幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも、フォーウルムです!
今回のお話は凱の引っ越し?と敵組織と幼馴染の登場についてです!
引越しのやつは前々から考えてました。DMCやってるうちに「これやりたいなぁ」と思ったので実行
名前が痛いのは気にしないでください
敵組織、と言っても下っ端というかなんというか。まあタイトルの通りです
幼馴染はアンケートのやつですね


現在の凱の使えるメモリはこちら!

ヘファイストス ルシフェル リベリオン 
エクリプス プロミネンス トラップ


第29話 堕落者は笑わない/メモリ売り(実働部隊)厄災の箱(幼馴染)

 

 

「「「………」」」

(き、気まずい…)

妖夢は困惑していた

凱に用事があって紅魔館を訪れたのだが

咲夜、霊夢、フランの三人の機嫌が悪そうだった

「こんにち…あやや?どうかされましたか?」

入ってきたのは射命丸文だ

「なんか、みんなが不機嫌なんです」

「はて?なんでしょうね?」

射命丸も首を傾げるが理由はわからない

そんな2人に霊夢が声をかける

「凱が、どっかいったの」

「「えー!?」」

 

 

ーー堕落者は笑わないーー

 

 

 

「こんなでいいかな」

凱が今いるのは人里の外れ、魔法の森の近くの家だ

元々はただの空き地だったのだが紫に許可をとり、護に頼んで作ってもらった

同い年でありながら建築士の資格を持っていたことに驚きだ

内装は家と言うよりも、バーに近い

バーの奥には自分の居住スペースを確保してある

もちろん、隠し扉だってある

決して紅魔館が嫌になった訳ではない

前々から決めていたことなのだ

ある程度日が経ったら移動して家を作る

護がいたおかげで家を作るのには手間取らずに済んだ

あとはここで悠々自適に暮らすのも悪くはないが

真意は別にあった

「完成したようね」

現れたのは紫

「なんとかな。これで始められる」

「まさか()()()()()()()()()()()()()()()をやるなんてね」

「今後必要になるだろ。良くも悪くも」

そう、この店の本来の目的はメモリ

新組織の『栄光の科学結社』に対抗するためだ

ここでやってればおそらく敵の動きや情報が掴めると思い、こうするに至っている

「霊夢達はどうしてる?」

「紅魔館で拗ねてるわ」

「そいつは可哀想なことしたな。呼んでもらえるか?」

「ええ、お安いご用よ」

そう言うと紫はスキマに消えた

 

数分後

 

「何これ…?」

「わぁ、お洒落!」

「綺麗なお店ですね!」

内装が完成したので霊夢達を招き入れる

全員が目を丸くして辺りを見回す

「これ、全部お兄様が?」

「いや、建物自体は護に作ってもらった」

「すごい!ビリヤード台まである!」

「かなり広いみたいだけど、なんの為なの?」

「ここは、便利屋だよ」

「便利屋?」

霊夢の問いを返すと皆が首を傾げる

「ああ、基本的に何でも。人探しから用心棒、相談その他諸々」

「なるほどね。でお店の名前は?」

咲夜に聞かれ、俺は最大限の笑みをしながら答える

「『Fallener don't laugh(堕落者は笑わない)』。《ルシフェル》を使う俺にはぴったりだろ?」

 

その後、霊夢たちとしばらく駄弁っていた

一応表向きはバーのような見た目であるので酒はあった

その酒を飲んだり、ビリヤードを楽しんだりしているうちに、いつの間にか夜遅い時間になった上に、皆が酔い潰れてしまったので紫に頼んで送ってもらった

俺も生まれて初めて酒を飲んだが、案外行けた

そんな小規模な宴会をの後片付けをしている時だった

 

 

カランカラン

「まだやってるか?」

「ちょうど片付け中だ。今ならまだ間に合うぞ」

やってきたのは護だった

こいつは最近とあるやつの家に居候しているらしい

「そいつはよかった。彼女のメモリとドライバーを頼みたい」

「彼女?」

「ど、どうも」

「ああ、あんたか」

護の後ろにいた少女は以前にも会ったことのある人物だった

緑のロングヘアーにカエルと蛇の髪飾りの少女、東風谷早苗だった

「メモリねぇ。護、そういうのは早めにだな…」

「あの!私がお願いしたことなんです!」

ことの発端は早苗の言葉だった

護が居候しているのは守谷神社で今は早苗と共に生活しているらしい

早苗はメモリについては深く知らなかったために、護に色々聞いたらしく、その最中に俺のことを聞いた

さらに護は「凱ならメモリだけじゃなくてドライバーも任せられる」などと漏らしてしまい、だったら今からでもお願いに行こうということになった

「なるほどな」

「そういうことで、なんとかお願いできねえか?」

「お前は少し反省しろ。ただでさえ仕事が溜まってるんだ」

「…反省するよ」

「まあ、護の頼みだ。引き受けてやる」

「ほ、本当ですか!」

「ああ、その代わり他言無用で頼むぞ?」

「はい!」

 

