今回の話は凱以外のキャラたちのお話です
凱は出てきますが戦いません
どうやら私の描く小説の主人公は女誑しになる傾向があるようです…
巫女の恋心
『あはははは!ついてこれまい!』
霊夢は人里で戦っていた
急に出現したドーパント(変身時にパウダーと名乗った)は非常にすばしっこかった
蛾のような見た目をしており粉を撒き散らしながら飛行する
その粉は厄介で、吸い込んだ者の動きを制限するようだった
しかも
『ははは!吹っ飛べ!』
『くうっ!』
粉を使った爆発攻撃までしてくる
『面倒ね。……使ってみましょうか』
そういうと霊夢は一本のメモリを取り出す
《スパークリング》
霊夢の体が青く変わり、体からシャボン玉のようなものが複数出現し、弾ける
『な?! 爆発しねえ!』
辺りはじっとりと湿って、粉は爆発できなくなっていた
『馬鹿ね、止まるなんて』
『あ?! ぐはぁ!」
男が焦った隙をついて仕留める
メモリが排出された男はうなだれて懺悔をしていた
その男はどうやら妖怪のようだった
「仕事が見つからなくって、やけになったんだ。何もうまくいかなくって…」
「だったら治安維持隊の偵察隊は?あんた空飛ぶの上手いから雇ってもらえるかもよ?」
「ほ、本当か?!」
「ちゃんと罪を償いなさいよ」
「ああ、わかった」
そう言った男は維持隊に連行されていった
「はぁ、全く。……あれは?」
霊夢が見つけたもの
それは《パウダー 》のガイアメモリだった
(持っていったら
ふとそんなことを考えて、ハッとする
(な?! なんであいつのこと考えてるのよ?!)
最近こういったことが増えた
特になんでも無いのに急に頭に凱のことが思い浮かぶ
(別にあいつのことが好きだなんて?!…好きだ…なんて…)
凱のことは前から気にかけていた
彼が幻想入りした時と今とではかなり変わってしまった
明るかった印象は次第に暗く、どこか近寄りがたくなるくらいに落ち込んでいた時もあった
今は頼れる仲間として見ているが、どうしても異性としても見てしまう
「はあ、帰りましょうか」
仕事は片付けたので帰宅しようとする
「…その前にあいつのとこ行こうかしら」
心に芽生えた不思議な感覚を胸に、霊夢は紅魔館へ歩みを進める
天狗少女の憧れ
「ふっ、ふっ」
治安維持隊の本部の一室
トレーニングルームに文はいた
ストマックの件でそれなりに怪我を負った文だったが、最近になってリハビリがてら筋トレをしていた
いや、リハビリというのは単なる口実だった
本当は…
(うう、恥ずかしいいぃぃ!)
単なる照れ隠しであった
ストマックを空中で倒し、疲れ切った文はただただ落下するしか無かったのだが
それを空中で助けてくれたのが凱だった
その時にお姫様抱っこをされたのだが
それ以来、凱のことを考えるたびに鼓動が速くなるのがわかるくらいになってしまった
「はあ、一体どうしちゃったんでしょう、私」
「あ!いたいた!」「文さーん!」
そんな文に声をかけたのは
「おや?はたてに椛じゃ無いですか」
彼女の同僚の姫海棠はたてと犬走椛であった
「…なるほどねぇ?」「そうだったんですか」
「私って変なんでしょうか?」
文は2人に先ほどのことを話していた
凱のことを考えると鼓動が早まり、心が苦しいと正直に話したのだ
「文、それはあれよ」
「なんです?はたて?」
「何って、恋よ」
「こ、恋?!」
「そうですよ!恋ですって!」
「椛までぇ?!」
急な2人のカ発言に目を白黒させる
「そっかー、文にもついに恋の季節が来たか〜w」
「笑わないでくださいはたて!」
「あ、そうそう。文さんに伝言が」
思い出したように椛が文に伝える
「なんです?」
「凱さんが『ドライバー出来たから取りに来い』と」
「…はーい」
成り行きで紅魔館に行くことになった文
(いっそのこと言ってしまいましょうか、ああでも、凱さんにはフランさんがいるんでしたっけ)
心配する2人
「出てこないね」
フランはとある地下室の前の椅子に腰掛けていた
その中には
「ほんとですね、無事なんでしょうか?」
フランの隣にいるのは『リーナ・フェルグバルト』
盤城達と共に逃げてきたお姫様である
最初は皆からは良く思われてはいなかったが今ではすっかり仲良くなっている
「ところでフランさん」
「なあに?」
「凱様と付き合ってらっしゃるんですか?」
「……ううん、まだだよ」
「え?! でもキス…」
「したよ! したけど」
そう、フランと凱はまだ付き合っていないのだ
「あのときは、何とかお兄様を落ち着かせようと思って…その」
「…勢いで?」
「…うん」
「……まあ、何とかなりますよ」
「……………そうだよね、そうだといいな…」
「…それにしても、お二人とも出てきませんね」
「覗いてみる?」
「そうしましょうか」
そう言って二人は地下室の扉をあける
徹夜明けの癒し
「あ~、終わった終わった~」
