幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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前回のあらすじ
霧の湖に来た凱一行
そこには氷の妖精チルノと氷の魔物のフロストが
しかし、マグマドーパントの襲撃があってフロストは身を挺してチルノを守るが、致命傷をおう
そこへ、凱がフロストにある選択を迫る


第3話 姿を変えて寄り添う者/紅魔館攻略戦

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「「「「「え?」」」」」

凱の言葉に全員が驚く

すでにフロストは虫の息、いつ死んでしまうかもわからない

「お前、何を言っているんだ?!」

「俺の能力は『ドーパントのメモリを消費して、新しいメモリを作ることができる』能力だ」

「知ってるけど……まさか!」

どうやら霊夢は思い出したらしい

そう

アラストルをメモリにする際に、直前に手に入れたヴァイオレンスドーパントのメモリを消費している

「ここに、さっき倒したマグマドーパントのメモリがある。」

凱の言わんとしていること、それは

「フロスト、()()()()()()()()はあるか?」

フロストをメモリにする

それ以外に助ける方法はないのだろう

「メモリになれば助ける事ができる。お前はチルノと居れるし、チルノはお前と一緒だ。ただし、しばらくはメモリのまんまだ」

ドライバーないしな、と付け加える

「できるのかしら?そんなことが」

「できるさ、やってみせる」

それを聞いた咲夜はチルノに尋ねる

「あなたはそれでいいの?」

「アタイはそれでいい、こいつが助かるなら、やってくれ!凱!」

チルノの言葉を受けた凱はフロストを見る

フロストは小さく頷いた

「わかった、少し離れろ」

そう言ってチルノを離れさせた凱はフロストに手をかざす

するとフロストの体が宙に浮き粒子のようになっていく

そこにマグマのメモリを放り込む

メモリは分解されフロストだった粒子と混ざり合う

そして、

 

「…うまくいったな」

粒子が収束しメモリが完成した

「ほらよ」

「!!」

メモリには『F』のイニシャルが

「フロストガイアメモリ、もう離すなよ」

「うん…うん!」

 

 

「すぅ…すぅ…」

「寝ちまったよ」

フロストが助かって気が緩んだのか、チルノは寝てしまった

「どうするんだぜ?置いていくわけにもいかないだろ?」

「じゃあ、こっちで預かるわね」

「「「「「「!?」」」」」」

不意な声

振り向くとそちらには、見た事ない人物が

しかし、腰にはベルトが巻いてある

「誰?」

「あら、ごめんなさい?」

そう言いながら変身を解くと

中からは俺を幻想郷に連れてきた女性が

「紫?!」

「こんにちは、凱。能力にも慣れてきたようね」

そう、彼女は八雲紫だった

「その子は神社に送っておくわ」

「安全なのかよそれ」

「舐めないでね?」

そう言って彼女がこちらに見せてきたのは

『D』のガイアメモリ

「私も変身できるのよ」

「なら任せる」

「紫、頼んでいたのは?」

咲夜が紫に聞く

何か頼んでいたのか?

「ええ、これよ」

そう言って取り出したのは三本のガイアナイトドライバーだった

「私たちのドライバーだ!」

「お待たせしてごめんなさいね?」

なるほど、フラン達のドライバーか…

 

 

 

え、じゃあ今まで戦ってたの霊夢1人?

 

「大変だったんだな、霊夢」

「…察してくれてどうも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チルノを紫に預け、歩くこと数分

着いたのは紅魔館

元がどんなかは知らないが

少なくとも荒れきっている

クリフォトの根っこみたいなのがまとわりついている

「ここが、紅魔館なのか?咲夜」

「ええ、今は荒れきってしまって……?!」

咲夜が急に走り出した

「お、おい!」

俺が走り出すのに霊夢たちが続く

「美鈴、そんな…」

そこには繭のようなもの包まれた1人の赤髪の女性が

「こいつは?」

「美鈴、紅魔館の門番よ」

俺の問いに答えたのは霊夢だった

 

「困りますねー」

「?! 誰!」

そこにはひょろっとした男が立っていた

「困るんですよー。それは大切な物なんです」

「こいつ、ドーパントか!」

「凱、塀を破れますか?」

「…出来なくはないが」

「こいつの相手は私が」

「わかった。無理すんなよ」

「もちろん、お土産期待しててくださいね?」

「ああ」

咲夜と小声で打ち合わせる

「霊夢、魔理沙、フラン!ついてこい!」

《ヘファイストス》

ガイアナイトドライバーにメモリを差して変身し、愛用の三日月斧を使って塀をぶっ壊す

「いくぜぇ!」

ノリノリで乗り込む俺を三人が追いかける

「?! させませんよぉ!」

「行かせませんわ」

男の前に立ちはだかるのは咲夜

「あなたに私が倒せますかねぇ!」

《メガ・スケアクロウ》

男は自分のメモリを額に突き刺す

その変身後の見た目は

足は小さく、両腕には三枚ずつの鎌の刃、背中にも一枚大きな刃がついている

「醜いですわね」

咲夜はその見た目に溜息をつく

先ほどのフロストと同類かと思ったがどうやら違うらしい

「切り刻んで差し上げましょう!!」

メガ・スケアクロウドーパントは勢いよく刃を振り抜く

しかし、それは空を切る

「醜い、その上に弱いだなんて。調子に乗りすぎでは?」

「何ぃ!」

咲夜はすでにドーパントの後ろに回っている

その手にはメモリが握られており、腰にはベルトが

「あなたのその醜い性根、私が止めて差し上げます」

そう言い終わるや否や、咲夜はメモリを起動させる

 

 

 

 

 

 

続く!

 




ここまで読んでいただきありがとうございました
今回は、凱の能力と、新しい《メガ・スケアクロウ》メモリに登場していただきました!
見た目はまんまDMC4のメガ・スケアクロウです
次回は咲夜の戦闘シーンだったり、紅魔館内部のシーンを描く予定です
一応活動報告にも書いたのですが、凱達のメモリとオリキャラのメモリ等のアイディアを募集しています!
感想でも構いませんのでどうぞよりしくお願いします。
それでは、また次回!


あ、あと次回の冒頭から少しはじまり方を変えます

凱の知人、誰が出てほしい?

  • ネヴァン使い(女)
  • イフリート使い(男)
  • キングケルベロス使い(男)
  • パンドラ使い(女)
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