少年質問中…

 

 

「この辺りだな」

凱の持つトレーの中には何本かのメモリがあった

それは早苗にした質問と彼女の体質に合いそうなのを凱が選んだ「商品」であった

「能力や性格、あとは色からしてこの辺りだと思うんだが」

「色、ですか?」

「ああ。生物の魂には色があってな?それで適合するメモリに差が出るんだよ」

「へー」

「なんだそれ。ってか凱、お前そんなの見えたのか?」

()()()()()()()()()だな。なぜかは知らん」

それはへファイストスの適合率が関係しているのだが、彼らは知らない

「あの、何本まで選んでいいんですか?」

「変身用とレイズ用で2本持っとけ。必要になったら追加で売ってやるよ」

「そうですか…。じゃあ、これとこれにします!」

そう言って早苗が選んだのは2本のメモリだった

「《サイクロン》と《ラック》か」

「早苗に合いそうじゃん」

「そうですかね?(えへへ…)」

護にそう言われ、頬を綻ばせる早苗

…甘ったるいな

「そういえば、代金って」

「そいつはサービスだ。次からはそれなりのものをとる」

「わかりました!ありがとうございます!」

そして、ウキウキな早苗にベルトを渡した

ついでに護のも渡したが、必要あるのか?あいつに?

そんなことを思いながら、今日の1日を終えた

 

 

 

 

 

ーーメモリ売り(実働部隊)厄災の箱(幼馴染)ーー

 

 

 

裏路地にはひと組のの男女がいた

一見すればカップルのように見えるが、彼らはそんな関係ではない

「どうだったかしら?羅生」

女は男に問う

羅生と呼ばれた男はため息をつきながら答える

「やめた方がいいっすぜ、あれは」

あれ、というのは凱の店のことだ

「店主の五十嵐凱ってやつは手練れだし、出入りが多い連中の中には賢者(八雲紫)大天狗(飯綱丸龍)がいる。下手すりゃあこっちにまで被害が出ちまう」

「そうね、組織のためにそれはまずいわね」

女は顎に手を置き考える

「姉御、一旦戻りやせんか?」

姉御と呼ばれた女は未だ思案に耽っている

「姉御?一(にのまえ)の姉御?」

「え?ああ、ごめんなさい羅生。なんだったかしら?」

「一度拠点に戻りやしょうって話っす。ここじゃあれだし、しばらくはこっちの()()にゃ影響はないっすよ」

「…そうね。戻りましょうか」

彼女らは栄光の化学化学結社(glorious chemical society)の実動部隊のメンバーだった

彼女らの役割は『メモリの売買』

メモリを取引し、組織に有用な人物を集めるのが主な役割だった

「とりあえず、帰ったら夕食にしましょ。貴方が作りなさい」

女の名前は一 凛(ニノマエ リン)

「へいへい、わかりやしたよ」

彼女に付き従うこの男は猿樂 羅生(サルガク ラショウ)

この二人が凱たちと本格的に対立するのは、まだ先になりそうだ…

 

 

 

護は一人で路地裏にいた

その手には特殊な通信機があった

プルルルル プルルルル

ガチャ

「もしもし。ああ、俺だ。遅くなって悪かったな」

「なんだよ?あー、それはすまん。やっと凱が立ち直ったらしくてな」

「そうだ、そうそう。名前?確か『墜落者は笑わない』だっけか?ちげえわ、堕落者だ」

「問題ねえよ。あいつなら今周りの女の子に囲まれてハーレ…ああうっせえうっせえ!大声出すな!」

「そんなんじゃせっかくのお嬢様が台無しだぜ?わかってるよ。こっちはまだ動いてないらしい」

「わかった、わかったよ。そっちはどうだ?そうか、そいつはよかった」

「こっちに来たら連絡くれ。ああ会わせてやる」

「ああ、またな、姫乃」

彼は通話を切る

凱の幼馴染であり、問題児の幻想入りは

果たしてどうなることやら

 

 

 

 

 

続く

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は、幼馴染か早苗の話になるかなーって思ってます
気が変われば別の話を書くでしょう!(他人事)

今回登場した《ラック》メモリと敵組織の凛と羅生はメモ男さんのアイディアです
いつもいつも感謝しております!
他の方のアイディアもお待ちしておりますのでぜひお気軽に連絡ください!


それではまた次回お会いしましょう!

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

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