「お疲れさまでした~」
「おー、あーやべぇ。疲労感パネエ」
紅魔館の地下の研究室
そこに凱と盤城はいた
二人とも、かなりの徹夜だった
「何日こもってたんだ俺ら?」
「咲夜さんの料理を食べた回数が6回だから、2日か3日ですね」
「良く頑張ったな、俺ら」
否、実際は5日間である
食べるタイミングを逃しただけで、実際には5日も籠っていたのだ
「3日籠ってたにしては、きれいだな」
「まあ、シャワーありましたしね」
「だな、それよりもそれ持ってけ」
凱が指差す先には、三本のベルトが
「わざわざありがとうございます」
「いいんだよ、これからもよろしくな」
そう言いながら二人は部屋を出ようとする
すると
ガチャッ
勝手にドアが開いた
「え?! って姫様?!」
「飛鳥?あなたどれだけ籠ってたかわかりますか?」
「3日ですね」
「5日よ」
「うそ?!」
「ほんとよ、全く。こっちに来なさい!」
「あ、ちょ。まってください」
「待ちません!」
そんなやり取りをしながら飛鳥はリーナに連れていかれてしまった
「お兄様?」
「…わかった、徹夜しすぎたのあやまるから」
「しっかり休んで!」
「わかった!わかったから引っ張らないでくれ」
フランに引っ張られる形で部屋に連れていかれた
凱の自室
「ほら、横になって!」
「…ああ」
凱をベットに寝かせるフラン
「しっかり寝なきゃだよ」
「…わかった、よっと!」
「え? きゃあ?!」
油断していたフランは凱に布団に引きずり込まれ、抱き枕のような扱いをされる
「あー、あったけぇ」
「ちょっお兄様?! さすがに恥ずかし……」
「………」
「…寝ちゃった」
フランに抱きついたまま凱は寝てしまった
起こさないようにフランは体の向きを変える
目の前には、気持ちよさげに眠る凱が
「……ふふっ。お疲れさま」
リーナの自室前
「どうなってやがる?」
「わからないわ」
「…」コクコク
リーナの部屋の前に三つの人影が
それは盤城の部下達であった
名前は上から『ジン』『モナ』『ファス』である
彼らが覗く部屋のなかには……
リーナに膝枕をされる盤城の姿が
「きっと疲れてらっしゃるんでしょう」
「だからって、膝枕か?」
「……いいの」
「はあ、ったく。じゃあ俺らで見張りするか」
「うん」「………」コク
数分前
「……あの」
「どうしました?」
「いや、何故に膝枕なのですか?」
盤城はリーナに膝枕されていた
「このほうが良く眠れるんでしょう?」
「……恥ずかしいです」
「……飛鳥」
「はい?」
「ありがとう、私のために、頑張ってくれて」
「…いえ、当然の事です」
「だからといって無理はいけませんよ?」
「……はい」
「今はしっかり休みなさい」
「…は…ぃ」
そんな話をしていたら、盤城は眠ってしまった
「……ありがとう飛鳥。大好きです」
そう言ってリーナは盤城の頬にキスをした
自分の想いを、刻むかのように
続く……
ここまで読んでいただきありがとうございます
はい、凱くんはこれからも他の女の子を惹き付けてハーレムになっていきます
そんなことは置いておいて
今回は霊夢の新メモリ《スパークリング》と敵の《パウダー》が登場しました!
アイディアをくださったメモ男さん、ありがとうございます!
それと、今回出てきた姫様と盤城の部下達はオリキャラです
次回以降も出す予定なのでお楽しみに
それではまた次回お会いしましょう!
ちょっとした日常。どの組み合わせが見たいですか?
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凱×霊夢
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凱×フラン
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凱×姫乃
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護×椛
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護×早苗
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ルクス×モナ
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ジン×ジーナ
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盤城×リーナ
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ギルバ×ファス
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