁそもそも馬は泳ぐのは遅いからね。俺も遅かったけど、普通の人間になって克服した。

 

 つい馬と馬娘を同じ感じにしてしまった。馬とウマて響きが同じだけど文字が違うんだよな。

 

「しっかり泳いで目指せ、オリンピック金メダル」

 

 ウマ娘はオリンピックに出れない。色々な問題があってな。

 

「ハイ、世界最強コーチ」

 

 何故かウマ娘からはそう言われてる。尊敬されているみたいだ。ウマ娘には分かるんだ。世界の強さを理解する事がな。

 

「遅いけど大丈夫、金メダル取れるぞ。次の人泳げ」

 

「ザワザワ」

 

「よくやった、凄かったぜ。次泳げ」

 

 そう言って褒めながら泳がせる。それが俺のスタイルだ。

 

 そして5週くらいしたらウマ娘は移動して新しいメニューが渡される。

 

 そして新しく、泳ぐウマ娘が来るまで休む。

 

 「きたようだな。今日も楽しく厳しく行くから覚悟しろよ」

 

このウマのチームリギル、つまり日本代表みたいなものだ。

 

「はい泳げ。シンボリルドルフ、さぁ泳いで楽になろうぜ」

 

「トレーナー君、目が怖いぞ」

 

「ささっと泳げ。エリートなんだから頑張れ」

 

「う、ザワザワ」

 

「はい次、エアグルーヴさん泳いでください。泳げば良いだけですからね」

 

「ザワザワ」

 

トウカイテイオウここにいたのか。

 

「なんか会長と扱いが違う」

 

 拗ねてるな、ルドルフのファンだから仕方ないか。

 

「漫才だからだよ。だからそうしないと面白くない。別にエアグルーヴが怖い訳じゃないから」

 

「本当は怖いじゃん、お兄さん。」

 

バレたか、バレバレだよな、怖いもんは怖いんだよ。

 

「トウカイテイオウ対マルゼンスキー水泳勝負する」

 

 だから怖くないと言う言い訳のため、強引に水泳勝負させる。

 

「スタートはグラスワンダー頼む」

 

「ハイ……あのなんでいるんですか?」

 

俺は、ゴールの近くにいなかったのだ。真逆でスタートラインにいる。

 

「俺も途中まで行こうかなと思って」

 

「3・2・1・スタート」

 

「ザボンガシャガシャ」

 

 と思い切り潜ってクロールで泳ぐ。

 

 気がつくとやはり今回も圧勝で一位を獲得した。せっかくだから実況しよう。

 

 「さぁ外か内どっちが有利か?内からはマルゼンスキーやや、有利か。だがしかしトウカイテイオウも粘る。どちらも譲らない。さぁ最後の約50メートルを通過」

 

 どっちが勝つんだろうか、ワクワクしちゃった。

 

「もの凄い勢いでテイオウが来た。テイオウが外からきた。それでもマルゼンスキー先頭は譲らない譲らない。マルゼンスキー逃げ切れるか、なんと今並んでゴールイン。トウカイテイオウ捉えたか、それとも負けたか?どちらも激しい勝負、拍手です。拍手がこの海に響いた。この海に敬礼しましょう。」

 

 マジかみんなやってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




水泳勝負は、自分の妄想です。
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