俺は気づいたらこの世界に来ていた。何も分からずに人を殺せば元の世界に返してくれと言われて仕方なくやったけど、失敗した。でも、その時に助けてくれたのがラシャラ様で、今は従者で聖地学院に来た。その時に出会った銀髪の男性がラシャラ様に手紙を渡した。そして、今屋敷に戻ってラシャラ様がその手紙を今読み始めたが、ラシャラ様が頭を傾けた。
「なんだこれ?」
「ラシャラ様何と書いているんですか?」
「キャイア見てみよ」
ラシャラはキャイアに手紙を渡し、手紙を見ると
「何ですか?この記号は?」
「さあな〜リヒトのやつに騙されたか」
「俺にも見せてよ」
剣士はキャイアの後ろから手紙を覗くと、驚いた表情になる。
「え!!」
「剣士うるさいわよ」
「どうしたのじゃ?剣士よ」
「あのこれ俺と魎皇鬼姉ちゃんで考えた暗号なんですよ」
「え?!」
「待つのじゃ剣士、それは本当か?」
「はい」
「で、何と書いているのじゃ」
ラシャラはキャイアから手紙を奪い剣士に渡した。
「え〜〜と、【剣士、こっちに来た理由は鷲羽さんの実験の失敗が原因です】………あのマッドサイエンティスト!!」
剣士は手紙を丸めて地面に叩きつけた。
「剣士貴様が来た理由が書いてあったのか?」
「は、は、は、はい」
「ラシャラ様?!おかしくないですか?」
「そうじゃな」
2人の話している内容がわからない剣士は、2人に質問をする。
「何がおかしいんですか?」
「剣士は知らんのか?キャイア教えてやれ」
「はい、剣士に手紙をくれたリヒト様の家系は特別の力を持っているの。それが【先読み】なのよ」
「先読み?」
「言葉の意味なのだけど、人の未来を見れるなよ。その力で独立貴族と言う立場になっているのよ」
「え〜〜と、キャイア独立貴族ってなに?」
「はいはい、どこの国も先読みの力は欲しいけど、戦争の原因になるから、教会がそれを防ぐために領土を上げて、そこで貴族にしたのよ。各国をそれから手を出せなくなったのよ」
「へーーー凄いんだね」
「凄いのよ先読みは。未来の映像を見れるだけのよう。だから、剣士がこっちに来た原因を知る方法なんてないのよ」
「確かに」
剣士もやっと納得したが、謎は残る。
「リヒトは剣士と会うのはあの時が初対面じゃ。なのに、剣士の名前を知り、剣士が作った暗号まで知っている」
キャイアは1つ閃いた。
「ラシャラ様!リヒト様も異世界人なので!!」
「それは無い。あやつとは幼少期から会ってあるからな」
「そうですよね」
3人はその日悩み続けてしまった。
その日の夜リヒトは鷲羽からグチグチと言われたが、リヒトはそんな会話すらも楽しく聞いていた。
しおり、お気に入り、感想ありがとうございます。
本当にのんびり書いていきます