幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも!フォーウルムです!
今回は幹部戦最後の戦いになります!
思いついた文をそのまま書いたので、若干おかしいかもしれません
そこは暖かい目で見てくださると幸いです



凱のメモリはこちら

ヘファイストス ルシフェル リベリオン 
アラストル エクリプス プロミネンス トラップ


第22話 溶岩蜘蛛と雷鳴の巨鳥

 

 

ーー溶岩蜘蛛と雷鳴の巨鳥ーー

 

 

フォルトゥナ城

 

 

「着いたな」

城の最新部と思われる場所に凱たちはいた

「この先か?」

部屋に入る前にリーナに尋ねる

「はい、多分そのはずです」

リーナ曰く、「ある日を境に兄の態度が変わった」らしい

変わった、というのがいまいちピンとこない

「まあ、会えばわかるだろ。あと咲夜」

「はい?どうしました?」

「これ渡しとく」

「そう言って咲夜に手渡したのは《アラストル》のメモリだった

「これは…いいんですか?」

「おう、俺にはこれがあるからな」

言いながら凱は背中に背負っているリベリオンを見せる

「…わかりました。大事に使わせていただきます」

「よし、行くぞ!」

 

 

謁見の間

 

『ついに来たか、お前ら』

『僕たちを待たせるなんて、いい度胸だね?』

入って最初に目にしたのは

溶岩の蜘蛛とデカい鳥だった

「……」

『おい、なんか言ったらどうだ?』

「盤城、俺らで殺るぞ」

「え?あ、うん」

「咲夜、リーナ姫は任せる」

「わかったわ。さあこちらへ」

「は、はい」

リーナと咲夜が安全な所まで下がったのを確認し、前の化け物どもを見る

「どうする?」

「任せるよ」

「じゃあ、俺が鳥やるから」

「僕がファントムか」

「任せたぞ」

「うん、そっちもね」

さて、役割決めたし

 

 

 

 

 

 

潰すか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まさか生きてたとはなぁ』

「残念ながら、僕は悪運が強いようだ」

盤城は苦笑いしながらメモリを構える

『勝てるのか、お前に?』

「もちろん」

盤城の目は以前と全く違っていた

あの時、逃げ出した彼はもういない

「僕は勝つよ、この世界のために! 変身!」

《チェス》

 

 

 

盤城のチェスは特殊能力として駒の名をもつ手下を出す事ができる

大量に出せる『ポーン』 馬に乗り陣形攻撃を繰り出す『ナイト』

防衛特化の『ルーク』 サポートができる『ビショップ』

妨害性能と火力が高い『クイーン』

これらの駒をいかに駆使できるかが、鍵になるメモリだった

誰も適合者がいなかった理由でもある

少しでも意識が削げれば駒は機能せず、かといってそちらに気を取られれば命取りになる

ゆえに、盤城にとって最高の相棒となる

『ちぃ!数の多さで勝ったつもりか!』

今回、盤城がとった作戦は『ポーンによる行動制限』であった

『それだけいればまともには動けないはずです』

『汚ねえ手を使いやがって!』

『貴方よりは綺麗かと』

本当はこいつなんて一撃で仕留められる

そうしないのは聞きたいことがあったからだ

『一つ聞きます。業蓮寺様はどうなったんですか?』

『ああ?あいつか?』

蜘蛛の顔が醜く歪む

『死んだよ、俺の炎で骨も残らずな!』

『…!』

業蓮寺様が死んだ

聞きたくなかった言葉が頭の中を巡る

もう、いい

『そうですか、ところでなぜそんな姿に?』

以前脱走した際のファントムは比較的人間のような見た目だったはずだ

『この姿か?新しいメモリのおかげさ!負担がでけえ代わりにこうやって強力な力が手に入る!

