リヒトは学院のなかを歩いていると、目の前から金髪で小柄な少女と赤毛で凛々しい女性が歩いてくると
「リヒト今日も顔色悪そうだな」
「そうか?ラシャラも元気だな。キャイアも護衛大変だよな」
「いえ、私はそんなに大変ではないです」
金髪の方はラシャラ・アース二十八世。シトレイユ皇国の皇女予定。この後聖地から一度出て戴冠式に母国に戻る予定である。その護衛の赤毛がキャイア・フラン。
「この後戴冠式に向かうのか?」
「そうじゃ!で、その祝いで少し先読みしてもらおうかな〜」
ラシャラは悪そうな表情でリヒトに言うと、呆れて顔をするリヒト。
「俺達がただで先読みしないのは知ってるだろ」
「知ってるぞ」
「わかりましたよ。今回は祝いですよ。それじゃあ」
リヒトはラシャラの目を一瞬見つめると、リヒトは笑い始める。
「リヒト、何か面白いもの見たのか?」
「面白いものを見たよ。1つだけ【白】をどうするかで君の未来が変わるよ」
「【白】だと?」
「それ以上は料金もらうよ」
「わかったわ!キャイア行くぞ!!」
ラシャラは歩き始めると、キャイアはリヒトに一礼してラシャラを追いかける。
「ラシャラありがとう。君のおかげ探し物が見つかったよ」
リヒトは気分が良くなりながら学院にある自分の屋敷に戻る途中に、とある男性聖機師が木刀を振っているところに出くわした。
「セレス元気だね」
「は、はい!リヒト先輩なんでこんなところに」
彼はセレス。平民からたまたま適性があり聖機師になってしまった後輩。リヒトとセレスの関係は簡単に言えば師弟関係である。周りの女子生徒から美味しいおかずにされているらしい。
「俺の屋敷までの近道なんだよ。」
「そうなんですか!?」
「セレス、晩御飯まだなら家で食べないか?」
「え?!僕なんか」
「セレスはいつも自信がないな。気にするな、行くぞ」
「あ、はい!」
セレスは鍛錬をやめてリヒトの後をついて行くと、大きな屋敷が見えてきた。
「先輩の屋敷いつもながら大きいですよね」
「大きくても俺一人なんだがな」
リヒトは貴族であるが、使用人やメイド等を雇わずに、自分一人で生活をしている。屋敷に入ると、リヒトはすぐに厨房に向かい、セレスは今回が初めて来るわけではなく、屋敷の一階の電気をつけるとすぐに厨房へ向かうと、リヒトがリズムよく料理をしていた。
「リヒト先輩は本当に料理得意ですよね」
「そうか?」
「はい!!リヒト先輩の料理見たことがないものばかりなんですもん!」
リヒトは剣士を見ている過程で、あちらの料理が美味しそうで再現をしていたら、料理の腕が上がってしまった。
「そうか。そろそろできるから食べよう」
リビングに運ばずに、そのまま厨房で2人で食べ始めると、セレスはすぐにご飯を食べ終わってしまった。
「セレスしっかり噛んで食べないと、身体悪くなるぞ」
「すいません。美味しくて」
「それでセレス、あまり無理するなよ」
「先輩、何か見たんですか?」
「悪いな、気を抜いた瞬間にな。」
リヒトは今でも油断すると、勝手に見えてしまう事がある。
「聞きたいかな?」
「今聞いてしまうと、それに従ってしまうのでやめときます」
「そうか」
その後は2人で楽しく食事をし、セレスは門限前に自分の寮に戻っていた。
セレス君には幸せ!幸せ!!になってほしい派です!れ