幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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前回のあらすじ
霊夢に連れてこられた場所は愽麗神社
そこで魔理沙、フラン、咲夜と合流し、境内に刺さっていたDMCのアラストルを入手!
現在の幻想郷の状況を知った凱は、霊夢達と共に紅魔館へ向かう!


一章 紅魔館編
第2話 霧の湖/氷を纏う優しき魔物


「なあ、霊夢」

「何よ」

「ここどこ?」

凱達は霧の湖に来ていた

「ここを突っ切るほうが早いのよ」

「霧でなんも見えねえ。ってかメモリで飛べば?」

「あまり目立たないほうがいいんだぜ」

「それもそうか」

そう言いながら前に進みかけた時

「あ?……おい?!」

「え…」

 

《へファイストス》

ガキンッ

 

目の前から巨大な氷柱が飛んできた

もう少し反応が遅れていたら霊夢達に当たっていただろう

「一体なんなのよ!」

「わからん、敵か?!」

その答えは

 

俺たちの目の前に降り立った

 

 

 

「ドーパント?!」

「……アラストルの次はお前か!『フロスト』!」

 

そこにいたのは『フロスト』

DMCにいた氷の魔物だ

「くそ、やるか?」

「できれば戦いたくは…」

その時だった

 

 

「こらー!なにしてんだ!」

「へ?」

目の前に現れたのはちっこい女の子

背中には六個の氷柱が浮いている

「チ、チルノ?!」

「ん?あ!霊夢だ!」

 

少女等+少年+魔物移動中

 

 

「そっか、チルノは無事だったのね」

「そうだぞ!アタイはサイキョーだからな!」

「んでこいつ(フロスト)はなんでいるんだ?」

「こいつは私の仲間だ!」

「フルルルル」

こちらの言葉がわかるのか、チルノの言葉に喉を鳴らしている

猫か?

「ねえ、チルノ。私達と一緒に来ない?」

「いや、アタイはここに残るよ」

霊夢の誘いを断るチルノ

「アタイは湖を守らなきゃだからな!」

「そう、何かあったら教えなさいよ」

そう言って霊夢は先に進む

「お、おい!いいのかよ霊夢?」

「放っておいても大丈夫よ。きっと」

「なら、いいんだぜ…」

 

 

 

「フルル?」

「ん?一緒じゃなくていいのか、だって?」

「フルルル」

「ダイジョーブだぞ!それにアタイはお前と居たいからな!」

「フルル」

「えへへ、アタイも嬉しいぞ!」

霊夢たちを見送ったチルノたち

しかし、そこに…

「あー?なんだこいつら?」

「?!」

「めんどくせえ、焼いちまうかぁ!」

「フルルッ!」ドンッ

「え?!」

 

 

 

 

 

クンクン「ん?おかしいな?」

「どうかしましたか?凱?」

湖を抜けた凱達

しかし、おかしい

「焦げくせえ、なんか燃えてる」

「え?」「まじか?!」

それにいち早く反応したのは咲夜と魔理沙だった

「……まさか!」

凱は来た道を戻る

予想があってれば

 

 

チルノ達が危ない!

 

 

 

 

「チルノ!」

「凱?!」

そこにいたのは

地面に倒れているフロストとそれに駆け寄るチルノ

そして…

「なんだぁ?おめぇ?」

焦げ臭い匂いの原因

体から高熱を出すドーパント『マグマドーパント』がいた

「!……テェンメエェェ!!!」

《ヘファイストス》

怒りに任せてメモリを発動させて三日月斧を持つ

時間をかけてはフロストがこれ以上は持たない

故に、一撃で屠る

「ぶっ飛べぇぇ!!」

「あ?グアアアぁぁぁ」

マグマドーパントを吹き飛ばす

中にいた男は気絶しメモリが排出される

 

 

「おい…おい!」

チルノがフロストに寄り添って声をかけている

すでに霊夢や魔理沙たちも戻ってきている

「…私のせいね、しっかり連れて行こうとすれば…!」

「あなたのせいじゃ無いわ、霊夢」

後悔する霊夢を咲夜が慰めている

「やだよぉ…死んじゃやだよぉ!」

「チルノちゃん…」

「どうしようもできないんだぜ…」

フランと魔理沙はチルノを宥めようとするがどうすることもできていない

それをよそに

 

俺は草むらで探し物をしていた

 

 

 

 

「…何してんのよ、凱」

「何がって?」

「あんた、さっきから草むらでゴソゴソ何やってんのよ!」

「まさか、砂遊び?」

「最低なんだぜ」

「見損なったわ、お兄様」

「待てやコラ」

評価酷くね?

俺だって遊んでるわけじゃねーし

ってかフラン?お兄様って何?

「遊んでるわけじゃねえよ」

「じゃあ、何を!」

「お?あったあった」

俺は探していたものを見つける

それを手にチルノの元に

いや、フロストの元に歩み寄る

「…聞こえているな?フロスト」

俺の言葉に、フロストがこちらを見る

その目には、さっき俺らを襲った時の警戒した色は浮かんでいなかった

「お前に選択肢をやろう」

「凱!あなたいい加減に…!」

咲夜の言葉に耳を貸さず、俺はフロストに聞いた

 

 

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「「「「「え?」」」」」

 

 

 

俺はヒーローじゃない

だけど

助けられる命を見捨てるほど

腐ってもいない

 

 

 

 

 

続く…

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました
紅魔館といえばその前の湖
湖といえばチルノ。氷だから出すか!ということでフロスト登場です
DMCの敵の中でもお気に入りのキャラです
次回からはしっかりと紅魔館編になりますのでお楽しみに!

それではまた次回!

凱の知人、誰が出てほしい?

  • ネヴァン使い(女)
  • イフリート使い(男)
  • キングケルベロス使い(男)
  • パンドラ使い(女)
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