紅魔館で開かれた会議
そこで明らかになったのはドーパント以外の敵『マジェスト』
それの対策も、と考えていた凱の元に治安維持隊のはたてが訪ねてくる
現在人里で起こっている連続失踪殺人事件の調査の協力を依頼され、それに手を貸すことを約束した
今回の凱たちのメモリはこちら
凱 H A E ?
文 ? ? ?
ーー悪魔の
?????
部屋の中央にあるデスクに俺は座っていた
同僚のグリフォンドーパント、もとい烏間の始末書を書いていた。あの男は今尻拭いに奔走している
あのお方からは同じ任務だったからと言われて書いているが、正直気に食わん
『コーヒーです、業蓮寺様』
「ん?ああ、ありがとう」
俺にコーヒーを渡してきたのはドーパントの秘書の盤城 飛鳥(ばんじょう あすか)。13年前俺が拾ったやつだ
正確には勝手に付いて来ただけだったので殺そうかと思ったがあのお方に勿体無いと言われてしまったので、今はこうして秘書をさせている
ただ育てるのもつまらなかったので俺が持つ知識と技術を叩き込んでみた
結果は素晴らしかった。今では幹部直属の部隊の司令塔を担い、ゴールドランクのメモリも与えられた。周りからは天才とまで呼ばれている
「嬉しいのはわかるが、できれば戻せ。流石にビビる」
『ああ、申し訳ありません」
そう言ってメモリを取り出す。現れたのは整えられた顔だった
「業蓮寺様の《ベリアル》と同じランクのメモリがいただけたのが嬉しくて」
「…全く」
天才でイケメンで礼儀正しいので組織の中でも人気は上位だ
「で?あっちはどうだ?」
「問題なく、どうやら《ストマック》が動き出したようです」
「…そうか」
「いかがされました?」
「いや、関係ないやつが死ぬのが嫌なだけさ」
「お優しいですね、さすがです」
「褒めるな、あと《チェス》の試運転もほどほどにな」
「はい、わかっております」
ーー加速の名を携えてーー
はたてについてきてほしいと言われたのでついてきたが
後悔している
連れてこられたのは治安維持隊の本部だった
「凱さんを連れてきました」
「そうか、ご苦労だったな」
部屋の奥にいるのは大柄の天狗だった
「お前が、五十嵐凱か」
「そうだが」
「なんでそんなに不機嫌なんだ」
「以前トラブった連中の巣にきて警戒しない方が難しいぞ」
「ははは!それもそうか!」
「笑うな」
この大天狗はあまり得意じゃない
ずかずかと人の心の中に入ろうとしてくる
多少なりと常識があるが
「んで?俺になんのようだ?」
「いやなに、こちらから出す隊員に合わせようと思ってな、文!こっちに来てくれ!」
「はいはい、どうなさいました?」
そう言って出てきたのは黒髪のショートヘアの少女
「文、こいつが協力者の凱だ」
「初めまして、射命丸文と言います」
「おう、よろしくな」
挨拶しながら握手をする
すると
「お前、文さんについていけんのかよ!」
「本当は弱いんじゃねえのか!」
近くで見ていた天狗どもが煽ってきた
「めんどくさ、さっさと行こうぜ」
「まあ、待て」
「あ?」
「互いの実力を確かめる良い機会だ、手合わせしてみろ」
「はあぁ?!なんでそんな…。おい、あんたからもなんか」
「そうですね、やってみましょうか」
「クソガァ!」
と、いうことで俺と文の実践訓練が始まる
「準備はいいですか?」
「いいけどよ、こんな中でやるのか?」
かなり広い闘技場みたいなとこに案内された
しかも客席満員って、みせもんじゃねえよ
「ルールは?」
「そうですねぇ、じゃあ互いが降参するまでで」
「はぁ、わかったよ」
どうせ相手は生身、そこまで気張る必要は……
ガスッ
ん?なんの音だ?
文の方を見ると地面に一本の剣が刺さっている
しかも、DMCのレッドクイーンが
へ?
「言っておきますが」
文が腰に何かを巻き付ける
形は違うが
「本気できてくださいね?」
《アクセル》
そして、変身した文がレッドクイーンを持って突っ込んできた
「いや!待て待て待て!』
急いでヘファイストスに変身し攻撃を受ける
『この程度じゃ終わりませんよ!』
そういうや空高く飛び上がり急降下してくる
『あーもう!』
半ばやけくそになった俺は文の一撃を迎え撃つ
その一撃はとてつもなく重かった
だが、どこか、違和感のある一撃だった
『この程度ですか?がっかりです』
『なんだと?』
『もう少し強いかと思ったんですがね』
流石に
ブチ切れる
ガキン
『え?』
次の瞬間文が地面に叩きつけられる
その手にあったレッドクイーンはいつの間にか遠くへ投げられている
『ま、まだ!』
起き上がり拳を繰り出そうとする文の腕を掴み、勢いを封じさせ再び叩きつける
『がはっ!』
『おい、まだ殺るか?』
「そこまで!」
大天狗が終わりを宣言したので文から離れ、メモリを抜く
「強さは十分わかった。凱、文、互いに協力するように」
「言われなくても、そのつもりだ」
大天狗の方に歩きながらそう言葉を返す
すれ違いざまに
「文を任せる」
「ああ、任せろ」
小声で話したが、闘技場に巻き起こる歓声の中では2人以外の耳には入ることはなかった
「…強い」
文は自室で凱の強さを改めて感じていた
最初は自分の方が押していたはずだった
なのに、実際は手を抜かれていたのだ
手を抜いていてあの強さ
おそらく今の自分では
「…休みましょうか」
とりあえず今日は疲れたので休むことにする
調査は明日からだ
これ以上犠牲を出さないために
椛のためにも私は強くならねばならない
続く…
ここまで読んでいただきありがとうございました
今回は敵幹部の業蓮寺と盤城、新しい味方の射命丸文が登場しました!
尚、チェスメモリと文のメモリで座員などはメモ男さんに手伝っていただきました
マジ感謝です!
次回は人里へ赴き聞き込みです!
それではまた次回お会いしましょう!
凱にDMC4のダンテをイメージした新ドライバーを
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使っていいよ
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まだ使わないで