お前らなんかよりも今の俺は強い!』

意気揚々と語る目の前の蜘蛛はそう言って火球を放ってきたが、これを手に持つ剣で弾く

『この程度ですか、ならもう終わりにしましょう』

盤城はそう言い放ってマキシマムを使う

《チェス マキシマムドライブ!》

盤城が剣を構えると剣にし白と黒の光が宿る

そのまま居合切りのようにファントムに向かって一閃する

『な、馬鹿なぁ!』

『チェックメイトです』

その言葉とともにファントムの体は弾け飛ぶ

 

 

 

 

 

『あっはっは!なかなかやるじゃないか!』

鳥野郎(チキン)に褒められても嬉しくねえよ』

盤城が地上で戦ってる間、凱はグリフォンと空中戦を繰り広げていた

リベリオンやルシフェルの雷撃を駆使しながら戦っているが、グリフォンもなかなかにできる相手であった

距離を詰めれば嘴や爪による攻撃

距離を取れば雷の放射

正直言って面倒な相手だ

『お前、ただ飛んでるだけの能無しじゃなかったのか』

『心外だねぇ、僕は最初っから頭脳派さ!』

放たれた雷撃を回避しながらため息をつく

能無しじゃない=頭脳派

の方程式が成り立つなどと考えている時点で馬鹿なのでは?

もっとも、本来の馬鹿は実力もないのでこいつは若干できるやつだとは思う

『結局、鳥は所詮鳥か』

『んー?何が言いたいんだい?』

『いや、お前は焼き鳥にしても不味そうだなって話』

『そうかい。ならその減らず口が叩けないように殺してやるよ!』

そう言って真正面から突っ込んでくる

その速度はかなり速く、もしかしたらスポーツカーくらいの速さじゃ無いかと思うくらいだった

だが

『そいつはいい、串刺しにしてやるよ』

俺はリベリオンを持つ手を後ろに引き、切っ先をグリフォンに向ける

そのまま空いている手でリベリオンのメモリをマキシマムスロットに差し込む

《リベリオン バーストアクション!》

リベリオンを覆うように紫の光が収束していく

そして、引き絞った腕をグリフォンめがけて勢いよく突き出す

その格好は原作程かっこよくは無いが、ダンテの《スティンガー》のようであった

『押し潰してやる!』

『貫け!リベリオン!』

正面からグリフォンに跳びそのままリベリオンで貫く

互いにぶつかるように交差した後、振り返ると

そこには体にでかい風穴を開けているグリフォンが

『ここまでとはね、まさか、この僕が…』

『お前のことは嫌いだが、全力でぶつかれるいい機会だった』

『くはは…冥土の土産に…もらっ…て…おこ…う』

崩れ落ちながらグリフォンはそう言葉を続け、塵となって消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

「どうしたんだい?」

「…いや」

先ほどまでグリフォンの塵があったところを眺めていた

こいつらが命を擲つほどのカリスマ性を持っている魔王に興味が湧いてきた

「行くぞ」

そう言って歩き始めた時だった

 『凱君、聞こえるか』

持っていた通信機が音を発した

相手はどうやら亡元のようだった

「そっちは終わったみてえだな」

 『…まあな』

「? どうした?」

明らかに様子がおかしい

 『二つ報告がある』

「なんだ?できれば早めに…」

 『五月雨君が死亡した』

「!」

射山が、死んだ?

「嘘じゃ、無いんだな?」

 『ああ、彼女の決死の攻撃で幹部は倒せたが、彼女は』

「…そうか」

結局、何もしてやれなかった

先輩として、何も

 『…彼女から伝言がある』

「…なんだ?」

伝言。なんだろうか

 『私たちの分まで生きてほしい。…だそうだ』

「!…ああ、わかった」

〈私たち〉というのは、おそらく他のOlympusのメンバーのことでもあるのだろう

なら、せめてそいつらの分まで生きていこう

「それで?もう一つはなんだ?」

 『城の外に地獄門が出現し、そこから大量の低級悪魔が溢れている』

「対処できそうか?」

 『やれるだけやってみる。そちらでも止めれないか手段を探してみてくれ』

「わかった。気をつけろよ」

 『お互い様さ』

その言葉を最後に通信が切れる

「何かあったの?凱」

咲夜の問いに軽く息をつきながら答える

「城の外にゲートができて、そっから雑魚が湧いてるんだと」

「! じゃあ、急ぎましょう!」

「ああ、いくぞ」

そう言って俺は扉に手をかける

この先にいる魔王を倒すために

 

 

 

 

 

続く

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回はついに魔界の王であるギルバとの戦いになります!
この作品のギルバは小説版DMCのキャラと同じ名前ですが、キャラ設定は異なります
早くとも明日には投稿かな、と思います

それではまた次回お会いしましょう!



もしよかったら感想とかお願いします
作者のテンションとモチベが爆上がりします

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