ダンまちの世界に何故かいるアザ▼ース(液体) 作:ほんと暇つぶし
ちなみに今回は少しだけシリアスなのかも知れません。
ベルに特訓を教え終わり帰宅していると周りから殺気を感じた。
周りにフードを被った人が7人現れた。完全に囲まれており逃げ出すことは出来ない。いや、逃げることは元から許されない。
「なんだ?俺は別に命を狙われるような事はしてねぇぞ。借金も最近返したしな。」
まずは、なぜ自分が狙われるのかを確認する。
「…」
やっぱり答えてはくれないか。答えてくれるような馬鹿じゃないみたいだ。
そんなふうに相手の実力を見定めながら何故狙われるのかを考えていると
フードを被った巨体が現れた。本能が逃げろと叫ぶ。
俺はこいつには絶対に勝てない。
そう俺に思わせるのはこの街で多分一人しかいない。
「…何の用だ?オッタル…俺はお前とは関わってない筈だ。」
見た目でだいたい予想が着くがこいつは間違いなくオッタルだろう。
しかし、俺はフレイヤファミリアとの関わりなんて絶望的にない。
質問をするが答えは帰ってこない。
オッタルは無言で剣を抜く。
おいおいマジかよ。戦う気かよ…!絶対に勝てねぇぞ…!!
「こちらが何か粗相をしたなら」
会話の途中で遮られる。剣を抜いたオッタルはそのまま俺を切りつけようとする。
それを避ける。切られた地面は文字通り破裂している。
どうするどうする!頭をフル回転させる。現状戦っても絶対に勝てない。なら逃げるしかない。だが、逃げるにも周りには高レベらしいフード野郎ばっかりのせいで逃げれねぇ…!!そもそも逃げたら逃げたでニャル様に多分殺される…!!
話し合いは無理なら戦うしかない。周りのフード野郎共が手を出さないだけマシだと言えるのかもしれない。
オッタルが剣を横に振る。斧で受け流す…が力が圧倒的に負けているため斧を持つ手の骨にヒビが入る。
ガチかよ…!!受け流すのも無理か…!避けるしかねぇな。
受け流しに使った斧をオッタルに向かって全力で投げる。
オッタルは大剣を用いてそれを弾こうとするがオッタルの足元まで潜り込み全力の蹴りを顎に入れようとする。
ゴンッといい音が響くが間違いなくダメージはほとんど入ってない。
よし、だがこれで触手は召喚できる。
「【異界の触手】」
触手を召喚し狙うのはオッタル…ではなく周りにいるオッタルより弱い奴だ。フードが気づき避けようとするがもう遅い。1人捕まえた。
「おい!オッタル…それ以上続けるのなら俺はこいつを殺す!!」
オッタルに聞こえるように大きな声で言う。一方捕まえられたやつは全力で抵抗するがビクともしない。レベルが低い高いは関係なく触手は俺の本体の手(ニャル様の化身の一つ)であり雑魚のダメージなんざ通らない。
「…おっと、周りの奴らもそうだ。下手な動きをしてみろ。した瞬間にこいつの首をへし折るぞ。」
一応周りのヤツらにも下手なことが出来ないように指示する。
「まずは、武器を降ろせ。捨てろ」
そう言うとオッタルは即武器を降ろした。あんな見た目でも人間の心は持ってんだな。へへっ、このまま俺は…と思っていたところにオッタルが消え見えた頃には本気の拳を顔面に受け吹っ飛んだ。
意識が一瞬切れたため触手は消える。
「…ゴフッ」
久しぶりに血を吐いた。目眩がする。意識が飛びかかっている。このままじゃまずい…
息を整えようとするが鼻が完璧に折れている。口呼吸するしかない…
オッタルはまだ少し離れている。この距離なら逃げるのも可能だろう…
逃げるしかない…これじゃ確実に死ぬ…まだやることもやれてねぇのに死ねるか…!!
