《Olympus》のメンバーに入るよって次々とドーパントが倒される中、《エクリプス》の暴走に凱は疲弊し、絶望しきっていた
そこへフランが現れ、凱を励まし共に歩むと誓う
フランが心の支えとなった凱は過去と決別するために、エクリプスを使用する
そして、トラウマを乗り越えたことで、エクリプスメモリは真の姿を取り戻し、
凱達は新たなステージへと進む
今回の主要キャラのメモリはこちら
凱 H A E
フラン T ?
紅魔館 門前
「じゃあ、行ってくるよ」
「お気をつけて、凱、妹様」
「行ってくるわ、お姉さま!咲夜!」
「ええ、気をつけなさいよ」
凱達は紅魔館の門の前にいた
これから冥界へ行くのだ
「咲夜、メモリを新調したとはいえ、油断するな」
「もちろん、心得ているわ」
「レミリアも、復活したからってあまり変身はするなよ」
「わかってるわ。フランをお願いね、凱。」
「任せろ」
そう言って凱とフランは歩き出した
「よろしいのですか?お嬢様」
「止められるなら止めてるわよ」
凱達を見送ったレミリアと咲夜
「まあ、あの子が決めたんだもの。きっと大丈夫よ」
「そうですね」
「ねえ咲夜。新しいメモリの試運転かねて組み手しない?」
レミリアの手には『O』のメモリが握られている
「はぁ、手加減してくださいね?」
そう言う咲夜の手には『V』のメモリがあった
しばらく自身の能力の実験でわかったことがある
一つ目は『メモリを作る時の消費』についてだ
てっきりメモリ一本につきドーパントのメモリ一本だと思っていた
しかし、実際は『同ランク、及び自身の適性メモリを作る際の消費が一本』だった
例をあげるなら市販メモリでゴールドランク作ろうとすると追加で何本か用意する必要があるようだった
二つ目は『適性』についてだ
右手でメモリを生成するのだが、その際に左手で誰かの肩に触れていると、その触れている人物の適性にあったメモリができるようだった
最後にわかったものは『創れるものに関して』だった
まさか
「よかったの?お兄様?」
「何が?」
「お誘い断ったこと」
「お誘い?ああ、あれか」
それは三日ほど前
「久しぶりだね?凱君」
「お久しぶりです、亡元さん」
「ふむ、トラウマは克服したか」
「ええ、お陰さまで」
紅魔館のバルコニーにて凱と亡元はお茶を飲んでいた
「結論は出たかね?」
「ああ、
「…理由を聞いても?」
「あんた等はこういったな『次元の安全の管理をしている』と」
「まあ、言ったな」
「生憎、この世界で護りたいものが出来たんでな。ここを離れたくはないんだ」
「……ふふ」
「どうした?」
「いや、なんでも」
「で?どうする?始末するか?」
「いやいや、想定の内さ」
「そうかよ」
「だが、できれば今は協力していただきたい」
「もちろん、幻想郷のためなら力を尽くすさ」
「よろしい、よろしく頼むよ凱君」
「ああ、よろしくな、亡元さん」
「別に入りたいとか思ってた訳じゃないし、それに」
「それに?」
「フランを置いては行けないよ」
「…そっか。えへへ」
凱の言葉にフランは顔を綻ばせる
「っと、ついたな」
「ここね」
今の冥界はドーパントの影響でいつもの場所からは行けないので別口から入らなければならない
二人はその門を通る
その先には
手や足に鎌の刃を持った案山子のような魔物
「…スケアクロウか」
「強いの?」
「まさか、とるに足らない雑魚だよ」
「じゃあ、試しに使ってみよっか」
「だな」
二人はベルトを装着する
しかし、それは今までのベルトとは違う形だった
変身用のホルダーの隣にもう一個スロットがついている
「使い方はわかるな?」
「もちろん!新しいメモリのお披露目だもん、頑張らなきゃ!」
「じゃあ行くぜ!」
「「変身!」」
《ヘファイストス》
《エンジェル》
同時刻 霧の湖
「うーん、いないなー」
チルノは霧の湖を散策していた
ドーパントの驚異がなくなり、異変の際に行方不明になった大妖精を探しているのだ
『お待ちなさい、氷精よ』
「誰だ!」
振り向くとそこには1人のガイアナイトが
『私はアテナ、貴女が探しているのは貴女のご友人ですね?』
「大ちゃんの事知ってるのか?!」
『はい、あのものは今、冥界にいます』
「め、冥界?」
『そうです』
「わかった、ありがとう!」
そう言って飛ぶチルノ
『待ちなさい』
「なんだよ!」
『これを』
それはガイアナイトドライバーだった
「それは」
『貴女が正しき道を歩むために使うのなら、差し上げましょう』
「わかった、ありがとう!」
チルノはドライバーを受け取り、冥界へ向かった
『あ、場所言うの忘れましたわ』
『そらそらそらそらぁ!』
迫り来るスケアクロウを三日月斧で蹴散らし、上空に打ち上げる
『てやぁぁ!』
それをフランがレーザーや剣で撃破していく
今回フランが使っているのは『エンジェルガイアメモリ』
背中にある羽での高速移動、顔の宝石の色で変化する属性に応じた多彩な攻撃、聖なる光による回復等々、1人でなんでもこなせるというテクニカル寄りなメモリだった
初めてにしては上手く扱えている
『よし、一気に決めるぞ』
そう言って凱はもう一個のスロットにメモリを差し込む
《アラストル》
すると凱の右手に雷を纏う剣が現れる
『吹き飛べ!』
アラストルを地面に突き立てる
すると辺りに大量の雷が落ち、スケアクロウを残らず焼き払った
『うし、これで終わりかな』
『お疲れ様!』
スケアクロウを蹴散らした二人
そこへ
「五十嵐凱さん、ですね?」
『誰だ?』
『大ちゃん!』
『いや、だから誰?』
『チルノちゃんのお友達』
『ほーん』
そこに居たのは大妖精だった
「ようやく来たんですね」
『なんのようだ?』
「特に貴方に恨みはありませんが」
大妖精の手にはメモリが
『! まさか!』
「私達のために死んでください」
《ティターニア》
大妖精は左の掌にメモリを差す
『ドーパント?!』
『やるしかねえ!行くぞフラン!』
『う、うん!』
『さあ、覚悟してください!』
凱とフラン、二人を亡き者にすべく
大妖精が襲いかかる
続く!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回はメモリに憑かれた男様の『エンジェルメモリ』と 、イニシャルだけですが『ヴァルキリーメモリ』が登場しました!
アイディア提供ありがとうございます!
まだまだ募集してますので、登場させたいドーパントやガイアナイトのメモリがある方はぜひ活動報告にコメントしてください!
それではまた次回お会いしましょう!
ifストーリー、どうしよう
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このまま地憶譚と一緒
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別小説で出して
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ifはあってもなくてもいい