幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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前回のあらすじ
フロストをメモリにすることで救った(?)凱は霊夢達と紅魔館へ
その紅魔館にはDMCのクリフォトの根のようなものがびっしり
さらに門には紅魔館の門番である紅美鈴が捕らわれていた
助けようとする凱達の前に、新たなるドーパント『メガ・スケアクロウ』が立ちふさがる
咲夜は凱達を先に進ませ、ドーパントに立ち向かう!
(前置き長いな)


現在判明している凱達のメモリはこちら

五十嵐凱 へファイストス(H) アラストル(A) エクリプス(E)







第4話 時を刻む者/魔導書の魔物

 

「ほう、貴女もガイアナイトなのですか」

目の前の異形が咲夜に話しかける

「ええ、しかも貴方よりかは強いかと」

そう言って咲夜はメモリを起動させる

《クロック》

 

咲夜が変身したのは『クロックガイアナイト』

時計の記憶を持つメモリを使っている

背中には長い剣が一本の

そして両手には短めの剣を二本持っている

「貧相ですねぇ?ブッタ斬って差し上げましょう!」

そう言ってメガ・スケアクロウは刃を振るうが再び空を切る

「遅いと言っているでしょう」

声がするほうを振り返ると

大量の剣がメガ・スケアクロウに突き刺さった

「ギャアアアア!」

「この世の全ての時間は私の時間」

咲夜はメモリを一度抜き、右腰についているホルダーに差し込む

 

「貴方の時間は、私の物」

《クロック、マキシマムドライブ!》

 

その瞬間、メガ・スケアクロウに突き刺さった剣が炸裂した

「グギャアアアアアア!」

爆発したドーパントの体からメモリが飛び出す

飛んできたそれを咲夜はキャッチした

「弱いわね、二時間前に出直しなさい?」

 

 

「これでよしっと」

咲夜は男を紐で縛っていた

情報を吐かせなきゃいけないからだ

「とりあえず、これでいいわね。さて」

咲夜は紅魔館を見上げる

「しっかりしてくださいね、凱」

 

 

 

 

 

 

一方その頃

「があああああ!広すぎんだろ!」

凱は絶叫していた

紅魔館は想像以上に広かったのである

「これじゃあ、どこ行けばいいかわかんねえな」

「じゃあ、二手にわかれようよ!」

提案したのはフランだった

「私と魔理沙で右側、霊夢とお兄様は左側をお願い!」

「わかったわ」「了解だぜ」「了解」

霊夢、魔理沙、凱の順で答えて二手に別れた

 

 

 

 

 

「ここはどこら辺なんだぜ?フラン」

「うーん多分図書室の近く」

フランと魔理沙が進んでいたのは紅魔館の右側のルートだった

記憶が正しければ、この先に…

「あった!」

フランが見つけたのは巨大な扉

それは大図書室の入り口であった

「この先に多分…」

「パチュリー達が、居る」

「準備いい?魔理沙」

「もちろんだぜ!」

「じゃあ、行くよ!」

そう言ってフランは扉を開ける

 

 

 

 

紅魔館 大図書室内部

 

 

「何よ、これ」

何時もなら綺麗に整えられた本棚が立ち並ぶ図書室

今は凄惨な状況だった

本棚は倒れ、本は散らばっている

そして図書室の奥には

美鈴が捕らわれていたのと同じような繭が

「! パチュリー!」

「こあも!」

繭のなかには意識を失っているであろうパチュリーと小悪魔が

「待ってて、今助ける!」

繭に向かって走り出すフラン

「!?…下がれフラン!」

「え?……な?!」

急な魔理沙の声に反応する間もなく、フランの足元に火柱が

「危なかった…」

「大丈夫か!フラン!」

「うん!…でもどこから?」

そう言ったときだった

 

 

『ギュアアアアアア』

「な?!」

「おっきい…」

そこにいたのは巨大な魔物だった

羊の頭に竜の体をした、魔物

周りには七つの板のようなものが浮いている

「あれ、パチュリーを媒体にしてるのか?」

「わかんないけど、多分そうだよ」

「なら、助けなきゃだよな!」

「もちろん!」

そう言って二人はメモリを取り出す

フランのは『T』、魔理沙のは『S』のメモリだ

「行くぜフラン!」

「うん、行くよ!」

「「変身!」」

《タブー》《シューティングスター》

フランは『タブーガイアナイト』、魔理沙は『シューティングスターガイアナイト』に変身した

「さあ!」

「遊びましょうか!」

二人と魔物の戦闘が始まる

 

 

 

 

 

 

 

「きっついなぁ!」

戦い初めてから10分ほど経過した

戦いを通して魔物の正体がわかってきた

恐らくメモリは『グリモワール』だ

魔導書のガイアメモリならば攻撃や見た目に筋が通る

板だと思っていたのは本だったし、現に本に応じて属性や攻撃方法が異なっている

厄介なのはその応用性だ

火、水、木、金、土、そして日と月

パチュリーが使っていた魔法とほぼ同じ攻撃が連続して繰り出される

しかも互いの弱点を補いあっている

攻めようにも弾幕が濃くて近付けない

どうするか…

「フラン!」

そこへ魔理沙が声をかける

「何!」

「一瞬でいい、弾幕を蹴散らせてくれ!その間に私が突っ込む!」

「行けるの?!」

「わからん!けど、やってみるんだぜ!」

「わかった!」

魔理沙の作戦を信じよう

フランはメモリを抜いて腰のホルダーに差し込む

《タブー、マキシマムドライブ!》

「消し飛べぇ!」

フランの周りに赤い球が大量に出現し、魔物の弾幕に向かって飛んでいく

すると球は強力な爆弾のように爆発し、魔物の弾幕を蹴散らした

「今だぜ!」

一瞬の隙を魔理沙は逃さなかった

フランのようにメモリをホルダーに差し込む

《シューティングスター、マキシマムドライブ!》

魔理沙の手に光が収束する

「貫けぇ!!」

そしてその光は勢い良く放たれて魔物を貫いた

「ギュアアアアアアアアアアア!!」

けたたましい声をあげた魔物は、みるみるうちに消えて居なくなった

カシャン ドサドサッ

そしてしたにメモリが落ち、小悪魔とパチュリーもそこへ倒れた

「パチェ!こあ!」

「大丈夫、眠ってるだけだぜ」

「そっかぁ、よかったぁ…」

魔理沙が二人の安否を確認し伝えると、フランはその場にへたりこんだ

「これが、さっきのやつのメモリか」

魔理沙は床におっていたグリモワールメモリを拾い上げる

(後で凱にでも渡すかな)

「あとは二人次第だな」

「そうだね」

(お姉さまを助けて、霊夢、お兄様!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回が紅魔館編最終回になりそうです
急にメモリ増えすぎかな?
あと、グリモワールってフランス語なんすね、書いている最中に知りました
あと次回から物語に新キャラが増えます
今はまだ、読んでくれる方があまり多くありませんが、これからもっと多くの人に見てもらえるようにがんばります!
アンケートとかアイディアとか感想もお待ちしておりますので是非!

ではまた次回お会いしましょう、それでは!

凱の知人、誰が出てほしい?

  • ネヴァン使い(女)
  • イフリート使い(男)
  • キングケルベロス使い(男)
  • パンドラ使い(女)
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