逃げようとした瞬間、最後に見たのは
オッタルの拳だった
ーオッタルsideー
ココ最近フレイヤ様の機嫌が悪い。
その原因となる男を今倒した。あと一撃できっと死ぬだろう。
しかし、何故我らが神があそこまで怒っていたのかは分からない。しかし、フレイヤ様の敵であることは間違いない。
このまま殺そう。そう思い拳を振り上げた瞬間。
目の前で気絶しているはずの男が
全くの異形の姿に化けていた
それはこの世のものでは有り得ないものであった。
怪物の顔に怪物の顔が大量に身体中に張り付いており所々にはよく分からない武器が刺さっている。体の周りには触手が12本近くの触手が伸びており脚があったハズの場所は何も見えない。深淵のように暗い。
?D50
?D78
「…ッ!!」
気持ち悪い見た目で吐きそうになる。
こいつはやばい…!ここで始末せねば!
?D9
触手が伸びオッタルを吹き飛ばす。ガードをしたが関係なく貫通してくる。骨が軋む、すぐに体勢を整え武器を掴む
?D8
武器が吹き飛ばされオッタルの身体が空中に浮かぶ。軽く空に4m程飛ばされる。
ドンッ!!すぐに着地し次の攻撃を避けようとするが
?D4
また触手が伸び叩きつけてくる。周りを見ると周りの者も全員触手に対抗しようと戦っているが既に4人は確実に重症を負っている。
このままでは全滅だ。失態を犯したまま終われるものか!と剣を取り触手を掻い潜って先程人間だった
ギャハハハハハハハハハハハハハ
嘲笑われる。全力の一撃を喰らわせたのにも関わらず目の前には先程真っ二つにしたはずのバケモノが再生していた。
絶望しかない…このままでは死ぬ…
貴方の元であなたのために死ねない不甲斐ない私を許してください…フレイヤ様。
しかし、触手を待っていても来なかった。
「あらら、ナトラルさん。随分と私に似てる姿になりましたね。確かに私の分身ですね。しかし…貴方はソレを使っちゃダメですよ。また消されちゃいますよ。」
爽やかな男の声が聞こえた。執事服を着ており、この状況で冷静にバケモノに近づいていく。手をかざすとみるみる執事服を着ている男の体に吸収されて行く。
吸収が終わるとこちらに振り返り
「あ、ここで見た事は忘れてくださいね。」
最後に見たのは顔がない執事服を来ている化け物だった。
ー主人公視点ー
………ハッ!!
ウグッ!!身体中がいてぇ…あー、なんだ。生きれたのか…
運が良かった。たまたまニャル様が通りかかり助けて貰えてよかった。
ニャル様が居なかったら俺は死んでたな…!
「おや、目が覚めましたか?」
と、倒れている俺の顔を覗き言ってくる。
「…はい、ありがとうございます。二度とこういう失態はしません…」
すぐに謝る。今回は俺の弱さが原因だ。しかも、ニャル様に助けてもらったのだ。これはやばい代価が要求される予感がする…。
「代価なんて要求しませんよ。ちょうどいい教訓になったんじゃないんですか?貴方は確かに強くはなりました。しかし、貴方より強い人ぐらいは居るということ。慢心しすぎましたね。」
そうニコニコして言ってくる。
「あ、そういえばこれ持っといてください。これはテゴス様がくれたネックレスです。なんでも幸運効果があるらしいですよ」
そう言って渡してくる。禍々しい…
「…あの、これ本当に」
「幸運効果があるらしいですよ」
はい…しかし、生きるってのは素晴らしいなぁ
「あぁ、それと今回負けたのでもっと強くなってもらいます。また向こうの世界に行って来なさい。」
…やっぱ死にてぇなぁ
「今回は安心してください。前回よりも強いのを倒しましょう。貴方のレベルが上がらないのは基準が変わってしまったからです。このままでは、弱いままなのでもっと強いのを倒して強くなりましょう!」
この人(邪神)ほんっっっと嫌い…
まだ完治してないのにも関わらず蹴り落とされた。
良ければ高評価お願いいたしますぅう